桜「く・・・・っ!そこをどきなさい!!!」
ブラック・アタッカー「ふざけんな!!刺すぞ!!!」
「この先には奴隷たちの収容所があるのだ。我々はそこを死守するのみ!!!」
青井「こ・・・のォ!!!」 桜「待って!奈々ちゃん!!」
青井がアタッカーたちに切りかかろうとする時、桜が彼女を制止する。
青井「っ!?先輩・・・・・。」
桜「ここは私たちに任せて・・・・!あなたは光次郎君たちと一緒に救出を・・・!」
青井「けど、こいつらは・・・・・!!」
桜「わかってる。私も・・・・デスナイトが憎いわ。
でも、SSPの任務は抹殺より防衛なの。わかる?この意味・・・?」
青井「・・・・・っ。」 しかし、青井は理解できず苦悩しそうになる。
桜「防衛・・・・。それは人の命を安全を守る使命なの。
それが、SSPの一番の使命。それが、デスナイトを倒す道でもあるの・・・・。」
青井「・・・・っ。了解・・・・!」
光次郎「行こう!!奈々ちゃん!!早く救出しなきゃ、どうなるかわからないぞ!!!」
青井「・・・・・ええ!先輩、生き延びてください!!!」
そして、青井は光次郎や他の隊員たちと一緒に、牢獄へと走っていった。
桜と数名の隊員たちがブラック・アタッカー部隊と戦い始めた。
ブラック・アタッカー「ざけんなオラァ!!!」 「散れやァ!!!」
アタッカーたちは剣で襲い掛かるが、隊員たちも剣で迎え撃つ。
桜「はっ!!でぃ!!とぁ!!!」 桜は素早い剣裁きで敵を2,3人斬り倒す。
ブラック・アタッカー「あ”あぁぁっ!!!」 新たなアタッカーが桜に襲いかかる。
桜「く・・・・っ!」 桜は剣でガードし、そのまま敵と一緒に団地の部屋へと入り込む。
そして、桜と複数のアタッカーたちは団地の部屋でも戦いを繰り広げる。
ブラック・アタッカー「おらああぁぁぁぁ!!!!」 桜「・・・・・っ!せえぇい!!」
アタッカーと桜は剣で押し合う。桜は力いっぱい、敵の剣を弾いて、
そのままアタッカーを斬り捨てた。すると、他のアタッカーたちも桜に襲い掛かる。
桜「はっ!ぐっ!!せや!!とう!!てぃ!!」
桜は一人目のアタッカーを素早く斬るが、二人目の攻撃をガードし、
すぐに敵の剣を弾き、そのアタッカーを斬り倒し。そして、3人目の攻撃を受け流し、
その3人目をも切り捨てた。そして、4人目の腹を貫き、5人目を斬り倒した。
ブラック・アタッカー「雌豚ああぁぁぁぁっ!!!!」
また一人のアタッカーが椅子を投げつけた。しかし、桜はこれを避ける。
桜「ふん!!ふああああぁぁぁぁ!!!!」 そして、桜はすぐにそのアタッカーを斬った。
ブラック・アタッカー「ぐあ!!!」 アタッカーは桜の素早い横斬りに倒した。
桜「・・・・っ!奈々ちゃん・・・!光次郎君・・・!」
そして、青井と光次郎は数名の隊員たちを引き連れて走っていた。
その頃、清水と野沢は階段のところでアタッカーたちと戦闘をしていた。
清水「はああぁぁぁぁ!!!」 野沢「えええぇぇぇぇい!!!」
野沢と清水は華麗な剣術で、ほとんどのアタッカーを切り倒し、
複数のアタッカーたちは階段からゴロゴロと転がっていた。
清水「早く市民たちが閉じ込められている牢獄へ急ぎましょ!!」
野沢「ええ!!!」 そして、二人も牢獄へと進んでいこうと階段を上った。
牢獄へと目指すためにひたすら走り続ける青井と光次郎たち。
光次郎「急げ!!敵が邪魔してくる前に牢獄へ辿りつくんだ!!!」
隊員たち「了解!!!!」 青井「・・・・・・っ!!!」
その時、後ろから複数の銃弾が飛び出し、一人の隊員を射殺してしまう。
隊員「きゃ!!!」 青井「はっ!?」 光次郎「何っ!!?」
他の隊員たちは一人の隊員が撃たれて倒れた事に気づき、後ろへ向く。
そこに、4人のマシンガンを持ったブラックアタッカーたちがいた。
ブラック・アタッカー「ふっふっふっふっふっふ・・・・!!」
光次郎「今度は射撃部隊かよ・・・!!」 青井「許さない・・・・っ!!」
青井がナイフを構えるが、光次郎が彼女の前に立つ。
光次郎「待つんだ!!奈々ちゃん!!ここは僕に任せろ!!!」
青井「・・・どうして・・・!どうして、私を戦わせてくれないの!!?」
光次郎「桜ちゃんが言っただろ!?SSPの使命は抹殺より防衛だって・・・・!!
それに、こいつらは銃器を持っている!近距離用の武器を持つ君たちでは不利だ!」
青井「・・・・っ!わかったわよ。ただし、死んだら承知しないからね・・・・っ!!」
光次郎「ああ・・・・!皆!ここは僕に任せて捕らわれた人々を・・・!!」
青井「ええ!!」 隊員たち「了解!!!」
こうして、青井たちは光次郎に任せ、牢獄へと進んだ。
ブラック・アタッカー「おのれっ!!」 「死ね!!!」
4人のアタッカーがマシンガンを発砲するが、光次郎はいち早くドアを開き、
それを盾代わりにして、そこから隠れながら光次郎はボウガンで射撃した。
ブラック・アタッカー「ぎゃ!!」 「畜生!!!」
一人のアタッカーが矢に刺されて絶命。
残り3人が攻撃する中、一人が光次郎に近づこうと走る。
光次郎「せぃ!!」 光次郎はボウガンでその接近するアタッカーを倒した。
ブラック・アタッカー「これでどうだ!?」 3人目のアタッカーが手榴弾を投げ出した。
手榴弾が爆発して、光次郎が盾代わりに使ったドアが壊れたが、いち早く後方へと、
跳んだ光次郎は素早く矢を発射して3人目のアタッカーを倒す。敵は残り一人だ。
ブラック・アタッカー「た、たった一人で・・・!ひィ!!!」
残り一人のアタッカーが逃げ出した。その時、謎の銃弾がそのアタッカーを射殺した。
ブラック・アタッカー「ぎゃぉ!!!」 光次郎「っ!?何だ・・・!?」
光次郎はいきなりアタッカーが何者かに撃たれた事に驚く。
そのアタッカーの前に何者かが来た。光次郎は彼を見て、驚く。
光次郎「っ!!?お・・・・お前は・・・・!!」
光次郎を知っている彼・・・。そう。彼はデスナイト対日本攻撃支部の支部長。
又の名を、桐原零であるからだ。桐原は光次郎に会えたか、邪悪な笑みを浮かべる。
桐原「ククククク・・・・!!ようやく会えたな。高町・・・・。
我が親衛隊を倒すとは・・・。しかし、親衛隊は残り無数にいる・・・・。」
光次郎「桐原・・・!役立たずならなんでも撃つとは・・・。冷酷な男だなァ!!」
光次郎は敵支部のリーダーたる桐原に向かってボウガンを向ける。
桐原「ふふっ。お前は純粋な奴だ。性格を除けば、俺とお前は似ているみたいだな・・・。」
光次郎「似ている・・・?何がだ・・・・!?」
桐原「ククク・・・・。冥土の土産に教えてやろう。お前のように、
俺にもメイドがいたってワケさ。わかるかね?」
光次郎「メイド・・・・?まさか、お前のメイドもジャンボロイドだと言うのか!?」
桐原「ああ・・・・。その通りだ。俺のメイドはお前のメイドよりずーっと強い・・・!
まあ・・・・。お前のメイドは本当はただの・・・・・いや。なんでもないか。」
光次郎「何を言ってるか知らないが、僕のあかりさんの悪口は許さない!!!」
光次郎はボウガンで矢を発射した。しかし、桐原はそれを冷静に避けた。
桐原「ふっ。どうやらお前は言ってもわからぬようだな。では、マジ喧嘩と行こうか!」
桐原はピストルを構えだし、いきなり撃ちだした。光次郎は慌てて避けた。
光次郎「うわわっ!!くそぅ!!」 光次郎はもう一度ボウガンを撃つ。
しかし、桐原は何故か動いていない。それなのに、矢が桐原に命中していない。
桐原「ふふふ・・・。どこを狙っている。中学における弓道部での、
あの活躍はどこへ行った・・・!?はては、あの部活はもうあきて、鈍ってしまったのかぃ?」
光次郎「く・・・・っ!たとえ、そうだとしても意地さえあれば!!!」
光次郎は桐原に狙いを定めて、矢を発射する。
しかし、桐原は顔を少しだけ右に動かして避ける。
光次郎「な・・・・っ!」 光次郎は桐原が余裕な表情で避ける事に驚いた。
桐原「どうした?意地とはこの程度なのか?矢のスピードが遅く見えたがよォ・・・!!?」
そして、桐原はピストルを構える。光次郎は逃げる準備をする。
桐原「くくっ!!」 桐原はピストルを発砲した。銃弾は光次郎のボウガンに命中した。
光次郎「うわっ!!?」 光次郎は敵の銃弾に驚き、ボウガンを弾き飛ばされてしまった。
桐原「どうよ?」 光次郎「く・・・・っ!(速い・・・!奴の銃弾・・・とても速い・・・!!)」
光次郎は敵の攻撃に驚く。桐原はもう一度ピストルを構える。
桐原「・・・・今度は命だ・・・・!!」
光次郎「く・・・・っ!・・・!おお・・・!!」
大ピンチな光次郎。しかし、彼は桐原の後ろを見て、笑顔になる。
そう。後ろから桜が来たのだ。桜は桐原に斬りかかる。
桜「てやあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 桐原「むっ!?」
しかし、桐原は後ろからの攻撃に気づき、左の方向へ避けきった。
桜「大丈夫!?光次郎君!!」 光次郎「ああ!ありがとう!!」
桐原「ほう・・・!今度は高町のガールフレンドか。どうだ?最近できてるか?」
桜「な・・・////そんな事は関係ないわ!!/////
とにかく、話は聞いたわ!あなたが対日本攻撃支部の支部長だったのね・・・!!」
桐原「そうだ。悪いか?支部長で・・・・。」
桜「・・・なんで、デスナイトのメンバーが私たちの学園の生徒のフリをしていたの?」
桐原「フリなんてしてねェよ。ちゃんと通ったさ。貴様らが中学を卒業するまではな・・・・。」
光次郎「もしかして、僕たちを監視するためにか・・・・!?」
桐原「ああ。そうだ。特に貴様ら二人は特別だからな。」
光次郎「何っ!!?」 桜「どう言う事・・・・!?」
その頃、青井と隊員たちはついに、
里美たちが閉じ込めれている牢獄の前へと辿りついた。
青井「あそこです!!!」 隊員たち「人がいっぱいいるわ・・・・!!」
閉じ込められている人々「あっ!SSPだ!!」 「おおぉぉぉぉい!助けてくれェ!!」
里美「SSP・・・・!良かった・・・・!」
青井「あなたが高志君の姉の美里さんですね!!」
里美「はい・・・・っ!弟の高志はどうなさっていますか・・・・!?」
青井「はい!高志君は高町隊員のメイドさんに保護されています!!」
里美「メイドさん・・・・!?あっ!!デスナイトの人よ!!?」
青井「えっ!??」 青井たちは後ろの方を見る。そこにアルザンがいた。
アルザン「この場所を見たからには死んでもらう・・・・!」
アルザンはマシンガンを構えた。
隊員たちは恐れてさがるが、青井だけがそうはいかなかった。
青井「・・・・・っ!先輩たちは救助を・・・・。」
隊員「え!?青井隊員、何を・・・・!!」
青井「私がこの男を倒す!!・・・・・ふく・・・防衛のために・・・・っ!!!」
そして、青井は跳び出した。そして、アルザンが撃ち出そうとする。
アルザン「バーカ!!自分から死ぬのかよォ!!」 美里「無茶よ!やめて!!」
アルザンはマシンガンを発砲するが、青井は素早く短剣を振って、無数の銃弾を弾く。
青井「死ぬのはお前よ!!!」 そして、青井はアルザンの胸をブスリと刺した。
アルザン「ぐは・・・・っ!!!」 隊員「やったわ!!今のうちに救出を!!!」
一人の隊員が銃で牢獄の鍵を破壊した。これで救出できる。
アルザン「本当に馬鹿だな。てめーは・・・・。このマスターの俺が死んだ今・・・・。
モンスロイドは暴走を始める・・・・・・っ!!」
青井「え・・・・っ!?どういうこ・・・・きゃっ!!?」
笑みを浮かべて死んだアルザンの発言にとまどう青井だが、突然の地震が起きた。
里美「じ・・・地震だわ!!」 隊員「早く非難を・・・・・!!!」
光次郎と桜、桐原のところにも地震が起きていた。団地全体に地震が起きていたのだ。
光次郎「わわわ・・・・っ!!地震か!?」 桜「まさか・・・!モンスロイドが・・・!!」
桐原「ち・・・っ!あの馬鹿マスター!しくじりやがって・・・・!!」
桐原が逃げようとしたその時、光次郎が叫んで静止する。
光次郎「待て!!僕と桜ちゃんが特別だってどう言う事だ・・・!?」
桐原「ふ・・・・っ!それはいずれわかる!!まあ。てめェらが生きてればの話だがな・・・・。」
桐原はそう言って、走り去っていった。
そして、団地のとある建物が崩れた。そこから巨大な怪物が突き破って出てきた。
その怪物は首が長く、顔が人間に近かった。身体がいかに怪獣らしいが、
機械らしい部分があった。背中にはタンクのような物がある。
この奇怪な姿をした機械怪獣が、マッドネス・アシッダーであった。
マスターはアルザンで、恐らくマスターの死に怒り狂ったのだろう。
マッドネス・アシッダー「キチャアアァァァッ」
つづく
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