灰間「ぬぉ!?」 灰間はそのナイフ攻撃を素早く避ける。
鉄棒を持った少年「おらあああぁぁぁぁぁ!!!」
今度は鉄棒を振るう少年が襲いかかる。
灰間がその鉄棒を受け止める。
灰間「くっ!!俺を倒そうってのか!?てぃ・・・っ!!」
灰間は何とかその少年を遠ざける。
包丁を持った少年「死ねええええぇぇぇぇ!!!」
次は包丁を持った少年が襲う。だが、灰間はキックでさがらせる。
ナイフを持った少年「はあああぁぁぁぁっ!!」
ナイフを持った少年がまたも襲う。灰間は、
そのナイフを受け止め、膝蹴りで3回少年を攻撃する。
灰間「むっ!!ふん!!せい!!やぁ!!」
二人の少年「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
他の少年がそれぞれ、バットやパイプで灰間を攻撃する。
灰間「はああぁぁぁっ!!」 灰間はバック転で避ける。
その時、ペンダントが光り始める。
灰間(このガキ共は魔族ではなく、人間だ・・・!
もしかして、学園に侵入した魔族に操られているのか!?)
パイプを持った少年「ゆんやあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
少年がパイプを振り続けて暴れながら、灰間に迫る。
灰間「くっ!!とあぁぁっ!!」 灰間は避けながら、パンチを繰り出す。
パイプを持った少年「ぐえっ!!!」
灰間のパンチを受けた少年は倒れた。その時。
釘付きバットを持った少年「とうっ!!!」 灰間「ぐあっ!!?」
灰間は釘付きバットによる打撃を受けるが、この程度では倒れず。
灰間「おらあああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
灰間はジャンプキックで釘付きバットを持つ少年を倒す。
包丁を持った少年「てめええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
灰間「ふっ!!てやああぁぁぁ!!!」
灰間は包丁を持つ手を両手で掴み、少年を思い切り投げ飛ばした。
包丁を持った少年「うわ・・・・っ!!」
灰間「うおおおぉぉぉぉりゃあああぁぁぁぁ!!!」
そして、灰間は残った少年にそれぞれパンチとキックを浴びせた。
鉄棒を持った少年「がはぁ・・・っ!!」
ナイフを持った少年「メタ・・・シサ・・・ス・・・・!」
灰間「っ!?・・・メタシサス・・・・だと・・・!?っ!!?」
灰間は倒れた少年たちの方を見て、驚く。少年たちの衣装に、
それぞれ一つだけの文字が浮き出た。5人に5つ。
【野】、【口】、【を】、【襲】、【う】。この文字はまさに、
【野口を襲う】と言うメッセージである。
灰間「野口を襲う・・・!?まさか!?野口の身に何かが!!?」
次の日。今日も学園が始まった。北山は不気味に笑いながら、
クラスに来た。その時、男性の先生が怒鳴る。
北山「クククククク・・・・!!」
男性の教師「北山君!!今回は遅刻だぞ!!」
北山「ええ・・・。すみませんねェ・・・・!」
北山の目から紫色の光が。その時、教師は急におとなしくなる。
男性の教師「・・・・今回は許そう。さっ。席に座りなさい。」
北山「はい。」 北山が席に座る。
よく見ると、
北山以外の生徒たちが何故か感情がないような感じがした。
灰間たちのクラスでは、灰間と野口が暗そうな感じをしていた。
野口(・・・今日も灰間君、BARに行くのかな?)
灰間(昨日、野口が襲われるとのメッセージを受けたが、
一体、何が野口を襲うんだ?用心しなければ・・・。)
徳丸と森下が静かにヒソヒソ話をする。
徳丸「灰間君と野口さん。何だか黙り込んでいるままだね。」
森下「きっと。翔ちゃんと芽衣ちゃんは互いが、
話しかけるのを待っているんだわ。
これも、コミュニケーションに一つだよ。」
徳丸「そうかぃ?何だか、違う意味の感じがするんだけど・・・・。」
そして、時間が流れる。野口は一人、廊下を歩いていた。
そんな野口の前に、北山が来た。
北山「あなた・・・。野口先輩ですね。」
野口「あら。もしかして、新入生の人。」
北山「はい。北山と言います。」
野口「そう・・・。この学園での事、上手くいってる?
何かわからない事があったら、教えてあげるわ。」
野口は微笑んで言うと、北山は静かにこう聞く。
北山「そうですね・・・。灰間先輩は今頃どうしてます?」
野口「灰間先輩なら・・・・。多分、別の階にいると思うわよ。」
北山「そうですか・・・・。だったら、誘き出さないといけませんねェ。」
その時、北山の近くから、あの男性の教師が来た。
男性の教師「野口君・・・。だったね。」
野口「は、はい・・・。そうですが・・・?」
男性の教師「ちょっと私と一緒に来てくれないかね?
話があるのだよ。」
野口「え?ど、どうしてですか・・・?」 野口は少しだけ恐怖を感じる。
北山「大丈夫だよ。僕も一緒だからさ。」
男性の教師「と言うワケで、さっさと来たまえ!!」
男性の教師が野口の腕を掴み、無理やり彼女を連れて行く。
野口「きゃっ!!?ちょ、ちょっと・・・!」
北山「はははははは・・・・!!」 北山も男性の教師と共に歩く。
その時、日下部が偶然にも、その状況を見る。
日下部「あれは・・・1年2組の北山君!?それに、
そのクラスの教師まで・・・。野口に何か用あるのかしら?」
灰間は別の廊下を歩いていた。この学園に潜んでいる、
魔族を探すために。だが、全然見つからない。
灰間「畜生・・・!魔族の野郎。一体、どこにいやがる!?」
灰間は探し続けようと、さらに歩く。
つづく
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