ミスターバイル「今度こそくらえワニイイイィィィィィ!!!!」
バイルはクロコファングでコッパに迫る。だが、
回転する甲羅は軌道を変えて、バイルの攻撃から回避した。
コッパ「馬鹿が!!俺様は回転する甲羅を、
自由に動かせるんだよォ!!!」
ミスターバイル「ワニイィィ・・・!!(奴の必殺技の効果は、
相変わらず長いワニ。それに比べ、俺様のクロコファングは、
少しの時間しか効果が持てないワニ。早く決めねーとワニ!!!)」
そして、回転する甲羅がバイルの後ろについた。
ミスターバイル「ワニッ!?」 コッパ「くたばれ!!!」
そのまま一気にバイルに迫るコッパ。
ミスターバイル「ワニイイイイィィィィィ!!!!!」
バイルは素早く後ろに向いて、コッパを迎え撃つ。しかし、
回転する甲羅が遥かに速く、既にバイルに近づいていた。
ミドリ「もしや、あの距離からクロコファングを!!?」
アシナガ「危険すぎっぞ!!!」
ミスターバイル「クロコファング!!!!!!!」
そして、両者の必殺技が再び激しくぶつかった。だが。
ミスターバイル「ワニイイイイィィィィィィィィ!!!??」
バイルはあまりの衝撃で吹き飛んでしまった。
ミドリたち「ミスターバイル!!!!!!」
5匹のクロコタスが倒れたバイルに不安を感じた。
カズーイ(リュック)「コッパが勝ったわ・・・!」
マンボ「いや、まだ完全に勝ったワケではない・・・!」
果たしてコッパは勝っただろうか。そのコッパは。
コッパ「う、うわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」
コッパの回転する甲羅があらゆる方向で飛んでいたが、
コッパ自身で動かしているワケではなかった。
プルレス「な、何をやっているの?」
ボトルズ「暴走したんだ・・・!コッパ君の甲羅と刃の回転が、
ミスターバイルのクロコファングと無理にぶつかったため、
その大きすぎる反動で制御できなくなったんですよ!!」
マンボ「そう。コッパもミスターバイルの必殺技、
受けてしまった。
そのダメージで甲羅のコントロール、できなくなった。」
そう。バイルの必殺技を受けたコッパの甲羅は、
軌道が乱れていたのだ。
コッパ「だ、誰か止めろおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
コッパの意思と関係なく、甲羅は周囲の木を次々と斬り続ける。
バンジョー(ミドリ)「これじゃ、コッパがどうなるかわからない・・・!?」
暴走するコッパの甲羅。それを、遠くの木々から何者かが見ていた。
その者たちは、2匹のカエルらしき姿であった。
そして、カエル族のイエローボスのアジトでは、
エスメラルダとイエローボスが会話をしていた。
エスメラルダ「とうとう、ズーギルも死んでしまったわね・・・。」
イエローボス「だが、奴は無駄死にをしなかった。ゲコ!
我が部下から、ズーギルは見事に全ての種族の拠点を偵察し、
攻略ポイントをゲットした。攻めるなら今だけだ!ゲコゲコ!!
今まで我らは何度も敵本拠地に襲撃した事あるが、
全て我らの敗北に終わった。だが、今度こそは行ける!」
エスメラルダ「ええ。私の頭脳をあなたに授けるわ。
ラミジャにも敵本拠地攻略を協力させましょう。
ズーギルや他の部下たちの死を無駄にしないために・・・・っ!」
イエローボス「それにはまず、ワニ族のエースと、
カエル族のエースをぶっ殺す必要がある!!ゲコゲコ!!
奴らは戦場で喧嘩をしているそうだ。今頃、どっちも、
体力を削り過ぎているだろうよ。ゲコ。今のうちに、
我らは、イエローフリビッツ部隊を投入する!!」
そして、イエローボスはピョンピョンと移動して、アジトから出る。
外に出たイエローボスの前に大勢のイエローフリビッツがいた。
イエローボス「ゲコゲコ!!貴様たち!!よーく聞けィ!!
いよいよ俺たちカエル族は他の種族の馬鹿共に対して、
総攻撃を開始する!!
第7特命隊も総力をあげて協力してくれる!!
敵種族の拠点への攻略法は既に掴んでいる!!
その攻略法を武器に、
奴らを一掃し、この沼を俺たちカエル族のものにするのだ!!
なお、この沼にいたクラッシャーの連中も既に、
第7特命隊の戦士たちが少数消した!!今がチャンス!!!
行け!!イエローフリビッツ軍団!!全員出撃せよ!!!!!」
イエローフリビッツ「ゲコゲコゲコゲコゲコオオオオォォォォォォ!!!!!」
イエローボスの叫びに、大勢のイエローフリビッツが叫んだ。
コッパ「わああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
コッパの甲羅は今でも暴走を続けている。
ユミ「ミクス!!空気の力で止められる!?」
ミクス「こ、甲羅が速すぎて、捉えられません・・・!」
マンボ「このままだと、マンボたちにも被害、及ぶ。」
カズーイ(リュック)「マジ!?もし、それが本当だったら・・・。」
その時、甲羅が一気にバンジョーたちに近づいて来た。
カズーイ(リュック)「って、マジでこっちに来たあああぁぁぁぁぁ!!!?」
カズーイは甲羅が近づいて来る事に驚く。そして。
回転する甲羅の刃による斬撃が、
バンジョーとカズーイに直撃してしまう。
バンジョー(ワニ)とカズーイ(リュック)「ぐわあああああぁぁぁぁ!!!??」
ボトルズ「バンジョー!!!カズーイ!!!」
バンジョーとカズーイは血まみれで倒れる。
だが、甲羅の暴走は止められない。
コッパ「ち、畜生・・・!止
止まんねえええぇぇぇぇ・・・・っ!!!うっ!?」
その時、甲羅の動きが突然止まった。そして、二つの剣が落ち、
手足と顔を出したコッパも落ちた。これに驚く一同。
アシナガ「と、止まった・・・・!?まさか!?」
アシナガはマンボの方を見てみる。
マンボは杖の先端を光らせた。
マンボ「マンボマジックで、甲羅の暴走、止めた。」
マンボの発言と共に先端から光が消える。そう。
マンボは魔法でコッパの甲羅の暴走を止めたのだ。
コッパ「うう・・・っ。何だか知らんが、助かったぜ。むっ!?」
コッパは倒れているミスターバイルの方を見る。だが。
ミスターバイル「・・・・・・・・っ!」
つづく
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