シャドー「ええ・・・・。あなたの科学で造られた時空のトンネルで、
呼び寄せたあの熊と鳥の怪人の事だけど・・・・。
残念な事にあの二人、DGCの味方になったそうよ。」
ラグロム星人「ナッ!ナナナナナ・・・・ナンドスットォ・・・!??」
ラグロム星人はそれを聞いて、急に怯える。
そう。バンジョーとカズーイはラグロム星人の造った時空のトンネル・・・。
すなわち、光の穴に吸い寄せられ、この現代に送り込まれたのだ。
DGC基地攻撃のために・・・・。しかし、あの二人には正義の心を持っている。
そのため、攻撃対象であるハズのDGCと仲間になってしまったのだ。
ラグロム星人の先攻作戦は失敗に終ったのだ・・・・。
ラグロム星人「ソ、ソゲンジャ!アノガキ共ハ、モシカシテ・・・・ッ!!」
シャドー「私たちに襲い掛かる確率は、まず100%ね。」
ラグロム星人「オ・・・オドレ!DGCノ奴等!!ヤリオッテカラニッ!!!
コゲンナリャ、全レリッカーヲ出撃サシェテ、一気ニアノ熊ト鳥ゴト、
DGCモウルトラマンクリスタルモマトメテ殺ッタルンド!!!!」
シャドー「ゴダルにも協力してもらうように頼むわ。
きっと、、物凄い戦争になるかも知れないわねェ・・・。くすっ。」
そして、シャドーは生産されたばかりのレリッカーたちを見る。
シャドー「さァ。私の力を分けてあげるわ。」
シャドーは右手から悪夢のエネルギーを放出し、
そのエネルギーを多くのレリッカーに与えた。レリッカーの目が紫色に光る。
ラグロム星人「フフフフフ・・・・・フヒヒヒヒヒヒヒ!!!!
フウゥゥゥゥゥッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒ!!!!!」
星人の笑い声がナイトメアナーサ全体に響いていた。
その間にもレリッカーが多く生産されていく。
そして、深夜。無数のレリッカーが数機に分かれ、各地で暗躍していた。
それは、新しく開発されたレリッカーたちの性能テストのためであった。
レリッカーたちは各地で、車、ビルなどの無機物を攻撃して実験していた。
中には人間を実験台にして殺してしまうレリッカーも数機いた。
次の日、その奇怪な事件の情報がDGC本部に届けられた。
サキ「謎の宇宙ロボットが各地で破壊テロを起こしたそうです。死者が少数になってます。」
モモ「そう・・・。シャドーめ・・・恐ろしい事をするわ・・・・っ!!」
シュドー「ちっくしょう!!レリッカーの奴、目が紫な時は強いしよォ・・・!」
モモ「それはシャドーからもらった魔力を持ってるからよ。」
サキ「さらに、今日の警視庁の報告によりますと、
また奇怪な宇宙ロボットが密かに動いているとの情報が入っていました。」
モモ「く・・・っ!!なんとか対抗する方法を考えないと・・・・!」
モモが苛立ちそうなその時、テブリッシュがこの司令室に来て、モモの前に立つ。
テブリッシュ「その対抗する方法なら・・・・もう思いついていました。」
モモ「思いついていた・・・・!?
テブリッシュ「ええ・・・!レリッカーを倒すためには、
まず、奴等を開発している星人を探せば良いんです!!」
シュドー「けど、レリッカーを造っている星人って、
まだ誰なのかわからないんだぜ!?」
テブリッシュ「だから、これで探せば良いんだ。」
テブリッシュはX-RCに触れてそう言う。今回の切り札はX-RCなのだ。
テブリッシュ「こいつでレリッカーを造った物質を探知するんです。」
モモ「そこで、星人を探して一気にフルボッコってワケね。」
コリス「この戦いで勝てたら・・・・!
テブリッシュさんの科学力が高く評価されますねっ!!」
テブリッシュ「私の科学力だけではない。あの二人の力も必要だ。」
サキ「あの二人・・・・。ああ、あの熊さんと鳥さんね。」
イチゴ「バンジョーとカズーイか・・・・。」
テブリッシュ「そうだ。さっそくだが、コリス。彼らを呼んで来てはくれないか?」
コリス「はいっ!!」 コリスはバンジョーとカズーイを呼ぼうと司令室から出た。
シュドー「・・・・ところで、レリッカーへの対策も考えているのか?」
テブリッシュ「もちろんさ。レリッカーを一撃で倒すにはまず、
ショットバトラーで十分だろう。紫の目のレリッカーもある程度なら倒せるが、
そいつらはまた未知の魔力で、我らの攻撃を防いでしまうだろう。
そんな事もあろうかと、これを造ってやった。」
テブリッシュはどこからともなく、何かの機械を持ち出した。
コリス「こ・・・これは、ショットバトラーのパーツ・・・・!?」
シュドー「ショットバトラーの銃口が紫色になっているだけじゃねェか!?」
そう。テブリッシュが持ち出したのは、ショットバトラーのパーツである、
銃口が紫色になった物であった。元々は赤と青であったが・・・・。
テブリッシュ「色だけではない。これを前の銃口を取り替える事で、
ショットバトラーの威力が10倍になるんだ。
魔力を持ったレリッカーを一撃で倒せるが、閃光弾のエネルギーが大幅減るだろう。」
シュドー「つまり、敵に合わせて使い分けろって事だろ?」
テブリッシュ「そうだ。なるべく、エネルギーを温存しながら戦うんだ。
その前に星人を見つければ、必ず勝機はある。」
モモ「そうね。・・・・ただし、あのゴダルの奴さえ来なければね。」
サキ「っ!クリスタルのライバル戦士ですね・・・・!」
モモ「とりあえず、今回の任務はレリッカーを開発した星人をいち早く、
探して即座に殲滅する事。スピードが勝負よ。いいわね!?」
隊員たち「はいっ!!!」
サキの部屋で、バンジョーがベッドで眠っていた。
隣のところに置いてあるリュックからカズーイの上半身が出てきた。
カズーイ「バンジョー!起きなさいよ!元は他人の部屋なのに・・・。」
カズーイが起こそうとするが、バンジョーが目を覚まさない事に呆れる。
コリス「失礼します。」 そこに、コリスが入って来た。
カズーイ「あら。おはよう、コリス。」
コリス「バンジョーさん。まだ眠っていますね。」
カズーイ「ごめんねェ~っ。平和な時はいっつもこうなの。」
コリス「そうですか・・・。でも、この現代にだって平和ではないんです。」
カズーイ「ん?どう言う事?」 その時、バンジョーがやっと起きだした。
バンジョー「ふああああぁぁぁ~っ。よく寝た・・・・。あ、コリス。おはよう。」
コリス「おはようございます。」
バンジョー「ところで、何か話しに来たのかぃ?」
コリス「はい。あなたたちの未来世界に・・・・怪獣とかいますか?」
バンジョー「え?ん~っ。いるにはいたよ。けど、それ以上に恐ろしいのは、
巨大なテロ組織のグランティさ。怪獣を越えた凶悪さを持つ奴らと僕らは戦っているんだ。」
コリス「そうですか・・・。この現代には、恐ろしい怪獣や宇宙人に襲われているんだ。
僕らDGCがそいつらから地球の平和を守っているけど・・・・。」
カズーイ「そう。この時代には怪獣と宇宙人がわんさかいるワケね・・・・。」
バンジョー「でも、この時代ではウルトラマンと言う、
僕らの時代では伝説の存在となっている巨人が守っているよね?」
コリス「はい。それより、今日もまた、宇宙人による攻撃が始まりました。」
バンジョーとカズーイ「宇宙人が・・・・!?」
コリス「星人は凶悪な魔力を持った戦闘ロボットを使って、
この世界を襲っています。このままでは、この世界が危ない。
お願いします!どうか・・・・僕らに力を貸してくれませんか!?」
コリスは必死な叫びで言った。それを聞いた二人は当たり前な返事をする。
カズーイ「・・・・そんなの当たり前じゃない!でしょ!?バンジョー。」
バンジョー「ああ。もちろんだよ。一緒に戦おうよ!コリス!!」
コリス「・・・ありがとうございます!!」 コリスは笑顔になってそう言った。
バンジョー「よーし!じゃあ、行くか!!宇宙人を倒しに!!」
カズーイ「宇宙人なんかあたいの嘴で地獄で落としてやるわよ!!」
コリス「では、司令室へ行きましょう!!皆さんが待ってます!!!」
バンジョーとカズーイ「うん!!!」 こうして、3人は司令室へ行ったが・・・・?
コリス「ええええぇぇぇぇ~っ!!??テブリッシュさんたちが先に行ったですって!?」
モモ「ええ。あいつ、意外と気が早いところもあるのね。うん・・・。
まあ。コリスを信じて、先にレリッカーたちを倒しに行ったでしょう。」
コリス「そうですか・・・。」
カズーイ「でも、あたいたちも出撃しても良いんでしょ?」
モモ「もちろんよ。テブリッシュが出撃する前、
コリスにあんたたちを連れて出撃させてくれとの伝言があったわ。」
バンジョー「では、僕らはコリスと一緒にレリッカーを倒せって事ですね。」
モモ「ええ。コリス。バンジョーとカズーイを連れて、専用車で現場に直行しなさい。」
コリス「了解!!!!」
こうして、コリスは専用車でバンジョーとカズーイを連れて、
レリッカーが暗躍せり地区へと行った。
一方、テブリッシュ、シュドー、サキ、イチゴの4人はロードラッシュで、
レリッカーが暗躍していると言う町に着き、ロードから降りていた。
テブリッシュ「これから3つに分かれて、レリッカーを掃討する。
私は一人徒歩で、X-RCで星人を見つけるので、見つけ次第連絡する。
シュドーは一人で徒歩、サキとイチゴはロードで行動してくれ。
それでは・・・・行くぞ!!!作戦開始だ!!!」
シュドー、サキ、イチゴ「了解!!!!」
こうして、隊員たちはそれぞれに分かれて行動を開始した。
まずはシュドー。シュドーは敵を探そうと走っていった。
そこに、3人のレリッカーが現れた。シュドーは敵を発見して、歩を止める。
レリッカー「・・・・・・・!」 シュドー「へっ!さっそくお出ましか!」
シュドーはショットバトラーを構えて、速攻で連射した。
3つの閃光弾が3人のレリッカーを攻撃。
二人の敵が破壊されてしまうが、一人だけ残っているレリッカーがいた。
レリッカー「・・・・・・!!」 そのレリッカーの目が紫色に光っていて、
左手の平で紫色の光のシールドを張って身を守ったからだ。
シュドー「ち・・・・っ!なら!!」 シュドーはショットバトラーの銃口を外し、
紫色の銃口を取り付ける。シュドーはその銃口を付けた銃器でレリッカーを攻撃する。
シュドー「いけっ!!」 そして、銃口から青い強烈な光が出て、
その強烈な光の閃光弾がレリッカーの紫のシールドを破り、敵に直撃した。
レリッカー「・・・・・・!???」 攻撃を受けたレリッカーは爆発して、砕け散った。
シュドー「おお・・・!今の閃光弾・・・・並みのより凄いぜ・・・・・!!!」
一方、サキとイチゴがロードラッシュで、数人のレリッカーに向かった。
レリッカー「・・・・・・・!・・・・・・!!」
複数のレリッカーが口から無数のレーザーを連射する。
イチゴ「ひるむな!!振り切るんだ!!」 サキ「はいっ!!」
サキがロードを運転し、真っ直ぐ敵陣へと走って行った。
イチゴ「くらえ!!」 ロードは拡散レーザーを連射し、
5人くらいのレリッカーを倒した。残りが少数になる。
その少数のレリッカーたちが紫色の目になった。魔法を使うぞ。
イチゴ「く・・・・・っ!!」 ロードが赤いビームを発射して、一人のレリッカーを攻撃。
そのレリッカーが爆発して倒される。どうやら先攻したのだろう。
つづく
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