研究員の男性「X-RCが異常な反応を起こしました!!!」
テブリッシュ「な、何だって!!?異常な反応とは・・・・!?」
テブリッシュはそれを聞いて驚く。不安の表情とともに・・・・。
何故なら、あのX-RCが壊れたのかと思うからだ。
研究員の男性「まだわかりません!!とりあえず、来てください!!!」
テブリッシュ「わ、わかった!!コリス!!お前も来るか!?」
コリス「は、はい・・・・!」
こうして、テブリッシュとコリスは研究室へ向かった。
研究室では、研究員たちが何やら騒がしそうであった。
そこに、テブリッシュとコリスが来て、テブリッシュが一人の研究員に話しかける。
テブリッシュ「何があったのだ!?」
研究員「ああ!テブリッシュさん!!こ、こいつを見てください!!」
テブリッシュ「うむ・・・!ああっ!!!」
テブリッシュは騒ぎの原因を見て、物凄い表情で驚いた。
何故なら、その原因がX-RCであるからだ。
この最新型高性能兵器、X-RCはパソコンのような機械に、
レーダーを付けたような中型探知機である。その液状モニターには、
何故か青い数字が無数に乱れ映り、レーダーが物凄い速さでグルグル回っていた。
テブリッシュ「こ・・・・これは・・・・!これはどう言う事だ!?」
テブリッシュはあまりの驚きに緊張し、一人の研究員に問いかける。
研究員「も・・・・申し訳ございません!!調べてみましたが、
とても計算できなくて・・・・!とても異常な反応であると思います!!」
テブリッシュ「こ・・・・壊れているのか・・・・っ!?」
研究員A「機械の中を調べてみましたが、壊れてはいません・・・!」
研究員B「ですが、このままだと何か大変な事が起きると思います。」
コリス(確かに、壊れているようには感じないけど、
このX-RCの異常な動き・・・。一体、何かが起きると言うのか・・・?)
テブリッシュ「よし!今度は私が調べてみよう!!」
テブリッシュがX-RCのところへ近づき、そのキーボードに両手を置き、
モニターで無数に乱れる青い数字を見つめる。
テブリッシュ(く・・・・っ!数字がいっぱい多すぎる上、
いろいろ一文字一文字変わって来るから、うまく解読できない・・・・っ!
けど、これを解けばきっとわかるかも知れない。何か・・・何か手がかりを・・・!!)
頭の良いテブリッシュは冷静に解読しようと、その機会を待っていた。
コリス(テブリッシュさんが頑張っている・・・・。僕はここで見てる事しかできない・・・!」
テブリッシュ「・・・・・・・っ。むっ!?」 その時、テブリッシュはモニターの、
真ん中の部分に目をつける。そこの数字も複数変わっているが、
何故か5秒くらいに、同じ数字が記されていく。それは、3001と書かれていた。
テブリッシュ「わかったぞ・・・!たぶん、これは年号だ・・・・!」
研究員「ええっ!!?」 コリスと研究員たちはそれを聞いて、驚く。
テブリッシュ「俺の考えでは、恐らくこれは時空の乱れによる電波でないかと思う。
もし、未来から何かが来たと言う俺の考えが正しければ、この無数の数字・・・。
真ん中が年号なら、周りは月と日と時間の表しとなっているだろう・・・・っ!」
研究員C「す・・・すげェ・・・!俺たちが気づけないところを、
テブリッシュさんが細かく、解読してくれるとは・・・・っ!」
研究員D「本当だよ。あんたは天才ですよ!!」
テブリッシュ「いや・・・。あくまで、俺の考えであるがね。間違えるかも知れないよ。」
テブリッシュは照れて笑うが、コリスははっきりとした笑顔で心で呟く。
コリス(いえ。テブリッシュさんの考えは絶対に正しいと思いますから・・・・っ!)
次の日。テブリッシュの話を聞いたモモは微笑んで、こう言った。
モモ「そう・・・。X-RCは壊れていなかったのね。」
テブリッシュ「はい。ただの・・・未来からの信号ではないかと思います。」
シュドー「良かったなァ。もし、壊れたらどうしようもねェと思ったぜ。」
イチゴ「でも、これで僕らの戦力も強化できるね。」
テブリッシュ「うむ。これでX-RCは・・・・。」
モモ「・・・いきなり使える時が来たかもよ?」
隊員たち「え・・・・!?」 隊員たちはそれを聞いて動揺する。
サキ「一体、何かあったのですか!?隊長・・・・?」
モモ「うん・・・。どうやら、未知のロボット怪人が集団で、
怪しい動きをしていると、FBIからの情報が入ったわ。」
テブリッシュ「っ!?もしかして・・・・未来からの侵略者ですか!?」
モモ「わからないわ。とにかく、私たちがそいつらを調査するワケだけど?」
テブリッシュ「そうですか・・・・。今回の敵は未知数ですからね。」
コリス(いや。X-RCが未来からの使者が来ると言ったんだから、
絶対に未来からの使者が今回の敵のハズだ・・・っ!)
モモ「ロボット怪人がオネットタウンに出没している事がわかったわ。
さっそく現場へ急行して。X-RCで敵の正体を探るのよ。」
隊員たち「はいっ!!!」 テブリッシュ「任せてください・・・・っ!!」
こうして、5人の隊員はロードラッシュに乗ってオネットタウンへ向かっていった。
ちなみに、イチゴが運転している。テブリッシュがX-RCを持っている。
テブリッシュ「こいつでロボットの正体を突き止めてやる・・・・っ!!」
そして、静かな町かと思われるオネットタウンについたロードは停めて、
そこからテブリッシュ、シュドー、コリスが降りる。さっそく行動開始が始まった。
テブリッシュ「我々は徒歩でロボットを調査する。君たちはロードで捜索してくれ!!」
サキ&イチゴ「はいっ!!」 二人の隊員はロードで町中を走る。
テブリッシュ「さぁ!まずはロボットの居場所を突き止めるぞ!!」
テブリッシュはX-RCを使って、犯人を探そうとする。
テブリッシュ「ロボットの身体は常に金属。金属反応があれば、すぐに見つかる!」
テブリッシュはキーボードを使い、敵を探すようにレーダーが回る。
そして、レーダーが右方に止まり、モニターに移されたこの町の地図に、
銀色の丸い点が光る。そこに、敵ロボットがいるのだ。
テブリッシュ「見つけた!!オネットタウン3番地だ!!それだけではない!
6番地、9番地にも敵がいるぞ!!!」
シュドー「すっげーっ!こうも簡単に見つかるとはなァ!!」
コリス「今すぐ、そこへ向かいましょう!!」
テブリッシュ「ああ!我々は6番地へ向かう!!イチゴとサキには他の番地へ向かわせよう!!!」
こうして、コリス、シュドー、テブリッシュの3人はオネットタウンの6番地へ向かった。
その時、とある酒場から男性の悲鳴が聞こえる。3人はそれに気づく。
その酒場から一人の男性が出てきた。怯えているので尻餅つきながらも、
酒場の出入り口の方を見て、恐怖のあまりに逃げ出そうと走り去った。
シュドー「ありゃぁ・・・っ!!」 コリス「酒場から悲鳴が・・・・!」
テブリッシュ「つまり、敵はそこから・・・・・・・っ!!!」
そう。テブリッシュの思い通り、酒場から銀色の機械のロボットが現れた。
つづく
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