バルキー星人「アバババババババババ・・・・オンギャアァァァァ・・・・・」
バルキー星人は額のランプから破壊光線を出し、民家を粉々に吹き飛ばした。
コリス「バルキー星人!目を覚まして!!」
コリスは星人を止めようとした。しかし星人は我を忘れているためか、狂ってるため、聞く耳がない。
バルキー星人「オンギャァ・・・オンギャァ・・・オンギャァ・・・・・」
コリス「どうして・・・・・・。」
コリスはがっくりと膝を落とした。そして、悲しい目をした。それでも怒り狂う星人は町へ進行した。
サキ『私たちがなんのために戦ってるか知ってる?』
コリスの脳裏にサキの声が聞こえた。コリスは数日前の事を思い出す。
数日前の回想
DGC入隊から二日後、コリスはサキの指示に従い、スカイラッシュの操縦をする練習をしていた。
コリス「えい!」 スカイラッシュで駆けるコリスはミサイルを撃ち、ターゲットの巨大な岩を爆破した。
サキ『撃墜数・80%。記録時間・10・24・44。うまくなったね。コリス君。』
サキはコリスに優しくほめた。コリスは嬉しそうだった。
コリス「ありがとうございます。」
サキ『あと、一つ言っておきたいけどいい?もし誰かが、何者かに襲われそうになったら、
誰かが支えて守らなきゃいけない。そのために私たちDGCがいる。私たちの使命は、
人々の夢と平和・・・・・そして幸せ。』 ・・・・そして、現在。
コリス「僕たちの使命・・・・・!」
コリスは立ち上がった。そして、暴れる星人に叫んだ。
コリス「バルキー星人!あなたが自分の星を守りたいように・・・・・。僕も守りたいものがある!!」
コリスはウルトラウォッチを光らせた。
コリス「・・・・・・・・・!」
カアアァァァァァァァァァ
コリスは輝く腕時計を天にかかげ、まばゆい光に包まれ、ウルトラマンクリスタルに巨大変身!
ウルトラマンクリスタル「ショアッ!!」
バルキー星人「オンギャァ・・・オンギャッ・・・アババババ・・・オンギャァ」
星人は構えるウルトラマンを見て、怒りの本能で迫り始めた。
ウルトラマンクリスタル「でええぇぇい!」
ウルトラマンとバルキー星人は凄まじい格闘戦を繰り広げた。ウルトラマンは星人の右の方を蹴る。
星人は負けずにウルトラマンの顔にメガトンパンチを打つ。ウルトラマンは星人の腹にパンチをかますが、
星人は宙返りで避けた。ウルトラマンは続いてアッパーで星人のあごを殴り、吹き飛ばす。
ウルトラマンクリスタル「でえぇい!」
バルキー星人「・・・・・・!!」
吹っ飛んだ星人は地面に頭を打った。星人はゆっくりと立ち上がるが、頭から血が流れる。
バルキー星人「アババババババ」
バルキー星人は破壊光線でウルトラマンクリスタルを攻撃した。
ウルトラマンクリスタル「うわっ!!」
ウルトラマンは避けた。しかし、星人は連続に破壊光線を撃ち続けるが、外された。
バルキー星人「アバババババ・・・アバババババ・・・アバババババ・・・オンギャアアァァァァァ」
光線を外されたバルキー星人はウルトラマンに急接近。
ウルトラマンクリスタル「・・・!近い!!」
ガシィィッ そして、星人はウルトラマンを押し倒し、首を絞め上げた。
ウルトラマンクリスタル「あ、あ・・・・。ああ・・・・・!!」
バルキー星人「オンギャァ・・・オンギャァ・・・アバババババ・・・アバババ・・アバババババ」
ウルトラマンクリスタルは星人に首を絞められ、苦しんだ。星人は首絞めを楽しんでいる。その時!
ドカーン ドカーン 星人はいきなり何者かに背中を撃たれ、後ろの方を見た。
そこには、空を駆けるスカイラッシュ1&2がいた。1はモモ隊長が乗り、2はサキが乗っていた。
モモ「サキ!久しぶりの空中戦!いいわね!!」
サキ「はい。最近乗っていませんでしたが、たまには乗らなきゃいけませんね!」
スカイラッシュ両機はレーザーで星人を撃った。
バルキー星人「アバババババババ・・・・オンギャァァァァァ」
怒った星人は破壊光線でスカイラッシュ2を狙うが、スカイラッシュ2はそれをうまくかわした。
サキ「あ・・・・・危ない・・・・・。」
モモ「さっすがぁ。それ!!」 スカイラッシュ1はバルカンで星人を攻撃した。
ウルトラマンクリスタル「でやあああぁぁぁぁぁぁ!!!」
途中で立ち上がったウルトラマンもバルキー星人を連続パンチで攻撃した。
バルキー星人は敵から離れ、ウルトラマンめがけとび蹴りをする。
サキ「させない!!」
しかし、スカイラッシュ2のダブルレーザーで星人は背中を撃たれ墜落した。
バルキー星人「アババババババ・・・・アバババババババ」
モモ「今よ!ウルトラマン!!必殺光線よ!!」
ウルトラマンクリスタル「エクセリック光線!!!」
ビイィィィィィィィィィィィィィ
バルキー星人「オンギャアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ・・・・・・・・・・・・・」
ズガガガガガガガアアアアァァァァァァァァァン
バルキー星人は粉々に爆死した。戦いは終わった。
DGC・司令室
シュドー「へぇ。サキ、久しぶりなのに凄い援護だったなぁ。」
サキ「へへへ・・・・・まあね。」
コリス「ところで、なんでシュドーさんやテブリッシュさんは出なかったんですか?」
モモ「二人は昨日の事で疲れたから、私とサキが代わりに出たのよ。」
シュドー「なーに言ってんですか!俺たちは疲れなんて知らんって!」
テブリッシュ「おい。コリス。あいつらはどうした。」
コリス「それが・・・・・・・・。」
コリスはテブリッシュの耳に顔を近づけた。
テブリッシュ「・・・・・そうか・・・・・・・失敗したのだな・・・・・。」
そして数分後、コリスは外へ出た。
コリス(自分が守りたいものを守るには力を求めるしかない。でも、力に頼りすぎると・・・・・・、
力しか考えず人の夢を無視して自分だけの欲望のまま破壊を尽くす。
バルキー星人は・・・・・・それを気づかなかったに違いない・・・・・・。)
コリスは青い空を見上げながら、力だけに頼ってはいけない事を胸に刻んだ。
次回に続く。
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