人類の前に突如、現れた謎の脅威。それは魔族。
魔族とは、どこから来たかはわからない存在だが、
その戦力は恐ろしい。その戦力は、
怪獣よりも強いと言われる魔獣である。
そんな魔獣を操る魔族に対し政府はBARを結成した。
だが、政府の者たちは不安していた。BARだけで、
魔獣を全て滅ぼせるかを。そこで、新たな企画を開始した。
BAR基地の司令室で上川が驚きの声をあげる。
上川「政府が新企画!!?」
叶野「それも、魔族から完全に地球を守るためにですか!?」
大神「そうじゃ。その企画とは、
特殊放射能・アンチM線の開発らしい。」
日下部「アンチM・・・・?」
大神「わしらBARと魔獣の抗争の後で、
政府の特殊秘密機構が魔獣の死骸から、
少数のエネルギーを採集したらしい。そのエネルギーを、
研究して、魔族や魔獣に対抗するための、
放射能エネルギーを造るそうなんじゃ。
どうやって造るかは誰もわからんがな。」
日下部「下手すれば、人間たちを巻き込むワケですね?」
大神「・・・・その恐れがあるのかも知れん。」
灰間「で、放射能は魔族や魔獣に対して、
どうやって使うんですか?」
大神「それもわからん。じゃが、政府の皆さんは、
この地球全体をアンチMの放射能を包み込むつもりらしいけ。
そうすれば、その放射能を浴びた魔族と魔獣は、
その苦しみに耐えられずに死んでしまう。」
上川「それは良いですね!!」
叶野「これで、魔族は地球にいられなくなりましね!」
大神「・・・・だが、これは政府の皆さんが妄想したもんじゃけ。
実際に、そうなるかどうかわからん。」
灰間「けど、そうなる事を信じて放射能を造るつもりですね?」
大神「そうじゃけ・・・・。」
謎の声「そんな事したら、人間側にも被害が出ます!!!」
隊員たち「っ!!?」 隊員たちはいきなり響いた謎の声に驚く。
その声は、この部屋に入って来た女性の物であった。
その女性は白衣をして、紫色でポニーテールをしていた。
眼鏡も付けている。この女性はBARの科学者の一人だ。
ウルトラマンティアーズ 第14話・疑うべき科学
磁石魔獣・マグネドン登場
大神「お、緒川君・・・!?な、何なら?
急に声を出しくさって・・・。」
女性科学者の名前は緒川と言う。
緒川は焦りながらの叫びでこう言う。
緒川「アンチM線を造ってはいけないかと思います!
アンチM線の素材は魔獣のエネルギー。
そのエネルギーには、人間に危害を加える恐ろしい、
エネルギーである事に気づきました!!」
大神「・・・じゃが、その恐ろしいエネルギーを、
逆に返還すれば、人間に害は与えないハズかも知れんけ。」
緒川「その可能性はとても低いのです!!
未知のエネルギーを簡単に変換できるワケありません!!!
それに、失敗すれば、魔族や魔獣をパワーアップさせる、
恐れがあると思います!!その失敗作のアンチM線が、
地球全体を包めば、大変な事になってしまいます!!」
日下部「大変な事って何ですか・・・・?」
つづく
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