鉄郎「勝つさ。何故なら、息子はウルトラマンだからさ。
ウルトラマンは最後まで諦めずに、多くの悪を倒した。
だから、翔だって最後まで諦めずに勝ってくれるハズだ。」
老人「そうじゃ。勇者ナルドやマリア姫様も、
灰間が勝つ事を望んでおる。
灰間よ。死ぬでないぞよ・・・!」
美由紀「そうね・・・。信じなきゃ、息子を・・・。」
徳丸「灰間・・・・。」 森下「翔ちゃん・・・・。」
ダークロイアは口から少しだけ細く黒い光線を発射した。
ウルトラマンティアーズ「ハイパーリフレクト!!!!」
ティアーズはハイパーリフレクトでそれを防いだ。
ダークロイア『死ヌガ良イ・・・・!』
ウルトラマンティアーズ『死んでたまるか!!シュワッ!!』
ティアーズは光線を防いでいる光の壁を残して、
ジャンプ。そして、
ティアーズは一瞬だけ二人に分身して、
ダークロイアの顔にキックした。
それにより、ダークロイアは光線を止める。
そして、ティアーズは一つに戻る。
ウルトラマンティアーズ「アームシュート!!!」
ティアーズはアームシュートでダークロイアを追撃する。
ダークロイア「ファホオオオオォォォォォウオオオオオォォォォォ」
ダークロイアは再び8本の刃を伸ばす。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・!!」
ティアーズはバック転でこれを避ける。しかし、
1本の刃がティアーズを斬ってしまう。
ダークロイア「ファホオオォォォォォウオオオオオォォォォォォ」
さらにダークロイアは8本の刃で、
ティアーズの手足と首に巻き付く。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・!!・・・・・・・!!」
ウルトラマンクリスタル「うおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
クリスタルはリムズンを連続で殴っていた。
リムズン「ユエエエエエェェェェェェェン!!!!」
ウルトラマンクリスタル「せい!!!」
クリスタルはキックでリムズンにダメージを与える。
その時。クリスタルのカラータイマーが赤に変わった。
ウルトラマンクリスタル「ふん!!とおおおおぉぉぉぉぉう!!!」
クリスタルはリムズンを頭を両手で掴み、
それでリムズンを思い切り投げ飛ばした。
リムズンはゆっくりと立ち上がる。
リムズン「ビエエエエエェェェェェェェン!!!」
ウルトラマンクリスタル「はあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
クリスタルはリムズンの頭にチョップを打ち込む。
リムズン「エエエエエエエェェェェェェン!!!!」
ウルトラマンクリスタル「エクセリック光線!!!!!!!」
クリスタルはエクセリック光線でリムズンを攻撃。
リムズン「ギャアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!!」
リムズンは爆発した。これで、守護魔獣の1匹は死んだ。
バルワンダーDXはレーザーバルカンでエルミニアを攻撃。
しかし、全く通用しない。
エルミニア「ガルルルルルルルルルルルルル!!!!」
大神「この魔獣を倒すには、
もうBARブレイカーしかない!!
超悪魔なら灰間がきっと倒してくれる・・・!
そう信じよう!!!」
エルミニア「ウオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!!」
大神「BARブレイカー発射!!!!!」
バルワンダーDXはBARブレイカーで、
エルミニアを攻撃する。
エルミニア「ギャアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!」
BARブレイカーを受けたエルミニアは爆発し、死んだ。
これで守護魔獣は全て倒され、残るは超悪魔だけとなった。
バルワンダーDXがエルミニアを、
倒したところを見た隊員たちは喜ぶ。
上川「やったあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
叶野「BARの科学が守護魔獣を倒したぞ!!」
緒川「残るは超悪魔だけよ!!!」
ティアーズはまだダークロイアに締め付けられている。
ダークロイア「ファウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥン」
ダークロイアは両目からの光線でティアーズを攻撃する。
ウルトラマンティアーズ「ウワアアアアァァァァァァァ!!!!!」
その時、ティアーズのカラータイマーが赤に変わった。
ダークロイア『ティアーズヨ。オ前ハ私ニハ勝テナイ。
前ノ戦イニ負ケタヨウニ、貴様ハ今回モ負ケルノダ・・・!』
ウルトラマンティアーズ『ふざけんな・・・!
今回ばかりは負けられないんだ!!
だって、ここには守りてェ人たちがいるんだからなァ!!!』
そう。ティアーズの後ろには、BAR基地がある。
そこには、BARの隊員たちや、野口がいたのだ。
ウルトラマンティアーズ「ウルトラアタックライト!!!!!」
ティアーズはウルトラアタックライトを発動した。
これにより、自身を巻き付けた8本の刃が爆発し、
ティアーズの身体から離れる。
ダークロイア「ファホウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥン」
ウルトラマンティアーズ「プラズマレイガン!!!」
ティアーズはプラズマレイガンでダークロイアを攻撃する。
ダークロイア「ファホオオオォォォォォウオオオォォォォォ」
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・!?」
ティアーズはゆっくりと倒れそうになる。
だが、まだダークロイアを、
倒そうとする闘志はまだ残っている。
ダークロイア『何故ダ・・・!何故、ソコマデ戦オウトスル!?
何故、ココマデニナッテ、私ヲ倒ソウトスル・・・・!!?
モハヤ、貴様デハ私ヲ、
倒ス事ハ不可能ダト言ウノニ・・・・!!!!』
ウルトラマンティアーズ『決まってんだろ!?
守りてェからさ。
この星の人間を・・・!この星の未来をよォ!!!だから、
俺は絶対に負けねェ!!
お前だけは何が何でも倒してやるぜ!!!!!』
ダークロイア『良カロウ!!ナラバ、
勝負シヨウデハナイカ・・・!
貴様ノ正義ノパワーカ、私ノ悪ノパワーカデ!!!!!』
ダークロイアの口に邪悪なオーラが集まる。
ウルトラマンティアーズ「ファイティウム光線!!!!!」
ティアーズはファイティウム光線でダークロイアを攻撃した。
だが、ダークロイアはまだ倒れない。
大きなダメージを受けたが。
ダークロイア『マダ・・・負ケヌウウウゥゥゥゥゥゥ!!!!!』
ウルトラマンティアーズ『超悪魔め!
ファイティウム光線でも駄目か!?
いや、まだ一つだけ残っている・・・!こうなれば、
ティアーズの全パワーを使い切ってやるぜ!!
うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!』
ティアーズの身体から物凄い光を発した。
老人「む・・・・っ!?」
美由紀「どうしたのですか!?」
老人「灰間め・・・!
ティアーズのエネルギーを全て使うつもりじゃ・・・!!」
鉄郎「何!!?」
ウルトラマンティアーズ『おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』
ティアーズは光り続け、目の近くについた模様が青く光る。
ダークロイア『死ネエエエエエエェェェェェェェ!!!!!!』
ダークロイアは口から、
物凄く巨大なドス黒い光線が発射された。
これを浴びるティアーズ。
基地から出た日下部と野口がそれを見る。
日下部「灰間!!!!!」 野口「灰間君・・・・!!!」
だが、ティアーズはまだ負けていない。
身体がまだ光り続けている。
そして、ファイティウム光線の構えをとる。そう。
これが最後のファイティウム光線だ。
ウルトラマンティアーズ『ファイティウム光線!!!!!!!!!!』
ティアーズは今までより超巨大な、
ファイティウム光線を発射した。
その光線がダークロイアの放った光線を打ち消し、
ダークロイアを包んだ。
ダークロイア「ファホオオオォォォォォウオオオオォォォォォォォォ」
日下部「や、やった!!灰間が勝ったわ!!!」
野口「これで地球は平和に・・・・!!」
その時、ティアーズはゆっくりと倒れた。
ウルトラマンティアーズ「・・・・・・・・・・・・・。」
日下部「え・・・・・・!!?」
野口「は、灰間君・・・・・!?」
コリス「ティアーズ・・・!
全エネルギーを使い果たしたのか・・・!!でも・・・!」
コリスはいつの間にクリスタルから戻っていた。
そして、ダークロイアもゆっくりと倒れる。
大神「どっちが死ぬんじゃぃ!?」
ウルトラマンティアーズの姿が光と共に消えてしまった。
野口と日下部「灰間(君)!!!!!!!!」
その時、ダークロイアの姿も大爆発で粉々になった。
これで、ダークロイア。超悪魔は死んだ。
しかし、ティアーズは。
大神「灰間・・・。良くやったけ。」
上川「灰間君・・・・。」
叶野「だが、超悪魔は倒した。それで良いじゃないか・・・!」
緒川「そうですわ。地球の平和は守られた。そして・・・・。」
隊員たちと野口は悲しんだ。
灰間が消えた事に。しかし。
次の日。とある草原で、野口と日下部が走っていた。
野口「灰間くうううぅぅぅぅぅん!!!」
日下部「ここにいたのね!!」
二人の前に灰間がいた。灰間は生きていたのだ。
灰間「やっぱ。皆、集まったんだな・・・。」
灰間の前には、野口と日下部だけではなく、
両親や老人、BAR隊員や森下に徳丸がいた。
そして、大岩も。さらに、コリスやサキもいた。
日下部「もう!!心配したのよ!?
あんな無茶な事で決めちゃって!!」
野口「でも・・・。また、無茶をするのよね・・・?」
灰間「・・・・多分な。だろ?姫君の使い。」
老人「うむ。超悪魔が消えたとしても、
魔星から地球を、
狙いにやって来る悪党が多く存在する。
勇者ナルドとマリア姫様がこう告げておる。
魔星へ行き、
悪しき魔族を全て倒せと・・・・!!」
灰間「つまり、魔星でずっと戦い続けろって事か・・・。
あの星にいる悪を全て倒すまで・・・・。」
大神「つまり、何日・・・何か月・・・。いや、
何年もかかるっちゅーんかぃ!?」
日下部と野口「そ、そんな・・・・!?」
美由紀「嫌よ!!息子にそんな事をさせるなんて・・・!!」
大岩「こりゃ!クソじじい!!
そんな何年もかかる戦いで、
もし死んだら、どうなるんじゃぃ!?お?こりゃ!!」
徳丸「またいつも通り、
地球で平和を守るように戦えば良いじゃない!!」
森下「そうだよ!それを繰り返せば、きっと・・・!」
灰間「・・・・・しかし。それを繰り返している間に、
多くの魔獣軍団が現れたり、
第2、第3の超悪魔が現れる・・・。だろ?」
老人「そうじゃ。そうなる前に、
お前は魔星へ旅立たねばならん。」
灰間「・・・・・だってよ。皆。悪いけど、
ここで御別れが来たようだぜ。」
美由紀「翔!!うあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
美由紀は鉄郎に泣きついた。
鉄郎「・・・翔よ。今度は、
お前自らより家族と離れるのだな。」
灰間「多分な。親父のように長い間、戻れねェかも。」
森下「翔ちゃん。本当に行っちゃうの?」
徳丸「嫌なら、ここにいても良いんだよ?」
灰間「ありがとう。でも、行かなきゃならねェんだ。」
大神「灰間。地球は我々BARに任せんかぃ。」
叶野「地球に魔獣が来ても、
お前の代わりに立派に戦おう。」
上川「だから、魔星でも頑張ってね!」
緒川「魔星でも友達ができると良いわね。」
灰間「BARの皆・・・。今までありがとうございました。
これから俺はBARを辞めます。」
大岩「おう!灰間。お前が魔星へ行っても、
わしがその星へ行って、
いつかは必ずおどれに勝っちゃるけェの。」
灰間「ふっ。お前にゃ無理だよ・・・。
けど、待ってやろうかね。」
老人「灰間よ。魔星へ行けぃ!魔星より、
全ての悪を取り除くために戦うのじゃ。
勇者がそれを望んでおった。
じゃが、心配はいらん。この星に、
新たな光の戦士がやって来る。
そう感じるんじゃ。
地球の平和はその者に託そうではないか。」
灰間「ああ。任せとけ。」
サキ「・・・・君も行くんでしょ?コリス君。」
コリス「うん。もし、魔族にも夢があるなら、
それがどんな夢か見てみたいんだ・・・。」
サキ「そう・・・。またしばらく会えなくなるのね。」
コリス「大丈夫です。また会えると思います。」
サキ「ええ。信じているわ。」
そして、コリスは灰間に近づく。
コリス「灰間。僕も魔星へ行くよ。
一緒に悪い魔族をやっつけて、
魔星を良い星にしようよ!」
灰間「ああ。よろしく頼むぜ。先輩。」
日下部「灰間・・・。本当に行くのね。魔星へ。」
灰間「ああ。例え、離れ離れになっても・・・。」
日下部「私とあんたは、
本当の友達である事を祈りたいわ。」
灰間「ああ。俺が旅立っている間に、
地球は任せたぜ。」
日下部「ええ。守って見せるわ。あんたが守ってくれた、
この星をね。だから、早く行きなさいよ。ウルトラマン。」
灰間「おう。少女隊員。」
野口「灰間君・・・・。」
灰間「野口・・・。ごめんな。側にいてやれなくてよ。」
野口「本当に旅に出ちゃうの・・・?」
灰間「出るさ。」
野口「・・・・いつ戻って来るの?」
灰間「何年かはかかるかも知れない。
もしかしたら・・・。」
野口「・・・う。いぅ・・・。ぐす・・・・!」
灰間「大丈夫だよ。俺は必ず帰って来る。この星へな。
例え、何年間も魔星にいても、
俺はお前を愛している事に代わりはねェさ。」
野口「・・・・・っ。灰間君・・・。大好きよ。」
灰間「俺もだ。野口・・・。」
そして、灰間と野口は抱き合った。
そして、すぐに離れた。
灰間「・・・・皆!!!俺は魔星で長い旅に出る!!
何年かはわからないけど、
俺はまたこの星に戻る!!!
必ず・・・!また会う時まで!!!」
野口「灰間君・・・。また側にいてくれる?」
灰間「ああ・・・。また会う時まで。」
野口「また会う時まで。それまで待ってるわよ。」
灰間「うん。」
鉄郎と美由紀「翔・・・・。」
灰間「親父。母さん。行ってきます。」
鉄郎と美由紀「行ってらっしゃい。」
老人「ゆけぃ!!新たな勇者よ!!
地球と魔星を平和にし、
二つの星が共存する、その時まで!!!」
灰間「・・・・・ああ。」
コリス「行こう。ティアーズ。」
灰間「おうよ。クリスタル。」
そして、灰間とコリスは歩く。その間に灰間は皆にこう言う。
灰間「皆。また会う時まで。」
そして、灰間とコリスは横に並び変身を始める。
コリス「シュワッチ!!!!!」
灰間「ティアーズ!!!!!」
コリスはウルトラマンクリスタルに、
灰間はウルトラマンティアーズに変身した。
ウルトラマンティアーズとウルトラマンクリスタル「シュワッチ!!」
ティアーズとクリスタルは空を飛んだ。
宇宙にある魔星へ向かって。
野口「ウルトラマン!!!
さようならああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
野口たちは二人のウルトラマンを見送った。
二人の少年がまた会えると信じて。
こうして、ウルトラマンティアーズの物語、
姫君の涙の物語はこれにて終了しました。ティアーズは、
クリスタルと共に、魔星で戦い続ける事になるでしょう。
しかし、ご安心ください。ティアーズとクリスタル。
二人のウルトラマンは必ず生きて、
またかけがえのない星、
地球に戻って来てくれます。
ウルトラマンティアーズと灰間翔は、
再び愛する者たちの元へ必ず戻る事でしょう。
その時まで、さようなら。
ウルトラマンティアーズ。
また会う時まで。
ウルトラマンティアーズ 完
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