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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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今、光次郎は女医から傷ついた右肩に包帯を巻いてもらっていた。

そして、治療は一時終わった。光次郎の右肩と右腕は包帯に巻かれていた。

女医「治療は一応、完了しました。ですが、この傷が完治するまでは、

SSPの任務及びデスナイトとの戦闘にに参加する事は不可能でしょう。」

光次郎「ええぇぇっ!!?」  光次郎は戦えないと聞いて驚く。

青井「う・・・・嘘でしょ・・・・!?」  青井も光次郎が戦えない事を有り得なく思っていた。

光次郎「せ・・・・先生!この傷は・・・・いつ、治りますか!?」

女医「・・・・この傷では、2週間くらいでしょう。」

光次郎「2週間・・・・・。それでは、長い。なんとか早く治せる方法はないのですか!!?」

女医「・・・・・わからないわ。今は早く治れる事を幸運に祈る事しかないと思うわ・・・・。」

光次郎「・・・・・・はい。」    青井「・・・・高町隊員・・・・・・。」

光次郎はあきらめかけていた。そして、青井もあきらめかけていたように見えた・・・。

数分後、光次郎は医療室のベッドで横たわっていた。青井がそんな彼の隣にいた。

光次郎「・・・・・この2週間の間に、見えない犯人を捕まえる事ができるだろうか・・・・。」

青井「私だってあんたが完治する前にさっさと奴を捕まえたいわよ・・・・。」

光次郎「・・・・・そうなる事を願っておくよ。」

青井「・・・・あんた、手柄とか欲しくは無いの・・・・?」

光次郎「・・・・・手柄か。確かに欲しそうな気もするけど、それだけじゃ、

世界の平和は守れない。大切なのは悪への憎しみや何かを守りたいと言う想い。

君は手柄よりその想いでデスナイトと戦ってたんじゃないのかぃ?違うかい?」

青井「・・・・そりゃ、私だってデスナイトが憎いわ。正直、デスナイトさえ倒せれば、

手柄なんかどうでも良いかも知れない。しかし、不思議だわ・・・・。」

光次郎「・・・・・ん?」

青井「あんたとこう話すと、なんか自然に心が落ち着いたように感じるのよ。

デスナイトと戦っている時は、奴等が憎くていつも心が荒れそうになったわ・・・・。」

光次郎「・・・・・くすっ。」  光次郎はそう聞いて、微笑んだ。

青井「い、言っとくけど!私とあんたは、あくまで隊員同士なんだから・・・・っ!!」

光次郎「・・・・ああ。わかってるよ。」  そこに、桜が入ってきて二人のところに来る。

桜「光次郎君・・・・・。」    光次郎「・・・っ!桜ちゃん。」

青井「・・・・月野先輩。高町隊員は今・・・・。」

桜「わかってるわ。2週間は戦えないのね・・・・。」

光次郎「・・・・・・ごめん。僕がもっと走れていれば・・・・。」

桜「光次郎君のせいじゃないよ。悪いのは、見えない姿を持ち奴だから・・・・・。」

光次郎「そうだよね・・・・。桜ちゃんも僕の看病に来てくれたんだね?」

桜「・・・・・・うん。あなたをこれ以上、悲しい目に合わすワケにはいかないし・・・・。」


一方、デスナイトの対日本攻撃支部のアジトでは、

いつも通り、桐原支部長とダークネスセイバーがいた。二人は何か会話しているようだ。

桐原「・・・・・ダークネスよ。昨日の夜は人を殺し、今日の昼は街を壊した。

そして、奴は姿を表さない・・・・。そいつは一体、何者であるかな?」

ダークネス・セイバー「・・・・・それはもうおわかりです。その者は我々の仲間にして、

人型ジャンボロイドの中で最も冷酷なる暗殺者、ステルス・ファントムス!!!」

ダークネスがそう叫ぶと、二人の前のところに謎の女性が姿を表した。

その女性は緑色のショートヘア、水色のマントをして、青い服や真っ青なスカートを履いていた。

女性「・・・・・お呼びですか?ダークネス・セイバー様。」

ダークネス・セイバー「今回の作戦、うまくいったようだな。ステルスファントムス。」

そう。ステルス・ファントムスとは、ダークネスに命じられて現れた女性の事だったのだ。

ステルス・ファントムス「はっ。しかし、SSPの奴等が私を探しに行ったと知り、

その一人を殺そうとしましたが、仲間が来たので失敗に終わりました。」

桐原「そうか。だが、お前の力は最強だ。その力ならライターを倒せるかも知れない。」

ダークネス・セイバー「では、そろそろSSP隊員の暗殺に向かうが良い!

もちろん、得意の透明能力を使ってな!!」

ステルス・ファントムス「はっ!・・・・・・・。」   ダークネスに命じられたステルスファントムスは、

自分の意思で自分の身体を消えさせた。そう。これはいわゆる透明能力だ。

そう。街の人々を殺害し、街を破壊した見えない犯人とは、ステルスファントムスの事であったのだ。

桐原「・・・・しかし、悪くないな。ジャンボロイドも。やはり、モンスロイドでは、

できない作戦を行えるには、ジャンボロイドしかないらしいなァ。ダークネスよ。」

ダークネス・セイバー「はっ。我らジャンボロイドこそが、最強の兵士なのですから・・・・。」


一方、SSP第6分隊支部の医療室では、光次郎、青井、桜の3人がいた。

光次郎がベッドで横たわり、桜と青井が彼を看病していた。

桜「ねぇ、光次郎君。何か欲しい物はない?」  光次郎「・・・・今は何も・・・・。」

青井「月野先輩。高町隊員は病気ではありませんが・・・・;」

桜「いいのよ。怪我人も一緒なもんだし・・・・。」

青井「でも、ここは一応、医療室ですし。病院とは少し違う気が・・・・。」

桜「でも、怪我した人を看病するなら、どこでもいいと思うわ。」

光次郎「・・・・・ごめん。こんな僕のために・・・・・。」

桜「いいのよ。怪我人を放って置くワケにはいかないし。」

光次郎「そう・・・・。そろそろ、家に帰ってもいいかな。」

青井「え?でも、あんた。怪我してるんでしょ?」

桜「奈々ちゃんの言うとおり、あまり身体を動かさない方がいいわ。」

光次郎「でも・・・・あかりさんが心配してそうだし・・・・。」

桜「・・・・うーん。確かに、光次郎君の家にはあかりさんがいたしねぇ・・・・。」

青井「・・・だったら、私が連れて行ってやるわよ?」

桜と光次郎「ええっ!!?」  二人は青井がそんな事言うと思わなかったように驚く。

青井「ほ、ほら!高町隊員がそう望んでいるからでしょ!?ほら!

あ、案内してくれるんだったら私があんたの家まで送ってあげるてもいいわよ?」

光次郎と桜「・・・・あははははははははは!!!!」  しかし、二人は何故か笑い出した。

青井「な、何がおかしいのよ!?月野先輩まで・・・・・;」

青井は何故か笑う光次郎に怒るが、桜には怒る気が少しないらしい。

光次郎「ふふふふふ・・・・!いや、ごめん。まさか、君がそう言うとは思わなかったから・・・・。」

青井「じゃあ、送ってやらないわよ?」

光次郎「ごめんごめん。案内するから連れて行って・・・・。ね?^^

青井「・・・・しょうがないわねェ。ちゃんと道案内してよね?」

光次郎「うん。」  頷いた光次郎はベッドから起き上がって、青井に近づく。

そして、青井は自分の肩に光次郎の左腕を乗せる。これで連れ帰る事ができるそうだ。

青井「・・・・変なところに触んないでよ?」  光次郎「わかってるって。」

桜「先生や隊長には私がちゃんと伝えておくから。」

青井「了解。では、高町隊員を家にまで送って行きます。ほら、行くわよ。高町隊員。」

光次郎「ああ。」  こうして、光次郎と青井は、高町邸へ目指そうと支部から出た。


夕日の町で青井が光次郎を運びながら、高町邸へ向かっている。

光次郎は指を指して、高町邸への道を案内しているようだ。

しかし、そんな二人の行動を物陰から密かに見ている女性がいた。

その女性は青いマントをして緑色のショートヘアをしていた。まさか、こいつは・・・・。


光次郎「・・・・・ここだよ。」   青井「ここが・・・・高町隊員の家・・・・。」

そう。青井と光次郎はついに、光次郎の家たる高町邸の前に立ったのだ。

光次郎「そうさ。ここが僕の家なんだ。疑ってるなら確認してもいい。」

青井「・・・・・っ!確認くらいするわよっ!」

青井はそう言いながら、家の看板に目をつける。ちゃんと【高町】と書いてある。

青井「・・・・確かに、あんたの家みたいね。じゃ、入るわよ。いいわね?」

光次郎「無論さ。やってくれ。」  こうして、青井は光次郎と一緒に家の中へ入った。


光次郎「ただいま・・・・・。」   青井「おじゃまします・・・・。」

二人は家の玄関に入る。すると、そこにあかりが心配そうに走ってきた。

あかり「光次郎さん!!!大丈夫ですか!??」  あかりは二人の前で止まりながらそう言う。

光次郎「だ・・・大丈夫だよ。でも、どうして僕が怪我した事を・・・・。」

あかり「春日隊長がそう言いなさりましたから・・・・。少しショックを受けまして・・・・。」

青井(メ・・・・メイドの女の子!!?こいつ(高町隊員)、一体何が・・・・!?)

青井はメイドの少女・あかりの姿を見て、少し赤くなる。

あかり「・・・・・あら?光次郎さんを抱えているあなたは・・・・?

青井「え!?あ、はい!わ、私!SSP隊員の青井奈々です!!」

青井は緊張しながら、敬礼してそう言う。あかりは微笑みながら礼儀正しくこう言う。

あかり「・・・・くす。そうですか。私は光次郎さんのメイド。

いつも光次郎さんが、お世話になってます。SSPの青井さん。」

つづく

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