ゴダルは無数の魔物たちの軍勢を率い、先頭に立って進行していた。
魔物たちはそれぞれドラゴンの姿、醜い怪物の姿、ゾンビのような姿など、
他にも様々なをしていた。中にはウルトラ怪獣に似たような怪物もいる。
地上の人間たちはその恐ろしい軍勢を見て、逃げ惑った。
ゴダル「行け!!!冥界の悪魔たちよ!!!
地上の全ての人間たちを地獄へ落とすのだ!!!
逆らう者は喰らっても構わん!!!!」
魔物たち「ガオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォォ」
ゴダルの命令に、多くの魔物たちが一斉に人間たちへの襲撃を開始した。
人間たち「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
魔物たちはそれぞれ、魔法か自力で人間を地獄に落としたり、
引きちぎったり噛み付いたりで人間の肉を喰らい尽くしたり、
人間たちの住む村を雷の魔法か火炎で燃やし尽くしていたりしていた。
ちなみに、凍りの魔法で凍らせる魔物もいて、様々な特徴を生かして、
人間を殺してしまう魔物たちも多くいる。そんな魔物たちに人間たちは、
恐怖して逃げ惑うが、中には剣やヤリ、矢などで立ち向かう者たちもいたが、
魔物たちには太刀打ちできなかった。そして、ゴダルと魔物たちは、
次々と人間たちのいるところへ移動し、そこの人間たちを狩り続ける。
その恐ろしい人狩りは世界へと拡大しつつあり、このままでは人類が絶滅してしまう。
その頃、世界の一部では光り輝く国々があった。そう。そここそが夢の国の世界であった。
そこには、まだフェナリナーサやマリンナーサなどがあった。
マリンナーサの王様と王妃様は巨大なスクリーンで、
ゴダルの軍団が人間たちを襲っている映像を見て、
震えていた。特に王様は今にドタバタしそうだ。
王妃様「ついに動き出したのですね。冥界の悪魔たちが・・・・!
このままでは、多くの人々が地獄に落ちて、永遠の地獄に落ちてしまうでしょう。」
王様「うむむむむむ・・・・!!やがて、我々も奴等の手にかかり、
地獄に落ちちゃうだば!!いやだばいやだな!!!地獄は嫌だばあああぁぁぁぁぁ!!!!
舌抜かれたら美味しいものが食べられなくなるだばああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
王様はあまりの恐怖に騒ぎ出し、自ら自分の舌を抜く演技をもしていた。
王妃様はその王様の動作を見て、呆れる。そしてすぐにこう発言した。
王妃様「はぁ・・・・。しかし、冥界の者たちは間もなくこの夢の世界にも襲撃してくるでしょう。
ですが、このまま黙っているワケにはいきません。かくなる上は・・・・!」
王様「立ち向かうっきゃないだばァ!!!わしが勇者になって、
悪者どもをやっつけてやるだば!!それそれ!くらえ!正義の刃ああぁぁぁ!!!!」
王様は今度は勇者を演じて騒ぐが、冥界の悪魔どもに立ち向かう決意はしたそうだ。
王妃様「・・・・とにかく、フェナリナーサの者たちは他の夢の国の者たちに知らせ、
既に迎え撃つ準備をしています。
我々も即座に敵を迎え撃つ準備を整えなければ・・・・っ!」
王妃様も王様の動作に呆れる暇もなく、冥界の悪魔どもに立ち向かう決意をする。
人間の世界で暴れまわる魔物たち。そして、ゴダルも自分に襲い掛かる人間たちと戦った。
ゴダル「・・・・・・・・!!」 ゴダルは恐るべし鉄拳で次々と、
人間たちの身体を貫き、顔を吹き飛ばして殺し続けた。
そして、ゴダルは手の平から黒い塊を出した。その塊は逃げる人間たちに近づき、
爆発してその人々を爆死させてしまった。ゴダルはその力に振るえ、笑顔になっていく。
ゴダル「こ・・・・これがこの鎧の力・・・・!ふふ・・・ふふふふふ・・・・・!!
使える・・・!これさえあれば望んだ物が手に入る・・・・・!!!」
ゴダルは鎧の力に魅入られ、次々と黒い塊を飛ばして人間たちを燃やし続けた。
このままでは、現実世界が地獄と化してしまう。
ゴダル「おおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
そして、ゴダルは闇に包まれ巨大化していった。
ゴダル「聞くがいい!!愚かな地上人たちよ!!我はゴダル!!!
冥界の王子なり!!!!今より、この地上は我ら冥界が頂く!!!!
歯向かう者には死の制裁を下すだろう!!!これを見よ!!!!」
ゴダルはそう言った後すぐに、黒い塊を発射して遠くにある山を、
あっと言う間に燃える山に変えてしまった。人々は巨大化したゴダルに恐怖する。
そこに、ガーゴイル型の巨大魔物がゴダルの近くに着地した。
ガーゴイル型の魔物「キキキキキキ!!!!ゴダル様!!
ついに夢の国の世界が見つかりました!!!!!」
ゴダル「そうか・・・・。では、大半の魔物に伝えよ!!
夢の国の世界を総攻撃する!!!」
夢の国々の人々は冥界の悪魔たちを迎え撃つために集結していた。
その者たちは、とある巨大な時計が聳え立っていた。この時計は一体何なのだ?
その時計を背にマリンナーサの王様と王妃様が立ち、多くの者たちに宣言した。
王様「諸君!!!!よーく聞くだば!!!間もなく冥界の使者たちが、
この夢の国の世界に来るだば!!!しかし、我々は希望を失ってはいかんだば!!!」
王妃様「我々は正義の魔法で迎え撃つまでです!!!たとえ一人だけになっても、
この世界を冥界の悪魔たちから守りぬくのです!!さァ!!夢の国の戦士たちよ・・・!」
王様「勇気を出して!!人の夢を信じて!!悪に立ち向かうだばあぁぁぁっ!!!!!」
夢の国の人々「おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!」
王様「このウルトラ・ウォッチに誓って!!!!!」
王様はそう言いながら後ろの時計に指をさした。もしや。
この時計がウルトラ・ウォッチなのでは・・・?
そして、夢の国の前には、既にゴダルと魔物軍団がゆっくり進行していた。
巨大化しているゴダルや巨大な魔物はもちろん、等身大の魔物たちも多くいた。
ゴダル「ここが夢の国か・・・・。とても明るく・・・・美しい場所だ・・・・。
この素晴らしい世界に住む奴等は僕らの冥界とは全く逆の暮らし方をしているだろうな。
僕の心の中には、羨ましいくらいの気持ちでいっぱいだ・・・・。だが・・・!む!??」
その時、ゴダルの目の前には多くの等身大の夢の国の戦士たちが無数にいた。
中には巨人たちや後の現代兵器のようなマシーンが立ちはだかっていた。
その先頭には王様がいた。
王様「そこまでだば!!!冥界の悪党ども!!!夢の力の前に我らに勝てるワケが、
ないだば!!お前たち悪どもに、
わしら正義の夢の国の戦士たちを倒すなどありえないだばさっ!!!」
王妃様「ってなワケで、哀れな冥府の使者たちよ。我らの裁きを受けるがいい。」
王様「ではでは!!かかれええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
夢の国の戦士たち「おおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」
王様がそう叫ぶと、夢の国の戦士たちが一斉にゴダルたちに向かった。
ゴダル「進撃!!!!」 魔物たち「ガオオオオオオオォォォォォォォォ」
そして、冥界の使者たちも一斉に走り出し、
ついに夢の国の軍団VS冥界の軍団の大戦争が始まった。
夢の国の使者たちはそれぞれ魔法や武器で、次々と魔物を蹴散らしていくが、
魔物たちもやはり魔法や武器で、次々と夢の国の使者たちを蹴散らしていく。
その壮大な喧嘩は次第に拡大し、夢の国々が燃え上がっていく。
ゴダル「・・・・・!」 ゴダルは格闘で次々と夢の国の戦士たちを倒していき、
黒い塊で遠くの戦士たちを多く倒していく。ゴダルの活躍により、
夢の国側の戦力が大いに削られていく。このままでは夢の国が危ない。
ゴダル「これが夢の国か!?これが夢の国の使者たちか!!?
他愛もない!!ならば、お前たちも地獄へと落としてやろう!!!!」
そして、ゴダルはウルトラ・ウォッチの前へと進んでいた。
王妃様「ああ・・・・。このままでは夢の世界が壊滅してしまうわ・・・・。」
王様「うぬぬぬぬぬ!!!かくなる上は・・・・・!!」
そして、王様はウルトラ・ウォッチの前へと立った。ゴダルはそれを見て、驚く。
ゴダル「むっ!?な、なんだ・・・!この時計は!!?」
王様「むふふふ・・・!これだばか?これは、ウルトラ・ウォッチ!!!
夢の国でもっとも最大の魔力を持つ魔の時計だば・・・・!
わしがこの時計で呪文を唱えれば、お前はきっと後悔するだば・・・・!」
ゴダル「何・・・・っ!?最大の魔力だと・・・・!?」
ゴダルはそう聞いて、驚く。流石のゴダルもそう聞くとさがってしまうそうだ。
王様「そして、ウルトラ・ウォッチだけではないだば!!!!」
王妃様「そうです!それよりも遥かに超えた伝説の力を持つ者!その名は・・・・!!」
ゴダル「伝説の力・・・・!あっ!!あれは・・・!?」
そして、ゴダルは見てしまった。ウルトラウォッチの後ろからとてつもない輝きを持つ者が。
その者は胸に青い宝石を胸についていて、身体が白い光りに包まれていた。
ゴダル「ク・・・・クリ・・・・・――――――――。」
そして、ゴダルは巨大な光に包まれ、やがて消えていった。
そして、現在。その話を聞いたコリスはとてつもない気持ちに捕らわれ、震えていた。
コリス「・・・・・・・・・っ!!!!」
ゴダル「そして、戦争に敗れた僕は封印されていったが、
シャドーの手下が勝手にたたき起こして、今に至るってワケだ・・・・。」
コリス「冥界を明るい世界にしたい・・・・。それが、君の夢・・・・?」
ゴダル「夢・・・?くだらんな。それを・・・願いと言って欲しいな。」
コリス「どっちも同じだよ!!!君はただ、冥界を明るくしたいために、
僕の力を欲しがっていたんだね・・・・・。」
ゴダル「だったどうする?・・・そろそろ伝説の力をくれるようになったか?」
コリス「・・・・僕は君の願いをかなえたい・・・・。でも、
僕の力は・・・・君にやる事はできない・・・・。」
ゴダル「じゃあ。冥界は永遠に救えんな。」
コリス「それでも・・・・!君の願いをかなえたい・・・・・!!
・・・僕が冥界へ行って、明るくしてみせる・・・!」
ゴダル「無駄だ。冥界は僕のような冥界に住んだ奴でなきゃ通れない。
まあ、僕はお前を冥界へ連れて行く気はないけどね・・・・。」
コリス「・・・・っ!じゃあ、僕の力を自分の物にしたいって事なの・・・!?」
ゴダル「ああ・・・・。俺が伝説の力を手に入れて、冥界を変えてみせる・・・・!」
同じ頃、ドリル・ラッシュは地底を掘り進み続けた。
テブリッシュ「サキ隊員!レーダーの方はどうだ!!?」
サキ「間もなく、接近していきます・・・・!!」
レーダーには、青い点が中央へと近づきつつあった。これは事件の元凶であろう。
テブリッシュ「よし!!イチゴ!!もっと速度をあげるんだ!!!」
イチゴ「了解!!!!」 ドリルラッシュは全速前進で地底を掘り進む。
シュドー「よーし!もし、怪獣だったら容赦なく倒してやるぜ・・・・っ!!!」
そして、ドリルラッシュは巨大な地下洞窟へと入って来た。
その地下は、多くの岩が崩れ落ちているため、何故か荒れているように見える。
シュドー「むむっ!?空洞についたぞ・・・・!しかし、ターゲットはどこへ・・・?」
テブリッシュ「・・・この空洞・・・・。まるで何者かに食い荒らされているようだ。
もしかして、岩を食べる奴がいるのだろうか・・・・・?」
サキ「っ!!右方に巨大な生物がいます!!!」 イチゴたち「何っ!!?」
そして、ドリスラッシュは右方に何かがいるので、そこに向いてみる。
すると、そこに怪獣がいた。この怪獣は地底怪獣テレスドンであった。
テレスドン「ギャアアァァァァァオオォォォォォォン・・・・・」
テレスドンは静かに鳴きながら、ゆっくりと動いていた。
サキ「か、怪獣だわ!!!」 シュドー「こいつが事件の犯人か・・・!?」
そして、テレスドンは岩壁に向かって口を大きく食べる。
すると、怪獣はその岩壁を食べ始めた。
つづく
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