バンジョーたちの前に、
探検服を着た人型のジェルボア(トビネズミ)がいた。
足がいかにもジェルボアのものである。
探検服を着たジェルボア「ジュースなら腐る程ある。
飲みたければ、もっと飲んでくれたまえ。」
ボトルズ「ありがとうございます。
ところで、あなたの名は?」
探検服を着たジェルボア「教えてあげよう。
私の名はレリッカー。この探検隊のリーダーだ。」
ボトルズ「れ、レリッカーですって!!?」
ボトルズはその名を聞いて、驚く。
アシナガ「知ってんのか?」
ボトルズ「レリッカー・・・。知恵と努力だけで、
これまで、狙った財宝を欠かさず全て手に入れたと言う、
一流の探検家であります。その有名な人が、
まさか、ここで会えるなんて・・・。」
レリッカー「ほう。すっかり有名になりましたなァ。私も。」
ボトルズ「何故、そのあなたが僕らを助けたのです。」
レリッカー「困っている人を助けるのが私の流儀でね。
それに、君らの力を貸して欲しいのだよ。デスブラザー。」
バンジョーとカズーイ「っ!!?」
バンジョーとカズーイはこれに驚き、構える。
カズーイ「だから、
あたいたちはデスブラザーじゃないって!!」
バンジョー「僕らに・・・何をしようと言うのですか!?」
レリッカー「・・・何もしないさ。ただ、
協力して欲しいだけなんだ。
嫌な想いなんてさせはしないさ。
手伝いもするし、報酬もちゃんとやる。」
バンジョー「・・・僕らと敵対しないのですか?」
レリッカー「確かに、デスブラザーは敵対すべき悪だ。
だが、今の君らから悪意が一つも感じない。
今の君らなら、我々の頼みを聞いてくれると思ってな。」
バンジョー「・・・・わかった。聞くよ。」
レリッカー「・・・この砂漠には色々と謎が隠されてあり、
恐ろしい怪物がたくさんいる。だが、それだけではない。
クラッシャーやグランティと言った連中もいるらしい。」
プルレス「クラッシャー・・・。
(テルさん・・・ミルさん・・・。)」
レリッカー「そいつらが私たちに襲いかかる可能性が高い。
そこで、君たちにはその連中を追い払って貰いたい。
それが、君たちの主な仕事だ。」
バンジョー「・・・・わかりました。
そいつらを倒せば良いんですね。」
カズーイ「あのローブの二人・・・!今度会ったら、
ぶっ飛ばしてやるんだから・・・・!」
その時、一人の探検服を着た人間が現れた。
探検服を着た男「レリッカー隊長!!
スフィンクスらしき物体を発見しました!!」
レリッカー「何!?それは本当か!!?」
探検服を着た女性「はい!ですが、
そのスフィンクスの周囲には、
巨大な手の怪獣が多くいて、うまく調査できてません。」
レリッカー「うむ・・・。熊君。さっそくお仕事だ。」
バンジョー「・・・はい。」
レリッカー「スフィンクスのところへ行き、そこにいる、
怪物共を全て倒したまえ!!君!案内したまえ!!」
探検服を着た女性「はっ!!」
カズーイ「よーし!ひと暴れしますか!!」
バンジョー「うん。では、お願いします。」
探検服を着た女性「わかりました。
では、付いてきてください。」
そして、テントから出て砂漠を歩くバンジョーたち。
探検服を着た女性の案内でスフィンクスへと進む。
それぞれ、大きな水筒を持っている。
ボトルズ「しかし、本当に親切だなァ。あのレリッカーさん。」
探検服を着た女性「ええ。私も危ない時に、
レリッカーさんに助けていただきましたから・・・。」
バンジョー「そうですか・・・。」
探検服を着た女性「・・・間もなくスフィンクスに近づきます。」
その時、バンジョーたちの前に、
何者かが物凄い速さと共に横切った。
つづく
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