コリス「怪人たちが逃げていった・・・・・!あ・・・・あのジープに乗っている人たちは・・・・・。」
コリスはジープに乗っていた男たち・・・・特に栗色の髪の青年を見ていた。
そして、コリスはロードラッシュから降りて、ジープに乗っている栗色の髪の青年に声をかけてみる。
コリス「助けていただき、ありがとうございました!できれば、名前を教えれば幸いですが・・・・・。」
栗色の髪の男「・・・・・私は地球防衛軍の地球外生命体盗伐部隊・EDC(エディック)の、
副隊長のアルノンだ。君は・・・・・噂で聞くDGCのコリス隊員だね?」
栗色の髪の青年の名はアルノンと言うらしい。そして、彼の所属する地球防衛軍の、
下部組織のEDCは宇宙からの外敵から地球を守ると言う特別な戦力を持つ部隊である。
コリス「え・・・・?あ、はい!そうです。
僕が国際科学防衛局の対怪事件捜査隊・DGCの、コリスです!!」
アルノン「我々地球防衛軍と君達科学局は同じ外敵から地球を守る使命を持っている!
我々EDCは、これよりあの黒衣の集団を追わねばならない!!また会おう!!」
そして、アルノンやその仲間の隊員たちが乗るジープはコリスから離れて走った。
コリス「アルノンさんか・・・・・・。なんだか頼もしそうな人だ・・・・・。」
そして、コリスはDGCの本部の司令室へと帰った。
コリス「ただいま戻りました・・・・・・。」 その時、モモが笑顔でコリスを迎える。
モモ「あら?お帰り、コリス。どうだった?うちの友達の部隊のお助けは?^^」
コリス「隊長の友達の部隊・・・・・?」 コリスは今のモモの言葉に違和感を感じる。
サキ「ごめんね・・・・。コリス君。シュドーさんとテブリッシュさん、
実は・・・・・二人も同じ黒衣の集団に襲われそうになったけど、なんとか追い払えたそうよ。」
コリス「そうですか・・・・・・。」
モモ「そこで!私が友達が率いる部隊・EDCに要請したってワケ!」
コリス「EDC!?それなら、アルノンさんって言う地球防衛軍の人が言ってましたが・・・・。」
モモ「あら。会ってたんだ。EDCの副隊長さんに。彼は凄いわよォw何せ彼は・・・・・。」
モモが言っている間に、コリスとサキが顔を近づけて、ヒソヒソ話を始めた。
コリス「あの・・・・サキさん。なんか隊長、ご機嫌な感じなのですが・・・・・。」
サキ「ええ。なんでも、隊長の古いお友達がこっちに来るって聞いたからね・・・・。」
コリス「ふるいお友達!?一体誰なんだろ?隊長の古い友達って・・・・・。」
サキ「さあ・・・・・。私にもわからないわ。」 そこで、出入り口のドアが開いた。
そこからイチゴが出てきた。それを気づいたコリスとサキは彼に向かって敬礼する。
イチゴ「EDCの隊長をお連れしました。」 それを聞いたモモは子供っぽい元気で明るく言う。
モモ「えっ!?もう来ちゃったの!?では、入らせて。早く早く!!」
イチゴ「わかりました。では、どうぞ。ラミ隊長。」
女性の声「ありがとう・・・・。」 イチゴがそう言うと、声を出した女性がドアから来た。
その女性は緑と黒が混じった隊長服を着て、やや金髪でツインテールをしていた。
その女性を見たモモは、嬉しそうな表情で彼女に向かってこう言った。
モモ「ラ・・・・・ラミちゃん!!!」
そう。女性の名はラミである。ラミも嬉しそうな表情で、モモの名を叫ぶ。
ラミ「モ・・・・・モモちゃん!!!」
そして、モモとラミは嬉しそうに互いの手を合わせてはしゃぎそうになる。まるで、再会したように。
モモ「久しぶりねっ!ラミちゃん!!!」 ラミ「うん!モモちゃん!もう何年ぶりかしら!?」
モモとラミは嬉しそうに笑顔を見せ合っていた。まるで、二人は友達のようだ。
コリス「な・・・・なんか・・・・友達みたいですね・・・・・^^;」
イチゴ「聞いた事があるけど、我がDGCのモモ隊長とEDCのラミ隊長は、
幼い頃から友達だったと聞いたよ。でも、それが本当だったなんてなァ・・・・。」
サキ「そうですか。モモ隊長にも友達がいたんですね・・・・・。昔からの・・・・・。」
モモ「ねえ、ラミちゃん!今まで何やってたの!?」
ラミ「うふふ。あのね、私。地球防衛軍のEDCの隊長になったの!!怪獣退治って、
結構楽しそうだしw本当は、ママのようにオペラ歌手のようになってみたかったけど、
怪獣や宇宙人が多数出現して・・・・。それで、私は母さんを守るために、
EDCに入って、地球外生命体どもから母さんや皆を守ろうとって決めたの!」
モモ「そっか!私も皆の夢と希望を守るためにDGCに入って外敵と戦っているのよ。」
ラミ「あは。やっぱり仲間ね。私たちw近々、私。オペラ歌手の練習をしようと思うの!」
モモ「うん!頑張ってね!地球防衛もオペラ歌手の練習も!!」
コリス「それにしても、凄い仲良しですね。」 イチゴ「そうだね。」 サキ「うん^^」
そして、モモはコリスたちに向かってラミを紹介する。
モモ「あ!皆、紹介するわね。この人はラミちゃん。子供の頃の私の友達なの。
当時、ラミちゃんは落書きと言う悪戯をしたくて、それで遊んでいたのw」
コリス「そ、そうですか・・・・・・;」
ラミ「まあ。その頃の私はとことん遊びたかったから・・・・。それに、
その頃は、つい悪い事をしたいって言っちゃったしね。」
サキ「ええっ!?ラミ隊長って悪人になりたかったの!!?」
ラミ「いえいえ^^;そんなレベルな奴じゃなくて、子供の悪戯くらいの悪さがしたかっただけ。」
イチゴ「まあ。子供ってよく悪戯しますからね・・・・・。」
モモ「あら?そういうイチゴだって、昔は女装と言う悪戯をしたんじゃない?w」
イチゴ「え!?じょ・・・・女装って悪戯だったのですか・・・!?;
まあ・・・・・心は女の子だから、好きでやったのですけど・・・・・・。」
サキ「そう言えば、私も子供の頃は、両親には内緒で、どこかの壁で落書きをしていたっけ・・・・。」
コリス「僕も・・・・・ちょっと・・・・・ね。(・・・・そうだ。僕も幼い頃、
マリンナーサで壁に落書きをしていたっけ。その時はママに怒られたっけ・・・・・。)」
ラミ「・・・・・・でも、あまり悪戯は良くないって事を今は確信しているわ。」
モモ「いやはや、ラミちゃんと昔落書きをしていた頃は本当は楽しかったわ。」
ラミ「またしてみたいわ^^」
モモ「うん!・・・・・そうだ!ラミちゃん、実は何か事件が起きたからここに来たんでしょう?」
ラミ「ええ・・・・・。この前、地球に未確認の宇宙船が降り立ったの。
その宇宙船はファエカーン星の機体である事を確信したわ。」
モモ「ファエカーン星!?あの悪意に満ちた惑星ファエカーンの知的生命体たちが、
ついにこの地球を攻撃に来たの!?だとしたら・・・・・恐ろしい戦いになるわね・・・・。」
コリス「・・・・・・・・っ!!」 コリスたちも二人の話を聞いてそれぞれ真剣な表情をしていた。
ラミ「我々EDCは惑星ファエカーンからの宇宙船を撃墜したけど、
既に他のファエカーン星人が無数に潜入したと聞いたわ。奴らは偵察隊で、
地球侵略の計画をこっそりと勧めているわ。そして、奴らは後に宇宙大艦隊を送り込むつもりよ。」
そこに、またドアが開かれ、そこからシュドー、テブリッシュ、アルノンが入ってきた。
シュドー&テブリッシュ「遅くなってすみませんでした!!」
モモ「もう会議なら始まっているわよ。」 ラミ「あんたも遅いわよ!アルノン副隊長!!」
アルノン「ごめんなさい、ラミ隊長。ファエカーンの部隊との戦いが長引きまして・・・・。」
モモ「まあ。いいんじゃない。うちの部下を助けてくれた事だし。」
ラミ「そうね。一応、うちの副隊長だし。許して遣りますか。」
コリス「・・・・・っ!あなたは・・・・・あの時の!」 アルノン「・・・・・っ!?そう言う君はDGCの・・・・・!」
つづく
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