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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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小牧「・・・・・・・・。」  小牧の姿を見た、光次郎は彼女の前に止まり、

すぐに怒りを治めながら、無理して作った笑顔で話し掛けた。

光次郎「・・・・・っ!あ、お・・・おはよう・・・・。小牧ちゃん・・・・・。」

小牧「・・・・っ!!こ・・・光次郎さん・・・・・・。」  光次郎に話しかけられた小牧は彼の前に止まる。

光次郎「ど・・・・どうしたのかな?なんか・・・・元気がないみたいだけど・・・・っ。」

小牧「・・・う・・・・っ。ううぅ・・・・・っ!!」  その時、小牧は光次郎に抱きついてすすり泣き出した。

光次郎「うっ!?こ・・・・小牧ちゃん・・・・・・??」

小牧「う・・・・っ。ぐす・・・・う・・・うぇ・・・・。ううう・・・・・。」

光次郎「な・・・何が・・・・あったんだ・・・・・・!?」

小牧「・・・・・・う・・・・う・・・・。ライ・・・ターが・・・・・ライターが・・・・・。」

光次郎「っ!?ま・・・・まさか・・・・君も・・・・・・。」

小牧「・・・・あのマリオネットライターが・・・・あんな事をするなんて・・・・。うぅぅ・・・・っ!」

光次郎「・・・・・・・っ!!」  この時、光次郎は気づいたのだ。小牧も、

マリオネットライターを純粋に愛していたのだ。しかし、そのライターが昨日、

平和な街を破壊してしまったのだ。あの正義の少女ライターが突然、残酷なる悪魔に・・・。

それを知った小牧は悲しみにくれ、心の底より泣いていたのだ。

光次郎はそんな悲しみを持つ小牧を優しく強く抱きしめながら、こう思った。

光次郎(・・・・小牧ちゃんも、僕と同じライターを愛していたんだな・・・・っ!だが・・・・・。)

光次郎は真剣な表情をして、小牧を抱きしめるのを止め彼女に向かってこう言おうとした。

小牧の顔は、涙を流していて今でも悲しい表情でありそうだったが、なんとか落ち着きそうだ。

光次郎「・・・・・大丈夫。あのライターは偽者だったんだ。」

小牧「・・・・・っ。偽者・・・・・?でも・・・・どうして・・・・・?」

光次郎「僕にはわかるんだ。・・・・っていうか、あのライターは色違いだからね・・・・。」

小牧「・・・・色違い・・・・?」

光次郎「そうさ。・・・・昨日、街を攻撃したライターは緑色なんだよ。本物のライターは、

美しく青く、いつも僕ら人間に対して優しい笑みを見せてくれるんだ。

だから、あの緑色のライターは偽者だ。いいかい?青いのが本物、緑が偽者だよ。」

小牧「偽者・・・・?じゃあ、あのライターは偽者で、緑色をしていた・・・・。」

光次郎「そうだ。だから、昨日暴れた奴はライターじゃないんだ。

でも・・・・驚いたよ。まさか、君もライターが好きで、彼女のために泣いたなんて・・・・。」

小牧「っ・・・・・。ごめんなさい・・・・。いきなり泣いてしまいまして・・・・。

でも・・・・私、マリオネットライターが好きなんです。それなのに、私・・・。」

光次郎「いや、いいって^^ライターが好きなら、それでもいいんじゃない・・・・かな?」

小牧「でも・・・・私もライターのようにいつかは、強く凛々しく立派な女性になろうと・・・・。」

光次郎「それだけでも、彼女に近づけんじゃない?それくらいの優しさだけさえ、

ずっと持っていればいつかは、立派な女性になれるさ。」

小牧「・・・・ありがとうございます・・・・。光次郎さん・・・・。」

光次郎「・・・・うん。」  小牧は光次郎に慰められたか笑顔になり、光次郎も微笑んだ。

小牧「・・・・光次郎さんもマリオネットライターが好きですか?」

光次郎「・・・・・うん!大好きさ!!」

・・・・二人はお互いライターを愛している者同士と知り、絆が深めそうになった。

小牧「私も好きです。・・・・仲間ですね^^」   光次郎「・・・・・うん!」

二人は笑顔を見せ合った。その時、青井の叫び声が響いてきた。

青井の声「高町!!!!」  光次郎と小牧「・・・・・っ!!?」

二人は彼女の声に驚き、後ろへ向く。そこに、イライラしてそうな青井の姿があった。

光次郎「な・・・・奈々ちゃん・・・・!?」 光次郎は小牧から少し離れる。

青井「だから、青井だって言ってるでしょ!!?全くどこでほっつき歩いたんかと思ったら・・・・!!」

小牧「あ・・・・あの・・・・・・。」

青井「ん?あなたは・・・・・誰?」  どうやら、青井は小牧とはこれが、初めてだそうだ。

小牧「・・・・・私、小牧千尋です。ま・・・まだ中学ですが・・・・・。」

青井「・・・・いわゆる、高町の友達って言いたいでしょ?」

小牧「・・・・は、はい・・・・・。そ・・・・そのつもりですが・・・・。」

光次郎「どうやら、小牧ちゃんは僕に憧れているそうなんだ。」

青井「そう・・・・。それより、月野先輩が呼んでるから、早く急いでっ!!」

光次郎「え?!桜ちゃんが!?わかった・・・・・すぐ行く!!ごめん、小牧ちゃん。僕、行くから」

小牧「は・・・はい・・・。また会えますよね・・・・?」

光次郎「・・・会えるさ。」  青井「・・・・またいつか、会えるわ。それまで待てる?」

小牧「・・・・・はい。待って見せます。何時間でも・・・・っ。」

光次郎「・・・・・うん。行こう、奈々ちゃん!!」

青井「何処かへほっつき歩いていたあんたが言わないでよ!でも、急がなきゃね!!」

二人は桜のところへと走った。小牧は切ない顔をしているが、涙は流れていなかった。


こうして、光次郎と青井は人気のない学校の屋上で、桜と交流した。

光次郎「一体、どうしたって言うの?桜ちゃん。」

桜「・・・・実は、光次郎君に言われて、隊長に連絡して、

ライターの偽者について連絡してみたんだけど・・・・・。」

青井「まさか・・・・・その偽者が現れたと言うのですか・・・・!?」

桜「いえ・・・・っ。その偽者について清水さんと野沢さんが昨日、偽者が破壊した街を、

調査をしていたけど、そこにブラックアタッカーたちが現れたの。」

光次郎「ブラックアタッカー!?」  青井「まさか・・・・デスナイトが!!」

桜「ええ・・・・。でも、そいつらはもう既に清水さんや野沢さんに倒されたわ。その時、

高科学エネルギー開発施設占領作戦の情報を聞いたのよ。」

光次郎「高科学エネルギー開発施設!?」

青井「そこは、これからの人類のために、新しいエネルギーを造るための、

研究しているところだけど・・・・。待てよ!?まさか・・・奴等は・・・・・っ!!!」

桜「ええ・・・・っ!その施設で開発されているエネルギーはジャンボロイドを、

造れる程にもなるかも知れないわ。デスナイトは施設に襲撃し、

そこのエネルギーを入手して、新たな戦力にしようと企んでるらしいわ。」

光次郎「・・・・・だったら好都合かも知れないね・・・・っ!」

桜「えっ?」  青井「どこが好都合なのよ!!?奴等は・・・・・!!」

光次郎「ライターの偽者を送り込んで、僕らの行動を妨害する。」

桜「っ!?な・・・・何故そんな事が・・・・??」

光次郎「・・・・僕、思うんだ。あのマリオネットライターの偽者は、

デスナイトが送り込んだのだと。奴等はライターの信頼を崩そうとしていたんだ。」

青井「まさか・・・・・っ!あの昨日の騒動もデスナイトの仕業じゃ!!?」

光次郎「まぁ・・・・。昨日、あかりさんとの会話でそう思ったけど・・・・。

これは真実かも知れない。でも、あの偽者はデスナイトの手先だと思うんだ!!」

桜「しかし、私たちや隊長たちは偽者は緑色をしていると言う事はもうわかっているわ・・・・。」

光次郎「もし、そこで偽者が現れた・・・・僕たちSSPの力で叩きのめしてやる!!!」

青井「・・・・そうすれば、ライターの無実が晴らされるってワケね!!」

桜「でも、我々SSPだけではないっ!もし、我々がピンチな時は、

本物のライターが来て、本物が勝てばそれこそ無実が晴らされるって事よ!!」

光次郎「っ!?その手があったか!!」


一方、デスナイトの対日本攻撃支部のメインルームでは、桐原支部長とダークネスの前に、

ニセライターに化けたメタモル・チャンジャーがいた。

桐原「・・・・これより、我々は高科学エネルギー開発施設占領作戦を開始する。

しかし、その前にSSPが、邪魔しに来るだろう。そこで、君がマリオネットライターとなり、

奴等の前に現れ、彼等を殺してしまえ。そうすりゃ、奴の信頼はさらに崩れるだろう・・・・っ。」

メタモル・チェンジャー「はい・・・・っ。必ず、SSPを滅ぼし・・・・!見事、

マリオネットライターの信頼を完全に崩壊して差し上げましょう・・・・。クククク・・・・・!!」

ダークネス・セイバー「メタモルよ。完全工作を達成させるため、

万が一、高性能デジタル爆弾を与える!これで、都会を一発で消し飛べるハズだ。」

メタモル・チェンジャー「はっ。ありがたき幸せ・・・・・っ!!」

桐原「行け!メタモルチェンジャー!!さっそくニセのライターに変身するのだ!!」

メタモル・チェンジャー「かしこまりました!!!」


アジトから出たメタモルチェンジャーは何処かの森で何か仕出かそうとした。

メタモル・チェンジャー「・・・・・メタモルフォーゼ・チェンジ!!!!」

メタモルは両手をあげながらそう叫ぶと、彼女の体が光に変わりやがて、

その光が巨大化していく。その巨大化した光は徐々に巨大な少女の姿になる。

体が緑色・・・アイシールドが黄色い・・・クリスタルタイマーも赤い・・・・・手足が黒い・・・・。

そう。これは、ニセマリオネットライターの姿だ。そう。ニセのライターは、

デスナイトの戦士・メタモルチェンジャーの変身した姿だったのだ。

ニセ・マリオネット・ライター「ふはははははははは!!!!ライターよっ!

今に見てるがいい!!お前の仲間を皆殺しにして、

人間たちのお前への想いを完全にロストしてやるぞォ!!はっはっはっはっはあァーっ!!!」


そして、光次郎は高町邸に戻り、あかりのいる和室へ入った。

つづく

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