ミスターバイル「確かに誰が送ったかはわからないワニ。
だが、これは信じるべきだと思うワニ。何せ、
せっかく、あの忌まわしいカエル族を倒せるからなワニ!!」
マンボ「・・・・バイルの言う通り。この手紙、
真実を感じる。その真実、従うべし!」
ミドリ「では、行くんだね・・・・!」
マンボ「もちろん!バイル!皆を集めろ!!」
ミスターバイル「言われなくても、わかっているワニ!!
いよいよカエル族を全員ぶっ殺せる時が来たんだワニ!!!」
ワニ族の戦士たちも、カエル族の住み処に、
総攻撃をかける準備をしていた。こうして、
カメ族とワニ族はカエル族に大決戦を挑もうと進んだ。
しかし、その前にとんでもない事が起きる事を、
カメ族とワニ族は知らなかった。
そして、カエル族の住み処では、無数にいるフリビッツの前に、
イエローボスとエスメラルダ&ラミジャがいた。
イエローボス「ゲロゲロ!!よく聞け。貴様たち!
我々はカメ族とワニ族の住み処への道を既に知っている。
これも皆、我がカエル族と同盟してくださったグランティのおかげである!
我々はカメ族とワニ族をいつまでも襲えると言うワケだ!これから、
その二つの種族に対して、総攻撃を開始する!!今日こそ、
我らカエル族の勝利の日にする!!わかったか!!貴様たち!!!」
フリビッツたち「ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ!!!!!!」
イエローボスの言葉に、フリビッツたちは賛成の声をあげた。
アジトである家に入ったイエローボスとエスメラルダ。そして、ラミジャ。
エスメラルダ「イエローボス。」
イエローボス「ゲコ!?何だ?エスメラルダ。」
エスメラルダ「住み処のガードはしてないみたいだけど、良いの?」
イエローボス「はっはっはっはっ!!何を言う?我らカエル族の住み処は、
どの種族にも発見されておらん。
だから、攻撃される心配はこれっぽっちもないさ。
逆に、俺たちはいつでも、カメ族とワニ族を葬れるワケだ。それにしても、
お前の副官はもはや元気いっぱいになってるな?回復が早いのか?」
イエローボスはラミジャの事を聞く。ラミジャはピラニア族との戦いで、
怪我をしていたが、今日ですっかり回復していた。
身体中の包帯が消えている。
ラミジャ「はっ。これも、エスメラルダ様が看病してくださったおかげです。」
エスメラルダ「違うわよ。ラミジャ。
あなたの種族は回復が早いだけじゃなくて?」
ラミジャ「ですが、もし。フリビッツ共が助けてくださらなければ、
私は今頃、どうなっていたのかわかりません。ただ、残念なのは、
我が第7特命隊で残る幹部はあなたと私だけになったとの事です・・・。」
エスメラルダ「・・・そうね。でも、感じるのよ。このカエル族の住み処に、
何か恐ろしい事が起きるって。警戒した方が良いわよ?」
ラミジャ「はっ。」
イエローボス「恐ろしい事?まあ。どんな事が起きようとも。
解決してくれるだろうに。君たち第7特命隊と俺らカエル族の、
力を合わせればなァ・・・・。ゲコゲコゲコゲコ・・・!」
エスメラルダ「・・・・ラミジャ。念のため、この住み処の入り口を防衛なさい。」
ラミジャ「了解!私はあなたの手足。そして、愛する者として・・・!」
エスメラルダ「その意気よ・・・・!」
ラミジャは家から出て、一人だけカエル族の住み処のガードをした。
この沼のとある場所で、あの赤き目の熊がいた。
熊「グフフフフ・・・・!ついに動いたか。さて、実行するか・・・!!」
そう言うと、熊はどこかへ歩き出した。
そして、別の場所では、大勢のカメたちが進行している。
その先頭には、コッパがいて、その近くにはバンジョーたちがいた。
バンジョー「・・・・ねェ。コッパ。」
コッパ「何だよ?」
バンジョー「その・・・。ティックちゃんとは話してのかぃ?」
コッパ「・・・・ああ。したぜ。あいつは住み処で応援してくれるハズよ。」
これは、カメ族がカエル族の住み処へ襲撃する前の出来事である。
ティック「・・・・行っちゃうのね?カエル族のところへ。」
コッパ「ああ。ついに奴らを倒せる時が来たんだ・・・!」
ティック「そうね。でも、住み処にはとても多くのフリビッツがいる。
もしかしたら、とっても危険かも知れないわ。」
コッパ「大丈夫だって!俺はもう逃げやしねーよ。お前は、
ここで俺たちを応援してろ。そうすりゃ、俺だけでも生き残れるかもよ。」
ティック「・・・・そうね。頑張ってね。コッパ君。
そして、絶対に生きてね?死んじゃ嫌よ・・・?」
コッパ「馬鹿な。俺が簡単に死ぬワケがないじゃねーか。心配すんな。
俺は絶対に生き残る。そして、お前の元へ必ず戻ってやらァ。」
そして、現在。コッパは笑顔でこう言う。
コッパ「俺ァ誓ったんだ。ぜってーにあいつのところへ戻るって。」
バンジョー「そうか・・・。君は良い愛人を持ったんだね。」
つづく
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