緒川「この地球上に住む生物が放射能に侵されて、
死んでしまう恐れがあります!!それともう一つ。
地球に住む生物が全て魔獣になるかも知れません!!」
日下部「私たちが・・・魔獣に・・・・!??」
緒川「片や魔族や魔獣は、その放射能を得て、
さらなる生命体へと進化してしまうと予想します!
ですから、放射能開発は中止するべきです!!」
叶野「それはできないな。その開発は、
政府の上層部が決定したものだ。」
緒川「ならば、その人たちに訴えて・・・!」
叶野「中止させるのか?だが、彼らはそう簡単に、
変更する事はないだろう。彼らの決心は固い。」
叶野が冷たそうにそう言い、
上川が無理やりな笑顔でこう言う。
上川「・・・・信じようよ。アンチM線が、
きっと、僕らを救ってくれる事を。いざと言う時は、
ウルトラマンティアーズが何とかしてくれるしさ。」
大神「・・・・とりあえず、アンチM線は、
魔族に危害を加え、わしら人間を守ってくれる、
究極の盾となってくれるハズじゃけ。そう信じて・・・。」
緒川「・・・・・もう良いです。私だけで止めてみます。」
緒川が暗そうに言って、司令室から去った。
灰間「・・・・何なんだ?あの人。」
日下部「BARで科学者の一人である女性科学者の緒川よ。
中でも平和を1番、望んでいるの。」
灰間「へぇ・・・。けど、隊長。アンチM線って、
開発が難しくて、失敗する確率が高いでしょう?」
大神「確かに難しそうだな。だが、
政府は各陣営の科学者を集めて、
徹底的に開発する事じゃろう。失敗する恐れがないと、
わしは思いたい。そして、
アンチM線がわしらを守ってくれる事も、
実現したい。わしも、政府の人たちものォ・・・。」
その夜。暗い街で1台の車が走っていた。その車は、
政府が直属している防衛隊の専用車であった。
その車には数名の科学者が乗っている。その時。
科学者たち「うわっ!!」 運転手「な、何だ!?」
その専用車が突然、浮かび上がった。
科学者A「この車!!浮かんでいるぞ!?」
科学者B「まさか、魔族の奴らが・・・・!!」
そして、どこからか出てきた謎の光線が浮かんでいる車に直撃。
その車は大爆発してしまい、
火の塊となって落ちて行った。
次の日。学園の放課後で、
灰間と日下部は廊下で会話していた。
灰間「けど、本当に成功すんのかねェ。アンチM線の開発。」
日下部「信じなさいよ。政府が決定した事を。」
灰間「・・・悪いけど、
俺は政府とか偉そうな奴らを信用できねーんだ。」
日下部「偉そうな奴らって。
それで良く地球の平和を守るとか言えるわね?」
灰間「俺よ。緒川さんの言ってる事、
信じちまいそうなんだよ?」
日下部「・・・確かに失敗すれば、
とんでもない事になりそうだと、私も感じるけど。私は、
アンチM線の成功にかけてみるわ。」
そこに、野口、森下、徳丸が歩いて来た。
野口「あら。日下部さん。」
日下部「野口さん。何か用があるの?」
野口「ええ。ニュースで聞いたんだけど?
対魔族用の放射能・アンチM線を開発するんだってね?」
森下「すっごいよねェ!その放射能が地球に広がれば、
魔族や魔獣はその放射能にやられて、
この星にいられなくなる!!」
徳丸「そうすれば、
地球は完全に平和になれるよね!」
つづく
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