ガムロ「っ!?皆・・・!何か聞こえないか・・・・!?」
ガンズ「っ!!確かに・・・嫌な声が聞こえる・・・!!」
一同は謎の不気味な笑い声を聞いて、恐怖を感じていた。
ミクス「・・・・っ!感じる・・・!!恐ろしい空気がこっちに近づいてくる!!」
ボトルズ「まさか・・・新たな敵じゃぁ・・・・!?」
ユミ「ええ。ミクスは敵の気配を空気で感じ取る事ができるのよ。」
そう。既に新しい敵がこの部屋に潜んでいたのだ。
そして、その天井から何者かが落ちて来て、一同の前に着地した。
フラエ「てめーか?変な笑い声をしたのは!?」
プルレス「例のミューティーズだな!?」
天井から来た者「その通り・・・!貴様たちがここへ来るのを待ってたんだよ。」
そう言った者はもちろん、ミューティーズで人間ではなく、怪人である。
ただ、この者は今までの怪人とは違う。その怪人は、頭の角が5本で、
目が4つ。そして、緑色の肌に白い服装をしていた。手の指の先端が全部太い。
天井から来た者「俺はミューティーズ暗殺部隊の一人、デジャート様だ!!」
ユミ「暗殺部隊!?」 ガムロ「だが、たった一人では我らを倒せんぞ!?」
デジャート「一人ではない!!周りをよーく見んかぃ・・・・!!」
フラエ「は・・・?」 ガンズ「周りをだと・・・!?むっ!?」
その時、左右にあった水面からそれぞれ2人ずつ怪人が出てきた。
ボトルズ「4人の怪人が出てきた!!?」
そう。この新たなに現れた4人も暗殺部隊の一員なのだ。
一人目は色が赤く、顔に粒々が多くある男。
二人目は全身毛で覆われている原始人のような男。
三人目は哺乳類の顔をして身体が軟体生物風になっている男。
四人目は青色で、両手が刃物になっていて、顔では、
目が飛び出そうな感じで、口に鋭い牙が無数に生えている。
一人目の怪人「ボビンガ!!」 二人目の怪人「ヘルゼル!!」
三人目の怪人「グルトン!!」 四人目の怪人「ヨウロン!!」
ガムロ「たった5人だと・・・・!?」
フラエ「面白ェ・・・!まとめてフルボッコしてやるよ!!!」
ユミ「き・・・気をつけて・・・・!この5人・・・なんか強い気が・・・!」
ユミがおどおどしながら言うと、フラエは鬱陶しい感じか怒鳴りだす。
フラエ「黙れ!!!ガキは引っ込んでろよ!!!」
デジャート「グフフフ・・・ッ!!お前たち、ゆけぃ!!!」
ボビンガ「ウブウウウウゥゥゥゥゥ!!!!」
ヘルゼン「うおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!」
グルトン「グアアアアアァァァァァ!!!!」
ヨウロン「ウケケケケケケケケケケ!!!!」
ブレンティメンバー「おらああぁぁぁぁ!!!」 「やっちまえええぇぇぇぇぇ!!!」
複数のメンバーが4人の怪人に襲い掛かる。ミクスがそんな彼らを制止しようと叫ぶ。
ミクス「駄目!!その人たちに近づいては・・・・っ!!!」
ボビンガ「ウブウウウゥゥゥゥゥ!!!」 ボビンガは両手を赤く光らせ、
それで2人のブレンティメンバーを殴り飛ばす。
殴られた二人の顔が酷く潰されている。
ボビンガの赤く光る拳は敵の身体を再生できなくなる程の威力を持っている。
グルトン「グルルルルルルルル!!!」 グルトンは口から不気味な液体を吐き、
3人くらいのブレンティメンバーを攻撃した。彼らの身体が蝕まれていく。
ブレンティメンバー「わああぁぁぁぁ!!何だこれはァ!?」
「か・・・身体が、腐ってい・・・・くふぅ!!!」
3人はそれぞれ血を吐き、倒れていった。そして、彼らの身体が腐ってしまった。
ガムロ「なんと言う奴らだ・・・!今までの怪人たちとは少し強いぞ・・・・!!」
デジャート「少し強いとは、褒めたと思えぬなァ。それで、
よーくぞ、グリム・チョンパの通路を越えたワケだなァ~っ!」
ボトルズ「グリム・チョンパの通路ですって!?」
ガムロ「グリム・チョンパとは一体何だ!?」
デジャート「どうせ、貴様らは死ぬんだよ。教えてどうするんだ?え??」
フラエ「・・・つーか、死ぬのはお前らの方じゃねェのか??」
グルトン「何ほざいてんだ?てめぇ。」
ヨウロン「お前ら全員、俺らが散りにしてやんよw」
フラエ「ほう・・・。お前ら、どうやらマジであの世へ行きてーみたいだなァ?」
ガンズ「貴様らなど、俺が狙い撃ってやろう。」
ガムロ「いや。ここは5人で行こう。他の者は離れるが良い。」
ユミ「仲間をこれ以上失うワケには行かないしね!」
ミクス「・・・・私も、頑張ります。」
フラエ、ガムロ、ガンズ、ユミ、ミクスの5人がデジャートたちの前に立つ。
ボトルズ「ブレンティのエースたちが横に並んだ・・・!」
プルレス「流石に強者が揃うと、なんか鳥肌が立つね・・・・!!」
ここに、ブレンティエース5人VSミューティーズ暗殺部隊5人の戦いが始まった。
デジャート「ククククク・・・・!かかれええぇぇぇぇ!!!」
デジャートの命令で、4人の怪人が跳びかかる。
ヨウロン「俺様の狙いはこの雌豚だァ!!!」
ヨウロンがユミに襲い掛かる。両手の刃物で攻撃するつもりだ。
ユミ「くっ!!はっ!!誰が・・・雌豚よ!!」
ユミは敵の攻撃を避けながら、キックで反撃した。
ヨウロン「ウケケケケケ!!?ウケケケケケケケケケ!!!!!!」
ヨウロンは攻撃に耐えながら、右手の刃物を突き出す。
ユミ「むっ!!たぁ!!」 ユミは左手で受け流し、左腕の肘打ちで攻撃する。
ガンズ「くらえ!!!」 ガンズはグルトンに対し、3発の銃弾を撃つ。
グルトン「グオオオォォォウ!!?」 攻撃を受けたグルトンだが、
なんと撃ちぬかれた身体が元に戻っていくではないか。身体が軟体なだけに。
ガンズ「何っ!?」 グルトン「てめーを腐らせてやる!グアアアァァァ!!!」
グルトンは口から液体を吐く。ガンズは間一髪、後ろにさがって避ける。
ガンズ「ちぃ!!」 ガンズは2発撃つが、軟体の身体を持つグルトンに通用せず。
ちなみに、他のブレンティメンバーは5人の勝利を期待するように立ったままである。
ヘルゼン「であああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ヘルゼンは物凄いパンチでフラエに迫る。フラエもそれを避け、ハイキックで攻撃。
フラエ「ぬっ!!でや!!」 フラエのキックがヘルゼンに決まる。
ヘルゼン「ぐあ!!はあああぁぁぁぁ!!!!」
ヘルゼンは素早いチョップで反撃。フラエは頭を攻撃されてしまう。
フラエ「うわ・・・・っ!!野郎!!!」
フラエが両手で迫ると、ヘルゼンも両手で彼の両手を掴む。両者は強く押し合う。
ヘルゼン「うううううぅぅぅぅぅ・・・・・・!!!!!」
フラエ「くうぅぅ・・・・・!!パワーなら・・・・・!!」
そして、フラエは自分の両腕を強化させ、ヘルゼンを思い切り投げた。
フラエ「負けるかってんだよォ!!!!!」
ヘルゼン「うおっ!??ぬぅ・・・・!!」
投げられたヘルゼンだが、運良く着地してしまう。
ボビンガ「ウブウウウウゥゥゥゥゥゥ!!!!!」
ボビンガは口から赤い光線を吐き、ミクスを襲う。ミクスは素早く避ける。
ミクス「きゃっ!!!・・・・・っ!?」
そして、ボビンガは両手を赤く光らせ、ミクスを殺そうとしている。
ミクス「っ!!ええぇぇぇぇい!!!!」 ミクスは両目を光らせ、
両手を迫るボビンガに向け、そこに透明の空気のバリヤーを作った。
ボビンガ「ウブッ!!!ウブッ!!!ウブッ!!!ウブッ!!!ウブッ!!!」
ボビンガは殴り続けるが、ミクス本人ではなく、
彼女を守るバリヤーを破ろうとしているのだ。
ミクス「・・・・・っ!!(こ・・・怖い。でも・・・・頑張らなきゃ・・・・!!!)」
ミクスはそう思って、息をしていた。
本当は勇気より恐怖心の方が強かったのだ。
プルレス「ミクスちゃん!!頑張れ!!!!」
ボトルズ「両者とも、なんて互角なんだ・・・・!」
ガムロ「ぬおおぉぉう!!!」 デジャート「むううぅぅん!!!」
そして、ガムロとデジャートは互いに突進して、押し合いに入った。
デジャート「くうぅぅ・・・・っ!!」 どうやら敵は少し苦戦している。
ガムロ「力では俺の方が上だなァ!!!」
デジャート「だが・・・他の仲間はどうかなァ??」
ガムロ「何ぃ!!??」
グルトン「グオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!!!」
グルトンは右手を伸ばし、その拳をガンズに向ける。
ガンズ「何!?うわ!!!」
ガンズは敵の伸びるパンチを受けて、倒れそうになる。
グルトン「グアアアァァァァ!!!」 ガンズ「っ!!く・・・・っ!!」
さらに、グルトンは左手のパンチを伸ばして攻撃する。ガンズはこれを避ける。
ユミ「はっ!!やぁ!!えぃ!!」 ユミは素早い格闘で攻撃する。
ヨウロン「ウケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ!!!!!!!!」
ヨウロンは両手の刃物を伸ばして、ユミを攻撃する。
ユミ「きゃああああぁぁぁぁぁっ!!!??」
ユミは敵の両手の刃物を間一髪避けるが、服が斬られてしまう。
フラエ「おおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
フラエは筋肉を強化した手でヘルゼンに殴りかかろうとする。
ヘルゼン「ふん!!」 ヘルゼンはそのフラエの拳を片手で受け止めた。
フラエ「っ!!俺の必殺の拳を片手で・・・・!?こいつ、
怪力が一番強いってのか!?」
ヘルゼン「ぬううぅぅぅ・・・・!!どりゃああぁぁぁぁ!!!!」
ヘルゼンはもう片方の拳でフラエを殴り飛ばした。
フラエ「うわああああぁぁぁぁぁぁ!!!!?」
フラエは殴り飛ばされ、壁に叩きつけられる。そして、地面に落ちる。
フラエ「く・・・・っ!!ふざけんなよ・・・・・!!
てめーの怪力が俺より上だと?デマカス言うんじゃねェ・・・・っ!!」
ヘルゼン「・・・・・・っ!?」
ヘルゼンにとってフラエは何が言いたいか理解不能であった。
ボビンガ「ウブッ!!ウブッ!!」 ボビンガはミクスのバリヤーを殴り続けている。
ミクス「・・・・・っ!も、もう・・・・もたない・・・・・。」
ボビンガ「ウブッ!!ウブウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」
ボビンガはジャンプして、ミクスから離れる。そして、
口から赤い光線を発射して、見事にミクスのバリヤーを破壊してしまう。
ミクス「きゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ミクスはその衝撃で吹き飛んでしまい、扱けてしまった。
プルレス「このままじゃぁ、ミクスちゃんとユミちゃんが危ない・・・・!!
ねえっ!!あの人たちを助けてよ!!!!」
プルレスはユミとミクスがやられそうなところを見て、
一人のブレンティメンバーの女性に頼み込む。だが、彼は拒否する。
ブレンティメンバー「いえ。それは無理よ。ガムロさんが5人で戦うと言ったでしょ?
だから、私達が援護に来たら余計な事だと言って怒られるわよ。」
プルレス「だからって・・・・!たとえ怒られたって、仲間を助けないと・・・!!」
ブレンティメンバー「たとえ、助けなくても私は信じているの!あの人たちを・・・・!!」
プルレス「・・・・・っ!!」 ボトルズ「プルレス・・・・。」
プルレスは心配していた。あの5人で敵部隊を倒せるのだろうかと。
デジャート「デジャートビーム!!!!」
デジャートは両手の指全てから青色の電撃を発射。ガムロはそれを浴びてしまう。
ガムロ「ぐあああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・!!!??」
ガムロはそれを浴びて苦しむ、ひるんだ。
デジャート「わはははははは・・・・!!これがクラッシャーの誇る最強部隊だと?
我々から見れば、他のザコ部隊と全然大した事はないねっ!!!」
デジャートは笑った。まるでブレンティをザコ扱いするように。
つづく
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