灰間「・・・・むっ!?これは・・・。」
灰間は偶然にも、
古代文字の描かれている石板を発見した。
灰間「古代文字か・・・。全く見た事のねェ文字だぜ・・・。」
その時、灰間のペンダントが光り出す。
灰間「っ!?読める・・・!ペンダントが教えてくれるんだ。
・・・『ここ、リザー島では、我らリザー族は、
この島の支配者である怪物、
シーリザーにより虐げられていた。
その怪物により、
多くの民は喰われていた。我ら一族は、
怒りを爆発させ、シーリザーを葬る事ができた。
我らリザー族に幸せの時が訪れたのである。だが、
シーリザーは悪魔である。
いつ、復活してもおかしくない。
復活する前に、
我らは遥かなる大陸へと逃げ延びよう。』・・・か。
親父はこの文字を解読できただろうか・・・・。」
日下部「灰間隊員!!ちょっと来なさい!!」
灰間「ん?何だぃ!?」
灰間は日下部と緒川のところに来る。
緒川「とても大きな穴があるわよ!」
灰間たちの前に、とても巨大な穴があった。
灰間「凄い・・・!怪獣が入りそうな洞窟だぜ。」
緒川「入ってみましょ。」
灰間たちは巨大な穴の中へと入った。
巨大な洞窟を進む灰間たち。そこには。
灰間たち「おお・・・・っ!!」
灰間たちの前には、さらに巨大な部屋があった。
緒川「とても広いわ・・・。中央にある台座も大きいわ。」
日下部「もしかして、
ここに多くの財宝があったんじゃないかしら?」
灰間「だとしたら、リザー島は、
超恐ろしい文明を発達したに違いない・・・。」
その時、日下部のシーバーが鳴り出した。
日下部「こちら!日下部!!」
大神の声『ポイントG-21で、怪獣が現れた!!
すぐに、そちらへ急行するのだ!!!』
日下部「了解!!行きましょ!!
灰間隊員!緒川さん!」
どこかの街で怪獣が現れては、大暴れをしていた。
lこの怪獣は、何故か腐っているような感じをしていた。
怪獣「グオオオオォォォォォウ」
怪獣は近くにビルを打撃し、壊している。
そして、次に口からガスを吐いた。
そのガスを浴びたビルが燃え上がってしまう。
怪獣「グオオオオオオオォォォォォウ」
怪獣は次々とビルを壊そうと暴れる。
そこに、
バルワンダーDXとバルワンダー1号が飛んで来た。
1号は叶野と上川が操縦している。
上川「魔獣反応はありません!!
こいつは本当に怪獣です!!」
叶野「うむ!これより、怪獣を倒す!!魔獣ではないが、
どんな能力を持っているかわからない。注意せよ!!」
バルワンダーDXとバルワンダー1号は、
レーザーバルカンで怪獣を攻撃する。
怪獣「グオオオオォォォォォォウ」
怪獣は口からのガスで反撃するが、
2機のバルワンダーはこれを避ける。
バルワンダーDXは火薬状バルカンで怪獣を攻撃する。
その時、灰間のペンダントが光る。
灰間「何!?この怪獣が、
リザー島の支配者であるシーリザーだと!?
まさか、本当に復活しやがったとは・・・!」
そう。この怪獣の名前は、シーリザーであるのだ。
シーリザー「グオオオオオオオォォォォォォウ」
その時、シーリザーは地面に潜り、
地面の中へと逃げ去った。
叶野「怪獣が逃げたか・・・。我々も基地に帰還しよう。」
夜。家に帰った灰間は、
和室で鉄郎や美由紀と会話していた。
そして、鉄郎は驚いていた。
鉄郎「何!?リザー島へ行って来た!?」
灰間「ああ。BARの任務でね・・・。確か、
そのリザー島から怪獣が出たとか・・・。」
鉄郎「あの島に怪獣が眠っていたとは!?
知らなかった・・・!」
美由紀「その島に怪獣がいたって本当?」
灰間「ああ。親父。
あの古代文字のある石板の事、知ってた?」
鉄郎「ああ。確か、リザー族を苦しめた怪物がいて、
その怪物が死んだと言う情報だったな。
もう死んだので、
復活はしないのではないかと思ったが・・・・。」
灰間「では、あの怪獣と、
同じくらいの大きさの洞窟に行った事あるかぃ?」
鉄郎「行った事ある。だが、その洞窟には、
とても硬く巨大な扉があった。その扉を壊せない事で、
あのリザー島の謎を、
完全に発掘する事ができなかったのだ・・・!」
灰間「でも、俺たちが来た頃には、その扉がなかった。
そして、その先には、
とても巨大な部屋があって、その中央に台座が・・・。」
美由紀「・・・・もしかして、
その部屋でシーリザーと呼ばれる、
怪獣が死んでいて。でも、その怪獣が復活して、
自力で扉を壊して、島から脱出したんじゃ・・・。」
鉄郎「・・・・っ!そうか。全て理解したぞ!!翔!」
灰間「親父・・・!?」
鉄郎「さっきの話の続きだがな。あのリザー島には、
巨大な通路のある遺跡があったのだよ。
その遺跡が何なのか、
今わかった。あれは、怪獣の墓だったのだよ!
あの墓の中の台座に、
怪獣が亡骸があったのだ・・・!」
そう。リザー島は、
元々怪獣シーリザーが支配していたのだ。
そのシーリザーが死に、
リザー族がその怪獣を封印するための、
墓と言う遺跡を造ったのであった。
灰間「でも、何故。怪獣が蘇ったのか。
そこが最大の謎だ・・・。」
鉄郎「そうだな・・・。
あの怪獣には何か秘密があるかも知れん。」
美由紀「魔族が何かしたんじゃないと良いけど・・・。」
灰間「うむ・・・。あの怪獣の事、どうにかしないとな・・・。」
美由紀「・・・そろそろ夕食にしましょ。
怪獣の事なら、
きっと何とかあると思うから・・・・。」
鉄郎「そうだな。いつまでも真剣に考えても、
どうにもならん事もあるしな。」
数時間後。灰間は自分の部屋で、
ベッドの上を横たわっていた。
灰間「・・・・なァ。ペンダント。あの怪獣、
魔族が蘇られたのだろうか・・・。」
つづく
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