ダッタ「ごるああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ダッタはナイフでアルシェルに切りかかる。
アルシェル「ふん!!はっ!!!」 しかし、アルシェルは右手のハサミでガードし、
左手のハサミでダッタを突き飛ばす。ダッタは離れた場所に吹き飛んだ。
ダッタ「ぐはあぁ・・・・・っ!!!」
ラーティ「ぬおおおぉぉぉぉ!!!!!」
今度はラーティが殴りかかるが、アルシェルはそれを避け、右のハサミで殴る。
ラーティ「ぐっ!!ぬぉぉぉぉぉやああぁっ!!!」
ラーティは敵の打撃の威力に負けず、アッパーでアルシェルに打撃を与える。
アルシェル「あぅ・・・・っ!!!」 ラーティ「とうっ!!!」
さらに、ラーティはアルシェルの胴体にメガトンパンチを打ち込む。
アルシェル「くあああぁぁぁぁ・・・・・!!!!」
アルシェルは強烈なダメージを受け、相手より離れたところに倒れる。
サリマ「今だ!!とどめよっ!!!!」 サリマがピストルの弾を何度も撃った。
アルシェル「く・・・・っ!」 アルシェルはサリマの銃撃に気づき、
いち早くバック転で、避けた。そして、アルシェルはその後、すぐに跳んだ。
アルシェル「はああぁぁぁぁっ!!!」 サリマ「きゃああぁぁ!!!」
アルシェルはハサミでサリマを突き飛ばした。
ラーティ「サリマッ!!!!」 サリマ「く・・・!私は大丈夫・・・!?」
サリマは急所を攻撃されなかったか、まだ気力があるので立ち上がっている。
アルシェル「どうかしら?この第6海軍のサブリーダーとしての力・・・?
ちなみに、私はまだ半分の力を出しているに過ぎない。」
ダッタ「あ?半分の力って俺たちをなめてるって事か?」
アルシェル「くすくす・・・。まあ、そう言う事かしらね?」
ラーティ「貴様にとっては俺たちは弱者だと言いたいだろ?
だが、俺たちは貴様には負けないつもりだ!この戦で勝った奴が強いのだ!!!」
サリマ「アルシェル!!あなたとニッパーの首を取り、この島を守ってみせる!!」
アルシェル「ふふっ!では、まとめてかかってきなさい。切り刻んであげるわ!!」
キャプテン・ブラバーの海賊船の船長室では、バンジョーたち一同が帰っていた。
もちろん、ブラバーもこの部屋で、イスに座りながら彼らの話を聞いている。
ブラバー「そうか・・・・。素晴らしき金色の財宝の中身にジグソーが・・・・。」
エレナ「ええ。それをネロスは知っていたのでしょうか?」
ブラバー「たとえ、知っても知らなくても、ジグソーはとても貴重な金物じゃ。」
カズーイ「でも、この島・・・・。やたらとジグソーが多かったわね。」
プルレス「砂の城とか、灯台の鉄片とか・・・・。他にもいろいろありそうな感じがする・・・。」
リーキー「おたからザクザクびーちは、名前通り、お宝がザクザクしていますね・・・・。」
バンジョー「そして、この二つのジグソーも・・・・。」
バンジョーはそう言いながら、手に持つ二つのジグソーを皆に見せた。
ボトルズ「それは、さっきのカンシーが持ってた・・・・。」
その二つのジグソーは、実はカンシーが持っていたものであった。
バンジョーとカズーイがリトルロックアップを破壊して、
ジグソーを手に入れた後、偶然、前に倒したカンシーの残骸に、
二つのジグソーがある事に気づく。これは、カンシーが所持していた物だ。
バンジョーはその二つのジグソーを拾った。従って所持するジグソーは14個になった。
カズーイ「グランティの奴等はこの島のジグソーを集めているのかしら?」
ボトルズ「しかし、グランティ第6海軍はこの島を侵略する前に、
他の国へ侵略して、そこのジグソーを回収していたのかも知れません。」
エレナ「確かにそれは考えられるわ。私たちも他の島で、
そこの財宝を奪っていったわ。たとえば、アルビオン島ではこんなものを・・・・。」
エレナはそう言いながら、どこからともなく銀色の冠を持ち出した。
カズーイ「何?これ・・・・・。」
エレナ「シルバーティアラ!アルビオン島で最も価値があるそうよ。」
ブラバー「それより、もっと価値があるのは、わしの落とした財宝じゃ・・・・。
一体、どこにあるのやら・・・・っ。う・・・・。」
ブラバーは財宝の事を話して、泣きそうになった。皆はそれを見て、同情しそうになる。
カズーイ「心配しないでよ!あたいたちが必ず探してやるわよっ!!!」
リーキー「その時は、しばらくここから出てはいけないと思います。」
ブラバー「そうじゃのォ・・・・。またお前たちに任せるかの・・・・。むっ!!?」
その時、外から何やら爆音が響き、地震も少し起きはじめた。皆はこれに驚き、警戒する。
プルレス「な、何が起きたの!!??」 エレナ「これは・・・砲撃の音だわ!!!」
バンジョー「なんだと・・・・!?ああっ!!!」 バンジョーたちが窓から外を覗いてみる。
その外では、海から複数のダルシップ艦隊が攻めて来たのだ。
カズーイ「ダ・・・ダルシップ艦隊だわ!!!とうとう攻めて来たのねっ!!!!」
複数のダルシップはそれぞれ多くの大砲から砲弾を発射していた。
その多くの砲弾によって島のジャングルが爆発し、緑が赤く燃えていく。
浜辺で多くのクラッシャー同志たちがそれぞれマシンガンやショットガンにバズーカ、
さらにマシンガンネストやロケットランチャーなどで迎撃していた。
しかし、一隻だけにダメージを与えるだけで、ダルシップ艦隊は一隻も沈まない。
シャップネル「ガアアァァァウン」 「ガアァァァァウン」
そして、多くのダルシップの群れの中に紛れたシャップネルの群れが動く。
3、4機のシャップネルが海から飛び出して、地上のクラッシャー部隊の方に向かう。
その複数のシャップネルがクラッシャー部隊の陣地に着き、爆発していく。
その爆発により、多くのクラッシャー同志たちが吹き飛んで死亡してしまう。
さらに、海では複数のスナッカーが迫るが、それぞれシャップネルにあたり、
それが爆発して、共に吹き飛んで死んでしまい。シャップネルは無数に多い。
ダルシップ『ムダナテイコウハヤメロ。クラッシャードモ。ソシテ、
コノシマニムシバムホカノバンジンドモヨ。ワレワレハ、
グランティダイロクカイグンヨリ、エンゴヨウセイヲウケタ、ダルシップカンタイダ。
コレカラコノシマハ、ワレワレグランティノヨウサイトシテ、センリョウスルダロウ。』
エレナ「グランティめ・・・・!とうとう動き出したわね!!!」
バンジョー「く・・・・っ!僕たちもそろそろ・・・・!!」
カズーイ「ええ!奴等を倒しましょ!!バンジョー!!」
リーキー「まさか・・・!あの艦隊と戦うつもりですか!?」
バンジョー「他に方法があるか!!それに、あの艦隊を呼び出したのも、
恐らく第6海軍の幹部のアルシェルとその上に立つ大幹部・ニッパーに違いない。」
ボトルズ「だとしたら、奴等は壮大な戦力を持っています。それでも行きますか?」
カズーイ「行くに決まってるでしょ!!?」
バンジョー「今、奴等を倒さないでいつ倒す!?このままだと僕たちも殺され、
やがて、この島はグランティの海上要塞になってしまう!!そうなる前に僕たちは、
戦いに行く!!!君たちはこの船の防衛をしてくれ!!!」
カズーイ「てなわけでっ!!!」 こうして、バンジョーとカズーイは走って船長室から出た。
ボトルズ「ああっ!!二人とも!!!!」 リーキー「たった二人は・・・・っ!!」
エレナ「・・・・彼らに任せましょ・・・・。」 エレナの言葉に慌てる皆が、
静まり、バンジョーとカズーイの無事を静かに期待するのであった。
こうして、バンジョーとカズーイは空を飛び、この島を攻撃するダルシップ艦隊の方へ向かった。
カズーイ「・・・・こうして見ると、結構数が多いわね・・・・・。」
バンジョー「だが、あの艦隊は命令を出す奴がいる。旗艦らしき機体もあるらしいが、
それらしい形をしている奴がいないからな。まずは、奴等を呼び出した、
第6海軍の幹部を叩かねばっ!!!まずは灯台へ向かうぞ!!!!」
カズーイ「了解!!」 そして、カズーイは灯台へと向かった。
その灯台の付近では、ラーティたちとアルシェルが戦っていた。
アルシェル「かああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
アルシェルは右のハサミでラーティに殴りかかる。
ラーティ「ぬん!てやああぁぁっ!!!」 しかし、ラーティはしゃがんで、
アッパーで決める。しかし、アルシェルはこれを間一髪避け、すぐに打撃しようとする。
アルシェル「はああぁぁぁ・・・・・!むっ!??」
その時、右方から複数の銃弾が飛んで来たので、
アルシェルはラーティから離れて、両手のハサミで跳ね返す。
サリマ「く・・・っ!!」 アルシェル「感覚さえあれば読めるのよ!!」
ダッタ「えぃやああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
そして、ダッタが後ろからナイフでアルシェルを刺そうとする。しかし・・・・。
アルシェルの背中のサザエ貝の硬さにダッタのナイフが弾かれてしまう。
ダッタ「な・・・・!?」 アルシェル「あら?後ろから何か変なのがついたかしら?」
ラーティ「アルシェルめ!背中のサザエ貝が刃物より硬いと言うのか・・・!」
ダッタ「くそぅ!!奴のサザエ貝以外のところを狙おうとしたら・・・!
てめェ!!後ろから俺が狙って来るのをわかって、わざと動いたろ!?」
アルシェル「ふふふ・・・・。さぁね?けど、間もなくあなたたちは終るのよ!!」
サリマ「終る・・・・?どう言う事!!?」
アルシェル「海をご覧なさいっ!!!」 ラーティ「むっ!!??」
ラーティたちはアルシェルに言われた通り、海の方を見る。
そこに、ダルシップ艦隊がこの島を攻撃すべく、一斉砲撃をしていた。
それにより、森、荒地など艦隊の前の地上が燃え上がっている。
つづく
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