魔族。それは、不思議な魔力を使い、
この世界を狙う悪魔のような存在である。彼らは、
怪獣より恐ろしく強い能力を持つ怪生物、
魔獣を操り、その魔獣を使った作戦で人間たちを、
苦しめていた。その行いは太古の昔から行っていたそうだ。
魔族。彼らは一体何者だろうか。その正体が、
いよいよ明らかになる時が来たのです。
宇宙では、謎の赤い流星が地球に近づこうとしていた。
ウルトラマンティアーズ 第15話・魔の星
流星魔獣・ディスタガス登場
BARの司令室では、大神以下、
4人の隊員が集められていた。そして、
女性科学者の緒川もいる。大神と緒川の背後には、
壁に張り付いているスクリーンがあり、
宇宙の光景が移っていて、赤い流星が地球に、
近づいている映像であった。そのスクリーンを見ている、
隊員たちは不安を見せるように動揺をしていた。
灰間「こいつが、例の流星か・・・!」
緒川「はい。地球防衛軍の宇宙パトロール隊からの連絡で、
流星が地球に落下して来る事が判明しました。分析によれば、
流星は80メートルものの巨大で、生命反応があるとの事です。」
叶野「つまり、今回は宇宙人の仕業だと言うのですか!?」
大神「そうかも知れんき・・・・。」
上川「隕石に宇宙怪獣を仕込んで、
それで地球を攻撃しようってワケか・・・!」
灰間「地球は今や魔族共に狙われていってのに。
宇宙人の野郎め。まさか、俺たちが魔族と戦っているところに、
不意を突こうってのか・・・・!!」
緒川「待ってください。まだ、伝えるべき事が残っています。」
日下部「伝えるべき・・・・事?」
緒川「はい。理解しがたいですが・・・。流星には、
魔獣から発するエネルギーに近い反応があるそうです。」
緒川の発言に隊員たちは驚く。
叶野「隕石から魔獣のエネルギーが・・・・!?」
上川「もしかして、宇宙から来た魔獣なのか!?」
緒川「そうかも知れません・・・・。私の考えでは、
魔族はこの地球から存在した、
異形の集団かと思いましたが・・・。」
大神「待たんかぃ。前に、魔族が宇宙人と手を組んだ事を、
忘れちゃぁいかんけ。もしかすると、魔族は・・・。」
灰間「宇宙人・・・・ですか!?」
大神「・・・もし、流星の正体が魔獣ならば、
魔族は宇宙人に決定じゃき。あくまで、わしの仮説じゃが。」
緒川「政府の決定により、流星を地球に落下させる前に、
スペースインターセプトキャノンで撃破しようと準備しております。」
叶野「スペースインターセプトキャノン!
宇宙から迫る外敵に対するために、造られた巨大レーザー砲か。
数日前に造られたと聞いたが・・・。」
上川「物凄く遠距離へ攻撃できるから、宇宙でも届くそうですね。」
緒川「はい。既に防衛軍がその兵器を配置しています。」
日下部「あとは、
その兵器が流星を破壊するのを待つのみですね。」
どこかの山地で防衛軍の皆さんが銀色で機械的な、
巨大大砲を配置していた。その大砲こそが、
スペースインターセプトキャノンである。
つづく
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