灰間「魔の星・・・・っ!?」
灰間はその魔族の放った言葉に驚く。
魔族A「そうさ。魔の星。それは、我々魔族の、
生まれ故郷である惑星だ。我々はその星を、
【魔星(ませい)】と呼ぶ!」
灰間「魔星・・・!!やっぱり宇宙人だったんだな!!」
魔族B「そうだよ。何が悪いんだ?お??我々魔族は、
魔星の住人にして支配者!!てめーら地球人が、
今まで相手にした宇宙人とはすっげー違うんだよ!!」
灰間「どう言う意味だよ!?」
魔族C「俺たち魔星の住人と星人どもの違い。
一つ目は戦力。魔族の者たち一人一人が、
怪獣と互角に戦える力を持つ上、その怪獣より、
強いと言う、魔星だけに存在する獣の魔獣がいる。
二つ目は能力。貴様らやほとんどの宇宙人は、
自身の身体を使った技や科学を中心として、
動いているな。俺らもそれで動いている。だが、
俺らはその二つに魔力を加えて、貴様らが不可能な事を、
我々は今まで可能にして来た。良いだろう?魔力ってのは。
けど、あげねーよwだって俺ら魔族だけの物だもぉん。」
魔族D「そして、三つ目。それは歴史さ!!この地球は、
貴様たち人類が生まれる何億年かに誕生したらしいが、
俺ら魔族はよォ!その地球が誕生する前の時代に、
存在して、文明を発展し続けたんだよぉっ!!」
魔族A「これでわかっただろう。俺ら魔族の正体が。
灰間翔・・・・。いや、太古に生まれし守護神・・・!
ウルトラマンティアーズ!!!!」
灰間「っ!!!?」 魔族の言葉にさらに驚く灰間。
魔族A「ギヘヘヘヘ・・・・!!ティアーズよ。
俺ら魔族が何故、
この星を大昔から狙ってんのか知りてーか?ん?」
灰間「さっさと教えろよ・・・。」
魔族A「でもよォ。だっめでぃーす♪何故なら、
お前は俺らにぶっ殺されるんだからよォ!!!」
魔族Aが灰間のペンダントに素早く手を近づける。
灰間「ぬっ!?でやあぁぁ!!!」 魔族A「ぐぉあ!?」
灰間はその魔族Aを蹴り飛ばす。
続いて後ろから魔族Bが羽交い絞めをする。
魔族B「このペンダントさえ奪えば、
貴様はティアーズにはなれねェ!!」
灰間「ぐ・・・・っ!?ぬ・・・おああぁぁぁ!!!」
灰間は両手で魔族Bの頭を掴み、前へ投げ飛ばす。
魔族B「くぉあああぁぁぁぁぁ!!?」 魔族C「うべっ!?」
魔族Bが魔族Cにぶつかり、二人とも倒れる。
魔族D「ちょりゃああぁぁぁぁ!!!!」 灰間「うぁ!?」
横から魔族Dが蹴り出し、灰間はそれを受けてひるむ。そして、
今まで黙っていた他の3人の魔族も動き出す。
魔族E「おぎゃああぁぁぁぁ!!」 魔族Eがひるんだ灰間を殴る。
灰間「ぐぇ・・・・!?のわぁ!!」 魔族F「ずぁ!!」
後ろから魔族Fが手刀で灰間の背中を打つ。
灰間「くあ・・・・っ!!」
灰間は倒れた。そんな彼を魔族たちが囲む。
魔族たち「ぎっひっひっひっひっひっひっひ・・・・・!!!」
灰間「くぅ・・・・っ!(早くティアーズにならねば・・・!!)」
魔族A「けけっ!!貴様とて、所詮は人間。俺らの屈強した、
打撃を受けて耐えて立った人間は一人もいねーから。
さァ!てめーら!!
とっととペンダントを奪って嬲り殺しだ!!」
その時、魔族のB、Cの二人が突然、銃弾を受けたかのようの、
苦痛を受けて倒れる。これに驚く魔族たち。
魔族G「何っ!?」 魔族D「これは・・・!?あっ!!」
魔族に複数の銃弾を浴びせたのは立ち上がった日下部だった。
日下部はバルガンで灰間を助けようと魔族を撃ったのだ。
日下部「悪いけど、私はしつこいわよ・・・・っ!!」
魔族E「ふざけんなよ?この雌豚がああぁぁぁぁ!!!」
魔族Eが素早く日下部に迫る。これに気づいた灰間は。
灰間「くっ!!おるぁああああぁぁぁぁぁ!!!!!」
勢い良くジャンプして、魔族Eの前に立つ。
灰間「てぃ!!とああああぁぁぁぁぁ!!!!」
魔族Eの顔を蹴り、胴体に物凄いパンチを打つ灰間。
魔族E「びぎゃあああぁぁぁぁぁぁん!!!!」
魔族Eも倒れた。残った魔族が襲いかかる。
魔族A「やろおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」
灰間「ぬ・・・っ!であああぁぁぁぁ!!!」
灰間は魔族Dの顔面にパンチを打つ。
魔族D「ぐふぁあああぁぁぁぁぁ!!!」 灰間「おるぁ!!」
灰間は魔族Fに物凄いキックを打ち込む。
魔族F「やぐぉおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
魔族A「おのれェ!!!」 魔族Aが灰間に殴りかかる。
灰間「ふん!!どらああぁぁぁ!!!」 魔族A「ぐぉ!?」
灰間は避けて、パンチで魔族Aを殴る。さらに。
灰間「はっ!!」 灰間は魔族Aの頭にチョップを打つ。
魔族G「このガキ・・・・!!」 魔族Gが灰間を背後から迫る。
日下部「させない!!!」 日下部がバルガンの銃弾で魔族Gを撃つ。
魔族G「ぐぎゃ!!?」 魔族Gは銃弾を数発受けて倒れる。
灰間「うぉりゃああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
魔族A「ぐわあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
灰間は蹴り上げで魔族Aを倒した。だが。
魔族A「ぐ・・・・っ!!本来ならこの星は、俺ら魔族が、
太古の昔から支配してたんだ!!
だが、お前の持つペンダントの・・・!
守護神を生み出さんとするペンダントのせい・・・で・・・。っ・・・。」
そして、魔族Aは目を閉じて、息絶えてしまった。
日下部「何とか全滅ね。」 灰間「ああ・・・。」
その時、日下部のシーバーが鳴り出す。
日下部「っ!?こちら、日下部・・・・!!」
シーバーの声から緒川の声が聞こえる。
緒川の声『例の流星がついに地球に侵入しました!!
落下ポイントは・・・・東京です!!!』
灰間と日下部「何だって・・・・・!!?」
東京の街では、空から赤い流星が落ちていた。
つづく
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