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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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コリス「一人ずつ見る・・・・信じる・・・・使命・・・・・。」

そして、コリスは真剣な表情をした。今までより熱そうな感じだった。


隊員たちは司令室で、戦いの時を待っていた。

シュドー「畜生・・・!クロネ星人って野朗に、

地球を渡してたまるかってんだよ!!」

テブリッシュ「ああ・・・!あの星人は確か、

我々人類を大分なめているからな!負けてられないな!!」

イチゴ「あの星人は何としても僕ら人類が倒さなきゃ・・・っ!」

3人の男はクロネ星人に対して怒りの炎を燃やしていた。

だが、サキだけ悲しい表情をしていた。

サキ「・・・ねえ。3人とも・・・。」

シュドー「ん?」 テブリッシュ「何だぃ?」

サキ「人間って・・・そんなに闘争心丸出しなのかな・・・。」

シュドー「なーに言ってんの?闘争心さえあれば戦えるさ。」

サキ「そうじゃないんです!!私、思うんです・・・。

人間って一体何なのかって・・・・。」

テブリッシュ「サキ・・・。一体、どうしたんだ??」

サキ「・・・・あの星人は確か、人間はこの星で最も残酷で卑怯で、

自分勝手だって・・・。あいつらの言う事は本当だと思うの・・・。

大人たちは子供の意見を聞かずに、自分勝手をやっていて、

強者が弱者を虐げていたり、

己の欲望のために他人を犠牲にしたり・・・。」

イチゴ「サキちゃん・・・・。」

サキ「私がそれを知ったのは、全て父と母、

そして周りの大人たちから教わったからです。私の父は昔、

研究に執着しすぎて娘の私を無視して、

母を見殺しにしてしまいました・・・。

それで私は、大人を信じない事もありました・・・。」

シュドー「おいおい。いきなり過去話かぃ?どうしたんだ?さっきからよ。」

サキ「・・・・あなたたちの過去は何ですか?」

テブリッシュ「ん?何故、その事を・・・。」

サキ「あなたたちにとって人間とは何なのか知りたいからです・・・。」

シュドー「ふ~む。そうだな。俺はガキの頃、

テロ事件で母さんを殺されたよ。

それから父さん一人で育ててくれたよ。

・・・・まあ、俺が言うには何だが、人間っていろんな奴がいると思うぜ?

隣のおばちゃんが俺の母代わりをやってくれたしよ。」

テブリッシュ「俺は両親を持っているが、

雄一の嫌な事があったと言えば、学校でよく虐められた事かな。

俺の漫画がつまらんと罵る連中がいたな。

けど、そんな俺に優しくしてくれる奴等もいたよ。そいつらと一緒に、

虐める奴等を倒したさ。一度、他人を信用しなかったけど、

優しい心さえあれば全てを信じられるもんだな。人間も・・・。」

イチゴ「僕は両親がいない頃かな。母は海外出張だってさ。

でも、僕は信じたよ。

必ず帰って来るって・・・。大人は汚いとよく聞くけど、

そんな大人にだっていろいろ忙しい事があると思うかも知れない。

僕は人間を信じているよ。だって、全て悪いワケないじゃないか。」

サキ「皆・・・。」 サキは3人の笑顔を見て、心が染みそうになる・・・。

イチゴ「だからさ。サキちゃんも信じようよ。人間をね・・・。」

サキ「・・・・・はい。」 サキは涙ながら笑顔で返事した。

隊員たちは人間たちの愚かさを知ろうとも、

立派に生きていける素晴らしい奴等ばかりなのだ。

サキ「私、知りました・・・。

人間だって良心くらいは残っている事を・・・。」

シュドー「そうそう!俺達はいつでも良い心を持たにゃいかんのよ。

それに、汚さは美しい心を引き立てるためにあるって聞いたしな。」

テブリッシュ「うん。人間たちは過ちに気づける。

その時を信じて、俺達は戦ってるんだ。」

サキ「はい・・・。やはり、この地球は人間たちが守るべきですね。」

イチゴ「うん。一緒に倒そう・・・クロネ星人を・・・・!!」

隊員たちが会話している間にも、既に時は流れつつあったのだ。


午後8時50分。決断の時は後5時間となったのだ。

モモは世界各国から代表を集めて、

クロネ星人対策会議を始めていた。

モモは必死にクロネ星人やダークロンの事を語る事で、

代表たちはそれぞれ恐怖を感じたり、緊張を走らせたりしていた。


コリスはロードラッシュで、とある暗い森を走っていた。

コリスは一体、何を探しているのだろう・・・。

コリス(感じる・・・。この辺りだ・・・!)

そして、ロードラッシュは紫の霧がかかっているところへ停まった。

コリスはそこでロードから降りて、そこを歩く。

コリス「・・・・ここにいるんだろう!?亡霊少女!!」

どうやら、コリスは気配で亡霊少女を探していたのだ。

そして、コリスの前に亡霊少女が出てきた。

亡霊少女『私を必死に探したと言うのは、

とうとう結論が出たと言う事ね・・・。』

コリス「・・・・そうだ!」

亡霊少女『私と一緒に協力する気・・・出た?』

コリス「・・・人間を殺すんでしょ?悪いけど・・・。」


DGC基地司令室に、モモが戻って来た。

モモ「会議で決定が出たわ・・・!」

イチゴ「それで、どうだったのですか・・・!?」

モモ「言うまでもないわ・・・。クロネ星人に降伏する事を・・・・。」


コリス&モモ「受け入れない!!!!」


亡霊少女『・・・・それ、二度も聞いたけど・・・?』

コリス「僕は知ったんだ。全ての人間が悪いワケじゃないって・・・!

君は人間が悪い事したくらいで、

全ての人間が悪いと思っているんだろ?」

亡霊少女『・・・・っ?』

コリス「人間にはいろんな人がいる。

良いのと悪いのと分かれて当然だって。

そう。優しい人だって多くはいるハズだ!だから、

もう一度信じてよ!!人間を・・・・!」

亡霊少女『・・・・それはできないわ。私はちゃんと知ってるよ。人間を。』

コリス「違う!!君は人間を完全に知っていない!!僕は、

人間を信じる!人間は・・・今までの過ちに気づいて、

君達に詫びてくれる!!僕はそれを信じる!!」


サキ「ついにクロネ星人と戦争ですね・・・・っ!!」

モモ「ええ・・・。これから、クロネ星人に勝つ作戦を開始するわ。」

シュドー「さっすが隊長!!今すぐ戦うワケですねっ!!」

モモ「ええ。敵は確か、グアム島を占領したわね?

我々が先攻して、そこを一気に叩くわ。」

テブリッシュ「なるほど。敵拠点を先に制圧して、

全滅させるワケですね!」

モモ「そう。その担当は。スカイラッシュ1がシュドー。

スカイラッシュ2がテブリッシュ。そして・・・・。

私がスカイラッシュZEROで行くわ。」

サキ「世界各国からも優秀な部隊を送ろうとする予定です。」

イチゴ「では、僕とサキちゃんは怪獣の対策を・・・。」

モモ「よろしく頼むわ。」

サキ「・・・・そう言えば、コリス君がいないのですが・・・。」

モモ「ああ。彼なら大丈夫。彼も彼なりに、

宇宙人と戦っているつもりよ・・・。」

イチゴ「そ、そうなんですか・・・。」

モモ(本当にそうよね?コリス。信じているわよ・・・。)


モモはコリスがクロネ星人のところへ、

向かっているのではないかと思っていた。だが・・・。

亡霊少女『・・・・そう。じゃ、見て。これを・・・。』

コリス「・・・・っ!?」

コリスは亡霊少女が指さしたところを見る。すると、

そこに多くの墓が立ててあった。一体、この墓地は何だろう・・・?

コリス「こ・・・これは・・・・・!?」

亡霊少女『・・・・汚い人間たちに殺された弱い人間たちの末路よ。

見た目が古いのはわかる?それは、弱い人間が、

死んだ弱い人間が天国へ行けるように造ったのよ。

自身だけの手でね・・・。』

コリス「・・・・そうだったんだ・・・・。」

亡霊少女『弱い人間を助けてくれる人間なんて一人もいない・・・!

だから、私はその人間を許さない!!滅ぼしてやるのよ!!

クロネ星人と一緒にね!!!!」

つづく

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