アイリーン「私たちもあんたの基地へ連れて行ってくれなあぁぁ~い??」
モモ「・・・・・ええええぇぇぇぇぇぇ!!????」
モモはいきなりランドルとアイリーンがモモの基地へ行きたい事に驚く。
ランドル「だってさァw久しぶりの地球だからさあぁ~っwww」
アイリーン「この地球がなんか変わった気がするから、
何か新しいワケのわからないもんがいっぱい出たんじゃないぃぃ~っwww」
コリス「え・・・?で・・・でも・・・;DGC基地は、
関係者からの許可及び、国際防衛科学局のライセンスでなければ入れませんので・・・;」
アイリーン「んな事はどうでもいーのよ^^とりあえず、私たちは行きたいの!」
ランドル「それで、結論はどうかね?モモちゃん。」
モモ「え、えーっと・・・・;どうしよう・・・・。とりあえず、上層部に連絡してみるわ。」
モモはシーバーを使って、上層部の者と連絡をとってみた。
ジャック「・・・・・父さん。母さん。」 アイリーン&ランドル「ん???」
後ろのジャックが話しかけ、ランドルとアイリーンが彼の方に向く。
ジャック「悪いけど、俺はDGCの基地に行くつもりはない。
俺は俺自身の行動でこの地球を見てみる。」
アイリーン「そう・・・・。いいわ。あんたがそれを望むなら。」
ランドル「我が息子よ。この地球の全てを、お前のその目でしっかりと焼き付けるがいい。」
ジャック「・・・・わかった。」
そして、ジャックはゆっくりと歩いて、4人から離れていった。
コリス「・・・・いいんですか?自分たちの息子を・・・・。」
アイリーン「いいのよ。あの子は私たちの子供。あの子は強いから、
きっと一人でも頑張れるわ。私たちはそう信じている・・・。」
ランドル「可愛い子には旅をさせろって言葉もあるしな。」
モモ「あなたたちは政府関連を持つ人なので、基地への入場が許可されました。」
アイリーン「本当!?やったわ!!」
こうして、ランドルとアイリーンはモモやコリスと共にDGC基地へ向かった。
アイリーンとランドルはついに、DGC基地の司令室へと入った。
モモ「ここが、私たちDGCの基地よ。」
ランドル「おお!ここがDGCか・・・・!」
シュドー「しかし、なんか過ごそうな二人だなァ。」
テブリッシュ「そりゃそうさ。ランドルさんもアイリーンさんも、
政府公認の人物なんだぜ。一部の防衛隊の人たちはもう知ってるハズだ。」
コリス「ささ。こちらへ座ってください。」
コリスに指示され、アイリーンとランドルがそれぞれテーブルの前のイスに座る。
サキ「二人とも、コーヒーを置いておきましね。」
サキはアイリーンとランドルにそれぞれコーヒーを置いた。
ランドル「ありがとう。君は優しいお嬢さんだ。」
サキ「え・・・?そんな・・・・。」 サキは照れていた。
アイリーン「・・・・・熱っ!つ・・・冷たくしてくれない・・・?」
アイリーンは今飲んだコーヒーが熱いと感じ、サキにそう言った。
サキ「あ、はい。では、アイスコーヒーに変えますね・・・・。」
サキは少し落ち込んでアイリーンの飲んだコーヒーを持ち、
アイスコーヒーに変えようと歩いた。イチゴがモモにある報告をして来た。
イチゴ「隊長。例の犯罪事件がまた起きたそうです。」
モモ「そう・・・・。また彼らの仕業ね・・・・。」
ランドル「ん?何かあったのかね、モモちゃん。」
モモ「い、いえ^^;また事件が起きたのですよ!ほらさ。
DGCは怪獣や宇宙人に対する事件だけではなく、他にもいろんな、
犯罪事件にも立ち向かうのよ!!はい・・・・。」
イチゴ「今回は異次元人らしき怪人が動いているそうです。」
アイリーン「怪人?って事は、ワケのわからない何かによる事件でしょう!?」
アイリーンは冷凍銃を構えて、モモにそう言った。
モモ「げげっ!!も・・・もし、そうだったら・・・どうするの??;」
アイリーン「ふっふっふっふ・・・・。凍らせます!!!」
モモ「・・・・・・・っ;」 サキ「ア、アイスコーヒー持って来ました・・・;」
アイリーン「あ。ありがとう。」
コリスは何故か、基地の外にいた。恐らく、何者かの気配を感じたからか。
コリス「・・・・・・やっぱり、ここにいたんですね。」
コリスは何者かに向かって、そう言った。
その者は、ライドマンことジャックであった。
ジャック「・・・・いて悪いかよ?」
コリス「いえ。構いません。あなたがここにいたいのなら・・・・。
ところで、地球はどうでしたか?」
ジャック「・・・・ああ。父さんや母さんの言うとおり、地球って美しいな。
ただな・・・・。この星の人間たちって、夢とか希望とかないんだよな・・・・。」
コリス「そんな事はありません。僕がその人たちに夢と希望を取り戻させます!」
ジャック「じゃあ、夢と希望を信じる奴がこの星で何人いると思う?」
コリス「え・・・・。そ、それは・・・・。」
ジャック「・・・・・やはり、父さんと母さんの言う通りだ。
地球は美しいけど、そこの人間たちはだらけきってやがる・・・・。
まあ。一応、両親の故郷だから憎んじゃいけねェけど・・・・。」
コリス「ジャックさん・・・・。」
ジャック「・・・・けど、一番許せねぇのが、この星の平和を脅かそうとするあいつらだ!」
コリス「っ!?あいつらって・・・・まさか・・・・!!」
ジャック「ふん。お前も知ってたのか・・・。あのギギって野郎を・・・・!」
コリス「ギギ・・・・!?」
ギギ・・・・。そいつは一体、誰なのか?そいつについて、
このDGCの司令室でもモモが解説を始めていた。
モモ「最近は異次元人らしき怪人たちが各国の都市で、
様々なテロを起こしています。資源及び資金の多く奪っていきましたが、
怪人たちの目的は未だにわかりません。怪人たちは人間に変身する事もできます。
コードネームはギギ。かつて、日本にも襲撃した事のある凶悪な異次元人です。」
ランドル「ほう・・・。我々がフェナリナーサにいる間にこんな事が・・・!」
サキ「それだけではありません。これまで、何度も怪獣や宇宙人が現れて、
私たち人間を苦しめていたんです。」
イチゴ「まるで、夢と希望を捨てた我々に怒るように・・・・。」
テブリッシュ「中には、夢を阻む者として我々に牙を向けて来たとの説がある。」
シュドー「まあ。どっちにしろ、俺たちDGCやクリスタルが、
そいつらをやっつけているけどな。」
モモ「まあ。今回もそうなるといいけどね・・・・。」
コリス「ギギ・・・・?一体、何ですか?そいつは・・・・。」
ジャック「実際のところじゃあ、俺もまだわからねーけど、
フェナリナーサのジジイ・・・・じゃなかった、王の話によれば、
ギギはかつて、夢の国に敵意を感じて戦争を仕掛けた事があるらしいぜ。
あの冥界のやつらと及ばねえから、簡単に夢の国側が勝ったそうだがな。」
コリス「ええっ!?夢に国を襲ったのは、冥界の怪獣だけじゃなかったのですか!?」
ジャック「まあな。あくまで王から聞いた話だけど・・・・。それに、
俺はあのギギって野郎と偶然会った。さっきまではな・・・・・。」
コリス「え・・・・っ!?戦ったのですか!?」
ジャック「ああ・・・・。ちと、しくじったがな・・・・!」
これはジャックが数時間前、一人でアメリカのどこかの街を歩いていた時だ。
そこは多くの大人たちが歩いていた。ジャックはそれを見回して、呟く。
ジャック「・・・・これが地球か・・・・。なんか感心しねェ・・・・。ん?」
その時、ジャックは何者かの気配を感じた。ジャックは、ある一人の少年の方に向かう。
その少年は黒く短い髪をして、黒ずんだ衣装を着ていた。
ジャック「こいつ・・・・!地球の人間じゃねェな!!?」
ジャックはその人間ではない少年に向かって走る。その少年はこれに気づいて逃げる。
ジャック「逃げるな!!待て!!!」 ジャックは少年を追い続ける。
少年は必死に逃げ続けたが、人気のないところで行き止まりの壁に来てしまう。
少年「な・・・・っ!?くぅ・・・・!!」
ジャック「もう逃げられないぜ?てめェ!何もんだ!!?」
少年「ふふふ・・・・。バレてはしょうがないな・・・!
ならば、見せてやるよ!!俺の本来の姿を!!!」
そして、少年は顔だけが光に包まれて変化していき、髪がなくなり、
銀色の異形な顔をして、黄色い二つの大きい目のある完全に怪人の顔であった。
怪人「ギギギギギギギ・・・・・・!!!」
ジャック「ついに正体を表しやがったか・・・・・っ!!」
怪人「ギギギッ!!!」 怪人は両目から黄色い光弾を発射した。
ジャック「ふん!!たあああぁぁぁっ!!!」
ジャックは素早くそれを避け、怪人を殴った。
怪人「ギギギッ!?」 怪人はひるんだ。しかし、これでくたばる敵ではない。
つづく
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