不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
そして、次の日の朝。高町邸の玄関より制服姿の光次郎が出ようとした。
あかり「行ってらっしゃいませ。」 あかりはそう言いながら、光次郎を見送る。 光次郎「うん。行ってきます。」 どうやら、光次郎は学園へ行くつもりだ。 あかり「・・・・・っ。あの偽者・・・・いつ出るのかわかりませんが、その時は・・・・!」 光次郎がいなくなった事を確認したあかりは少し真剣な表情になり、和室へ行った。 どうやら、あかりは自分の偽者を許せず、奴の出現に備えて待機した。 街中を歩く光次郎は、桜と青井と出会った。 光次郎「おはよう。桜ちゃん。奈々ちゃん。」 桜「おはよう。光次郎君。」 青井「・・・・・おはよう。」 3人はそのまま一緒に学校へと歩いていた。その時、青井は小さく呟く。 青井「・・・・・昨日は・・・ごめん・・・・。」 光次郎と桜「えっ!?」 二人は何故か青井が謝る事に気づく。一体、青井は何に謝ったのだろうか・・・? 光次郎「・・・・今、なんて・・・・・?」 青井「・・・・・あんたに言ってるのよ。あんた、ライターが好きだと思っているから。」 光次郎「・・・・・そうか。じゃぁ・・・許すよ。それに、こっちからもごめん。」 青井「・・・なんであんたが謝るワケ?」 光次郎「僕も・・・・あの時、奈々ちゃんにあんなに怒ってしまって・・・・。」 青井「・・・・・っ!べ、別に許すけど、怒られるのが隊員としての常識じゃないの!? ・・・・ってか、たまには青井って呼んでくれないかしら!?」 光次郎「へぇ・・・・。じゃあ・・・・・・青井さん・・・・でいいかな?」 桜「・・・・くすっ。」 桜は二人のやりとりを見て、微笑んだ。 どうやら二人は仲直りをしそうになりそうなので、安心しようとした。 青井「・・・・・っ。まあ・・・・その一言だけでいいけど?」 青井は少し納得したか赤くなりながらもそう言った。光次郎と桜はそれを見て、笑った。 光次郎と桜「はははは・・・・・っ!」 こうして、3人は秋田学園の、自分たちのクラスに入った。 どうやら多くの生徒たちが何やらにぎやかに話し合っているそうだ。 男子生徒「・・・・どうやら、昨日、マリオネットライターが暴れていたらしいぜ。」 「嘘だろ?あの正義のお姉さんがよ・・・・。」 「俺は結婚したい程に好きだったのになァ・・・・。」 女子生徒「私も憧れていたのに、あんまりだわ・・・・。」 「なんで急に暴れだしたのかしら?」 「昨日は信じられないよ。あの優しい巨人が・・・・。」 男子生徒「一体ライターに何があったのだろうね?」 女子生徒「わからないわ。・・・・・あの女神が、悪魔になっちゃったなんて・・・・。」 光次郎「なんかクラスが騒がしい事になってるな・・・・。」 青井「きっと、昨日ライターが暴れていた事が噂になってるのよ・・・・!」 桜「皆、ライターが好きだったのに彼女が悪意を持った事に信頼をなくそうとしているんだわ。」 光次郎「・・・・・今まではあんなにライターブームについて話し合っていたのに。」 男子生徒「俺さ・・・・。マリオネットライターのフィギュアを10個くらい買ったんだぜ。 あれは一個につき、何千もしたんだ。でも、今じゃ損した気分になりそうだなぁ・・・・。」 「俺も、今度、ライターの同人誌やイラスト集を出そうと思っていたんだ・・・・。」 女子生徒「私も、マリオネットライターのコスプレをしようと思ったけど、やる気がなくなったわ。」 光次郎「そうそう。今度、マリオネットライター祭りがあるんだよねェ。」 青井「・・・・・って、他人の話に割り込むような事してどうするのよ。」 桜「・・・・でも、マリオネットライターが何故、あんな事を・・・・。」 光次郎「・・・・僕、実はマリオネットライターが暴れた理由を知っていたんだ。」 桜と青井「ええっ!!!?」 二人は光次郎の発言に驚く。 光次郎「昨日、街を破壊したライターは・・・・実は偽者だったんだ。」 桜「に・・・偽者・・・・??」 青井「でも、なんでそんな事を簡単に考えられるの!?」 光次郎「・・・・よく考えてよ。昨日のライターの姿・・・なんか変だったんじゃないか?」 桜「・・・・っ!確かに昨日のマリオネットライター・・・・体が緑だったわ。 クリスタルタイマーも元から赤かった。何もかも色が違ったわ。」 青井「・・・・・それに、必殺技の名を叫ぶ以外掛け声もなく、声もなんか違っていたわ。 まさか・・・・誰かがマリオネットライターに変装しているんじゃ・・・・・!!」 光次郎「そうさ!あのライターは何者かが化けた偽者なんだ・・・・!!」 桜「そうだよね・・・・。そうだと信じたい・・・・!本当のマリオネットライターなら、 何も事件がないのに、すぐに現れて何の理由もなく暴れる事ないよね。」 青井「確かに・・・・。本物のライターはデスナイトの巨大兵器から平和を守る存在だわ。 ・・・それに、本物なら4分間だけ活動する。昨日のライターは、4分以上活動していたわ!!」 光次郎「うん!タイムリミットの4分以上も動いているライターなんてありえないっ!!」 桜「その4分以上でも動けるライターは偽者だわ・・・・!やはり、あいつは偽者!!!」 光次郎「そうだ!あの偽者め・・・・ライターの顔に泥を塗ろうとしやがって・・・・・!! 桜ちゃん!すぐ、SSPに連絡するんだ!昨日のライターは偽者なんだって!!」 桜「了解!!やってみるわ!!」 数分後、光次郎は廊下を歩いていた。そこで、聡子と出会っていた。 聡子「・・・・・昨日、マリオネットライターが街を破壊したってね・・・。」 光次郎「あっ!聡子さん。」 聡子「・・・・・・・残酷だよね。いきなり正義の味方のお姉さんが悪の巨人になるなんて。 光次郎君は何故、ライターが暴れたと思っているのかな?」 光次郎「・・・・・あのライターは実は、偽者だったと思います! 本物のライターが罪のない人たちの平和を破壊するワケありません!!」 聡子「ふふっ。そうだね。ライターがあんな事するワケないもんね。」 聡子は微笑んで光次郎の頭を撫でた。光次郎も微笑む。しばらくして、彼女は彼の頭を放した。 聡子「あのライターは偽者だといいわね。私もライターのファンなんだ。」 光次郎「そうですか。でも、あの偽者が正体を表したら、本物が成敗するでしょう!」 聡子「そう^^じゃ、またね。」 聡子は手を振りながら、光次郎から離れた。 光次郎「・・・・・くすっ。・・・・む!?」 彼女を見送りながら微笑む光次郎だが、 すぐにまた誰かが来た事に気づく。榊が光次郎のところへ走ってきたのだ。 光次郎「さ、榊君!!!」 榊「光次郎!昨日のニュースを見たか!?」 榊は光次郎のところで止まってそう言った。 光次郎「知ってるさ。昨日のマリオネットライターが暴れた・・・だろ?」 榊「っ!?あ・・・ああ!そ、そうだ!!あのライターが悪い事するなんて・・・・っ!!」 光次郎「いや。あのライターは偽者だと思うんだ。」 榊「・・・・え?おお!お前もあのライターが偽者だと思っていたのか!?」 光次郎「え!?榊君も僕と同じ想像したのか!!?」 光次郎はまさか榊が自分と同じ想像をしている事に驚いた。 榊「とりあえずなんだが・・・・あのライターは偽者だと思うんだ。」 光次郎「そうだよな。・・・あいつ、緑色をしやがった!本物なら青いハズだ!!」 榊「そうそう。あの時の緑色のニセライター、街を破壊するし、すっげぇ許せなかったぜ!! それにくらべ、本物の青いライターは勇敢で可愛いんだよなあぁ~w」 光次郎「あ・・・・ああ・・・・・・;」 榊「とりあえず、あの昨日の奴はライターじゃない。どっかの遊星人かも知れないぞ。 気をつけろよ。緑色の偽者野郎は絶対に許しちゃおけねぇからな。それじゃ!」 榊は元気良く歩き、光次郎から離れた。光次郎は今の彼の姿を見て微笑んだ。 光次郎「・・・・榊君。君はやっぱり最高の友達だよ・・・・。」 光次郎はしばらく廊下を歩いていた。しかし、何かを見た光次郎は急に足を止めた。 光次郎「っ!?あいつらは・・・・!!」 そう。光次郎の前には、 梶たち弓道部のメンバーがいた。しかし、彼らは何か話していた。 梶「しかし、あのマリオネットライターが昨日、街で大暴れしたとはよォ。」 梶の友人たち「・・・・・だが、あれは事実だぜ。やべぇよな。」 「もしや、ライター。実は本当は凶悪なデスナイトのジャンボロイドで、 今まで正義の味方のフリをして、俺たちを騙したんじゃ・・・・・っ!!」 梶「・・・・かも知れんなァ。つぅかあの女、元々デスナイトのジャンボロイドらしいしな。 ・・・・ってか、俺たちマリオネットライターなんか関係も興味もないし。 もしものときゃ、後はSSPや防衛隊が・・・・っ!」 光次郎は彼らの話を聞くたびに、目を強張り、歯を食いしばり、怒りが込みあがってきた。 光次郎「っざけんなよ!!!!!」 そして、我慢の限界が来たか、光次郎は、 マリオネットライターを馬鹿にした梶たちを許せず、彼らに物凄い怒声をかけた。 梶「あぁ・・・・!??あっ!!」 梶たちはその声を聞いたか、切れそうに後ろの方を向く。 そこに光次郎がいた。彼を見た梶たちは急に驚き、何故か一歩離れる。 光次郎「お前ら・・・・・!!ライターがどれだけ僕たちやお前らを含む多くの人間たちを、 デスナイトの怪ロボットどもから守ってきたかわかってんのかよ・・・・・っ!!! あの人は、数え切れない程の傷を負いながらも何度も立ち上がり、戦ったんだぞ!!!!」 梶「ち・・・っ!高町、お前か・・・・・!行くぞ、皆!!」 梶の友人たち「おう・・・・!!」 梶たちは何故か光次郎と喧嘩せず、彼の方から逃げるように歩いていた。 光次郎「あ!待て・・・・・っ!!ち・・・!あのクズどもが・・・・・・!!!」 光次郎はさっきの事で怒りながら、廊下を歩いていた。 光次郎「・・・・むっ!?」 その時、光次郎の前に悲しそうな表情をしている小牧の姿が。 つづく PR |
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