ミドリ「あのミスターバイルが・・・。自ら、負けを認めるなんて・・・!」
アシナガ「いや、こりゃぁ。罠かも知れねェ・・・!
ああして油断させて一気に勝利を狙う気だ。」
マンボ「いや。バイル。本当に負けた。バイル。
バンジョーの真の強さ、知った。その真の強さにバイル、負けた。
つまり、優しさの勝利・・・!」
ミスターバイル「この禁じられた遊戯で、
勝利したのはお前が初めてワニ。
ワニワニ!そして、バイル様は初めて負けたワニ。
その勝利の印として、これを持っていけワニ。」
ミスターバイルはどこからともなく金色に光る物を置いた。
テル「これは!」 ミル「ジグソー!!」
そう。ジグソーであった。
バイルはバンジョーにそれを捧げるつもりだ。
バンジョー(ワニ)「このジグソー・・・。受け取っても良いのかぃ?」
ミスターバイル「持って行けと言ってるワニ。そして、
他の俺たちが持っているジグソーも全てお前にやるワニ!」
バンジョー(ワニ)「そりゃ本当かぃ!?」
ミスターバイル「お前がこの沼の戦争を止められるなら・・・ワニ。
ただ、
我らワニ族の主がそれに気づいて怒らねば良いがワニ・・・・・。」
バンジョー(ワニ)「わかった・・・!ありがとう。バイル!」
バンジョーはジグソーを口で挟み、それをリュックの方へ投げる。
ジグソーはリュックの中に入れて、
バンジョーとカズーイは28個目を手に入れた。
アシナガ「よっしゃああぁぁぁ!!やったぜぃ!!!」
そして、ワニ族の長の体内から出たバイルのバンジョーたちの前に、
大勢のワニたちが集まった。
彼らの前には複数のジグソーが置いてあった。
バンジョー「これが・・・全てジグソー!?」
カズーイ(リュック)「こんなにたくさん・・・・・!?」
ワニA「ああ。全部、俺たちが集めたジグソーだ。」
ワニB「君はこの沼の戦争を止めると言った。それを信じたいんだ。」
ワニC「ただし、お前がそれを本当にできなかったら、
俺たちは全力でお前をやっつける事になるだろう。
その覚悟はあるか?」
カズーイ(リュック)「全部もらっちゃいましょ!バンジョー!!」
バンジョー(ワニ)「・・・当然さ!」
カズーイが嬉しがり、バンジョーも嬉しそうに賛成し、
全てのジグソーをゲットした。かくして、
バンジョーとカズーイのジグソーの数が一気に35個となった。
そして、バンジョーたちからとても遠いところで、
奇怪な謎の影があったが、その影はすぐに飛んで消えた。
ミル「凄いわ。あの子たち。早くも多くのジグソーを・・・。」
テル「・・・・スキを見つけて奪い取りたいところだ。」
その時、1匹のワニが叫びながら走って来た。
ワニ「大変だああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ミスターバイル「ワニワニ!!一体、どうしたワニ!?」
ワニ「カメ族のエースが味方の部隊と抗争してるらしい!
しかも、
羽を持った妖精の女と不思議な力を持つ人間の女が、
奴の味方として、味方を多く殺しているらしい!!」
バンジョー(ワニ)「羽を持った妖精の女と、
不思議な力を持つ人間の女?まさか!」
カズーイ(リュック)「ユミとミクスだわ!!!」
コッパ「でやあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
コッパは二刀流を生かして、4匹のワニを斬り捨てる。
4匹のワニ「あぎゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
コッパ「けっ!!どいつもこいつも強くねーなァ!!
おら!!もっとかかって来いや!!!」
ワニたち「ぬ、ぬうううううぅぅぅぅ・・・・!!!」
そして、ユミやミクスも他のワニたちと戦っていた。
ワニ「ぎへへ!!お姉ちゃんの身体はもらったぜェ!!!」
ユミ「はああああぁぁぁぁぁ!!!」
ユミは蹴り1発で襲いかかるワニの身体を切断させた。
ワニ「わぴゃ!!!」 ユミ「せぃ!!とう!!てあ!!」
ユミは手刀や蹴りの連撃で次々とワニたちを斬り殺していく。
ワニ「ケケ!!おちびちゃん可愛いねェ!喰ってやんよぁ!!」
ミクス「っ!!来ないで!!!」
ミクスは襲いかかるワニに両手を向ける。すると、
空気の力でそのワニの動きを見事に止めた。
ワニ「ギッ!?う、動けない・・・!」
ミクス「えぃ!!」
そして、ミクスはそのワニを素早く動かして、
別のワニと衝突させた。
2匹のワニ「あきゃ!!!」 2匹はぶつかり合って気絶した。
ミクス「えええええええぇぇぇぇぇぇい!!!!!」
そして、ミクスは空気の金縛りで複数のワニの動きをも止める。
ミクス「ごめんなさい・・・・・っ!」
ミクスは両手をそれぞれ握ると、
複数のワニが散りとなって死んだ。
プルレス「良いぞ!!みんなァ!!!」
プルレスが元気良く応援する。
コッパ「・・・・って!何でてめーらがこっちにいんだよ!!!」
コッパは近くにいるボトルズたちにようやく気付く。
ユミ「だって、他のワニたちが私たちを襲ってくるもん。」
ミクス「それに、あなたが一人で戦うのを見てると辛くて・・・。」
コッパ「ちっ!!勝手にしろや。だああああぁぁぁぁ!!!」
コッパはさらに複数のワニたちを斬っていく。
ワニA「こ、このままでは全滅だ!!」
ワニB「大丈夫!!じきにミスターバイルが来てくれるハズだ!!
俺たちは助か・・・・るき!!!」
ワニA「おぺっ!!!」
その時、残ったワニたちがまるで見えない何かに斬られたように、
身体から血を出して倒れた。ワニたちは全員倒れた。
ワニたち「がぴゅ!!」 「くき!!」 「どら!!」
ワニたちの全滅に動揺するコッパたち。
ユミ「っ!?急に全滅した・・・!?」
ミクス「っ!?何か物凄い悪意を感じる・・・・っ!!」
ボトルズ「物凄い悪意!?もしかして、グランティか!!?」
謎の声「ぎきいいいぃぃぃきききききききき!!!!
そのっとおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉうるぃ!!!!!!」
コッパ「っ!?誰だ!!?」 ボトルズ「っ!!あそこにいます!!」
ボトルズは暗い空の方に指を向ける。そこには、
あのミルとテルに倒されたハズのズーギルが飛んでいた。
ズーギル「ケケケケケケケケ!!!俺様はグランティ第7特命隊の、
戦士・再生ズーギル様だ!!カメ族のエースとやらに、
クラッシャーの雌豚共ォ!!!お前らは新しく生まれ変わった、
俺様の力の犠牲者になるが良い!!!」
ズーギルは治療を受けて、さらに何らかの方法で強化されて、
再生ズーギルとなったのだ。ズーギルはさっそく、
コッパに向かって移動する。
ズーギル「きいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」
コッパ「は、速い・・・・!?ぐぁ!!!」
ズーギルの飛ぶスピードはとても高い。それにより、
コッパは迎撃する間もなく、ズーギルに翼に斬られる。
プルレス「は、速すぎる・・・!」 ボトルズ「一瞬見えなかった・・・!」
ズーギル「ケケケケ!!どうよ!?俺の技はよ!!」
コッパ「ちいぃ・・・っ!!なめんじゃねーぜ!!!」
コッパはズーギルの前に二刀流を構える。だが。
ズーギル「なめてんのはどっちだ?おおおぉぉぉぉぉっ!!!」
ズーギルは物凄いスピードで攻めてくる。これにコッパは。
コッパ「ぬおぁ・・・・っ!!!」
コッパは一つの剣を振るう。だが、
ズーギルは消えるかのような速さで避ける。
コッパ「何っ!?」 ズーギル「ぎゃぁ!!!」
そして、右の方から飛んで来たズーギルが翼でコッパを斬る。
コッパ「うぉあああぁぁぁ・・・・!!?」
ズーギル「けっ!!俺はとっても素早くてねェ。
お前の攻撃も素早く読んで、避けちまうんだよォ!!!」
コッパ「ぐ・・・っ!!野郎・・・・!!」
ズーギル「おらおら!!もぉっといくぞおおぉぉぉ!!!」
ズーギルは高速で飛びまわり、コッパを斬り続けた。
コッパ「くっ!!うぁ!!ぬぅ・・・っ!・・・・っ。」
ズーギル「ぎゃはははは!!やはり、カメはのろいなァ?おい!!
うわあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
ズーギルは後ろからコッパに襲いかかる。だが。
飛んで来たユミがキックを繰り出して来た。
ズーギルはこれに驚き、
命中する寸前で動きを止めて、回避した。
ズーギル「ぎっ!!!!!な、何ィ・・・・!?」
ユミ「どうやら、あんたを倒すのは私以外にないわね・・・!」
ミクス「ユミさん!!!」 ミクスは笑顔でユミを応援する。
コッパ「なっ!!おい!!女!!余計な真似すんな!!」
コッパは勝負を邪魔されたか、ユミに怒鳴る。
ユミ「悪いわね。この怪物。あなたじゃ倒せないと思ってね。」
コッパ「な、何だと・・・・!?」
ズーギル「ギギギギ・・・・っ!?じゃあ、てめーが、
この俺様を倒すってのか?あぁ!?」
ユミ「そうね。その自信は・・・あるわ!」
こうして、ユミとズーギルの空中戦が始まった。
つづく
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