ゴダル「何・・・・・!?」
シャドー「私は自分の夢を潰えてしまった・・・。でも、
冥界を変えるのがあなたの夢なら・・・。
私はそれを叶えてあげたいの!!」
ゴダル「・・・・余計な事をするな。」
シャドー「余計な事じゃないっ!!だって、
夢を叶えるのが、私達夢の国の使いだから・・・。それに、
あなたを失いたくないのよ・・・!」
シャドーは切なそうな声で涙目で言う。
ゴダル「どうしても行きたいのか?」
シャドー「・・・・・うん。」
ゴダル「ふん・・・。」 ゴダルはシャドーに背を向ける。
彼女の願いを無視するのか?否・・・。
ゴダル「・・・・せいぜい足手まといにならんようにな。」
シャドー「・・・・ゴダル・・・っ!」
ゴダルはシャドーを連れて行くそうだ。
シャドーはそれを知り、微笑む。
ゴダル「・・・・あと、お前も傷つく事になるぞ。
最悪の場合、死ぬかもな・・・・。」
シャドー「・・・・上等よ。あなたと一緒なら・・・っ!!」
ゴダル「・・・・そうか。では、行くか。」
こうして、ゴダルとシャドーは今度こそウルトラマンクリスタルを、
倒すべく、最後の行動に出ようとした。
DGC本部の司令室。
そこで、隊員たちが昨日の事について話していた。
サキ「あれから、シャドーたち。一体、どうなったんだろう?」
シュドー「もう諦めたんじゃねーの?今頃、
宇宙か別次元でさ迷っていると思うぜ?」
テブリッシュ「確かに、敵の基地は破壊されたんだ。
もう悪行はできないだろう。たぶんな・・・。」
イチゴ「もう、あの二人が現れない事を祈るよ・・・。」
シュドー「はぁ~っ。それにしても、あのシャドーって奴。
意外とセクシーで美女だったのに。惜しい奴だったなァ・・・。」
シャドーがシャドーの姿を思い出して、にやにやした。
テブリッシュがそこに突っ込む。
テブリッシュ「おま!実はあいつにも惚れたのか!?」
コリス「・・・果たして、シャドーさんとゴダルは、
本当に二度と現れないのだろうか・・・?そう思えない・・・。」
テブリッシュ「何を言ってるんだ?コリス。」
シュドー「もしかして、
お前もあいつの美しさをまた堪能したいってか?w」
イチゴ「そうじゃないと思いますよ・・・;」
コリス「あの二人が基地を失ったくらいで、
諦めるような人たちじゃないと思うんです。」
サキ「確かに、シャドーとゴダルは何度も私達に戦いを挑んだし。」
モモ「私も、あのシャドーとゴダルのしぶとさを知っているわ。
もしかしたら、あの二人。また何かするかもね・・・。」
コリス(・・・・そうだ。僕と姉さんに使命があるように、
ゴダルとシャドーにだって使命があるんだ。シャドーさんは、
人々に悪夢を信じさせる事。でも、それはあまりに過激すぎた。
そんな事のために、怪獣や暴力を使って良いだろうか?
また、ゴダルは冥界を変える事。それには、
僕の力を必要としている。でも、それを渡す事ができない。
これは僕の使命に必要なんだ・・・・。)
その時、モモがコリスにテレパシーを送り出した。
モモ(それだから、あなたはゴダルにいつも襲われるのよ。)
コリス(っ!!ね、姉さん・・・!?)
モモ(あなたの思うように、あの二人には使命がある。
絶対的な使命がね。そのためには、手段を選ばないわ。)
コリス(では・・・どうすれば、あの二人を・・・っ!!)
モモ(・・・・なるようになるだばないだばさ。)
コリス(・・・つまり、戦うしかないのですよ。
その命が尽きるまで・・・。)
モモ(私も・・・そう望んじゃいないけどね・・・・。)
その時、サキが通信機で、誰かの連絡を受けた。
サキ「隊長!!ワシントンで二人の巨人が暴れています!!
シャドーとゴダルです!!二人は諦めてませんでした!!!」
コリス「な、何だって!?」 それを聞いた隊員たちは驚く。
モモ「やはり・・・・・っ!!」
コリス「シャドーさん・・・・ゴダル・・・!どうして、
そこまで・・・・!使命のためだからって・・・・!!」
モモ「あの二人。本当に懲りないわね。出撃しなさい!!!」
ワシントンの街では、巨大化したシャドーと、
黒い鎧の巨人となったゴダルが大暴れしていた。
ゴダル「・・・・・・・!」 ゴダルはパンチでビルを攻撃し、
蹴り上げで、そのビルを破壊した。
次にキックで近くのビルを壊す。
シャドー「はああぁぁぁっ!!えぃ!!とう!!」
シャドーはチョップでビルを打ち壊し、ビンタで二回、壊していく。
暴れる二人から逃げる人々。駆けつける戦車部隊と戦闘機部隊。
シャドー「さっそく自衛隊が来たわね・・・。」
ゴダル「ちっ。DGCの連中じゃないのか。」
つづく
[0回]
PR