ボトルズ「そうですか・・・。」
フラエ「・・・それで、お前らはこれからどうするつもりだ?」
ユミ「私とミクスはこれからも、
この子たちの御守をしようと思う。
いつまた、この村を襲う奴が来るかわからないからね・・・。」
ミクス「この子たちのお父さんや、プレゼントが全部揃うまで、
しばらく、共に行動する事ができません。ごめんなさい・・・。」
ガンズ「そうか・・・。だが、村では、政府の攻撃で、
めちゃくちゃにされたらしいが、彼らの手助けはしたか?」
ユミ「したわ。さっきから・・・。でも、
あまりにも悲しい感じだったから、
どう慰めれば良いかわかんなくって。
でも、これ以上の犠牲者を増やさない限り、私
私たちはこの村を守るつもりよ。」
フラエ「そうかよ。じゃ、そろそろ帰ろうぜ。
このまま会話し続けちゃ、深夜になっちまうしな。」
ガンズ「そうだな。こうして、
ユミとミクスと再会できただけでも嬉しいからな。」
ボトルズ「ですね。では、そろそろカズサさんの村に戻ります。
これからも、この村の事をお願いします。」
ユミ「ええ。任せて頂戴。」
ミクス「力の限り、頑張ります!」
フラエ「言っとくが、お前らは俺らと同じブレンティの戦士だ。
いつかは必ず、俺らの元に帰ってもらう。必ずね・・・。」
こうして、モギーたちの家から出たボトルズたちは、
白熊の村を歩く。そして、1匹の白熊の声が聞こえる。
白熊「畜生・・・!何が政府だよ!
この平和な村を襲いやがって・・・!
俺らが何か悪い事でもしたのかよ!?
俺らわ何も悪い事してねェ!!
奴らは悪魔だ。正義と言う皮を纏った悪魔だ・・・!」
そして、複数の白熊の子供の泣き声も聞こえてくる。
フラエ「ち・・・っ!クソ政府め・・・。」
その声を聞いたフラエは、怒りを込み上げていった。
白熊の村から離れた場所。雪の中で、
ダンクたちを乗せたジープが止まる。
ダンク「ここで良いだろう・・・!迎撃準備だ!!」
兵士たち「ははっ!!!」
ダンクの言葉で、
ほとんどの兵士がそれぞれ銃器を構えようとする。
そして、雪の中から何かが見える。複数の集団のようだ。
その正体はフォーサの部隊であった。フォーサたちは、
ついにダンクたちと接近したのだ。
フォーサたち「おお・・・・っ!!?」
フォーサ部隊は目の前のダンク部隊がいる事に驚く。
ソリック「フォーサ様!!こいつら、政府の部隊ですぜ!!」
フォーサ「もしや、ジグソーなどなかったと言うのか!?」
ダンク「その通り!貴様たちグランティを誘き出すために、
懐中電灯の光をジグソーの光として、
勘違いさせたのさ!!撃て!!!」
ダンクの命令で、多くの兵士たちが一斉射撃を始めた。
グラントリングたち「うわああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
多くのグラントリングが無数の銃弾を受けて倒れた。
中には、ブルーグラントリングも2匹だけ倒れていた。
フォーサ「野郎・・・!!サー・スラッシュ共!!迎撃しろ!!」
フォーサの前に多くサースラッシュが横に並ぶ。
数匹が複数の銃弾を受けたが、ほとんど効いていない。
サー・スラッシュ「ぐふふふふ・・・!!おらあああぁぁぁぁ!!!」
サー・スラッシュたちはいっせいに雪玉を投げる。
その雪玉を受けた兵士たちが複数倒れてしまう。
兵士A「うわっ!!」 兵士B「ぎゃ・・・っ!!」
兵士C「曹長!!この怪物!!
我らの銃弾が通用しません!!!」
ダンク「サー・スラッシュか・・・!ならば!!」
ダンクはピストルから複数の銃弾を発射する。
その銃弾が全て、
多くのサー・スラッシュの帽子の赤いバッテンに命中。
サー・スラッシュ「ぎえええぇぇぇぇ!!!」
その帽子が弾き飛ばされたと同時に、
サー・スラッシュの身体がバラバラに吹き飛ぶ。
多くのサー・スラッシュたちが倒されてしまう。
ブルーグラントリング「サー・スラッシュたちが倒された!!」
フォーサ「ぬううぅぅぅ!!ソリック!!!」
ソリック「おおおぉぉぉぉぉぉう!!!!」
ソリックが素早く跳び、兵士たちの方に向かう。
ソリック「そりゃあああぁぁぁ!!!」
ソリックは刃物のように鋭いソリで、
複数の兵士たちを斬る。
兵士たち「ぐああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
フォーサ「今だ!!かかれえええぇぇぇぇぇ!!!!」
フォーサの命令で、
多くのグラントリングやブルーグラントリングが、
それぞれ凶器を構えて、ダンクの部隊に襲いかかる。
兵士たちも銃や剣で迎え撃ち、乱戦となった。
その時、ここにボトルズたちが近づいている。
マンボ「・・・・むっ!?」 マンボは急に動きを止める。
ボトルズ「どうしました!?マンボ!」
マンボ「聞こえる・・・・!戦いの音・・・!」
フラエ「・・・・っ!?そういや、聞こえるな。
うるせー音がたくさん・・・。」
ボトルズ「もしかして・・・。行ってみましょう!!」
ボトルズたちは戦場に近づいた。そして。
ボトルズ「おお・・・・!!こ、これは・・・。」
マンボ「政府の部隊とグランティの部隊、戦っている・・・!」
ボトルズたちはダンクの部隊とフォーサの部隊が、
激しく戦っているところを見て、驚く。
フラエ「けけけ・・・!良いぞ。このまま潰し合いな。」
ガンズ「その方が俺たちクラッシャーにとって楽だしな・・・。」
ボトルズ「バンジョーとカズーイではない事がわかったので、
急いで、ここから離れましょう・・・・!」
ソリック「とう!!・・・・むっ!?」
その時、一人の兵士を斬ったソリックが、
ボトルズたちの姿を見た。
つづく
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