トランカー「駄目だよ・・・。ぜぇ・・・ぜぇ・・・。
水が欲しいよおおぉぉぉぉ・・・!!」
クリグミ「湖の水があるから、それを飲めば良いよ。」
トランカー「ぜぇ・・・ぜぇ・・・。け、けど・・・。
その湖は、クラッシャーが独り占めして、
僕には一切、与えてくれないんだァ・・・・!!」
カズーイとアシナガ「何ィ・・・・!?」
カズーイとアシナガが怒りそうになる。
バンジョー「カルーゼルさんが、
あなたに水を与えてくれないって、
本当ですか・・・!?彼らは鬼畜だと言うのですか!?」
トランカー「そうなんだ・・・。ぜぇ・・・ぜぇ・・・。
あのカルガモは・・・。ぜぇ・・・ぜぇ・・・。僕を、
ただの役に立たない木として、水を与えないようにした。
あいつは・・・鬼畜だ・・・・!ぜぇ・・・ぜぇ・・・。」
バンジョー「・・・・・・・っ!」
ある目が生えたクーラーの付いたテントの中で、
カルーゼルたちはテルとミルと共に会議を始めた。
カルーゼル「この砂漠には、恐ろしい怪物が数匹存在する。
主に、グラッバと言う奴だ。奴は巨大な手の姿をしている。」
ミル「巨大な手の怪物ね・・・。」
テル「手だけが姿の怪物か。
いかにも異形って感じがするぜ。」
カルーゼル「奴らの正体はまだ知っちゃいない。
だが、奴らの事も調査すれば、何かわかるかも知れねェ。」
その時、クラッシャーの戦士たちの悲鳴が響く。
クラッシャーの戦士たちの声「ぎゃあああぁぁぁぁぁ!!!」
カルーゼル、テルとミル、このテントにいた戦士たちが驚く。
カルーゼル「あ!?何だ!?」
傷だらけになったクラッシャーの戦士の一人が入ってくる。
クラッシャーの戦士「か、カルーゼル!
に、逃げろ・・・!!」
そのクラッシャーの戦士が倒れ、
バンジョーたちが入って来た。
カルーゼル「・・・てめェら・・・・!!」
バンジョー「カルーゼルさん・・・!何故、
トランカーに水を与えてやらないのです!?」
カルーゼル「トランカー?ああ、あのヤシの木の事か。
あいつは植物だろ?しかも、俺らとは無関係だ。」
アシナガ「無関係でも、困ってる奴を助けなきゃ、
男が廃るだろうが!!」
カルーゼル「何故、無関係な奴を助ける必要がある。
そいつを助けたって、
何の意味はねェ。俺たちは俺たちのためだけに戦う。
あんなヤシの木なんてどうでも良いんだよ。
ああ、早く枯れてくれねェかなァ?」
カルーゼルはその語尾と共に、怒りながらも笑みを浮かべた。
バンジョー「・・・・・っ!このォ!!」
バンジョーはカルーゼルに殴りかかる。だが、
カルーゼルはマシンガンを持ち出し、それで連射を繰り出す。
カルーゼル「らあああぁぁぁぁぁ!!!」
バンジョー「くっ!!」
無数の銃弾が襲い掛かる。バンジョーは間一髪、避けた。
カズーイ「く・・・・っ!ちょっと!!テル!ミル!
何やってんのよ!?戦いなさいよ!!
このカルガモ野郎は悪党よ!
他人の命などどうでも良いと言うわ!!
わかったら、とっとと倒しなさい!!」
テル「・・・・そうだな。」
ミル「倒しますか・・・・。」
テルとミルの手が光り始めた。そして。
バンジョーとカズーイ「な・・・・っ!?」
テルとミルが跳び出し、バンジョーとカズーイに迫る。
テルとミル「はあああぁぁぁぁ!!!」
テルのパンチとミルの手刀がバンジョーを攻撃する。
バンジョー「ぐああああぁぁぁぁ!!?」
カズーイ「な、何故・・・・!!?」
ミル「悪いけど、このカルガモさんを、
倒させるワケにはいかないのよね。」
テル「それに、お前らはデスブラザー。
デスブラザーは殺すべき・・・。
俺はなァ・・・。この機会を待ってたんだよおおぉぉぉ!!」
テルは光の拳でバンジョーを打撃するが、避けられる。
バンジョー「く・・・・っ!」
テル「おらああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
テルは光の拳によるラッシュでバンジョーとカズーイを攻撃。
バンジョーとカズーイ「うあああああぁぁぁぁぁ!!!??」
バンジョーとカズーイは攻撃を受けて、
吹き飛び、テントの中から出た。
そこから、テルとミルも歩いて出て来た。
カズーイ「く・・・っ!バンジョー!!」
バンジョー「おおぉぉぉ・・・!ローリングアタック!!!」
バンジョーはローリングアタックでテルとミルに迫る。
ミル「無駄よ。」
ミルはそんなバンジョーに光のドームを包む。
バンジョーとカズーイ「が・・・・っ!!?」
これを受けたバンジョーとカズーイは激痛に襲われる。
テル「死ねェ!!」
テルは光の手刀で、
バンジョーとカズーイを思い切り斬った。
バンジョーとカズーイ「ぐわあああぁぁぁぁぁぁ!!?」
バンジョーは倒れるが、すぐに立ち上がる。
バンジョー「や、止めるんだ・・・!」
テル「けっ!誰が止めるかよ・・・。ぬん!!」
テルとミルはローブを脱ぎ、完全なパワーを解放する。
つづく
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