その二人は多くのアタッカーたちに無理やり、車に引きずられていた。
どうやら、ブラックアタッカーたちは二人を拉致する気だ。
男の子「助けてええぇぇぇっ!!!」 女性「だ、誰かあああぁぁぁぁ!!!!」
ブラック・アタッカー「うるせェよ!!さっさと乗らんか!!!!」
光次郎「あれは・・・・ブラックアタッカー!!!!」
桜「女性と子供をさらっているわ!!!」
青井「っ!!やめろおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!」
青井はブラックアタッカーたちが女子高生や男の子を襲っているのを見て、
復讐心が爆発したか、いきなりアタッカーたちに向かった。
桜「あ!待って!!!」 桜が静止するも、今の青井に聞く耳は持たない。
青井「わああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
青井は短剣で子供を引きずっている一人のアタッカーを切り裂いた。
ブラック・アタッカー「うわぁ!!!」 「え、SSPだ!!!!」
一人のアタッカーが倒され、複数のアタッカーが男の子を放し、
攻撃してきた青井を倒そうと剣を一斉に出した。
ブラック・アタッカー「おのれっ!!」 「おのれ!」 「死にたいか!!?」
青井「何故、罪のない人たちを捕らえようとする!??」
ブラック・アタッカー「貴様のような小娘には関係ないわァ!!!!」
青井「何を!!!」 それを聞いて怒った青井は教えないと言ったアタッカーを斬る。
ブラック・アタッカー「ぐあぁぁ・・・・っ!!」 「やりおったな!!?」
他のアタッカーが襲い掛かり、一人のアタッカーが斬りかかる。
青井「ぬっ!?せぃ!はっ!」 青井は短剣でガードした後すぐに、
アタッカーの剣を弾く。そして、ひるんだ敵をすぐさまに斬りつけた。
ブラック・アタッカー「ぎゃ!!」 青井「はああぁぁぁ!!!」
青井は敵を倒した後、すぐにまた別のアタッカーを切り倒す。
ブラック・アタッカー「おらああぁぁぁっ!!!」 青井「ふっ!!」
また別のアタッカーが斬りかかるが、青井は短剣でガードした。
桜「奈々ちゃんがアタッカーたちを倒していくわ!!!」
光次郎「僕たちは一般人を確保しよう!!!」
桜「ええ!!」 桜は剣を出して走り、光次郎はボウガンを構えた。
光次郎「ふん!!!」 光次郎はそのまま矢を発射し、遠くのアタッカーを倒した。
ブラック・アタッカー「うわあぁ・・・!!」 青井「・・・っ!でや!!!」
既に一人のアタッカーを倒した青井は別の敵の攻撃をよけ、すぐにその敵をも倒した。
ブラック・アタッカー「このガキィ!!」 男の子「ひいぃぃぃっ!!!」
その時、二人のアタッカーが男の子を車へ連れ出そうとした。
桜「子供たちに手を出さないで!!!」
その時、桜が後ろから一人のアタッカーを切り裂く。
ブラック・アタッカー「ぐあ!!??」 「むっ!?てめェ!!!」
それに気づいた一人のアタッカーが剣で桜に切りかかる。
桜「ふん!えぃ!!」 桜は剣でガードし、すぐさまに敵を切り裂く。
ブラック・アタッカー「うわあぁぁ!!!」 子供を襲う敵を倒した桜はすぐ男の子に近づく。
桜「大丈夫?」 男の子はそれを聞いて頷くが、彼女の後ろの何かを見て、悲しそうに叫ぶ。
男の子「うん・・・・。ああっ!!お姉ちゃんが!!?」
桜「え・・・?ああっ!!?」 そう。まだ女子高生が3人くらいのアタッカーに、
引きずられ車の中へ入れられようとしていた。女性は助けを求めるように叫ぶ。
女子高生「嫌あああぁぁぁぁぁ!!!!助けてえええぇぇぇぇぇ!!!!!」
光次郎「しまった!!くそっ!!!」 光次郎はボウガンで女性を襲うアタッカーの一人を倒す。
ブラック・アタッカー「ぐあっ!!!」 しかし、一人を倒したくらいでは、
まだ助けられない。残り二人のアタッカーが女性を車の中へ入れようと動いている。
女性「きゃああぁぁぁぁぁ!!!!!」 そして、ついに女性は二人のアタッカーの、
強引な手によって車に入れられてしまった。どうやら、助けが遅かったそうだ。
青井「しまった!!女の人が!!」
ブラック・アタッカー「よしっ!車を出せ!!!」 「はっ!!!」
男の子「ああっ!!お姉ちゃん!!!」 光次郎「しまった!!!」
そして、車はついに走り、女子高生を連れ去ってしまった。
桜「ああ・・・・!女子高生が・・・!」 光次郎「ちっ!遅かったか・・・!」
男の子「お姉ちゃんが・・・・おねえちゃんが・・・!うわあああぁぁぁぁぁん!!!!!」
男の子は姉と言う女子高生を連れ去られて、桜に抱きついて泣き叫ぶ。
桜「・・・・ごめんね。助けてあげられなくて・・・・。あの人はあなたの姉だったの?」
男の子「うん・・・・っ。あの人は僕のお姉ちゃんで、里美って言うんだ・・・。
僕は高志。・・・パパとママは交通事故で死に、家族は僕とお姉ちゃんだけになった。
そのお姉ちゃんも変な奴等にさらわれ、とうとう僕一人ぼっちに・・・・!ううう・・・・。」
高志少年は泣きじゃくった。家族がとうとう高志だけになったから。それを聞いた青井は・・・・。
青井「・・・・許さない・・・・・!」 青井は怒りに震える声で、拳を強く握った。
光次郎「な・・・・奈々ちゃん・・・!?」 光次郎は今の青井を見て、少し恐怖を感じた。
青井「う・・・・!うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!
デスナイトめええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!」
青井はデスナイトに対する憎しみがついに爆発し、デスナイトの車が去った跡を辿るように走った。
光次郎「奈々ちゃん!!!!」 桜「奈々ちゃん・・・・・。」
青井は怒った。青井は走った。青井は追った。
自分の大切な人を奪い、また、罪のない人たちを悲しませるデスナイトを倒すために。
青井「うううぅぅぅぅ!!!許さない!!!許さない!!!!出て来い!!!!
デスナイト!!!!!あんたたちは必ず私が倒してやる!!!!!!
そして、家族の仇をおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」
青井の目から涙が流れ続けていた。それを後ろから見ていたのは光次郎であった。
光次郎はひそかに青井の跡をついていったのだ。
光次郎「奈々ちゃん・・・・。やはり、僕と一緒に・・・・!」
光次郎は今の奈々を見て、悲しそうになった。
今の青井はまるで、真奈美を失って理性を失った哀れな自分であると思っているからだ。
青井「出て来い!!出て来い!!殺してやる!!!殺す!!!殺したい!!!
許さない!!許さない!ゆるさない・・・・!ゆる・・・さない・・・・・。」
青井は走りに疲れたか、やがて膝を地面につき、つく。そして、両手も地面につき泣き崩れた。
青井「うううう・・・・うう・・・・。」 光次郎「奈々ちゃん・・・・・。」
デスナイト対日本攻撃支部のメインルームでは、桐原支部長が、
黒い衣装を着て、黒いヘルメットを被った男を褒めていた。
桐原「くくくく・・・・!よくやったぞ。流石は元ブラジル支部の、
人狩りのプロと言う事だけはあるなァ。アルザン。」
つづく
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