ウルトラマンクリスタル 第50話・ナイトメアナーサへ突入せよ!!
悪夢のプリンセス・シャドー
悪夢兵士・アグマー
魔鳥人・ネリマリス
影怪人・シャドギラー
冥界仮面・ゴダル
登場
かつて、地球には夢の国が存在していた。だが、
人々が夢と希望を忘れてしまったために、
ほとんどの夢の国は、地球から離れて行った。
悪夢を象徴する夢の国、
悪夢の国もその一つであった。だが、その国の姫君である美女、
シャドーは人々に悪夢を見せる使命を諦めず、
今度は冥界の怪獣を使って、人々に本物の悪夢を見せようとした。
ところが、マリンナーサの王子にして、その国の姫君の弟である、
コリス少年の活躍による、悉く妨害されてしまった・・・。
後に冥界の王子にして、最強の巨人・ゴダルを味方に加わるが、
力を強化したコリスとの死闘に勝つことができなかった・・・。
そして、ついにシャドーは最終戦争を仕掛けようとしたのであった。
ナイトメアナーサの王宮で、
シャドーとゴダルは外の暗い空間を見ていた。
シャドー「・・・・ゴダル。いよいよこの時が来たわ。
私達が人間たちに本物の悪夢を見せる時が・・・・!!」
ゴダル「そして、僕は伝説の力を手に入れる。
そして、冥界を変えて見せる・・・・・っ!」
シャドー「その意気よ。」 二人とも、今度は本気だ。
ある夜。とある町で一人歩きしている酔っ払い男がいた。
男「ういぃぃ~っ!!飲み過ぎだァ!そろそろかえ・・・・。ん?」
そして、男は偶然、黒い塔のような物体が複数あるのに気づく。
その黒い霧状の物体に赤く描かれた目と口が。
それはまるで悪魔のような顔があった。
黒い物体「・・・・汝ヨ、悪夢ヲ信ジルカ・・・?」
男「えぇ?そりゃぁ、わしの事か?はっはっはっ!!
悪夢ゥ?そんなんあるワケあるないだろっ!!」
黒い物体「・・・・ナラバ、信ジサセヨウ。
コノ身体デジックリト味ワエ。」
そう言うと物体は突然、人型の怪物に変わり襲い掛かって来た。
男「う、うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
ハリー邸。そこの居間で、コリスとハリーはテレビを見ていた。
テレビでは、ニュースが放送されていた。
女性アナウンサー『昨夜、
5T地区で一人の男性が重症を負いました。
幸い、命に別状はありませんが・・・。男は救急車に運ばれる際に、
悪夢と呟いていました。果たして、悪夢とは一体何なのでしょう?』
映像では黒い怪人に襲われる男がいた。
前のシーンと同じであった。
ハリー「悪夢かァ・・・。何か、ヤバくなるんじゃねーの?ん?」
ハリーはコリスの方に向かう。だが、
今のコリスは何かが違った・・・。
コリス「・・・・・・っ!!」 コリスの顔に、
正義の怒りと苦悩の切なさを合わせたような表情があった。
ハリー「っ!?」 ハリーはそんなコリスを見て、驚く。
コリス「・・・・仕事に行って来ます・・・・・。」
そして、コリスはすぐさま走った。家から出たらしい。
ハリー「コ、コリス・・・・。」
DGCの基地でコリスは、モモのいる司令室へ走って来た。
コリス「姉さん!!!!」 モモ「っ!?コリス・・・?」
どうやら、部屋にいるのはコリスとモモだけであった。
コリス「・・・・また、シャドーさんが・・・・!!」
モモ「・・・・そうね。また懲りずに来たのね。でも、
今度は本気で行くそうよ。彼女。」
コリス「本気で・・・・?」
モモ「ええ。そろそろ決着をつける気ね。」
コリス「決着!?ま、まさか・・・・!」
モモ「そう・・・・私にはそんな気がするけどね・・・・。」
そこへ、サキ、イチゴ、シュドー、テブリッシュが来た。
4人とも、何故か慌てている様子であった。
シュドー「大変です!!隊長!!!」
モモ「ん?どうしたの?皆・・・。」
テブリッシュ「あちこちで謎の黒い霧の物体が人々を襲っています!」
サキ「それだけではありません!!アメリカ各地で、
シャドギラーとネリマリスを見たとの報告もあります!!」
イチゴ「今回のシャドーの兵隊は何故か大規模的な感じです・・・っ!
奴等はついに、動き出したのでしょうか!?」
モモ「・・・・・かも知れないわね。(・・・シャドー・・・・っ!!)」
アメリカ各地の町では、多くの黒い霧の物体があった。
それを見た人々はそれぞれ警戒していた。
黒い物体「汝ラニ問ウ・・・。汝ラハ悪夢ヲ信ジルカ・・・?」
「汝ラニ問ウ・・・・。」 「悪夢ヲ信ジルカ・・・・?」
「答エヨ。」 「答エヨ・・・。」 「答エヨ・・・・!」
人々「悪夢って何だ?」 「何それ?ちょーつまんねw」
「わかんないなァ。」 「ミーは知りませーん!」
「つーか、信じねーし。」 「大体、悪夢なんてあるワケない・・・。」
どうやら、人々は悪夢を信じないそうだ。それを聞いた黒い物体は。
つづく
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