カルーゼル「・・・・一つ目はこの砂漠のどこかに、
グランティが暗躍しているところだ。奴らも、
この砂漠に眠るジグソーを狙っているに違いないと見て良い。
しかも、確信してないが、特命隊であるらしい。」
アシナガ「と、特命隊だと!?
あのクソ強ェ連中がこの砂漠に・・・!?」
ボトルズ「だとしたら、かなり苦しい戦いになるハズですね。」
カルーゼル「二つ目は古の者と呼ばれる石像だ。
だが、その石像は近づいた俺らの前で急に消えやがった。
だが、その古の者を突き止めれば、
何か良き事が起きるハズだ。」
ボトルズ「古の者。どこかで聞いた事があるような・・・。」
カルーゼル「そして、三つ目は黄金のピラミッドだ。
ある死にかけの男の情報によると、
そのピラミッドがこの砂漠に存在したらしい。
そのピラミッドの中には、多くの財宝が・・・。
特にジグソーがたくさん眠っているかも知れない。」
テル「・・・・で、その死にかけの男は?」
カルーゼル「・・・既に死んだ。」
ミル「あなたたちが助けなかった・・・からでしょ?」
カルーゼル「・・・・そうだ。」
プルレス「酷いよ!それ!!何で助けなかったのさ!?」
カルーゼル「あぁ?何で、俺らがあんなもう死ぬような奴を、
助ける義務があんだよ?俺らは俺らだけで精一杯なんだよ。」
ミル「・・・この工作隊はね、
他人の事は完全に無視する主義なの。
こいつらに助けを求めるだけ無駄ってワケよ。」
ボトルズ「・・・僕らは一体、どうすれば・・・。」
カルーゼル「テル。ミル。ちょっと離れてくれたまえ。」
テルとミルは言われた通りに、
バンジョーたちから離れた。そして。
カルーゼル「・・・撃て!!」
その時、多くのクラッシャーの戦士たちが、
一斉射撃を始めた。
無数の銃弾がバンジョーたちを襲う。
バンジョーたち「あわわわわわわわわわわ!!!??」
だが、バンジョーたちは慌てて何とか避け切れた。
カルーゼル「お前らのような関係者以外が、
気楽にここに来るんじゃねェ!!これ以上、ここにいるなら、
この場でぶっ殺してやるァ!!!」
バンジョーたち「し、失礼しましたあああぁぁぁぁ!!!」
バンジョーたちは逃げた。テルとミルを残して。」
ミル「あらあら。相変わらず酷いね。カルーゼルは。」
テル「流石に鬼畜カモと言われる事はあるぜ。だが、
あの熊公共のあのザマ、ちょっとスッキリしたわぃ。」
カルーゼル「・・・すまねェな。二人とも。
お前たちのような同じクラッシャーなら、
歓迎してやんよ。」
テル「気にすんなって。」
ミル「ところで、私たち。
あなたたちのお手伝いをしようと思うんだけど。」
カルーゼル「良いだろう。まずは、作戦会議を始めよう。」
バンジョーたちはオアシスの別の場所にいた。
アシナガ「はぁ・・・はぁ・・・。あ、あのカルガモ・・・!!」
クリグミ「こ、怖かったよぅ・・・。」
ボトルズ「・・・・っ!見て!何かいますよ!?」
バンジョーとカズーイ「え・・・?おお!!」
バンジョーたちの近くに、
とても太ったように見えるヤシの木がいた。
そのヤシの木は眼と口が生えている。
恐らく、生物であろう。」
ヤシの木「はぁ・・・はぁ・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・。」
バンジョーたちは息をしているヤシの木に近づく。
アシナガ「な、何でェ?お前は・・・。」
ヤシの木「はぁ・・・はぁ・・・。僕はトランカー。
雨が降らないかなああぁぁぁ・・・!
ぜぇ・・・ぜぇ・・・。
もう、しなびちゃいそうだ・・・・。」
カズーイ「自分の木の実でも食べたら?
ゼェゼェ声のおっちゃん。」
バンジョー「こら!カズーイ!!!・・・トランカーさん。
タマゴや羽では駄目ですか?」
つづく
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