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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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ゴダル「何・・・・?」

シャドー「それは、夢の国の使いとしての、

もう一つの使命・・・・人々に夢を叶えるためだったの。」

ゴダル「・・・・その台詞。モモもほざいていたな。」

シャドー「そうよ。だから・・・・。このまま何もできないで、

また地球から離れるなんて嫌よ。せめて・・・。

あなたの夢を叶えてあげたいの・・・・っ。

このままじゃ・・・・何のために地球に戻ったか、わからないよ。」

シャドーは涙目でそう言う。とても切ない表情であった。

ゴダル「シャドー・・・・・。ふん。勝手にしろ。」

ゴダルはそう言って、DGC本部へ目指して歩いた。

シャドー「・・・・・うん!」 シャドーは嬉し涙を流しそうな目で、

ゴダルについていく。その時、ゴダルはシャドーにこう問う。

ゴダル「・・・・もし、冥界を変える事ができたら、

お前もその冥界へ行くか?」

シャドー「・・・・行くわ。だって、あなたの故郷でしょ?

・・・・なんらな、いっそ住んじゃって良い?」

シャドーは明るく答える。ゴダルは静かにこう答える。

ゴダル「・・・・変な奴に襲われない程度でな。」

どうやら、ゴダルはシャドーを冥界へ住ませてくれるそうだ。

シャドー「やったw」 シャドーはそれを聞いて、喜ぶ。

ゴダル「・・・・・そろそろ行くぞ。」 そして、二人は立ち止まる。


外では二人が接近している事を知らない司令室の隊員たち。

モモ(・・・・コリス。) コリス(隊長?)

モモはいきなりコリスにテレパシーを送って、こう言う。

モモ(シャドーとゴダル。二人には事情があって戦ってたわよね?

でも、何故あんな酷い事をしているのか・・・。

シャドーはこの世界に夢を満たすために、

ゴダルは冥界を変えるため。

なのに、その方法は間違っている。何故だと思う・・・?)

コリス(な・・・何故って・・・・。)

モモ(・・・・シャドーさんは元々、あなたの知ってるような、

悪党ではなかったのよ。

ゴダルだって本当は悪党なワケではなかったでしょ?)

コリス(・・・確かに、彼はただ平和を知らないだけで・・・。

冥界を変えたいだけであんな事を・・・。)

モモ(私の考えだと、これは誰かが仕組んだと思うの?)

コリス(え・・・・!?だ、誰かが・・・・!??)

モモ(それはモモにもわからない。

だって、今更思いついたもん・・・。)

コリス(い、今更って・・・・;)

モモ(とにかく、あの二人は元々、悪さをするべきではないと思うわ。

やはり・・・誰かに操られたような・・・・っ。)

コリス(誰かに・・・・操られて・・・・・・。)

その時、二人の脳裏に、ゴダルとシャドーの声が響く。

シャドー(モモ・・・・・。)  ゴダル(コリス・・・・。)

コリス&モモ(っ!!!??) 二人はその声に驚く。

モモ(シャドー・・・・!もしかして、この基地に近くに!?)

シャドー(そうよ。そろそろ終わりにしようと思ってね。)

ゴダル(コリス・・・・いや、ウルトラマンクリスタル。

姉のモモと一緒に外へ来い。そして、僕らだけで会話しよう。)

コリス(・・・・わかった。そろそろケジメを着けなきゃならないね。)

そして、コリスとモモは司令室から出ようと歩く。

サキ「あら。二人とも、どちらへ行かれるですか?」

モモ「・・・・ちょっとパトロールに行こうとね。」

サキ「そうですか。それでは、お気をつけて・・・。」

そして、二人は司令室から出た。


本部の外で、コリスとモモはゴダルとシャドーと会った。

モモ「昨日、私たちがあんたたちのアジトを襲撃したからって、

今度はあんたたちが私たちのアジトを襲って、

仕返しする気?」

シャドー「・・・それも悪くないわね。だって、

ここが最終決戦の場だし。

もうウンザリなのよ。あんたたちとの喧嘩は。」

ゴダル「コリス。今日こそお前の力をもらう。

その力を手に入れるまで、僕は何度でもお前を追い続ける。

たとえ、あの世に行ってもな・・・・っ!」

コリス「・・・・ゴダル!シャドーさん!」

シャドー「何よ?」  ゴダル「何だ?」

コリス「・・・・こんな事が本当にあなたたちの望んだ事ですか!?」

シャドー「はぁ?何を今更・・・・っ!」

コリス「姉さんから聞いたけど、あなたは本当は、

あんな悪い事をしない程の人だったのでしょう?

一体、何があなたをこうしたのですか!?」

シャドー「それを知ってどうするの?どうせ、

何もわかってくれないクセに・・・・っ!」

コリス「確かに、僕にはあなたの気持ちがわからない・・・・。」

モモ「でも、私にはわかるわ。あなたは現実を恐れる、

ただの気の弱い子だったわ。それが、今やただの悪党・・・。

そんなに、現実が憎いの!?そんなに現実が怖いの!?」

シャドー「五月蝿い五月蝿い!!!

じゃあ、あんたは現実が平気だっての!?」

モモ「・・・・いえ、私だって現実を恐れている。けど、

その現実に立ち向かう勇気を持つべきだと思うの!」

ゴダル「現実?勇気?僕にはどうでも良い事だ。」

コリス「・・・・ゴダル!君だって・・・・本当は、

こんな事をしないつもりだっただろ!?」

ゴダル「何を言う?僕はそのつもりだが・・・?」

コリス「・・・・君の両親が優しければ、君も僕と同じなのかな・・・。」

ゴダル「何だとォ?お前と同じ・・・?ふざけんなよ!!」

ゴダルは怒り、コリスの胸倉を掴む。

コリス「・・・・君は平和とか幸せとか、そう言うの望んだ事あるの?」

ゴダル「平和?幸せ?知らんなァ。

大体、僕の冥界にそんなのあるワケない。

冥界に幸せも平和もいらん。

そして、この人間界もな!!知ってるか?

永遠の暗さを。そして、地獄の恐ろしさを・・・・っ!

地獄に落ちた人間の末路がどんなのか、お前にわかるのか!?」

コリス「・・・・僕にはわからない。でも。もし、

君がそんな恐ろしい事を恐れているなら、僕が何とかする!!」

そして、コリスの胸倉を掴んでいるゴダルの両腕を手で払いのける。

コリス「そして、僕は君を助けようと思う!」

ゴダル「助ける・・・?それはありえないなァ。」

モモ「だって、あんたたち。もしかして、

誰かにそそのかれたんじゃないの?」

シャドー「そそのかされた?

・・・そんな事、聞いてどうするつもり?」

モモ「そいつを倒して、あんたたちを悪の道を救うつもりよ。」

ゴダル「まるで話が噛み合えんなァ。」

シャドー「言っておくけど、私。

あの方の侮辱は許さないつもりだけど?」

コリス「そこまで言っても、わかってくれないのかぃ・・・?」

ゴダル「当たり前だ!!僕はお前らのような幸せや平和を、

満喫している奴等を許さないからな!!お前らも、

かつての大戦で倒した奴等のように、

地獄に落としてやるよォ!!!!」

コリス「・・・・だったら、僕が平和と幸せ・・・。

そして、夢と希望を教えてやるよ!!!!!」

シャドー「いえ!残念だけど、ゴダルの夢を叶えるのは私よ!!

これ以上、私の邪魔をする事は命を落とす事になるわよ!!!」

モモ「・・・・・どうやら、拳で戦うしかないそうね。」

コリス「・・・・・っ。ゴダル。もう、君とは戦いたくない・・・。」

ゴダル「コリスううぅぅぅ・・・・・!!」

そして、コリスとゴダルは同時に変身を開始した。

ゴダル「暗黒・・・・・!」

コリス「ショワッチ!!!!!」

ゴダル「装着!!!!!!」

コリスはウルトラマンクリスタルに変身し、

ゴダルは黒い鎧を身に纏った。

二人とも、等身大で戦おうと走り出す。

ゴダル「行くぞおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

ウルトラマンクリスタル「はああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

両者はいきなり蹴りを出す。互いのキックがぶつかり合う。

そして、互いの足が離れると、次はパンチが出る。

ウルトラマンクリスタル「ショワ!!」 ゴダル「・・・・・・!!」

今度は二人の拳がぶつかる。二人は激しい格闘を続けるが、

両者とも、一発もヒットしてないそうだ。

モモ「す・・・・凄い!まるで、

どちらかの打撃が決まれば、勝敗が決まるワケね・・・!はっ!!」

その時、二人の戦いを感心しているモモは、

シャドーが水をさすような行動をしようとするところを見た。

つづく
 

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