そこには、マンボが傷だらけとなって倒れていた。
そして、デスブラザーが余裕に立っていた。
デスブラザー「ふふふふ・・・!ふははははははははは!!!
不死の魔術師。貴様はやる奴だ。だって、
この俺をあそこまで追い詰めたんだからなァ!!」
マンボ「・・・・・っ!お、お前・・・たち・・・・!
な、何故・・・・悪事・・・行う・・・・!?」
デスブラザー「ふん。何故?それは簡単。
好きでやってるからさ。理由などない。」
ヘルシスター「あたいたちは生まれつき、こう言う性格なんでね。
ちなみに、このヘルシスターとデスブラザー。
その名は偽り。つまり、偽名さ。」
マンボ「偽名・・・・だと・・・・!?」
デスブラザー「そうだ。俺たちの本当の名を教えてやろう。
俺はバンジョー。こっちが相棒のカズーイだ。」
マンボ「・・・・っ!?違う・・・・!お前たち、
あの熊と鳥・・・じゃない・・・・!!」
デスブラザー「違う違う。あいつらは偽物。
俺たちが本物のバンジョーとカズーイだから。」
マンボ「マンボ・・・には・・・わかる。貴様らわ、
バンジョーとカズーイ・・・ではない・・・・!!」
マンボはそう言いながら、ゆっくり立とうとする。
ヘルシスター「信じているのか?あんな偽物たちを。
あの偽物たちが別の脅威であってもか?」
マンボ「・・・・信じている・・・・!」
ヘルシスター「ち・・・・っ!どうする?デスブラザー。」
デスブラザー「ふっ。知りたいか?真相を。」
マンボ「・・・・知りたい・・・!」
デスブラザー「そうか。だが、もう遅い。間もなく、
この聖なる雪山の最後が近づいて来ているのだよ。」
マンボ「なん・・・だと・・・!!?」
ヘルシスター「その最後に巻き込まれたら、
お前は死ぬ事になる。
だが、もし。この山から脱出し、再びあたいたちに会えたなら、
真相を教えてやろう。あらゆる真相をな・・・。」
デスブラザー「楽しみにしているぞ。ヘルシスター。
飛べ。この雪だるまの全てのジグソーを奪おうぜ。」
ヘルシスター「ああ。」
そして、ヘルシスターは空を飛び、
巨大雪だるまへ急接近した。
マンボ「ま、待・・・て・・・・・・・!」
そして、マンボはついに倒れてしまった。
カズサの村では、複数の人々が何故か大騒ぎをしていた。
カズサの家から出たカズサとクリグミがそこに近づく。
クリグミ「どうしたんだろう?一体・・・・。」
カズサ「何か凄い話題が来ているのかしら?」
村人A「おお!カズサさんか。ちょうど良いや!」
村人B「聞いてくれよ。この山のシンボルである巨大雪だるまで、
抗争が起きたんだってよ!?」
カズサ「抗争が!?」
村人A「ああ。とても激しい戦いらしいぞ。
あの巨大雪だるまはとても頑丈だから壊れないから、
心配ないけど・・・。」
村人B「あのデスブラザーって奴もいるみたいなんだ。
もしかしたら、あの巨大雪だるま。
壊れちまうかも知れない・・・!」
カズサ「な、何ですって・・・・!?」
クリグミ「こ、壊れるって・・・本当?」
カズサ「・・・まだわからないわ。でも、
あのデスブラザーが実在したとなれば・・・・。」
そう。噂のデスブラザーにより、この山のシンボルである、
巨大雪だるまが破壊されるかも知れない。
村人たちはそれを不安としていたのだ。
もし、その巨大雪だるまが破壊されたら、
この山に大きな被害が起きる事はもちろん、
あのサンタとの絆も消えてしまうかも知れないのだ。
カズサ「・・・クリグミ。
巨大雪だるまのところへ行きましょう。」
クリグミ「え?どうして・・・!?」
カズサ「確かめなきゃいけないの。真実を・・・!
あなたも付き合ってもらうわ。良い?」
クリグミ「・・・・・うん。
もし、僕たちがピンチになったら、
あの熊さんと鳥さんが助けに来てくれるよね?」
カズサ「・・・・ええ。バンジョーとカズーイが、
きっと私たちを、
この聖なる山の平和を守ってくれるわ・・・・。」
そして、カズサとクリグミがこの村から出て、
巨大雪だるまへと向けて歩き出した。
ついにマンボを倒してしまったデスブラザーとヘルシスター。
奴らはこの巨大雪だるまからどうやって、
ジグソーを全て集める気でしょうか。そして、
バンジョーとカズーイも。この先、どうなるのでしょう。
そして、カズサやクリグミもいよいよ、
この巨大雪だるまのところへ来ようとします。
聖なる雪山。その最後の時が、
もしかしたら訪れるのかも知れません。
次回につづく
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