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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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カズーイ「もし、そうだとしたら・・・!

どこへ行けば良いかわからないじゃない!?」

カズーイはそう言って怒る。バンジョーは冷静にこう言う。

バンジョー「わからない。とにかく、適当に歩いてみよう。

そうすれば、何とかなるかも知れないし・・・。」

カズーイ「そうね。じゃ、絶対に何とかしなさいよね?」

バンジョー「うん。わかった。」

こうして、バンジョーは適当な方向へ歩こうとした。その時。

カズーイ「・・・・・っ!!?」

カズーイが急に何か大きな事を感じるように驚く。

バンジョー「どうしたんだ?カズーイ。」

カズーイ「な、何か・・・。凄く寒いのよ・・・・!

う、後ろから何かの感じを受けたみたいだわ・・・。」

バンジョー「え・・・?っ!!!」

バンジョーも何かを感じて驚く。カズーイと一緒だ。

カズーイ「ば、バンジョー!?」

バンジョー「な、何だ・・・!?この震えは。さ、寒さじゃない!?

これは・・・・何かを恐れている感覚だ。後ろに、

何かがいるとでも言うのか・・・・!!?」

バンジョーとカズーイは後ろの方を向く。そして、

その方向から何者かが来る。その者が近づくたびに、

バンジョーとカズーイは恐怖に似た感情に震え続ける。

カズーイ「だ、誰よ!!?あんたは!!!」

カズーイがそう叫ぶと、その者はさらに近づき、

バンジョーとカズーイの前に、その姿が見えるようになる。それは、

あの赤い目を光らせている黒い熊であった。今まで暗躍していた、

黒い熊がついにバンジョーとカズーイの前に現れたのだ。

バンジョーとカズーイ「く、黒い熊・・・・!!?」

バンジョーとカズーイは黒い熊の姿を見て驚愕する。特にバンジョー。

バンジョー「ぼ、僕に・・・似ているだと・・・・!?」

そう。この黒い熊はバンジョーとほぼ同じ姿をしていた。

違う部分があると言ったら、色が黒い。両手の角がとても鋭い。

顔が凶暴。目が赤いと言う事である。バンジョーは、

まるで醜悪な姿となった自分と出会ったような感じであった。

カズーイ「ば、バンジョー・・・!こいつ、あんたの知り合い!?」

バンジョー「し、知らない・・・!僕も初めて見た!」

バンジョーとカズーイは、この黒い熊とは無関係の様子であった。

黒い熊「・・・・似てるな。」

バンジョーとカズーイ「え・・・・・!?」

黒い熊「やはり、貴様は俺と似ている。

ただし、心が全く正反対に見えるけどなァ。」

黒い熊はバンジョーに指をさした言う。

黒い熊「前から世間で、俺様と勘違いされている奴がいると聞いてな。

まあ、俺にとって好都合だから、利用させてもらっているがよ。」

カズーイ「何ですって!!?」

バンジョー「・・・・・・っ!!?ま、まさか・・・・!!」

その時、バンジョーの脳裏に何かが蘇る。それは、

今まで旅で出会った者たちが語ったデスブラザーの事であった。

ガムロ『バンジョーとカズーイ・・・・。いや、デスブラザー!!!』

ボトルズ『かつて、この世界に破壊と殺戮を行った、

伝説の黒い熊です。

謎の鳥と一緒に行動しているとも聞いてますが・・・。』

マンボ『お前ら、デスブラザーと何か共通点を感じる。』

コッパ『熊と鳥!!!貴様たちはデスブラザーだ!!!』

チイト『あの二人から邪悪な気配は感じない。』

白熊A『確かに、デスブラザーは単独だけであったし・・・。』

バンジョー「・・・・まさか!お前が・・・!

お前がデスブラザーか!!?黒い熊!!!」

バンジョーは黒い熊にゆびをさして、そう叫ぶ。すると、

その黒い熊は物凄い邪悪な笑みを浮かべて、こう答える。

黒い熊「正解。俺こそが、この世界に恐怖と混沌と殺戮を齎した、

伝説の黒い熊。デスブラザーだ!!」

バンジョーとカズーイはそれを聞いて、驚く。そう。

この黒い熊こそが、

グランティとは別の悪の存在、デスブラザーである。

デスブラザーはやはり、バンジョーとカズーイの事ではなかったのだ。

そして、バンジョーとカズーイがついに、

そのデスブラザーと遭遇したのだ。

カズーイ「そう・・・・!

今まであたいたちが世間に迫害されそうになったのも、

あんたがデスブラザーだからね!!?

あんたのせいで、あたいたちは・・・・!!」

デスブラザー「俺のせい?違うな。お前らが俺と全く似ているから、

いけないんじゃないか?え?

お前らの技は俺様の技そのものではないか。」

バンジョー「その技で、お前は今まで何をしていた。」

デスブラザー「言ったハズだぞ?

俺はこの世界に恐怖と混沌と殺戮を齎したと。

俺はあらゆる技で邪魔する者も、

罪のない者も病弱な者も生まれたばかりの者も、

他の者たちもみーんな殺したわ。あれは、スッキリした良き思い出だ。」

カズーイ「ふーん。わかったわ。」

デスブラザー「何がわかっただ?おい。」

カズーイ「あんたが世界で一番とってもムカツク奴って事よ!!」

バンジョー「デスブラザー。お前だけは許すワケにはいかない・・・!」

つづく

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