ウルトラマンクリスタル 第42話・未来から来た熊と鳥。
科学宇宙人・ラグロム星人
白兵戦用ロボット・レリッカー
熊怪人・バンジョー
鳥珍獣・カズーイ
冥界仮面・ゴダル
登場
今日も平和のための防衛をするDGCの基地。
その司令室では、モモとテブリッシュが隊員たち前に立っていた。
モモ「今日は皆さんに素晴らしいアイテムを紹介します。」
モモが嬉しそうに言うと、隊員たちも笑顔になる。
シュドー「素晴らしいアイテムっつって、テブリッシュの新しい道具なんでしょ?w」
テブリッシュ「まあ。そう言う事だ。見てくれ、これを・・・・。」
テブリッシュは両手に持つ機械をテーブルに置く。
サキ「なんか・・・・。レーダーとパソコンが合体したみたいですね。」
テブリッシュ「そうだ。これは、あらゆる次元や宇宙のの物質を、
解明及び探知できる最新型高性能兵器、X-RCだ。」
モモ「今日まで5ヶ月かかって造られた傑作よ。
テブリッシュの頭脳と科学班の技術の粋を集めて造ったの。」
イチゴ「物質を解明及び探知できるって・・・・。なんか凄いね!!」
シュドー「ああ。これで宇宙人や異次元人、果てはアンバンランスゾーンの、
正体を見破れるかも知れねェな。怪獣がどんな奴かわかる!
果てはウルトラマンクリスタルの正体もなっ!!」
コリス「・・・・・・っ!?」 コリスはそれを聞いて驚く。
もし、自分がクリスタルであると知ったら、大変な事なると思うからだ。
テブリッシュ「残念ながら、クリスタルの正体までは解明できないよ。」
イチゴ「でも、怪獣の弱点なら解明できるよね?」
テブリッシュ「ああ。まあな。・・・・・・だが、これはただの試作品なんだ。
本当にその性能が発揮できるのかは、まだ俺にもわからない。」
シュドー「そ・・・・そうなのか・・・・・;」
ハイテンションだったシュドーはそれを聞いて、少しだけテンションをさげる。
コリス「ほっ。」 逆にコリスは安心するように、ほっと息をする。
テブリッシュ「だが、安心してくれ!!もし、宇宙人や怪獣が見つかったら、
必ずこの兵器の性能が生かせる!!それまでに、待ってくれないか・・・・?」
コリス「・・・・わかりました。待ちましょう。」
イチゴ「その兵器に性能。僕も見てみたいよ。」 シュドー「おぅよ!」
サキ「テブリッシュさんの科学は最高なんですから!」
テブリッシュ「すまないな、皆。感謝する。」
コリス「・・・・・っ。(今日のテブリッシュさん。何か元気がないな・・・・?)」
テブリッシュ「では、俺はこのX-RCをまた科学班のところへ戻す。
明日も念のため、ここへ持っていく。では、行って来ます。隊長。」
モモ「ええ。行ってらっしゃい。」 そして、テブリッシュは司令室から出た。
コリス「・・・・・なんか、今日のテブリッシュさん。必死に見えました・・・。」
シュドー「きっと、造ったばかりで失敗しないかどうか、緊張してんだよ。
失敗しても、造り変えりゃいいのに。」
コリス「・・・・・・っ。」
一方、ここはナイトメア・ナーサ。この城の広い部屋でシャドーが笑みを浮かべている。
そう。またもシャドーが悪の行いを始めようとしていたのだ。
シャドー「ふふふふ・・・・。もうすぐね。」
そして、シャドーも前に何者かがテレポートで現れた。
その者は・・・・かつてコリスのZEROに最初に倒されたラグロム星人だった。
そう。こいつは宇宙人だ。もしや、シャドーは宇宙人と手を組んだのか?
ラグロム星人「ココガ、ナイトメアナーサカァ?
聞イタトオォ~リッ!エエトコロヤノォ!!」
シャドー「ふふふ。でしょう?あなたたちラグロム星人は暗いのが大好きなんだから♪」
ラグロム星人「オオォォォウ!イエェェェェスッ!!ソンデハ、シャドー様!
サッソク会議ヲ始マヒョカアァァァ~?」
シャドー「ええ。まず、あなたは自分の仲間を殺した地球人を憎んでいるそうね。」
ラグロム星人「ワシハノォ!自分ノ仲間ヲ殺シタ輩ヲ許シチャオケンヤアァ・・・!」
シャドー「奇遇ね。私も地球の人間が大っ嫌いなの。人間は自分勝手で、
夢も信じず、己の欲望でこの星を破壊しても構わない程の凶悪な種族なの。
それに、私の仲間も奴等に殺されたの。人間は殺しが好きだからねっ!」
ラグロム星人「地球人ハオッドロシイ事ヲスルノォ!!」
シャドー「そこで、お互い地球人を憎む者同士で同盟を組もうって思うの。」
ラグロム星人「オオォォォ!!イッツ・マイハニー!!センキュー!!!
コレカラ一緒ニ頑張リマショウヤアァ~ッ!」
こうして、ラグロム星人とシャドーは手を組んだ。
二人はどんな恐ろしい作戦を仕掛けるのだろうか・・・・?
深夜のDGCの基地。そこの廊下でテブリッシュが自販機で買ったコーラを飲んでいた。
テブリッシュ「ごくごく・・・・・。っぷはぁ・・・。ん?」
その時、コリスが目の前に立つ。テブリッシュは彼の前に立つ。
テブリッシュ「・・・・何か、用かな?」
コリス「・・・・・後輩の僕がこんな事、聞くのは生意気ですけど・・・・。
なんか今日のあなたは冷静じゃないと言うか、緊張してたように見えましたけど・・・?」
テブリッシュ「・・・・確かに、俺は緊張していたさ。
実はあのX-RCは・・・・・テストもしていないんだ。」
コリス「テストもしていない?」
テブリッシュ「・・・・と言うか、テストできないんだよ。何か事件が起きない限り・・・・。
このままでは、俺の提案に全力を注いでくれた科学班たちの苦労が水の泡になっちまう。」
コリス「五ヶ月かかって造ったメカですからね・・・・。失敗したら、なんか可哀想だ・・・。
(もし・・・・失敗しても、僕の魔法でうまくできるかどうか・・・・・。)」
テブリッシュ「なんとしても、成功させたい・・・・・っ!」
その時、一人の研究員が走ってきた。テブリッシュとコリスはそれに気づく。
研究員の男性「テブリッシュさああぁぁぁぁん!!!」
テブリッシュ「ど、どうした!!?」
つづく
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