不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
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コリス「そうですか・・・・・。REZAITO・・・・・・。そういえば、何かと似たような・・・・・・・。」
テブリッシュ「・・・そうだ。コリス。俺の描いた漫画・・・・・。見てみるかい?」 コリス「え?テブリッシュさんの描いた漫画ですか!?」 テブリッシュは自分の描いた漫画の原稿をコリスに見せた。 テブリッシュ「ああ。俺・・・・漫画家になるために色々描いたんだ・・・・。 その一作品を君に見てもらいたい。そして・・・・どのように感じたか聞きたいんだ・・・・・・!」 コリスとテブリッシュはそれそれみかん箱の前に座り、テブリッシュが原稿をコリスに見せる。 テブリッシュ「読んでくれ・・・・・・・。」 コリス「はい。・・・・・・・・・。」 コリスは笑顔で頷き、さっそくテブリッシュの漫画を読んでみる。 まず、コリスが見たのはタイトルであった。『夢乙女』。表紙には切なそうに見える少女が描かれていた。 まず、いきなり無数の魔物たちが街を襲っているシーンのあるホラにこんな文字が。 『むかしむかし。人々は平和と夢を失いつつありました。そうです。人々は、 魔物たちに苦しめられていたのです。今の人々では、魔物に立ち向かう力など持ってないのです・・・。』 コリスは次々とページをめくり始めようとした。しかし、1ページずつゆっくりと読んだ。 『しかし、そんな魔物に立ち向かう一人の少女がいた。その名も・・・夢の乙女。』 夢の乙女のデザインは何故か19歳版フェイトの真ソニックフォームに似ていた。 夢の乙女『はああああぁぁぁぁぁ!!!!』 夢の乙女はメタナイトの剣に似た剣で、 巨大な魔物たちを次々と斬りつけた。ちなみに魔物のデザインはウルトラ怪獣たちに似ていたりもする。 ナレーション『こうして、夢の乙女と呼ばれし少女は人々の夢を魔物から守っていったのです。 しかし、夢の乙女は自分が何故戦わなければならないのか悩んでいたのです。』 夢の乙女『私には名前なんてない・・・・・。私はどうして生まれてきたの・・・・・・!?』 夢の乙女は涙を流しながら言う。そこに一人の少年が慰める。彼の名前はヤヌスであった。 ヤヌス『だったら僕が付けてあげる。君の名は・・・・イリス。僕は・・・・君を愛しているよ。』 夢の乙女(イリス)『ヤヌス・・・・・。ありがとう・・・・!』 夢の乙女改めイリスはヤヌスに泣きながら抱きついた。コリスは真剣に読み続ける。 そして、ついにイリスとヤヌスは魔物の王と対立するシーンを読む時が来た。 魔王『ヨク来タナ・・・・・夢ノ乙女ヨ・・・・。』 魔王のデザインでカービィのゼロツーを黒くした姿であった。 イリス『私の名前はそんなんじゃない・・・・・!私は・・・・イリスよ!!』 ヤヌス『そうだ!君は・・・・・独りぼっちじゃない!君と僕は・・・・友達だ!!』 魔王『貴様ラ人類ガ束ニナロウガ、コノ我ニ勝テズ、命ノ保障モナカロウ!!』 イリス『いえ!必ず魔王を倒してみせる!!行きます!!』 魔王『黙レ!貴様ゴトキガ魔王デアル我ニ勝テルト思ウナァ!!』 イリスは魔王に斬りかかり、魔王は目から光線を出して、一騎打ちを展開した。 そして、コリスは最後のページをめくる。しかし、そのページは真っ白だが、ナレーションのセリフがあった。 ナレーション『こうして、夢の乙女・イリスと悪しき魔王の戦いはまだ続きます。 ですが、イリスは必ず勝ちます。彼女には愛すべき人がいるのですから。 そして、あなたが夢を持てば、きっと世界から魔物たちが消える事でしょう・・・・・。』 最後のページの一番左下に『FIN』と描いてあった。コリスは漫画を読み終えたのであった。 コリス「ふぅ・・・・・・・・・・。」 テブリッシュ「どうだ?感想は?」 コウ「面白かったろ?^^」 コリス「・・・・・はい。とても面白かったです。」 コリスは笑顔で返事した。 テブリッシュ「面白かった・・・・・か。まあ、俺の描いた漫画はそれだけみたいなもんだろうな。」 コリス「・・・・いえ。今のテブリッシュさんの漫画、面白かっただけじゃありません。 この漫画のテーマは人々に夢を取り戻して欲しい。・・・・そんな気がします。」 テブリッシュ「そうか。適当に描いたなんだけどな・・・・・。 ちなみに、この漫画に出てくるイリスは今度俺が漫画家デビューした時に描く連載ものの主人公だ。」 コリス「そうですか!早くテブリッシュさん、漫画家になるといいですね♪」 テブリッシュ「ああ。」 コウ「うん。テブリッシュの漫画は面白いよ。それに比べ俺のは・・・・。」 コウはそう言いながら暗くなる。 テブリッシュ「何言ってんだ!?コウの漫画だって立派な物が多いじゃないか!」 コウ「本当か!?でも・・・・・・・。」 コリス「・・・・コウさんの漫画も読んでみたいです・・・・・。」 コウ「え!?」 コウは自分の漫画を読みたいと言われて、それに反応した。 コリス「コウさんの漫画ってどんな漫画ですか?」 コウ「・・・・・・!お、おう!今、読ませてやるっ!!///」 コリスの眩しい笑顔を見たコウは赤くなりながら急いで自分の漫画の原稿をコリスに見せる。 コウ「ほら。これが俺の漫画。SF系だけど・・・・・。」 コリス「ありがとうございます。じゃあ、読みますね。」 コリスはさっそく、コウの漫画を読み始めた。 その時、漫画を読むコリスの周りが突然暗くなった。彼の周りから様々なシーンが浮かび上がってきた。 燃える街。空から振る無数の毒の骨。ゴミ捨て場に捨てられた少女たちの死体。 子供たちを残虐して楽しむ大人たち。水の中で泣きながら赤ん坊に引きずり込まれる子供。 床の穴で獲物を待つ魔物たち。少女たちが銃器を武装して街を襲撃する。 店に置かれている無数の銀色の缶。煙突から緑の煙。夕日の雪山の赤いさとうきびの畑。 恐ろしい形相の犬に顔を噛まれそうになる少女。アニメの美少女と一緒にビルを駆け巡る少年・・・・。 様々なカオスな現象は全てコウの漫画で描かれていたのだ。 コリスは静かな表情でコウの漫画を読み終えた。 コウ「ど・・・・どうかな?・・・俺の漫画・・・・・。あまりカオスすぎて・・・・・。」 コリス「・・・・・いえ。なかなか面白かったです。グロテクスなわりに、 意外とファンタジー風なところもあって・・・・。それに正統派でかっこいいと思います。」 コウ「・・・・・・ありがとう。俺の漫画の事をかっこいいと言ってくれて・・・・。」 コリス「コウさんの同人誌の方も人気ですか?」 テブリッシュ「ああ。でも・・・・買ってくれた人は少なかった。」 コウ「・・・・俺たちはそれほどまだ才能が足りないって事さ・・・・・。 まあ、俺の空想はごっちゃごちゃだからな。人気がなくて当然か・・・・・。」 テブリッシュ「コウは自分のありとあらゆる空想を描く人なんだ。 だから、さっき君が読んだ漫画もコウの空想どおりに・・・・・。」 コウ「まあ。そうかも知れねぇな。」 3人が話している間に赤い石が赤く光っている。 コリス「そうですか・・・・・・。じゃあ、僕はここで失礼しました。」 テブリッシュ「ああ。俺はまだここに残るよ。」 コリス「はい。気が向いたらまたここに来ますね。」 コウ「ああ。いつでも来てくれ。」 テブリッシュ「コリス。ちょっといいか?」 コリスはテブリッシュに呼ばれ、後ろを向く。 コリス「なんですか?」 テブリッシュはコリスに自分の漫画を渡す。 テブリッシュ「これを・・・・みんなに見せてくれないか?」 コリス「・・・・・はい。」 コリスは笑顔で答えると、テブリッシュも微笑んで頷いた。 コウ「いい友を持ったな。テブリッシュ。」 テブリッシュ「・・・・・まあな。」 テブリッシュは鼻を指でこすりながら、そう言った。 コリス「では、失礼しました。」 コリスは礼儀正しく挨拶した後、コウの家から出た。 コリスが家から出たので、部屋はまたコウとテブリッシュの二人だけになった。 コウ「・・・・・テブリッシュ。」 テブリッシュ「なんだい?」 コウ「・・・・・もし、できたら俺のこの漫画をコリス君に届けてくれないか?」 コウはテブリッシュにさっきコリスが読んだ自分の漫画を見せる。赤い石はまたも赤く光る。 テブリッシュ「・・・・・お前のSFっぷりに、コリスが夢中になるってわけかい?」 コウ「それを言うならカオスっぷりだよw」 テブリッシュ「ふふ。じゃあ、その漫画、DGCの仲間にも見せるよ。」 コウ「本当か!?すまんなぁ~テブリッシュ~!」 コウは喜んだ。自分の漫画をテブリッシュの仲間たちが読んでくれると思うからだ。 テブリッシュ「・・・そうだ。今度の夏コミの話・・・・・・。」 コウ「お!そうだな・・・・・。」 二人は同人誌について会話をしていた。赤い石は光るばかり・・・・。 コリスはロードラッシュでDGC基地に帰ろうとした。 コリス「・・・・・・・・・ん?」 ロードを運転しているコリスはある看板に目をつけた。 看板『喫茶店・ヤング・ベース。毎年無料で、パソコン、マンガ、食事、ゲームに、 なんでもありのやりたい放題!社会で疲れたあなたもここでリフレッシュ!!』 コリス「こんな店・・・・・あったっけ・・・・・?でも、面白そうだし、ちょっと寄り道しよっと。 でも、あまり遅すぎると姉さんに怒られそうだから早めに終わらせなきゃ・・・・・;」 ロードラッシュはヤング・ベースとやらの喫茶店の駐車場に停まり、降りてきたコリスがその店に行った。 コウ宅。コウはテブリッシュにコリスが見かけた喫茶店と同じような絵を見せた。 テブリッシュ「なんだこれ?」 コウ「ああ。喫茶店。でも、ただの喫茶店じゃないぜ!毎年無料で、 パソコンにゲームに飲食にゲームにテレビ観賞になんでもありでやるたい放題の、 夢の喫茶店さ!!でも・・・・そんな喫茶店、現実にねぇからなぁ~・・・・・。 まあ、毎年無料の喫茶店なんて・・・・実際ありえねぇしな・・・・・。」 コウがそう言った後、赤い石は赤く光った。この石は何故光っているのだろうか? ここは、喫茶店ヤング・ベースの店内である。コリスは今、そこのカウンターのところにいる。 コリス「ここ・・・・本当に無料なんですか?」 コリスは店の人(性別は女性)に聞いていた。 店の人「はい。ここはお金なんて全然必要ありません。心ゆくまでお楽しみください。」 コリス「・・・・はい。では、入らせていただきます。」 店の人「なお、左のルートがゲームセンターで、右のルートが客室となりますのでw なお、ここで生活する場合は客室を利用するといいです^^」 コリス「そうですか。(客室で生活?喫茶店でそんな事してもいいの?)では、右のルートに行きます。」 店の人「では、このカードを受け取ってください。あなたの部屋は004号室です。」 店の人はコリスに銀色のカードを渡した。コリスは右のルートに入った。 コリスは右のルートにいた。何故かここは廊下みたいで左右にそれぞれ客室のドアがあった。 コリス「・・・・なんかホテルっぽいなぁ・・・・・。」 そこに、左の大きなドアから賑やかな声が聞こえたので、コリスはそのドアの前に。 コリス「このドアだけ少し大きいなぁ。ん?なんか書いてる。」 大きなドアに文字が書かれていた。 ヤング・ライブ。コリスは複雑な思いとともにそのドアを開いてみる。 コリス「ライブ・・・・・。一体どんな・・・・。あっ!!」 コリスが見たのは、 某アニソンライブであった。ステージには女性のボーカルが、ロザバンのED1を歌っていた。 客たちは大いに盛り上がっていた。コリスはこれを見て、驚き思わず、ここから出てドアを閉めた。 コリス「い・・・・今の・・・・・・ここ・・・本当に喫茶なの・・・・・・!??;;」 コリスは気を取り直して、004号室のドアを見つけ、そのドアを開けて、その部屋に入った。 そこは某ホテルの客室と似てるが、テーブルに一台パソコンが置かれてあった。 コリス「・・・・・ここでパソコンするのか・・・・・。そして、ここで寝るんだ・・・・・・。 ・・・・・ちょっとこの喫茶店、回ってみるかな・・・・。」 コリスはそう言うと、004号室から出た。 コリスは廊下を進んでいた。そこにたびたび客同士が話し合っているところもあった。 さらに、廊下中にラジオまでもが聞こえた。ラジオでは、みなみけ・おかわりのOPが流れていた。 しかし、別のラジオも流れていて、ファミリー劇場のCMが流されていた。 さらに、客たちの会話も聞こえてくる。 「いやぁ。今日、いきなりこんな素晴らしい喫茶店ができるなんて嬉しいよww」 「この右ルートもいいが、左ルートは1階のゲーセン、2階の温泉とアイテムショップまで! それらは全て無料wまさになんでもありだよなぁwww」 「俺、今日からここに住むわ^^」 「3階は映画館もあるらしいしなwww」 「僕、もうここを新しい家にするよ♪」 コリス「っ・・・・・・。ん?」 ピピピピピピ コリスは自分のDGCシーバー(通信機)が鳴り出したので、それを使った。 コリス「もしもし、コリスです。」 サキ『大変よ!コリス君!!各地で様々な事件が起きているわ!!』 コリス「ええっ!??各地で!???」 サキ『GK地区の街が大火災に襲われ、R1地区で、空から無数の骨が降って来て、 3地区では、子供たちが武器で殺しあっていると・・・・!』 サキの言う通り、GK地区の街が大爆発で、巨大な炎に包まれていた。 R1地区の街でも、空から緑色の骨が無数に振ってきて、何故か人々が次々と倒れていき。 3地区の街では、たくさんの子供たちがそれぞれ剣や銃で殺し合いをしていた。 負けた子供たちは無残な目にあっていた・・・・・。 コリス「こんなに事件が起きたんじゃ世界が危ない・・・・・・!!」 サキ『それだけではありません。その他の地区もそれぞれ事件が起きていると・・・・・! コリス君、とにかく、基地に戻って!!』 コリス「はい!さっそく帰還します!!」 つづく PR 今回はマリオネットライターの第9、10、11話をまとめました。
高町博士「そうだ。私はかつてデスナイトだった頃、ジャンボロイドは人間の姿をしておるのに、
皆、血も涙もない存在であった。私はデスナイトを裏切り、SSPに寝返ったのだ。」 日向隊長「博士は、デスナイトに追われて、私たち第2分隊に助けを求めました。」 高町博士「私を助けてくれた日向君は、私をこの基地に身を隠す事を許してくれたのだ。 その後、私はデスナイトの野望を阻止するために、この部屋を作り、 マリオネット・ライター=あかりを完成させたのだ。」 光次郎「ちょ・・・・・ちょっと待ってよ!おじいさん。この第2分隊の基地で、 あかりさんを作ったのなら・・・・・SSPがその事を・・・・・・。」 日向隊長「ジャンボロイドは敵だとおっしゃった博士は、 自分が作った優しいジャンボロイドを博士自身が作った事を内緒にするように言ってました。 だから、私と博士以外、SSPの皆さんはマリオネットライターの事を知らなかったのです。」 光次郎「っ・・・・・・・・!」 光次郎はあかりがこの施設で造られた事を知って驚いた。 高町博士「私の作ったマリオネットライター・あかりは素晴らしい力を持っている。 しかし、今はマリオネット回路が損傷してこの有様だ・・・・・。」 光次郎「マリオネット回路・・・・・・?」 光次郎はマリオネット回路の事を知らなかった。 高町博士「・・・・・・・・ここじゃよ。」 博士はそう言うと、あかりの胸を触った。 光次郎「え!?////む・・・・・胸・・・・・・!!??////////」 光次郎は自分の祖父があかりの胸を触っているところを見て、赤くなって驚く。 しかし、博士は変態のつもりではなく、教えるつもりであった。 高町博士「そうだ。この回路によってあかりは人に接する良心を持てるのだ。 ただ、その回路には寿命があって、数ヶ月くらい立つと停止する恐れがあるが、 この回路が攻撃を受けると受けるたびに壊れやすくなってしまうのだ・・・・・・。」 光次郎「どうりで奴ら、マリオネットライター・・・いや、あかりさんの胸を・・・・・・!! それで、あかりさんのそのマリオネット回路と言うのは大丈夫なの!?」 高町博士「・・・・・・かなりの重症だが・・・・助かる方法はある。」 博士はそう言うと彼女の胸に触れていた手を放す。光次郎は助かると聞いて笑顔になる。 光次郎「じゃあ、あかりさんは助けられるんだね!!」 高町博士「うむ・・・・・。まず、このクリスタルタイマーを知ってるか?」 光次郎「っ!?はい・・・・・。あかりさんの左胸に付けている青い宝石・・・・・。 マリオネットライターの左胸に付けてるのと同じに見えて・・・・・。」 高町博士「そう。あのクリスタルタイマーこそがあかりのもう一つの命なのだ。」 日向隊長「何故あかりさんの左胸に付けているのか・・・・・それは、マリオネット回路と、 ジャンボロイドとしての力がシンクロした時のエネルギーを抑えるためにあるのです。 あかりさんの時では・・・・・・。」 高町博士「そして、マリオネットライターの時では、回路のエネルギーとパワーがシンクロし、 マリオネットライターの超パワーが発動し発揮するのだ。しかし、その発動はかなりエネルギーが消耗し、 そのエネルギー切れまで4分かかる。4分かかれば、今のようにあかりはエネルギーが切れてしまうが、 4分前にあかりに戻れば、日向君が言ったように回路のエネルギーとパワーのシンクロが解き、 エネルギーを温存するのだ。だが、今では私が修理する必要があるようだ・・・・・。」 光次郎「じゃあ、今すぐ修理して、おじいさん!!どうかあかりさんを助けてっ!!」 高町博士「わかっておる。それにはかなり時間がかかる。」 高町博士はそう言いながらポケットからクリスタルタイマーと同じ物を取り出した。 光次郎「おじいさん・・・・これは・・・・・?」 高町博士「うむ。私が万が一に開発したもう一つのクリスタルタイマーじゃ。 これと、あかりの左胸の壊れたクリスタルを取り替えればあかりは蘇るだろう。 だが、彼女の左胸のクリスタルを取り外す事だが、無理やりではいかん。 順調に取らなければ回路が爆発する恐れもあるだろう。取り外しに成功すれば、 この新しいクリスタルタイマーを彼女の左胸に取り付ける。もちろんこれも順調に・・・・。 あとは彼女の胸の回路のエネルギーを充電し、クリスタルのエネルギーをチャージさせる。 だがそれには何時間もかかる。」 光次郎「何時間でもいい・・・・・!あかりさんさえ蘇れば!!おじいさん!さっそく修理を・・・・・!!」 高町博士「よかろう。では、修理を始めるとしよう。二人は部屋から出てくれまいか?」 光次郎「はい。実は自分・・・・・友達の桜ちゃんが重症を負っているので・・・・。 おじいさんが修理している間にちょっと病院に行ってもいいかな・・・・?」 高町博士「よかろう。お前にも友達が出来たな・・・・。」 高町博士はそう言って笑顔を見せた。 日向隊長「では、私は会議に出ます。病院に行くなら副隊長に連れて行ってもらうといいでしょう。」 光次郎「はい。じゃあ、神山副隊長に会ってきます。」 光次郎はそう言うと、神山副隊長に会おうと走った。それを見た二人は微笑んだ。 日向隊長「いい子に育ちましたわね。博士の孫は。」 高町博士「ああ。これも全てあかりのおかげじゃ。私はそんなあかりを修理しなければ・・・・。」 日向隊長「ですが・・・・・いいのでしょうか・・・・。あの事を話さなくても・・・・・。」 高町博士「うむ・・・・・・。あかりが元は人間だと言う事であるな? 彼女が人間だった頃、デスナイトに殺されてしまい、私がその子を元にあかりを造った・・・・・。」 日向隊長「はい。しかし、彼女は殺されたと見せかけて心臓が動いているだけで瀕死でありました。 博士はその娘の心臓を取り出してマリオネット回路に・・・・・。」 高町博士「そうだ。確かにマリオネット回路はあの娘の心臓を元に造った。 マリオネット回路はあかりの心臓だ。だが、その心臓は元々死に掛けている。 元々回路は短い間しか持たんだろう・・・・・。そこに私はクリスタルタイマーを造った。 クリスタルタイマーは回路の機械にエネルギーを与える役割をしているのだ。 これであかりの回路の寿命は少しだけ長く持つだろう。さらに来るべき戦闘の事も考えて、 ジャンボロイドとしての力を引き出すためにジャンボエネルギーを加えた。 しかし、そのエネルギーはあまりにも大きすぎるため心優しいあかりには約4分しか扱えなかった。」 日向隊長「しかし、そのあかりは完成した途端に博士の言う事を聞いてどこかへ・・・・。」 高町博士「うむ。やはり、言っておいた方がよかったかもしれんのぉ・・・・・。 もし、寿命が尽きそうになったら戻って来いと・・・・・・。」 日向隊長「でも、彼女は戻ってはいませんでした。あの子は・・・・・・。」 高町博士「それに光次郎は桜と言ったな。桜と言ったら・・・・・あの子の・・・・・・。」 ジャンボロイドたちが暴れているところとは違う街。その時は夕日であった。 一台の車がハイウェイを入っていた。この車はSSP専用車で、 神山副隊長が運転して、光次郎もその車に乗っていた。しかし、副隊長は何故か不機嫌だった。 光次郎「・・・・・・神山副隊長・・・・・・。」 神山副隊長「・・・・・・・なんだ?」 光次郎「ごめんなさい・・・・・。僕の我侭に付き合ってくれて・・・・・。」 神山副隊長「・・・・勘違いしないでくれ。別にお前の我侭に付き合っているつもりではない。 日向隊長が命じた。私は隊長の命令に従っているだけ。本来ならお前のような子供の我侭など・・・・・。」 光次郎「そうですね。日向さんがあなたにそう命じたから・・・・。」 神山副隊長「日向さんではない。日向隊長だ!」 光次郎「そいでしたね。でも、僕と日向さんは隊の関係ではありません。友達ですから・・・・。」 神山副隊長「友達・・・・・・か・・・・。」 神山副隊長は友達と聞いたら急に切ない表情になる。 光次郎「どうしたんですか?」 神山副隊長「くっ!////なんでもないっ!!とにかく行くんだろ!?友達が入院している病院へ!!」 神山副隊長は照れながら怒鳴ると、光次郎は何故か微笑んだ。 光次郎「ふふ。・・・・・ところで、ジャンボロイドたちは・・・・・・?」 神山副隊長「ああ。ジェノサイドシーザー軍団は今でも街で暴れ続けている頃だろう。 奴らの破壊活動によって、このままではこの街にも奴らはやってくるに違いない・・・・・!」 光次郎「奴らめ・・・あかりさんが蘇ればきっ・・・・・!!」 光次郎は厳しい表情をしていた。 かくして桜の入院している病院についた。光次郎は車から降りた。 光次郎「じゃ、行ってきます。」 神山副隊長「ジャンボロイドたちがこの街に来る可能性は高い。早めに終わらせておけ。」 光次郎「はい・・・・・。あ。」 光次郎はある物を見て足を止めて、その物に目を集中した。 病院の前には桜の木があった。今は夕日でも、桜はとても綺麗であった。 光次郎「桜・・・・・・か・・・・・。もし、奴らの征服が達成したらもうこの桜も終わるのかな・・・・・。 桜・・・・・・。名前が桜ちゃんと同じだったよね・・・・・。」 光次郎は切なくそう言うと、病院に入った。 病室では、桜がまだ眠っていた。そこに光次郎が来て彼女を見つめていた。 光次郎「・・・・・桜ちゃん。・・・・もしもでもいいから、聞いてくれるかな? 僕・・・・・・。SSPに入るよ。もちろん、君のいる分隊にね・・・・・・。 なんで僕がSSPに入りたいと思う?それはね・・・・・君を守りたいからだよ。 でも・・・・・君は今、生と死の間でさ迷っている・・・・・。もし、君が死んだら・・・・・・。 僕は優しくなれないのかも知れない・・・・・・・・。でも、君はまだ生きて欲しい。 それは優しさではなく、我侭かも知れないと僕は思う。でも、僕。これからは優しくなって見せる。」 光次郎はそう言った後、彼の脳裏に清水に言葉が思い浮かべた。 清水『・・・・・・優しいんだね。光次郎君。その優しさなら、きっと・・・・月野も元気になるはずよ・・・・。』 光次郎「きっと・・・・・!」 光次郎は清水の言葉を思い出して勇気を出したように言う。 看護婦「月野桜さんの友人ですね?」 そこに、看護婦が来て光次郎に声をかける。 光次郎「はい・・・・・。そうですけど・・・・・・。」 看護婦「ジャンボロイドたちが別の街を壊滅寸前に追いやっています。間もなくこの病院に、 ジャンボロイドたちによって負傷した人たちが大勢入院する事でしょう。」 光次郎「そうですか・・・・・・。ジャンボロイドめ・・・・・!!」 看護婦「中に生き残った子供たちの両親たちも犠牲となって、子供たちが悲しんでいます・・・・・。」 光次郎「なんですって・・・・・・!!?許さない・・・・・!!」 光次郎はジャンボロイドに対して、 さらに憎しみを覚えて、拳を握り締めた。しかし、急に辛い表情になり、手も握り締めなくなった。 光次郎(でも・・・・・・。憎しみは・・・・・優しさじゃない・・・・。僕はまだ優しくなれないのかも知れない・・・。) 光次郎は果たして敵を憎む事だけが正しいのだろうかと迷っていた。そこに、野沢の言葉を思い出す。 野沢『信じて、自分の優しさを・・・・・。そうすれば、きっと桜ちゃんもわかってくれるよ。』 光次郎(・・・・・そうだ・・・・・。信じるんだ。自分の優しさを・・・・・・。 僕の優しさは・・・・罪のない人々を滅ぼすジャンボロイドを許さない。 そして、そのジャンボロイドから人々を守る決意。それが僕の優しさ・・・・・。 それでいいよね?桜ちゃん・・・・・・・・。) 光次郎は微笑んで桜を見た。今でも眠っている桜は無表情。 しかし、桜の目から涙が流れていた。それだけで桜はまだ生きて感情も残っているのだ。 彼女は光次郎の思いが伝わっただろうか?それでも、光次郎は笑顔でこう言った。 光次郎「・・・・・行ってきます・・・・・・!僕は死なない。だから君も死なないで・・・・・。」 光次郎はそう言うと、病室から出た。 病院から出た光次郎は車の中にいる。神山副隊長に声をかけた。 光次郎「神山副隊長!」 神山副隊長「ん?もう済んだのか?」 光次郎「はい。実は・・・・・もう一つ、日向さんに頼みたい事があるんです・・・・・。」 神山副隊長「だから日向隊長だと言ってるだろう!で、その頼みごととは何だ?」 光次郎「僕を・・・・・第6分隊基地へ連れて行ってください!」 神山副隊長「・・・・・何故だ?」 光次郎「僕・・・・・・SSPの第6分隊に入隊したんです・・・・。ジャンボロイドたちから人々を守るために!」 神山副隊長「・・・・・それは無理だな。」 光次郎「え・・・・?どう言う事ですか?」 神山副隊長「第6分隊の選抜メンバーはもう決まっている。今はお前を入隊させる暇はないだろう。」 光次郎「選抜メンバー?」 神山副隊長「我々SSPはこれよりデスナイト日本支部に奇襲し一気に叩くだろう。 その担当メンバーは50名。しかし、我が2分隊のメンバーがなかなか決まらん・・・・・。」 光次郎「じゃあ、僕を入れてください!!」 神山副隊長「お前を!???」 第2分隊基地に戻った神山副隊長と光次郎は日向隊長と会話していた。 デスナイト日本支部攻撃メンバーに光次郎を入れていいかを・・・・・。 日向隊長「ええ。光次郎さん、是非戦ってくださいw」 日向隊長はハッキリと答えた。 神山副隊長「えええーっ!???;;何故です、隊長!! 何故、この子供を戦いに参加させるのです!?」 神山副隊長は納得できそうになかった。 日向隊長「光次郎さんはもう戦いに参加していますわ。ですわね?光次郎さん。」 日向隊長は弓と筒を持っている光次郎に聞く。光次郎は素直に答えた。 光次郎「はい。僕は今までこの弓矢を武器に様々なジャンボロイドと戦いました。 今回も僕はこの弓矢で奴らと戦うつもりです。」 日向隊長「と、いうわけで。神山副隊長。この子の援護をお願いしますわよ^^」 神山副隊長「・・・・・わかりました。・・・・光次郎と言ったな?」 神山副隊長に聞かれた光次郎は答える。 光次郎「はい。よろしくお願いします。神山副隊長。」 神山副隊長「本来なら君のような子供を戦いに巻き込みたくない。 だが、君が戦いを望むなら、死ぬ事になっても覚悟を決めておけ。わかったな?」 光次郎「はい。元より覚悟の上です・・・・・・・!」 光次郎の目に闘士の炎が燃えた。 日向隊長「他の隊員3名も決まりました。2分隊選抜メンバー、出動してください!!」 光次郎&神山副隊長、他の隊員3名「了解!!!!」 5人は日向隊長の前で敬礼した。 神山副隊長「・・・・・行くぞ。光次郎!!」 光次郎「はい!」 夕日のオレンジ色の空。地獄谷の近くに第6分隊のアフターシックスが走って、停まった。 そこから、野沢、清水、他3名の隊員たちが降りてきた。 野沢「この先にデスナイト日本支部の基地が・・・・・・・!」 清水「うむ。デスナイト日本支部め・・・・・!今度こそ決着をつける・・・・・!!」 そして、次々と各分隊の専用車が次々と走ってきて、次々と停まっていった。 野沢「見て、他の分隊も来たみたいよ!」 清水「ええ。間もなく決戦が始めるのね・・・・・・!」 そして、第2分隊の専用車も停まってきた。 その車から神山副隊長、他の隊員3名、そして光次郎が降りてきた。ちなみに彼は私服のままである。 野沢「えええっ!??光次郎くん!!!??なんで!??」 清水「光次郎くんだって!!??何故、第2分隊と・・・・・!???」 二人はまさか光次郎が2分隊と一緒に来るとは思わず驚いた。 光次郎「ん?・・・・あっ!!野沢さん!!清水さん!!」 光次郎も野沢と清水を見かけて、彼女たちのところに走った。 つづく ロードラッシュは急いでコウ宅へ向かって走る。 平和な森に歩いているのは、久しぶりのカービィ・ザ・バーバリアンです。 |
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