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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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コリス「あ!テ、テブリッシュさん・・・・!」

テブリッシュがこの司令室から出ようと歩き、コリスも彼についていくように歩く。

二人は司令室から出た。


廊下を歩くテブリッシュにコリスが不安そうに話しかける。

コリス「あの・・・・まさか、諦めようと言うの・・・ですか?」

テブリッシュ「・・・・X-RCはいかなる物を探知できる、

新世代のマシーンであった。だが、もう何が何だかわからなくなってきたんだ・・・。」

コリス「けど、もっと調べてみればわかるかと思います・・・・。」

テブリッシュ「だが、それは加減しなければ故障してしまう恐れもある。

やはり・・・・あの機械を開発するには早すぎたのかも知れない・・・・。」

コリス「そんな・・・・・。」  ・・・・いや、開発の早さのせいではない。

あのX-RCの反応は正しかったのだ。その証拠が今、明らかになる・・・。

謎の声「わああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

突然、男の声が廊下中に響いた。テブリッシュとコリスがそれに気づく。

テブリッシュ「っ!!何かが起こった!!」 コリス「行ってみましょう!!!」

二人は悲鳴をあげた男のところへ走る。そこに、

その男・DGCの作業員の一人が尻餅をついて怯えていた。

テブリッシュ「おい!どうした!!?」

作業員「ば・・・・化け物!熊と鳥の化け物が来たァ!!!」

コリス「熊と鳥の化け物!?」 テブリッシュ「もしかして・・・っ!むっ!!」

テブリッシュは前の方向に、奇妙な姿の怪人が走っているところを一瞬見た。

その怪人は熊のような姿をして、背中に背負っているリュックから、

赤い鳥が出ていた。その怪人が右の方向へと逃げていた。

テブリッシュ「あいつだ!!追うぞ!!コリス!!」 コリス「はいっ!!!」

二人は今の怪人を追おうと走った。

コリス「テブリッシュさん!!あの怪人は・・・・・!!」

テブリッシュ「ああ・・・・!あのX-RCから未来からの物質を探知していた。

もしかすると、あいつらが・・・・っ!!」

二人は走りながら会話する。そして、熊の怪人がドアを開けて、ある部屋へと入った。

テブリッシュ「コントロールルームへと入ったな!!もう逃げられないぞ!!!」


二人もコントロールルームへ入った。コンピューターの多い部屋で、

熊と鳥の怪人が戸惑うように立ち止まっていた。

鳥の怪人「ちょ、ちょっとおおぉぉ~っ!!ここ、出口がないじゃなあぁぁぁい!!」

熊の怪人「そ、そんなあぁぁ~っ。この基地のシステムを無断で使ってはいけないし・・・・。」

テブリッシュ「見つけたぞっ!!!!」 テブリッシュの激しい声に二人の怪人が驚く。

熊と鳥の怪人「ギクッ!!!!;;」 二人の怪人は恐る恐る後ろの方に向く。

そこに、銃を構えているテブリッシュとコリスがいた。

コリス「こいつら・・・。人間の言葉を話せるのか・・・。」

テブリッシュ「貴様たち・・・どこの何者だ・・・?」

熊の怪人「あ、ああ・・・。こほん。ぼ、僕はバンジョーと言います。

この赤い鳥はカズーイです。はい・・・;」

熊の怪人・バンジョーは汗を流しながらも、礼儀正しく自己紹介した。

テブリッシュ「では、質問しよう。お前たちはどこから来た?」

赤い鳥のカズーイは強気な感じでこう言った。

カズーイ「い、言っとくけど!あたいたちは宇宙人じゃないんだから!!!」

テブリッシュ「・・・・・やはり、お前たちが未来から物質の正体か・・・?」

バンジョーとカズーイ「え・・・・?」

コリス「詳しい話は司令室で・・・・。」 コリスとテブリッシュは銃の構えを解いた。


かくして、未来から来たと思われるバンジョーとカズーイは、

コリスとテブリッシュに司令室へと連れて来られた。

テブリッシュがX-RCを使うと、レーダーがバンジョーとカズーイに向けた。

テブリッシュ「やはりな・・・・。どうりでおかしいワケだ。」

カズーイ「お、おかしい・・・?」 バンジョー「それは一体どう言う事だ・・・?」

イチゴとシュドーがそんなバンジョーとカズーイを見て、ひそひそと話す。

シュドー「なあなあ。あいつら、絶対におかしいぜ?熊のクセに、

リュックをしやがって。しかも、そのリュックに鳥とはよ。それに喋ってやがるぜ。」

イチゴ「宇宙人ではないとも言ったけど・・・。モモ隊長、

初めてそいつらを見て、驚かなかったし。」

ちなみに、モモは真剣な表情で二人の怪人と二人の隊員を見ていた。

テブリッシュ「やはり、君たちは未来人であるそうだな。それも、

昨日からこの基地に潜入しているみたいらしいな?

そうでなければ、昨日からこのX-RCの反応がおかしいように見えなくならないハズだ。」

カズーイ「だ・・・だから、何よ?」

コリス「あなたたちは未来から来た人物である事がわかったんです。

何故、この時代に来たんですか?」

バンジョー「何故って言われても、僕らも何が何だかわからないんだ。

ここが僕らにとっての過去の時代だなんて、今始めて知ったし・・・・・。」

モモ「なるほどね。何故この時代に来たのかはわからないワケね・・・・。」

テブリッシュ「あ。モモ隊長。」

モモ「まさか、タイムマシンとかシンプルな方法で来たんじゃないんでしょ?」

カズーイ「え?あたいたち、そんなの使ってないわよ?」

バンジョー「・・・・ただ、何かの奇妙な光のトンネルに吸い込まれて・・・・・。」

モモ「奇妙な光のトンネル・・・・?」

バンジョー「うん。未来の時代で冒険していた時、偶然謎の光の穴と遭遇して、

その穴が急に僕らを吸い込んだのです。その穴は一体、誰がやったのかわからない・・・・。」

モモ「そう・・・・。」

テブリッシュ「とりあえず、君たちの身柄は、我らDGCが保護しよう。

君たちのおかげで、X-RCの性能が完璧である事がわかったのだから・・・・。」

バンジョー「あ、ありがとうございます。テブリッシュさん。」

そこに、サキが来た。買い物袋にジュースを何本か持っている。

サキ「お待たせしました、皆さん。差し入れを持って・・・・。ん?」

サキの目線にバンジョーとカズーイの姿が入る。それを見たサキは急に驚き、叫ぶ。

サキ「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

熊と鳥の怪物ううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!」

サキの叫びがDGC基地内に轟いた。

後にコリスが事情を話して、彼女を落ち着かせたらしい。


こうして、バンジョーとカズーイはDGC基地を居候するようになり、

隊員たちが二人を眠れそうな部屋へ案内した。ここはサキの部屋である。

サキ「さっきは驚いてごめんなさいね。お詫びにここで寝ても良いわよ。」

バンジョー「ありがとう。隊員の姉さん。」

シュドー「・・・・なあ、一つ聞くけどよ。お前ら、悪党なワケねーよな?」

カズーイ「失礼ね!あたいたちが悪い事するハズないでしょ!?ね、バンジョー。」

バンジョー「うん。僕らは未来世界の平和を守るために、

巨大な犯罪組織と戦う旅に出ているんです。」

イチゴ「そうか・・・。しかし、不思議だね。未来と言うのは。

君たちのような高等生物がいるもん。未来にはそんな高等生物がいっぱいいるんだろうなァ。」

カズーイ「まあ。ボトルズが言うから、あたいたちの時代には、

あんたたちの想像を越えたような凄い動物がいっぱいいるわよね。

植物も無機物も目が生えて喋りまくるわ。とにかく凄いんだから。」

テブリッシュ「そうかぁ・・・未来の世界ってそんなに凄いのかァ。

バンジョー!カズーイ!君たちのいた未来世界の事をもっと話してくれないか!?」

バンジョーとカズーイ「え・・・・?」

テブリッシュ「俺、知りたいんだ。未来と言うヤツを・・・・。

その未来がどんなところなのか、もっと知りたいんだ。」

カズーイ「うーむ。めんどくさいわねェ・・・。」

バンジョー「まあ、ここはできるだけ話してあげよう。わかりました、テブリッシュさん。

では、これから知ってる限りの事で話しておきましょう。」

テブリッシュ「ありがとう。あははははははははは!」

テブリッシュが笑うと、バンジョーとカズーイはもちろん、他の隊員たちも笑い始めた。


司令室ではコリスとモモが会話をしていた。

コリス「テブリッシュさんたち、すっかり、

バンジョーさんとカズーイさんと仲良くなってますね。」

モモ「ええ・・・。あの熊と鳥から、物凄い力を感じているわね?」

コリス「はい。それは、間違えれば悪魔を越える程の力でした。」

モモ「でも、正しければあのレリッカーを数億くらい倒せる力を発揮できるわ。

あのレリッカーを造ったのは、確か宇宙人だったわよね?」

コリス「え、ええ・・・。そうですが・・・・?」

モモ「あの宇宙人はきっと、とても凄い科学力を持っているに違いないわね。」

コリス「・・・・たとえ、その凄い科学力を持っている敵がどんな星人だろうと、

シャドーさんの手下なら倒すべきです!!」

コリスは真剣な表情でそう言う。モモは冷静な感じでこう言う。

モモ「でしょうね・・・。明日も星人はレリッカーを使うつもりよ。

今度の作戦はバンジョーとカズーイにも参加してもらうわ。」

コリス「え!?でも・・・彼らはただ、この時代に迷い込んだだけで・・・・。」

モモ「でも、彼らには凄い力があると思う。あの二人は未来で戦ったと言った。

もしかしたら、説得次第では、我々と一緒に戦ってくれるかも知れないわ。

そう。なるようになるだばないだばさ!ってね・・・。」

コリス「・・・・はい。明日、彼らを説得してみます・・・・。」


一方、ナイトメア・ナーサのレリッカー工場では、

ラグロム星人の造った機械によって、多くのレリッカーが次々と生産されていく。

その様子を見たラグロム星人にシャドーが話しかける。

シャドー「ねェ~。ラグロム星人。例の奴等はどうかしら?」

ラグロム星人「例ノ奴等ト?」

シャドー「ほら、あなたがDGC基地に送り込んだあの二人よ。」

ラグロム星人「アア・・・。アノ熊ト鳥ドスカァ?

アイツラハコノ現代ノ事ヲ知ランカラ、狂ッテ暴チョルデショウ。

今頃ハ、DGCノガキ共モォ、ギッチョンギッチョンニサレチョリマスワァ?」

つづく

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