バンジョー(なんだか・・・・可哀想になってきたな・・・。)
カズーイ(なんとか助けてあげる方法はないでしょうか・・・?)
クランカー「あああぁぁぁぁ・・・・・。自由に泳ぎたくても、
今や動けない・・・。一体、どうすれば良いのですか・・・。」
クランカーは泣いている。二人はその哀れな巨獣の切なさを感じたのだ。
クランカー「あの下からの・・・・。」
バンジョー「・・・・・ぶぐぐ!?(う!?また、息が・・・・!!)」
クランカーが何か言いそうな時、バンジョーとカズーイが、
また息ができなくなってしまう。そのため、
二人は空気を求めて、水上へあがった。
バンジョー「はぁ・・・はぁ・・・。なんか泳ぎ疲れた。
クランカーさんには悪いけど、どこか足場で休もう。」
カズーイ「確かに、あんたの身体ではそうかも知れないわね・・・。」
こうして、バンジョーは部屋の壁についている広い足場のところへ行き、
その上に立った。バンジョーとカズーイはそこでゆっくり休む。
カズーイ「・・・・見て。バンジョー。」 バンジョー「ん?」
二人が見たのは、クランカーの背ビレと尻尾の一部であった。
バンジョー「クランカーさんの身体だ・・・。」
カズーイ「きっと、鮫型なのかしら・・・。」
バンジョー「クランカーさん、今でも困ってるだろうなァ・・・。
何か方法を探さなきゃ・・・。」
カズーイ「部屋中にスイッチでもあるんじゃない?」
バンジョー「そうだな。それを探してみよう。」
バンジョーは立ち、水面へジャンプする。別の足場を探すつもりだ。
そして、別の足場へとついたバンジョーとカズーイだが・・・。
バンジョー「この足場では何もなさそうだ。この変な穴を除いては・・・。」
カズーイ「きっと・・・。この中にスイッチがあるんじゃない?」
バンジョーは壁にある穴に手を向けてみる。この穴は、
ボトルズたちが通った通路で見かけたような・・・。その時。
謎の声「グルルルル・・・・」 穴から突然、獣の声がした。
バンジョーとカズーイ「っ!?」 二人はそれを聞いて、驚く。
そして、穴から突然、緑色の爬虫類型の怪獣が出てきた。
怪獣「グオオオォォォォ」 怪獣はいきなり二人を食べようと、口を動かす。
バンジョーとカズーイ「うわ!!」 二人は間一髪、敵の攻撃を避ける。
怪獣『ちぃ・・・!外したか・・・。』
カズーイ「誰よ!あんた!!」
怪獣『俺はグリル・チョンパ。穴から貴様ら獲物を狙うのだ!!』
そして、怪獣・・・グリル・チョンパは再びバンジョーとカズーイを襲う。
グリル・チョンパ「グオオオオオォォォォォォウ」
バンジョー「く・・・っ!!とあ!!」
バンジョーは攻撃を避け、グリル・チョンパの顔を殴る。
グリル・チョンパ「ガオオオォォォォ」 怪獣は打撃を受けてひるむ。
カズーイ「キキツキアタック!!!」
そして、カズーイはキキツキアタックはグリルチョンパを攻撃した。
グリル・チョンパ「ウ”ウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ」
グリルチョンパはカズーイの攻撃をも受けて、穴から出て水中へ落ちた。
バンジョー「・・・・危ないところだった・・・。」
カズーイ「また別の足場を探さなきゃ・・・。」
二人は今の戦いで疲れていたが、早くクランカーを助けなけねばと、
水面を泳ぐ。そして、新しい広い足場へと来る。
カズーイ「・・・・あっ!パイプがあるわ。」 バンジョー「え・・・?」
二人のいる足場にパイプが繋がって。そのパイプは坂道のようにできている。
バンジョー「・・・よし!行ってみよう。」
バンジョーはそのパイプの上を歩いたが・・・。
カズーイ「ええっ!?いきなり行き止まり!!?」
なんと。パイプの道では、もう続く道がないそうだ。
バンジョー「・・・けど、上に何か穴のようなところがあるぞ。」
上を見上げたバンジョーの言う通り、上の壁に穴がある。
それも、グリルチョンパの時とは違っているそうだ。
カズーイ「あの上に行ってみましょ!!」
そして、カズーイがリュックから両足を出して、床につく。
バンジョーとカズーイ「ショックジャンプ!!!!!」
バンジョーとカズーイはショックジャンプで、上の壁にある穴へ目指す。
そして、穴の中へ入った二人。
バンジョー「なんとか来たけど・・・意味なかったな・・・。」
カズーイ「でも、なんか穴がいっぱいあるわ。」
そう。左(←)の方向に穴がいっぱいあったのだ。
バンジョー「・・・行ってみよう。」 そして、バンジョーとカズーイは、
ジャンプと羽ばたきで次々と穴から穴へと飛び越えた。
最後の穴へと来たバンジョーとカズーイ。だが、何もなかった。
バンジョー「・・・・意味なかったね・・・。」
カズーイ「ええ・・・。でも、近くに新しい足場があるみたいよ。」
バンジョー「うん。とう!」 バンジョーはジャンプして、
その新しい足場へと着地した。そして、近くに鉄のロープ?がある事に気づく。
バンジョー「はっ!」 バンジョーはさらにジャンプし、
そのロープを掴み、それで上へ登る。そして、
近くに緑色の巨大なパイプがある事に気づき、そこへ跳びつく。
カズーイ「・・・・ここにも何もないみたい。」
バンジョー「・・・・ん?待てよ。下が違うみたいだ・・・。」
どうやら、バンジョーはこのパイプの下部分に気づく。
そこに鉄網のような部分があった。その中に何かがあるハズ。
バンジョー「・・・入ってみよう。でも、硬くて開けにくそうだ。」
カズーイ「くちばしバスターで破ってみましょう。」
二人はジャンプして、くちばしバスターを使う。
バンジョーとカズーイ「くちばしバスター!!!!!!」
そして、鉄網が砕け散り、二人はパイポの中へ。だが・・・。
バンジョーとカズーイの声「わああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
何故か、二人は何かを見たように驚く。そして、また別人の声が。
別人の声「ヒイイイイイイイイィィィィィィィ!!!!!!!!!」
そして、砕いた鉄網の中から、両手の鋭い爪の怪人が出てきた。
なんと。中にはその怪人が待ち伏せしていたのだ。その怪人は、
既にバンジョーとカズーイに倒されて、パイプの上で死滅。
そして、下に続くパイプの出口からバンジョーとカズーイが落ちて来た。
バンジョー「ぷはっ!!な、何なんだ・・・?」
カズーイ「よりによって、ミューティーズの怪人が・・・。」
だが、敵は一人だけではない。新たに二人の怪人が突然、
水中から跳んで来て二人を囲むように着地した。
怪人A「グヨオオオォォォォォ!!」 怪人B「アギイイイィィィィィ!!」
バンジョーとカズーイ「っ!!!!!」
怪人A「グヨオオオォォォォ!!!お前、クランカーを助けるつもりだなァ?」
カズーイ「それのどこが悪いのよ!?」
怪人B「アギイイイィィィィ!!!それは無理だなあぁぁ~!!」
怪人A「クランカーを助けたければ、水中で探しな。」
バンジョー「水中で何がある!?」
怪人B「それは自分で考えろよ。まあ、俺たちが殺しちまうから、
無意味な情報だろうがなァ!?」
最初に怪人Bがバンジョーに襲い掛かる。怪人Aも襲ってくる。
つづく
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