大神「スーロク星!?まさか・・・!やはり、
サンタは偽物っちゅーんかぃ!!スーロク星は、
悪魔のような生物がぎょうさんいるハズじゃ!!」
上川「そうだと思われます!!」
その時、通信機から叶野の声が聞こえてくる。
叶野の声『こちら!叶野!!宇宙パトロール隊が、
スーロク星人と接触・・・!ああ!!トナカイらしき生物が、
光線を出して、
宇宙パトロール隊のメカを次々と破壊していきます!!!』
上川「・・・・っ!隊長!!」
大神「この状況じゃと、星人は地球へ必ず突入する!
わしは特殊部隊に迎撃要請を出す!!
お前もバルワンダーで出るんど!!」
上川「了解!!!」
そして、夜となった。雪が少しだけ凄く降り始めた。
会場では皆、大いに盛り上がっていた。
ステージにいるのは、オレンジ色の髪の女性と、
青色の髪の女性がかっこよく歌っていた。
女性「きゃあああぁぁぁぁ!!!素敵いいぃぃぃぃ!!!」
男性「ツヴァイウィング最高うううううぅぅぅぅぅ!!!!!」
無論、徳丸や森下も何故か盛り上がっていた。
徳丸「良いぞォ!!!」 森下「頑張れェ!!!」
灰間「・・・・なァ。雪菜さんの出番はいつなんだ?」
野口「えーと・・・。まだ先らしいわよ。」
灰間「そっか。その間に、魔獣とか出なきゃ良いけどな・・・。」
だが、夜空では偽りのサンタであるスーロク星人が飛んで来た。
スーロク星人「ぐふふふふふふ・・・・!!いよいよ、
可愛い子供たちにプレゼントを渡す時が来たようだ。
わしが送った物は皆、とても面白い物ばかりだからなァ。むっ!?」
その時、スーロク星人の前に、複数の戦闘機が飛んで来た。
スーロク星人「地球の大人たちめ!!また邪魔をするか!!
サタングロン!!!光線を出せ!!!!」
サタングロンと呼ばれたトナカイの両目から水色の光線を発射。
その光線を1機の戦闘機に命中。その戦闘機が破壊されてしまう。
すると、他の戦闘機が一斉にミサイルを発射した。
その全てのミサイルがスーロク星人のソリに命中。
大爆発を起こした。果たして、星人は死んだだろうか。その時、
爆発したところから、キラキラとした光が出て、どこかへ続いて行く。
その光が街に来て、集結していく。そして、光が形を作っていく。
それは、巨大な怪獣の形であった。そして、光が消えると、
まるで、トナカイが2足型の怪物になったような姿の魔物が現れる。
色は赤く、頭部の二つの角がトナカイに近い。目が緑色で、
顔つきがまるで鬼のような感じであった。そう。
この怪物は魔獣であり、スーロク星人の部下である、サタングロンだ。
サタングロン「クワアアァァァァァオゥピイイイィィィィヨン」
サタングロンは両手から冷凍ガスを放射した。そのガスにより、
多くの建物が氷漬けになってしまう。そして、その凍ったビルを叩き壊す。
サタングロン「クワアアアァァァァァオゥ」
暴れる魔獣を倒そうと、戦闘機部隊が攻撃にかかる。
火薬状のバルカンを一斉に連射して、サタングロンを攻撃する。
サタングロン「クワアアアアアァァァァァァオゥピイイィィィヨン」
だが、その攻撃が全く効かず、魔獣はさらに暴れ続ける。
3機の戦闘機がサタングロンに接近しようとする。
サタングロンはそれに気づき、両目から水色の光線を発射し、
その3機の戦闘機を破壊する。そこに、バルワンダー1号が飛んでくる。
バルワンダー1号は上川が操縦している。
上川「バルワンダー1号より本部へ!!ポイント・579で、
魔獣が出現しました!!スーロク星人の手下かと思われます!!」
大神「じきに、叶野と日下部が増援に来る!!
その間に足止めするんだ!!」
上川「了解!!!!!」
バルワンダー1号はレーザーバルカンでサタングロンを攻撃する。
サタングロン「ピイイイィィィィィヨン」
攻撃を受けたサタングロンはバルワンダー1号を狙おうとする。
両手から冷凍ガスを放射するが、
1号はそれを避けながら、レーザーバルカンを連射。
その攻撃を受けるサタングロン。だが、ダメージは全く受けてない。
別の静かな町では、サンタが着地していた。だが、このサンタこそが、
スーロク星人であった。大きな袋を背負い、ゆっくりと歩いている。
スーロク星人「ついに21時となった。
そろそろ子供たちが眠りにつくだろう。
いよいよ、このプレゼントを渡す時が来たようじゃな・・・!
はっはっはっはっはっはっ・・・・・!!」
スーロク星人は笑いながら、愉快に歩いて行く。そして、
遠くの街で大暴れしているサタングロンの方を見る。
スーロク星人「良いぞ。サタングロン。
もっと暴れろ。お前が暴れるたびに、
BARを初めとする全ての防衛隊がお前に注目する。そうすりゃ、
わしの仕事は楽になろうからなァ・・・。
あははははは・・・!!かァ!!!」
スーロク星人がジャンプして、ある民家の屋根に着地する。
スーロク星人「サンタと言えば、
やはり煙突に入るのが基本じゃのォ。」
この民家のある暗い部屋で一人の子供が眠っていた。部屋には、
大きな靴下がある。その時、暖炉からスーロク星人が出てきた。
スーロク星人「ふっふっふっふっふっふっふっ・・・・!!!良い子に、
寝ているねェ。そんな良い子には、プレゼントをあげよう・・・。」
スーロク星人は、袋から一つのプレゼントの箱を取り出す。
そのプレゼントを眠っている子供の近くに置く。
スーロク星人「それでは、良い子の最後に、メリークリスマス!
うひゃははははははははは・・・・!!!」
スーロク星人は暖炉に入り、この家から出ようとした。
そして、
スーロク星人は次々と眠っている子供たちの家に行こうとした。
その家にひっそりと入って来て、眠っている子供の近くに、
プレゼントの箱を置き続けた。サンタが眠っている子供たちに、
プレゼントを渡すのは当然だが、このサンタからは、
何やら良からぬ感じをしていた。
スーロク星人「かかかかかかかかか・・・・!むっ!!?」
その時、スーロク星人は明りが付いている民家を見て、驚く。
つづく
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