マッドネスアシッダーはさっそく暴走が始まり、近くの団地の建物を叩き壊し始める。
このままでは、中の人たちが危ない・・・と、思いきや。
SSPの隊員たちが既に捕らわれた人々を多く救出し、団地の外にいたのだ。
しかし、光次郎、桜と、青井側はまだ逃げ遅れていた。まだ団地の中で、
捕らわれた人々を必死に誘導していた。
桜「落ち着いて非難してください!!!」
光次郎「できるだけ急いでください!!」
青井「く・・・・っ!こんな時にモンスロイドが・・・・!!」
マッドネスは近くの団地を叩き壊してしまう。
野沢「モンスロイドが出てくるなんて・・・・!聞いてないわよ!!」
清水「いや!デスナイトのやる事だ!!作戦の失敗に怒って、起動させたに違いない!!」
マッドネス・アシッダー「キチャアァァァッ」 マッドネスは口から黒い液体を吐いた。
その液体にかけられた団地の建物はドロドロに溶けてしまった。
そう。マッドネスの吐く液体は溶解液なのだ。背中のタンクには、
その液体がタップリ蓄えているだろう。マッドネスは再び溶解液を吐き、
今度は遠くの民家を多く溶かしてしまう。これを見た人々は恐怖に怯える。
そこに、高志とあかりが来る。光次郎たちの心配に来たのだ。
高志「あっ!モンスロイドだ!!姉ちゃんどうなっちゃうの・・・!?」
あかり「・・・・っ!光次郎さん・・・・・!」
神山副隊長「一斉射撃開始!!!モンスロイドに破壊をさせるな!!!」
神山副隊長の命令で、隊員たちは一斉射撃を開始して、マッドネスを攻撃。
マッドネス・アシッダー「キチャアァァァッ!キチャアアァァァァッ」
攻撃を受けたマッドネスはますます怒り、周りの団地を破壊し始める。
あかり「このままでは、いけない・・・!高志君!!少し待ってください!!」
高志「うん!!」 高志が頷くと、あかりも頷いてすぐ彼から離れて行った。
そして、あかりは誰もいない団地の建物の中に入って、変身を開始した。
あかり「ライトニング・メタモルフォーゼ!!!!!」
そして、あかりが入った団地の建物からマリオネットライターが突き破って出てきた。
マリオネット・ライター「・・・・・っ!!」 そして、ライターはすぐ敵に向かって、
ファイティングポーズを構える。しかし、マッドネスはこれに気づかず、暴れている。
桜「あっ!!マリオネットライターだわ!!」 美里「ライターが来てくれたのね!!!」
高志「ライターのお姉ちゃん!!美里お姉ちゃんを助けて!!!」
マリオネット・ライター「はい!!」 そして、ライターは光次郎たちのいる、
団地の建物へと向かって歩く。そこに近づき、光次郎たちも彼女に近づく。
ちなみに、光次郎たちはまだ4階?にいる。逃げるのに時間がかかるだろう。
マリオネット・ライター「・・・・・っ!!」
ライターは光次郎たちに向かって両手を出して、地上へいち早く運ぼうとした。
光次郎「ライターはあなた方を助けてくださいます!!焦らずに乗ってください!!」
美里「はいっ!!」 そして、美里たち捕らわれた人々の半分がライターの両手に乗った。
そして、ライターはその人々を乗せた両手を地面に置き、その人々をおろした。
捕らわれた人々「やったァ!!」 「助かったぞ!!」 美里「ありがとうございます!!!」
桜「ライター!!残りの人々もお願い!!!」 マリオネット・ライター「はい!!」
そして、ライターは再び捕らわれた人々に向かって両手を向ける。
残りの人々全員がライターの両手に乗る。
そして、ライターはその人々を乗せた両手を、
地面に置いて、彼らをおろす。これで捕らわれた人々は全て完全に救出された。
マリオネット・ライター「さァ!!光次郎さんたちも・・・・!!」
ライターはそう言いながら、光次郎ら隊員たちに両手を向けて。
光次郎「よし!行こう!皆!!」 隊員たち「了解!!!!」
そして、隊員たちもライターの両手に乗る。
マリオネット・ライター「これで最後・・・・!」
ライターは光次郎たちを乗せた両手を地面に置いた。
桜「今よ!おりましょ!!」 光次郎「ありがとう!ライター!!!」
そして、隊員たちはライターの両手から降りて、地面を走って団地から離れる。
マリオネット・ライター「良かった・・・。これで全員救出できた・・・。っ!?」
その時、今になってマッドネスがライターがいる事に気づいて、溶解液を吐き出した。
マッドネス・アシッダー「キチャアアアァァッ」 マリオネット・ライター「くっ!!!」
ライターはいち早く溶解液を避けようと、建物から離れるように跳んだ。
それにより、溶解液が建物にかけて、溶かしてしまう。
光次郎「もし、ライターが助けに来てくれなかったら、今頃僕らは溶けたかも・・・!」
マリオネット・ライター「・・・・っ!ぬっ!!!」 ライターは敵に向かって走り出す。
マッドネス・アシッダー「キチャアアァァッ」 そして、マッドネスも走り、彼女と激突する。
マリオネット・ライター「はっ!!でぃ!!せや!!!」 ライターは敵にタックルし、
そのまま膝蹴りを打ち込む。そして、手刀でマッドネスアシッダーにダメージを与える。
マッドネス・アシッダー「キチャアアァァッ!キチャアアァァァッ」
マッドネスはすぐにパンチで反撃するが、
避けられる。しかし、もう一発のパンチは決まった。
マリオネット・ライター「ふっ!!うわっ!!?」 ライターは敵の拳を受けてひるむ。
そして、マッドネスは長い首を振って、ライターを突き飛ばしてしまう。
マリオネット・ライター「あぅ!!くぅ・・・っ!!」 ライターは近くの団地の建物にぶつかり、
その建物が崩れてしまう。ライターはその建物の瓦礫の中から立ち上がる。
マッドネス・アシッダー「キチャアァァァッ!キチャアアアアァァッ」
マッドネスは口から溶解液を吐いて、ライターを倒そうとする。
マリオネット・ライター「ハイパー・リフレクト!!!!!!」
ライターはハイパーリフレクトで敵の溶解液を防いだ。
桜「ライターを援護します!!!」 光次郎&青井「了解!!!!」
そして、桜や青井はサンレントガン、光次郎はボウガンでマッドネスを攻撃した。
無数の銃弾と火薬の仕込んだ矢の複数による攻撃を受けたマッドネスは隊員たちの方に向く。
マッドネス・アシッダー「キチャアアアァァッ」 マッドネスは溶解液で隊員たちに迫る。
ほとんどの隊員たちが走って避けるが、少数の隊員たちが溶解液を浴びて溶けてしまった。
マッドネス・アシッダー「キチャアァァッ!キチャアアアァァッ」
マッドネスは両手からの光線で、遠くのビルを爆破した。
マッドネスアシッダーはそのまま団地から離れ、街で暴れようと歩いた。
マリオネット・ライター「っ!?はあああぁぁぁぁぁ!!!!」
ライターはジャンプして、街で暴れるマッドネスの前に着地してすぐに打撃する。
マリオネット・ライター「とう!!!たァ!!!」 ライターは手刀でモンスロイドの、
首を打ち、まわし蹴りでマッドネスアシッダーを蹴り飛ばす。
マッドネス・アシッダー「キチャアアァッ」 マリオネット・ライター「えええぇぇい!!」
ライターは走るが、マッドネスは両手からの光線を発射。
ライターは光線を受けてひるむ。
マリオネット・ライター「きゃあぁぁっ!!!」 動きを止めたライターを倒そうと、
マッドネスは一気に立ち上がり走り出した。そして、頭突きでライターを突き飛ばす。
マリオネット・ライター「うわあああぁぁぁぁぁ!!!!!」
ライターは敵から離れた場所で倒れるが、すぐに立ち上がる。
そして、クリスタルタイマーが点滅してしまう。タイムリミットの4分が近い。
マリオネット・ライター「っ!!でやああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
ライターは物凄いジャンプで高く跳ぶ。そして、マッドネスめがけ空中キックを決める。
マリオネット・ライター「フラッシュキック!!!!!!」 ドカアアアァァァァン
ライターの強力必殺キックがマッドネスに炸裂。光る足が敵の身体に直撃して、
その身体が爆発。マッドネスアシッダーはそのまま倒れてしまう。
そして、背中のタンクが地面にぶつかり、そのタンクが壊れてしまう。
その壊れたタンクから大量の液体が漏れ出し、マッドネスがその液体を触れてしまう。
ドカアアァァァァン ボオオォォォォ・・・・
その溶解液に触れたマッドネスの身体が爆発し、ほとんどの機体が炎上してしまう。
マッドネス・アシッダー「キチャアアァァァッ!キチャアアァァァッ」
マッドネスは今のアクシデントで瀕死状態である。
マリオネット・ライター「シュートフラッシュ!!!!!」
ライターはシュートフラッシュを発動。これを受けたマッドネスは大爆発を起こし、
粉々になって死んでしまった。これを見た光次郎と高志は喜んではしゃぐ。
光次郎「やったあああぁぁぁぁぁ!!!!ライターが勝ったぞォ!!!!」
高志「わーい!!モンスロイドをやっつけたぞおぉぉぉっ!!!」
里美の声「高志いいぃぃぃぃっ!!!!」 その時、里美の声が聞こえて来た。
高志「え・・・?あ!お姉ちゃんだ!!」 光次郎「え!?本当かぃ!!?」
高志と光次郎は里美の方を見た。里美は高志に向かって走った。
里美「高志いいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」
高志「お姉ちゃああああああぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!」
高志も姉の里美に向かって走る。そして、姉弟は再会して、抱き合いながら泣いた。
里美&高志「わあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
光次郎「よかった・・・・。この人たちの幸せを守れて・・・・。」
微笑む光次郎の近くにあかりが来て、彼女も微笑む。
あかり「ええ。これからもこの二人は幸せに生きる事でしょう・・・。」
光次郎「うん・・・・。これからも人々の幸せを守っていこう・・・・。」
そして、桜や青井も笑いながら帰っていく里美と高志を見ていた。
桜「あなたが・・・・この二人の幸せを守ったのよ・・・。」
桜は青井に感謝するように言うが、青井は何故か落ち込んだような表情であった。
青井「・・・・でも、私の幸せはもう・・・・・。」
桜「え・・・?」
桜が今の青井の言葉に感づく。しかし、青井は桜から離れるように歩き去った。
こうして、デスナイトの人狩り作戦は潰えました。しかし、
桐原は恐ろしい程の強敵でした。果たして、
光次郎は桐原に勝てるのでしょうか?そして、勝利した青井の心に、
晴れがありませんでした。青井に笑顔は戻るのでしょうか?
次回につづく
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