男性の声「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
大神「っ!?あれは、悲鳴じゃ!!あそこか!?」
大神は悲鳴が出た場所へ走る。そして、
木々の近くで、血まみれになって倒れている男性の姿があった。
大神「おい!!大丈夫かぃや!!」
大神は倒れた男性を抱える。
男性「うう・・・。あ、頭に・・・角・・・・。うっ。」
男性はそう言って、目を閉じた。そう。死んでしまったのだ。
大神「お、おい!!頭に角じゃと・・・!?そう言えば、
この男の傷。まるで誰かに殺されたみたいじゃのォ。
もしかして、この村に侵略者が・・・!?」
大神は男を抱えながら、どこかへと走った。そして、
木々の中から二人のターナー星人が頭だけ出して来た。
大神は死んだ男を病院へ連れて行き、そこにいる人々に、
侵略者がいるかも知れないと語っていた。
医師の男性「え!?宇宙人らしい奴に殺された!?」
大神「そうですき!頭に角と言えば、
どこぞの怪人にちがいありまへんわ!!!」
医師の男性「あははははははは!!冗談はいかんがな。
実は、熊とかにでも殺されたんじゃないんか?近くの森では、
熊が出るところもありますが、
連中が何とか狩っているから、大丈夫かと思うんだがの?」
どうやら、医師は信じてもらえないそうだ。
大神はコンビニで食品を買い、母親のいる家へと帰った。
大神の母「おかえりなさい。無事で何よりどす。」
大神「・・・・いえ、母さん。少し、よろしいでしょうか?」
大神の母「何なら?」
大神「途中で何者かに殺された男がいたき。その男は、
頭に角の付いた何者かに襲われたそうですわ。
もしかしたら、
宇宙人がこの村を狙っているかも知れまへん。」
大神の母「宇宙人!?馬鹿を言っちゃいかんけ。こんな村を、
いかなる悪党が興味を持つワケないがな。」
大神「ですが、わしにはわかる気がします!ここに、
敵が来る事を・・・!ですが、ご安心ください・・・。
この地球防衛軍のメンバーであった、
このわしが守って見せますんど!!」
大神の母のいる家の近くで、
ターナー星人が木々の中に隠れながら、
その家の様子を見ていた。
ターナー星人A「あの男は、地球防衛隊のメンバーだったのか!」
ターナー星人B「だとしたら、少し厄介な事が起きたわね・・・。」
ターナー星人A「この家を狙うのは後にしよう。今は、
他の人間を殺し、この村の人口を減らさねばならない!」
ターナー星人B「ええ。間もなく、手下たちも来るわ。」
二人のターナー星人は木々の中でどこかへ去った。
そして、ついに。この村の近くの森で、灰間と日下部が来た。
灰間と日下部はそれぞれ棒型異常反応探知機を持って、
この森を調査していた。
日下部「間違いないわ!!
辺りに地球外エネルギーが少しだけあるわ。
つまり、この森に宇宙人が潜んでいるのよ・・・!」
灰間「ああ。こちらもわかったぜ。宇宙人は近くにいる・・・!」
そして、灰間と日下部の姿を、少し遠くにある木々から、
二人のターナー星人が隠れながら見ていた。
その時、灰間のペンダントが光る。
灰間「むっ!?そこかァ!!」
灰間は星人が隠れている木々に向かって、
バルガンの銃弾を撃つ。
その木々から二人のターナー星人がジャンプして出てきた。
ターナー星人「とあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
日下部「っ!?う、宇宙人!!」
そして、二人のターナー星人が灰間と日下部の前に着地する。
灰間「頭に角って事は、宇宙人丸出しじゃねーか!おい!!」
ターナー星人A「我々ターナー星人は、
いかなる邪魔者は許さない!!」
ターナー星人B「そのために、あなたたちは抹殺する!!」
ターナー星人はそう言って、
それぞれ剣を持ち出し、灰間と日下部に斬りかかる。
日下部「させないわ!!」
日下部はバルガトリングから無数の銃弾を発射させて、
二人のターナー星人を攻撃する。
ターナー星人「ぐわあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」
日下部の攻撃を受けたターナー星人の二人は倒れて、消滅した。
日下部「ふぅ・・・。これで宇宙人は全滅ね。」
灰間「いや。敵はまだ残っている気がする。
念のため、まだ調査するぞ。」
日下部「そうね・・・。そう言えば、この近くに村があると聞いたわ。」
灰間と日下部はこの森の調査を続けるべく歩いた。
そして、遠くの木々に隠れながら、見ている者たちがいた。
それは、死んだハズの二人のターナー星人であった。実は、
日下部が倒したのは、姿が全く同じの手下であったのだ。
ターナー星人は二人だけではなく、大勢いるのだ。
ターナー星人B「よくも我が手下を・・・・!」
ターナー星人A「あれが、地球防衛軍か。
奴らをどう対抗するか・・・。」
かくして、大神のいる村についた灰間と日下部。
そして、灰間のペンダントがまたも光り始めた。
灰間(感じる・・・!
ターナー星人とやらがこの村の近くにいやがる・・・。)
日下部「何か、この村は平和って感じね。一応、大丈夫・・・。」
日下部が言ってる途中で、突然に女性の悲鳴が聞こえる。
女性の声「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
灰間と日下部「・・・なワケないか!!!」
灰間と日下部は悲鳴が出た場所へと走った。
そこで、一人の女性が怯えながら立っていた。
そこに来る灰間と日下部。
灰間「どうしたんですか!!?」
女性「し、し・・・!し、死んで・・・る・・・・!!」
日下部「死んでる・・・!?あっ!!」
灰間と日下部は驚いた。その近くには、
二人の男女が血まみれになって倒れていた。
日下部「し、死んでいるわ・・・!!」
灰間「もしかして、星人がやったのか!?」
日下部「もし、そうだとしたら・・・!灰間!!」
灰間「ああ。警戒する必要があるぜ・・・!」
灰間と日下部は、この村をターナー星人から守るべく、
調査及び警備を続けていた。だが、星人は密かな行動で、
またも人間を殺してしまうだろう。
その前に、灰間と日下部は、
星人を見つけて、倒す事ができるだろうか。
つづく
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