ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・
突然、地震が起きた。その証拠にこの部屋が揺れている。
アロウン「わわっ!!地震か・・・・!?」
コリス「だとしたら・・・・巨大物体が・・・!?」
サキ「でも、動いてないわ!!」
確かに、巨大物体は動いていない。だが、地震は揺れている。
コリス「・・・・・っ!?」 その時、コリスは異常な気配を、
感じ始める事を知った。その気配は巨大物体からだ。
コリス(まさか・・・!こいつ、生きているのか!?
姿は死んでいるようだが、生命エネルギーが凄く感じている!!)
コリスは巨大物体を見ながら、そう思った。そう。
この巨大物体は生きているのだ。コリスはサキにそれを伝える。
コリス「二人とも!この巨大物体は生きています!!」
サキ「な、何ですって!?」 アロウン「そりゃ本当かぃ!?」
コリス「うん!!何とかこの生物を倒さないと・・・!!」
コリスとサキは銃を出そうとするが、
物凄い地震でうまく動けない。そこでアロウンが動き出す。
アロウン「僕が行く!!!」
コリス「ア、アロウン!?でも、君は・・・・!」
アロウン「大丈夫!!
人を助けたい気持ちは誰にも負けないつもりさ!!
・・・・そうだ!その銃を僕に貸してくれない!!」
コリス「(この人・・・何て強い気持ちなんだ・・・!)わかった!!
やってくれ!!それに、君を信じてみるよ!!」
コリスはアロウンの心意気に同意し、彼に銃を渡した。
アロウン「よし・・・!行くぞ!!」 アロウンがさっそく、
巨大物体に銃を構える。さっそく射撃しようとするが、
強い地震のためにうまく集中できず。
アロウン「く・・・・っ!!」 だが、アロウンは負けず、
必死に銃を構えて、狙うを定めて巨大物体を撃った。
巨大物体「グエエェェェウウウゥゥゥ」
すると巨大物体は痛がり、ついに動き出した。
サキ「っ!!生物が動き出したわ!!避難を!!」
博物館から脱出した3人。そして、館から巨大物体・アネモスが、
突き破って出てきた。銃弾を受けて、相当怒っているようだ。
アネモス「グエエエエェェェウウウゥゥゥゥ」
手も足もないアネモスは自身の身体を振って、
近くの建物を破壊した。博物館は既に半分、壊れている。
アロウン「巨大物体は怪獣だったんだ・・・・!」
サキ「コリス君!!攻撃よ!!!」 コリス「はい!!」
コリスとサキは一斉射撃で、アネモスを攻撃した。
アネモス「グエエエェェェウウウウゥゥゥゥ」
怪獣は二人を殺そうと、口?から溶解ガスを吐き出した。
サキ「っ!!逃げて!!ドロドロに溶けてしまうわ!!」
3人は走って、怪獣の吐いたガスから逃れた。アネモスは、
ガスを吐き続け、近くのビルを溶かしてしまう。
コリスとサキは走りながら、アネモスを攻撃し続ける。
怪獣は3人を追おうと暴れて、近くの建物がまた壊れてしまう。
アロウン「どうしよう!!街が壊れていくっ!!」
サキ「・・・・っ!!サキよりイチゴへ!!サキよしイチゴへ!!」
サキはシーバーでイチゴに連絡する。
イチゴの声『こちら!イチゴ!!』
サキ「博物館に展示された巨大物体は怪獣でした!!今、
怪獣は夜の街で大暴れしています!!」
イチゴの声『やはり、そうか!!悪いけど、
僕らも既に別の怪獣と戦っている。奴は手ごわい!!
しばらく、自分たちでやってくれ!!』
サキ「わかりました・・・っ!!」 サキはシーバーを切った。
アネモスは自分の身体を振り回して、ビルを複数壊していた。
アネモス「グエエエエェェェウウウウウゥゥゥゥゥゥ」
その時、アネモスは何かの気配を感じ、別のところへ移動し始めた。
コリス「っ!!怪獣が逃げて行きます!!」
サキ「多分、この先は・・・グランドキャニオン!!そこには、
別の怪獣がいるらしいわ。追跡してみましょ!!」
3人はアネモスを追跡するように走る。その間に、
アロウンは周りの被害にあった人々を見る。
ほとんどの人が倒れ、その知ってる人が悲しみにくれている。
アロウン「・・・・っ!あの怪獣めェ・・・・!!」
アロウンはアネモスに対して怒りを燃やす。
コリス(アロウン・・・・。) コリスはそんな彼を切なく見つめていた。
そして、日が昇り始めた。グランドキャニオンでは、
怪獣クラブガンが今でも暴れて、戦車部隊を次々と破壊していた。
クラブガン「キギギイイイィィィキギギイイイィィキギギイイイィ」
今度はコプターラッシュ率いる戦闘ヘリ部隊と戦闘機部隊も来た。
コプターはテブリッシュが運転、シュドーが攻撃を行っている。
イチゴは乗っているだけだが、アンチファイヤーDRを持っている。
テブリッシュ「発射だ!!!」 シュドー「発射!!!」
コプターはバルカンでクラブガンを攻撃、続いて戦闘ヘリ部隊や、
戦闘機部隊も一斉攻撃を始める。だが、それでも怪獣は倒れず。
クラブガン「キギギイイィィィキギギイイィィィキギギイイィィィ」
クラブガンは口から火炎を発射して、
戦闘機や戦闘ヘリを多く破壊した。コプターは、
近くの戦闘ヘリが爆発してもひるまずに攻撃する。
シュドー「くそっ!!こいつ、全然効いてねェぞ!!」
テブリッシュ「イチゴ!!頼んだぞ!!!」
怪獣はそんなコプターに火炎を放射するが、避けられる。
コプターは旋回し、開いている窓の部分をクラブガンに向ける。
そこからイチゴがアンチファイヤーDRの銃口を出す。
イチゴ「くらえ!!」 イチゴがクラブガンを攻撃。
赤い光線を受ける怪獣だが、それでも効果は少しだけらしい。
クラブガン「キギギイィィィキギギイィィィキギギイィィィ」
怪獣は火炎を吐いて、コプターに反撃するが避れられる。
代わりに近くの戦闘ヘリが複数、
破壊される。さらに、クラブガンはそのまま、
自身に射撃している歩兵を多く焼き殺した。
イチゴはそんな怪獣に攻撃を仕掛けるが、通用できず。
残った歩兵たちの一斉射撃も通用せず、
複数の兵たちは逃げてしまう。
戦車や戦闘機、戦闘ヘリも攻撃を続けるが、
いずれも怪獣の火炎で返り討ちにあってしまう。
そこに、さらなるピンチが訪れた。
アネモスがこのグランドキャニオンに来たのだ。
シュドー「っ!!もう一匹の怪獣が・・・・!!」
イチゴ「サキさん曰く、博物館で異変を起こした犯人です!!」
テブリッシュ「って事は敵は2匹か・・・・!!」
自衛隊の半戦力は焦って、クラブガンの方にぶつける。
迫るアネモスに戦車部隊と歩兵部隊が攻撃する。
アネモス「グエエエェェェウウウウゥゥゥゥ」
アネモスは溶解ガスで戦車はもちろん、歩兵を多く溶かした。
自衛隊員「ぎゃああああぁぁぁぁぁ・・・・・!!!!!!」
溶解ガスを受けた隊員たちは身体を溶かされ、
骨になって死んだ。
他の戦車部隊や複数の戦闘機部隊や戦闘ヘリが攻撃をする。
アネモスは溶解ガスで戦闘ヘリを溶かし、落としてしまう。
複数の戦闘機や戦闘ヘリが岩壁にぶつかって爆発する事もあった。
さらに怪獣は自身の身体で近づく戦闘機を次々と叩き落し、
残りの戦車複数を潰し続けていった。
コプターもアネモス攻撃に入る。
バルカンでアネモスを攻撃するが、やはり少しだけ通用してない。
怪獣は溶解ガスで攻撃するが、コプターはバックして避けながら、
攻撃を続けていた。後ろからクラブガンから迫ってくる。
その様子をサキ、コリス、アロウンの3人がこっそり見ていた。
サキ「怪獣は2匹いるのね・・・・っ!!」
コリス「自衛隊の攻撃部隊が全滅してしまう・・・・!!」
クラブガンが火炎で戦闘機や戦闘ヘリを爆破し、
アネモスが戦車を溶解ガスで溶かし尽くし、
ついに攻撃部隊が全滅してしまった。
シュドー「ちくしょォ・・・!!味方部隊が全滅しちまった・・・・!!」
テブリッシュ「こうなれば、あの2匹をぶつけるしかない!!」
コプターはバルカンでアネモスを攻撃する。怒ったアネモスが、
コプターを襲おうとする。コプターは移動して、アネモスを誘導する。
その前には、クラブガンが。クラブガンは火炎でコプターを襲う。
だが、コプターはそれを避ける。そして、
勢い良く迫るアネモスがクラブガンと衝突した。
シュドー「よっしゃ!!ぶつかったぜ!!!」
テブリッシュ「これで2匹が喧嘩するぞ・・・・っ!!」
確かにそうかも知れない。だが、今回は違った。
ぶつかった2匹に異変が起きたのだ。
イチゴ「な・・・なんだ!?あの2匹・・・!」
シュドー「喧嘩してねーどころか・・・・合体してる!?」
テブリッシュ「まさか・・・・!奴等は!!!」
そう。2匹は仲間だったのだ。その2匹が今、合体したのだ。
上部がクラブガンの顔、下部がアネモスの顔となっている。
この合体怪獣はクラブガンアネモスである。
2匹で1匹の大怪獣である。
コリス&アロウン「が、合体した!!!??」
つづく
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