アンドロイド少女・マリオネットライター 第26話・偽りのかぐや姫!?
月光ジャンボ・ロイド・カラミティ・ムーン登場
時は夏休みとなった。この機を利用して日向隊長は桜、光次郎、あかり、青井、花園隊員、
聡子・・・・そして、榊たちを連れて、山でキャンプをしていた。
今、夜なので皆はテントの前で、バーベキューをしていた。さらに、
あかりが作ったカレーもあった。皆はカレーやバーベキューの物を美味しく食べていた。
しかも、ジュースはコーラにCCレモン、ファンタに三ツ矢サイダーまでもある。
光次郎「うぅぅぅ~ん!美味しいっ!やはり、あかりさんのカレーは美味しいよ。
バーベキューの焼肉もそうだけどwごくごく・・・・・。」
光次郎はカレーを食べた後、すぐにコーラを飲んでいた。
あかり「そうですか。ありがとうございます^^でも・・・・本当に私なんかを連れて行って・・・・・。」
光次郎「何言ってるんのよ?いつも僕の面倒を見てくれたから、
あかりさんにも楽しい事をさせようと思ってね。それに、
僕・・・・。キャンプでは今日が始めてなんだから・・・・。前は一度も行ってなかった・・・・。」
あかり「・・・・・光次郎さん・・・・・。」 あかりは光次郎にそう言われて、
さらに辛い表情でありながらも、微笑んだ。
聡子「あかりさんだけではないわ。私までも誘っちゃっていいのかしらねぇ?」
日向隊長「いいのですわよ、聡子さん。やはりキャンプは皆で楽しみましてよ^^」
聡子「そう・・・・・。あ、カレーのおかわりをお願いするわ。」
あかり「はいです。」 聡子が食べたカレーの皿をあかりに渡すと、
あかりがその皿に鍋の中にあるカレールーや土鍋の中にあるご飯の米を、
聡子の皿に入れて、それを聡子に渡す。カレーのおかわりは成功した。
あかり「はい。おかわりですよ^^」 聡子「ありがとう・・・・。」
日向隊長「うふふ・・・・。こういうのって素敵ですよね?」
青井「確かに、私もキャンプはこれが始めてです。凄く楽しいと思います。
・・・・でも。これが終わったら戦いの日々が始まる・・・・・っ!」
桜「そう重たい事は言わないで、今はうんと楽しみましょw」
青井「・・・・はい。そうですね。」 青井は桜にそう言われて微笑んだ。
花園隊員「桜ちゃん。美味しいね、この焼肉!」 花園隊員は、焼肉を食べながらそう言った。
桜「くすっ。そうだね。まだ肉はいっぱいあるわよ。」 桜はそう言いながら、
新しく保存しておいた焼肉を何個かバーベキューコンロに入れた。
その多くの焼肉は徐々に焼かれて美味しそうな焼肉をなっていく。
たまに、野菜なども入っている。その中にキャベツを青井が取って、焼肉のタレをつけて食べた。
青井「たまには野菜も食べないとね・・・・。」 榊「・・・・・あのさァ・・・・。」
榊の声を聞いた一同は彼の方に向く。
榊「・・・・・本当に俺も連れてって・・・・良かったのかなぁ・・・・?
俺ってさ・・・・なんか高町以外とはあまり話していなさそうな気が・・・・・。」
光次郎「でも・・・・。君は今日の昼のキャンプでは、そんな僕以外の人たちの、
お手伝いをよくしただろぅ?それに、君は僕たちの友達なんだ。」
榊「高町・・・・・。そうだな。俺には・・・・・いつの間にこんなにたくさんいるようになったんだな。」
あかり「そうですよ。あなたも光次郎さんの友達で、あなたもたくさん友達がいて嬉しい限りです。」
榊「そうか・・・・・。それにしても、始めて見たよ。あんたが高町のメイドをやってるとは、
高町の面倒を見ているそうだけど、感想はどうですかぃ?」
あかり「はい・・・。私、光次郎さんを守るためならなんでもしますから・・・・。」
榊「そうですか・・・・。でも、あまり無理しなくていい。俺だって、
その気になりゃぁ、高町を守ってやりますよ!だから・・・たまには高町の事は任せてくださいよ。」
あかり「榊さん・・・・・。(光次郎さん・・・・・いい友達を持っていましたのね・・・・・。)」
あかりと榊は光次郎が焼肉を食べ、コーラを飲んで食事を楽しんでいた。
たまに、桜や青井と何かの会話をしている。彼が楽しそうな事を見て二人は微笑む。
榊「・・・・・うふふ。」 すると、榊は笑いながら立ち上がった。
あかり「・・・あら?どこへ行かれるのですか??」
榊「・・・・・ちょっと、散歩に行ってくる。何、すぐ戻ってきますよ。」
あかり「そうですか・・・・。では、お気をつけて・・・・。」
榊「・・・・・うん。」 榊は頷いて一同から離れて、暗い森のところへ行った。
暗い森を歩く榊はこう呟いた。
榊「メイドか・・・・・。まさか、高町にあんないい女・・・・じゃなくて、メイドがいたなんてな。
でも、あいつには肉親がいなくなっちまったからな。俺にはいるけど・・・・。おっと!
こんな事言っちまったら高町が怒るかな・・・・?でもさ・・・・・俺だって、
メイドって奴がたまに欲しいと思ってるんだよね。なんかこう。美人っぽい顔で、
優しくって、強くて・・・・そして、できたらおっぱいもでかく・・・・。なんつってw・・・むっ!?」
その時、榊が目の前の何かを見て、驚く。それは竹であった・・・。
そう。そこは竹だらけの森であった。しかし、榊の目の前の竹だけが違う。
その竹のある部分が黄金に光っていた。そして、夜空に君臨する満月が輝いている。
榊「・・・・・この光る竹・・・・。夜空に輝く満月。もしかして・・・・・日本昔話のかぐや姫かっ!!?」
そう。月・・・・竹・・・・。それらをキーワードにした話こそが、かぐや姫の物語である。
榊は今、そのかぐや姫の伝説を体験しようとしていたのだ。そして、光る竹から声が突然、声が。
竹からの声『く・・・・苦しい・・・・・。助けて・・・・・・・。』 榊「っ!!?」
榊はいきなり竹が喋りだしたと感じて、驚く。竹には誰かがいると言うのか。
竹からの声『お願い・・・・・。助けて・・・・あなたの助けが必要なの・・・・・。あぅ・・・・っ!!』
どうやら竹の中の者は何か苦痛をしているようだ。
榊「・・・・くっ!何様かは知らんが、助けてやらない事はねーな!!」
榊はさっそく光る竹に近づき、それに触れた。
榊「・・・・どうすればいい!?どうすりゃ助かる!!?」
竹からの声『て・・・・手で取るだけで・・・・いい・・・!だから・・・・早く助けて・・・・・っ!!』
榊「手でかァ!?手だけじゃ無理かも知れないけど・・・・とりあえず、でぃ!!」
榊は光る竹の部分を手で強く握り、それを思いっきり取った。そう。
光る竹の部分は簡単に手で取れたのだ。榊は不思議に思った。まさか手で竹を取れようとは。
しかし、その光る竹の部分が取れたので、その竹の木の上半身が横に倒れた。
榊「・・・・・・っ。だ、大丈夫か・・・・?」
光る竹からの声『はい^^もうすっかりです。』
榊「じゃあ、その竹から出られるか?お前、この竹の中に入ってるだろ?」
光る竹からの声『・・・・残念ながら明日にならないと出られません。それまでしばらく我慢します。』
光る竹の中の者がそう言うと、光る竹はその眩い光を失った。見た目が普通の竹となった。
榊「そっか・・・・。じゃあ、テントに戻るか。光次郎たちが待ってるだろうし。」
こうして、榊は光次郎たちのところへ戻った。
榊「・・・・・ただいま。」 光次郎「・・・・あっ!おかえり、榊君。何かあったの?」
つづく
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