ウルトラマンクリスタル 第45話・アニメ好きのオタ怪獣
電波怪獣人・ファイダル登場
日本では今、二次元の人物を愛する人が多くいる。人はそれを、オタクと言う。
そう。この作者が住んでいる日本は今、オタク文化が発展しつつあるのだ。
もし、コリスたちのいるアメリカを初めとする、
数々の外国でも、その文化が発展していたら・・・?
これはもし、それが実現したらと言う、摩訶不思議な話である・・・・。
コリスとハリーは、とある街へ来ていた。そこには、
様々なアニメのポスターが街中に張られ、
多彩なアニメグッズが販売されている店が多くあった。
さらに、ここに訪れる人は全員、
オタク、アニメファンの子供、コスプレをしている人、その他である。
コリス「ハリーさん。ここが・・・アキダ・ロードですか・・・。」
ハリー「そうだ!ここでは、我がアメリカのアニメはもちろん、
世界で人気の日本産の漫画やアニメが多くあるんだ!
今日はオール半額だと聞いたから、今なら何でも買えるかも知れねーぜ?」
ハリーは笑顔でそう言うと、コリスも微笑んで期待する。
コリス「そうですか。僕もちょうど、欲しい物があったんです。」
ハリー「そっか・・・。じゃあ、さっそく買いに行くか!」
コリス「はい!!」
こうして、二人は欲する物を求めて、それぞれ二手に分かれる事にした。
ハリー「じゃあ、俺はDVDの売ってる店へ行くわ。お前はどこ行く?」
コリス「僕は・・・漫画の店です。」
ハリー「そっか。・・・じゃあ、一つ良いかぃ?」
コリス「何でしょう・・・?」
ハリー「おつかいとして、ロザバンとティアティアのエロ同人を買ってくんね?w」
ハリーはコリスに二千円を渡した。コリスは今のハリーを見て、汗を流す。
コリス「・・・・・ハリーさん、まだエロ抜けられないんですか・・・・;」
ハリー「そう。エロこそオタクのロマンだって、
どっかの野郎が言ってたしな!じゃあ、この地点でまた会おうな!!」
ハリーはさっそうとDVDが売っている店へと走った。
コリス「・・・・僕も行くか。」 コリスも本の売ってるところへ走った。
コリスはついに漫画の売っている店へ来た。
コリス「うわあぁぁ~っ。ほとんどがエロ系同人か・・・・。
健全な同人や、正式な漫画もあるし・・・。おまけに昭和の漫画もいっぱいある。」
コリスはこの店に、漫画が無数にある事に驚く。
ここはあらゆる同人誌や漫画が売ってる店であったのだ。
コリス「えっと・・・・まずは、前から欲しかった大怪獣バトルの同人誌と、
ハリーさんが言ってたエロ同人誌・・・・と。・・・・・ん?」
その時、コリスは見覚えのある人たちの顔を見る。
そいつらはシュドーとテブリッシュであった。
二人とも、某青年が着そうな私服を着ている。
コリス「シュドーさん!!テブリッシュさん!!」
コリスはシュドーとテブリッシュに接近しようと走る。
シュドー「ん?よぉ!コリス!!」 テブリッシュ「お前も来てたのか。」
二人もコリスが来た事に気づく。コリスは二人の近くで止まった。
コリス「何故・・・・?ここに・・・・??」
シュドー「決まってるだろ?Hな同人を買うためよwwww」
シュドーはデレデレしながら、紳士同盟の百合エロ本を読んでいた。
既に擬カビのエロ同人誌も持っている。
テブリッシュ「俺は、今度書く同人誌の資料を集めようと、
そのネタに合いそうな同人を買っているんだ。まあ、予算がちょっと心配だが・・・。」
テブリッシュはネタに合うと感じた同人誌を次々と手にして、持っていた。
コリス「そうですかぁ・・・。」
シュドー「ところで、お前は何しに来たんだ。」
コリス「え?僕は欲しい物や、ハリーさんに頼まれた物を買おうと・・・。」
テブリッシュ「ははっ。大変だな。コリス。」
コリス「はい・・・^^;いろんな意味で・・・。っ!?」
その時、コリスは意外な事を感じたか、真剣な表情をする。
シュドー「おいおい、今度はどうしたんだァ?」
コリス「・・・・っ!怪獣です・・・・!」
テブリッシュ「怪獣?だが、今のところ、この街に怪獣がいないが・・・・。」
コリス「・・・・っ!?そんな気がしたのですが・・・・?(確かに、
ここに怪獣の気配を感じたけど・・・・・。気のせいだろうか・・・・?)」
コリスは確かに、この街に怪獣が潜んでいる事に気づいていた。
だが、その存在に気づいているのはコリスだけではない。
DGC基地の司令室では、サキがレーダーで異常反応を見ていた。
モモやイチゴも見ている。サキがレーダーを使っている。
サキ「・・・・アキダロードでは、今でも異次元物質の反応があります。」
イチゴ「けど、その物質の正体がわからない・・・・。」
サキ「はい・・・。申し訳ございませんが・・・。」
モモ「あの休暇中の3人はアキダロードへ行くと言ったけど、
大丈夫かしらねェ・・・?私は3人に連絡しておくから、
サキ。あなたはこのまま物質の反応を追って。」
サキ「はい。」 この3人も、アキダロードに怪獣がいる事に、
気づき始めていた。だが、怪獣は姿も形も見せていない。
今度の怪獣は一体、どんな奴だろうか・・・。
オタクの聖地であるアキダロードに血の雨が降らなければ良いのだが・・・。
イチゴ「けど、アキダロードって日本の秋葉原と、
同じくらいの街だと聞いたけど・・・。本当にあったなんてなァ・・・。」
サキ「コリス君たち・・・無事だと良いけど・・・・。」
サキはアキダロードにいるコリスたちの心配をしていた。
一方。コリス、シュドー、テブリッシュの3人は既に店から出ていた。
つづく
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