ドッゲノク「な、何だ!?てめ・・ぐあ!!?」
警察「ぎえええぇぇぇ!!?」
ボトルズはツースを倒した警察やドッゲノクを全て斬った。
ボトルズ「・・・・っ!つ、ツースさん・・・。」
ボトルズはボロボロになったツースに近づいた。
ツース「・・・・・っ。も、土竜・・・・か。
せ、成功・・・したみてェ・・・だな・・・・。ふふふ・・・っ!」
ボトルズ「しっかりしてください!!今、アジトへ・・・!」
ツース「いや・・・。お、俺は・・・もう駄目だ。
この有様じゃ・・・もう死ぬのを・・・待つだけ・・・だ・・・・。
け、けど・・・・。これで良かったん・・・だ・・・。」
ボトルズ「何が良かったのですか!?」
ツース「この作戦の・・・成功率を・・・上げた・・・・。
そ、そして・・・。他人を・・・不自由にする事の・・・・。
・・・空しさに・・・・い、今気づいた・・・・かな・・・・。
も、土竜・・・・。今まで・・・すまなかった・・・・。
お、俺の分まで・・・・欲しかった自由を、
手にしてくれ・・・・っ。
さ、さら・・・ば・・・・だ・・・・・・・・・。」
ツースはゆっくりと目を閉じた。こうして、ツースは死んだ。
ボトルズ「つ、ツースさああああぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
ボトルズは泣き叫んだ。ツースが死んだ事により。
そんなボトルズの肩をクラッシャーの戦士の一人が掴む。
クラッシャーの戦士「お前がツースに安らぎを与えてくれた。
お前はもう自由だ。
俺がお前を安全な場所へ避難させてやる・・・!」
タヤマはブレーンバスターでドッゲノクの1匹を倒す。
タヤマ「はああああぁぁぁぁぁ!!!」
ドッゲノクA「畜生・・・・!
この金庫の入り口だけでも守るんだ!!」
ドッゲノクB「おう!!
たかが虎1匹で俺らに敵うワケが・・・!」
そう。タヤマはいつの間にか、金庫の入り口へと来ていたのだ。
タヤマ「おらああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
タヤマはドロップキックで、複数のドッゲノクを一気に倒した。
ドッゲノクたち「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!??」
ドッゲノクA「馬鹿な・・・・!
ブレンティでもないのに・・・この力わ・・・!?」
ドッゲノクは全て倒れ、タヤマは金庫へと扉へと近づいた。
タヤマ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・!
犬共のせいで・・・体力を大幅に削っちまったぜェ・・・・!!
だが、ようやくジグソーが手に入る・・・・。」
タヤマは金庫へと近づく。その時、後ろから何者かの声が聞こえた。
謎の声「ここにジグソーなんてねェぞ?」
タヤマ「何・・・!?貴様!!軍人!!」
タヤマは後ろの声の主を見て、構える。
その者こそ、サポーガーであった。
サポーガー「たかがレスラーの虎のクセに、
よくもまァ、我が軍が生んだドッゲノクたちを全て倒せたもんだ。
どう言う事だよ?」
タヤマ「ふん・・・。俺はな、あの時から、
いくつもの修羅を超えてきたのさ。それにより、
あのドッゲノク共を必死で倒し続ける事ができたワケよ。」
サポーガー「あの時・・・?ああ。
あのプロレス大会で起こった事件の事ね。
あの事件でお前はこの街の人々に迷惑かけたっけ?」
タヤマ「そうだ・・・。あの事件の前から、
俺は善良な一般市民の一人にして、一流のプロレスラーであった。
俺はそのプロレスで勝ち続けて、
たくさんの人々に評価されていた。
あと少しでチャンピオンになる時に、悲劇が起こった・・・・。」
サポーガー「そうさ・・・。チャンピオン決定戦の前・・・。
その時にお前はある賭博事件の関係者である事を警察に知られ、
追放されるように引退させられたのさ!]
二度とプロレスができぬようになァ。」
タヤマ「その賭博を行っていたのが、警察だ!
警察のクセに、犯罪である賭博を勝手に行っていたんだ!!
しかも、俺をも巻き込みやがって・・・・!!」
そう。タヤマの言っている事は真実であった。
数年前、タヤマがクラッシャーに入る前。
タヤマはトレーニングとして街中を走っている時、
偶然、複数の警察とドッゲノクがある店に入っていた。
タヤマはそれを気にし、その店に入る。すると、
あの警察とドッゲノクが麻雀と言う賭博をやっていたではないか。
警察たちは正義感そっちのけで本気で賭博を楽しんでいた。
タヤマは逃げようと店を出ようとするが、
一人の警察に賭博を無理やり誘われる。
断ると殺すと脅されてしまい、
嫌々と賭博をやる。しかし、麻雀への知識が全くなく、
誰からのアドバイスも受けずに敗北。金を多く奪われてしまう。
それ以来、
その警察がタヤマを賭博事件に関係ありと世間に語った。
そして、現在。
タヤマ「それ以来、俺は世間の者たちに嫌われ、
プロレスができなくなってしまった。
・・・全てはこの街の警察のせいだ!!何故、
正義の者があのような悪行を楽しむ!!?」
サポーガー「ああ・・・。そういや、そうだったな。
ブルゴンたち、この街の警察って、麻雀が大好きだったよねェ。」
タヤマ「その警察も犯罪者だ!!
何故なら、賭博は犯罪者だから!!」
サポーガー「お前もその犯罪者の一人じゃね?」
タヤマ「・・・・お前たちは世間の味方と言う常識を利用し、
賭博と言う犯罪を隠していた。すなわち、お前らは、
何をしても許される・・・。そうだろ?」
サポーガー「そうだな。だって俺ら、世間に愛されてるし、
とっても強いもの。何をしても許されるって、何か良いかもな。
お前ら負け組は何をしても許されないけどね。」
サポーガーは嫌味に笑みを浮かべる。それを見たタヤマは激怒する。
タヤマ「貴様あああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
タヤマは走り、サポーガーに迫る。
こうして、
ついにタヤマとサポーガーの戦いが始まろうとしています。
タヤマは警察の悪行に巻き込まれた被害者だったのです。
タヤマはその警察を庇う軍人サポーガーを、
憎しみで倒すべく走ります。タヤマのプロレスが、
卑劣なサポーガーを倒す事ができるでしょうか。
次回につづく
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