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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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コリスはアロウンの言葉を聞いて、動揺する。

何故なら、その少年が自分に近い宿命を持っているからだ。

コリスはその真相を聞きだそうと言葉を放つ。

コリス「・・・・どうして、そうしているの?」

アロウン「ん?・・・・それって、俺のやってる事について?」

コリス「うん・・・・。できたら、教えてくれる?」

それを聞いたアロウンはしばらく考え込み、こう語る。

アロウン「う~ん。・・・・うまく言えないけどさ。

僕、昔は不幸なところで育ったんです・・・・。」

サキ「不幸なところ・・・・?」

アロウン「はい・・・。あれは物心ついた時から。

僕が生まれた街はとても暗く荒んでいたんです。

その街ができたのは多分、

昔から続いてた戦争のせいだからです。

それをお父さんが教えてくれました。」

アロウンが語っている間に、場面が空が暗く、

廃墟に近い街の光景に変わる。そこの住人たちが、

絶望をするように座ったり寝たりして、

大勢の子供が一人の子供に虐めを仕掛けていたりした。

アロウン「・・・・とにかくそこの街の住人は、

特に気性の荒い奴が多く、子供たちもほとんど仲が悪いんです。

弱虫な子供や、醜い姿の子供は常に虐められ、殺されかけてます。

家族は貧乏は多く、幸せな事がほとんどないんです・・・・。」

コリス「そ、そんな街があったなんて・・・・っ。」

コリスはアロウンの故郷がそんなに酷いと聞いて、

悲しそうになる。ちなみに、場面が現在に戻る。

サキ「知ってるわ。

その街は確か・・・ギャングなども多かったわね。」

アロウン「はい。僕の家族も貧乏でしたが、

心は荒れてませんでした。母はこの街の治安が悪いのは、

人々が夢と希望を忘れているからと言ってました。ですが、

その母は他の連中に虐待され、死んでしまいました。

残った父は僕を懸命に育てて、これ以上、

僕を不幸にさせたくないと、ワザと追い出したんです。」

コリス「その父は、君に他のところで幸せに生きて欲しいから・・・。」

アロウン「うん・・・。そして、思ったんです。これ以上、

周りの不幸は見たくないと。そこで決心したんです。

僕が周りの人たちを幸せにしてやろうと・・・。」

サキ「こうして、今のあなたがいるってワケね・・・。」

二人は感動した。とても不幸な街で生まれた少年が、

心を汚さず、

周りの人たちを幸せにしようと頑張っている事を・・・。

コリス「・・・・それが君の宿命なんだね。僕と一緒だね。」

アロウン「え・・・・?じゃあ、仲間ですね!」

コリス「うん。」 コリスとアロウンは笑顔で握手した。

サキ「くす・・・・・。っ!?」 それを見て微笑むサキだが、

突然シーバーが鳴り出して、真剣な表情をして連絡をとる。

サキ「こちら!サキ!!」

イチゴ『こちら、イチゴ!怪獣反応が発する地点を発見した!!

そこに怪獣が眠っている可能性がある。数時間後に、

ダイナマイトで爆発して、怪獣を起こして攻撃する!

君たちも博物館にいる巨大物体の謎を解いてくれ!!』

サキ「わかりました。夜になったら行動を再開します!!」

イチゴの声『わかった!では、健闘を祈る!!』

アロウン「・・・・何か、事件があったのですか?」

サキ「ええ。博物館で展示されている巨大物体が、

動いているとの噂があって、真相を突き止めようと・・・。」

アロウン「・・・そいつは多分、怪獣ですね・・・!」

コリス「・・・・君も協力するかぃ?」

アロウン「もちろん!平和を乱す怪獣は許しておけません!!」

サキ「・・・決まりね。それじゃ、夜になったら、

博物館にこっそり潜んで巨大物体を調査するわよ。」

コリス&アロウン「はい!!」 こうして、3人は作戦を提案した。


夕日となったグランドキャニオンでは、

とある谷に、イチゴたち3人はもちろん、

大勢の自衛隊員や戦車部隊がいた。

谷の壁部分では、複数の自衛隊員が複数のダイナマイトを、

仕掛けていた。全てを設置するまで後数分かかるらしい。

テブリッシュ「おい。イチゴ。本当にここだろうな?」

イチゴ「探知機を見ればわかるでしょう?

ここから物凄い生命反応を感じているんです。」

シュドー「まあ。確かにそうかも知れねェだろうけど・・・・。」

3人の持つ探知機では、

谷の壁部分かた物凄いエネルギーを反応していた。

イチゴ「間違いない。怪獣はここにいます・・・・っ!」

テブリッシュ「念のため、他の自衛隊にも連絡をとっておいた。

無数の攻撃部隊で一気に怪獣を粉砕する。そのための、

援軍が間もなく、ここへやって来る。」

シュドー「よっしゃ!早く来やがれ、

怪獣め!一気に倒してやらァ!」

そして、全てにダイナマイトが設置され、一人の自衛官が叫ぶ。

自衛官「ダイナマイト全て設置しました!!」

テブリッシュ「了解!!

援軍が到着次第、ただちに爆破してください!!」

それから数分後、無数の戦車による援軍が来た。

テブリッシュ「攻撃態勢が整ったな!今です!!爆破を!!」

こうして、設置した全てのダイナマイトが爆発する。

それにより、

谷の壁部分が崩れ出し、そこから怪獣の鳴き声が聞こえる。

怪獣の声「キギギイイィィィキギギイイィィィキギギイイィィィ」

シュドー「っ!!さっそく出やがったか!!!」

そう。ついに崩れる岩壁から怪獣がその姿を現したのだ。

その怪獣はザリガニ?のような姿をして、黄色い目をしていた。

その名はクラブガン。このキャニオンに潜む恐怖の怪物である。

自衛官「攻撃開始!!!!」 怪獣が出現した途端、

多くの戦車部隊が一斉砲撃を始め、イチゴたちや歩兵部隊も、

バリケードに隠れながら、一斉射撃を開始した。

クラブガンはこの総攻撃を受ける。だが・・・。

クラブガン「キギギイィィキギギイィィキギギイイイィィィィ」

クラブガンはその攻撃に耐えながら、進行していった。

イチゴ「そんな!?総攻撃を受けても倒れないなんて・・・!!」

シュドー「畜生!!」 テブリッシュ「攻撃を続けろ!!」

戦車部隊が必死に砲撃を続けるも、

クラブガンやどんどん接近してくる。

クラブガン「キギギイイィィィキギギイィィィィキギギィィィィィ」

クラブガンは両腕のハサミで次々と近くの戦車を、

切ったり突き刺したりで爆破していく。さらに、

一台の戦車を持ち上げ、投げ飛ばした。

残りの戦車たちはもちろん、

イチゴたちと歩兵たちはさがりながら射撃を続ける。

テブリッシュ「撃て撃て!!

敵から離れながら攻撃するんだ!!」

シュドー「この怪獣・・・!実に硬ェな・・・!!」

イチゴ「コプターラッシュのところに戻りましょう!!」

DGCと自衛隊は攻撃を続けるが、怪獣は倒れる様子だ。


そして、夜となった。再びファークウェイ博物館の館内へ・・・。

サキ、コリス、アロウンの3人は警備員に見つからずに、

こっそりと巨大物体のところに来た。なお、部屋と暗いので、

3人共、懐中電灯を使っている。

アロウン「・・・・僕。実はDGCに入ってみたいと思ったんだ。

そのDGCと協力なんて・・・・。」

コリス「でも、こうしてDGCの臨時隊員になってるじゃないか。

今回は一緒に頑張ろう!」

アロウン「うん!」 アロウンは笑顔で応え、コリスも微笑む。

サキ「隊長の言う事によれば、そろそろ動くハズだけど・・・。」

3人は巨大物体を見ていた。その時、異変が起きた・・・。

つづく

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