不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 こどもの日。その日に喜ばない一人の男の子がいる。 その切ない男の子の持つ鯉のぼりが、 生命を持つように動き出した。 次回、【不運を呼ぶ鯉のぼり】 あとがき どうも、ゆー1です。いかがでしたか。ティアーズ第45話。 今回は大神隊長がメインの回でした。 今回のテーマはどんな風にしようかと考えていましたので、 色々と考えて、 隊長が防衛隊を辞めると言うエピソードにしました。 まあ、辞めてませんがね。次回も大神隊長が登場しますし。 自分の親が寿命によって、その親が心配なために、 防衛隊を辞めると言うのは、都合上な事で良いでしょうか?( 今回のゲストは大神の母親です。 老人であるため、寿命が近いような悲しい老婆です。 今回登場した敵はターナー星人とターナーザウルスです。 2匹ともオリジナルでございます。 この敵キャラたちの活躍を描くために、 この回を描こうとしましたよね。私( 次回は鯉のぼりにちなんだ話です。 それでは。 PR
そして、ティアーズは走って、ターナーザウルスに急接近。
灰間「野郎・・・・・!!」
テルとミル「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
日下部「もし、私たちの感が正しければ、星人が必ずこの村にいるわ。」
灰間のペンダントが光る。何かを教えているそうだ。 灰間(星人の動きが微塵も感じねーのか・・・。もしや、 奴らは俺たちの事を警戒していると言うのか?) その時、一人の老人の男が灰間と日下部に話しかける。 老人の男「おや?そこの若いの!」 灰間「ん?」 日下部「私たちの事ですか?」 老人の男「その服。もしや、BARかね?」 灰間「ええ。そうですが・・・。」 灰間がそう言うと、老人は大いに喜ぶ。 老人の男「おお!やはり、そうかや!! おぬしらが大神君の手下とはのォ!何か若すぎると思うがのォ!」 日下部「大神隊長を知ってるのですか!?」 老人の男「うむ!奴わ、この村で生まれ育ったのじゃよ!! つまり、この村は大神君の故郷であるんど!!」 灰間「何と・・・!ここでまた、隊長に会う事になるのかしら!?」 日下部「その大神隊長は今、どこにおられるのです!?」 老人の男「ああ!わしが案内しちゃるき!」 大神は今でも母親の側にいた。 大神の母「勝男や。この村での思い出、まだ覚えとるかの?」 大神「ええ。ここには様々な青春がありましたけ。 幼稚園の時は、親に花をプレゼントした。小学生では、 ファミコンのゲームばっかり楽しむ日が多かったですわ。 中学生で怪獣から村を守りたいと言う想いで、 毎日、深夜の森で猛特訓をした。あれはきつかったが、 少々面白かった。高校を卒業して、ついに念願の、 地球防衛軍に入って、活躍しまくったけェ。」 大神の母「家族で一緒に旅行に行ったり、 仮面ライダーのショーに行ったり、凧揚げをしたり。 友達と一緒にベーゴマで遊んだり、 バーベキューしたりとかもあったハズじゃがのォ。」 大神「ええ。それらもしっかりと覚えとりますわぃ。 他にも色々と。どれもあの頃に戻りたいくらいの良き思い出でしたわ。」 大神の母「・・・・勝男。防衛隊での戦いに、 それらのような良き思い出はあったかぃ?」 大神「・・・・怪獣を倒した時くらい・・・ですかのォ。」 大神の母「勝男。怪獣や宇宙人との戦いは、辛い事ばっかりじゃき。 その戦いの世界に、良き思い出などない。だから、 お前はもう戦いの世界から逃げて、ずっとここで静かに暮らすと良え。 辛かったじゃろう?怖かったじゃろ?けど、 もう戦わんで良え。お前はもう充分、素晴らしく戦ってくれたわぃ。」 大神「はい・・・。戦いで辛い事になった分、ず っと母さんの側にいますけ。」 大神の目から一粒の涙が出る。そして、大神の母も動揺。 大神「ですから、もっと長生きするように祈ってください。」 大神の母「無理じゃよ。誰も、死の時間を変える事もできんし、 予測もできん。もしかしたら、今日で死ぬかも知れんのォ・・・。」 大神「母さん・・・・!」 その時、サイレンが鳴り、親子は驚く。 大神の母「誰か来たど?」 大神「誰じゃろ?」 大神は玄関に来た。そこに、灰間と日下部がいた。 大神「っ!!?灰間・・・!日下部!何でここに!!?」 灰間「あんたの友人らしき爺さんが、 この家の事を教えてくれたんです。」 日下部「ここが、あなたの実家ですね。大神隊長。」 大神「・・・・そうか。念のため、入って来んかぃ。」 大神は灰間と日下部を自分の母のいる部屋へと連れて行った。 大神の母「ほう。あんたらが勝男の部下とやらかぃ?」 灰間「灰間です。」 日下部「日下部です。」 大神「二人とも、まだ学生ですが、 立派にわしのために働いてくれてますわ。」 大神の母「これはこれは。いつも、 息子の勝男がお世話になっています。」 日下部「はい。私は隊長と一緒に、 幾多の魔獣たちを倒していきました。 大神隊長は我らBARにとって必要な存在でした・・・。」 灰間「大神隊長のおかげで、俺たちBARと言う存在があったんです。」 大神の母「そうですか。それはすみませんでしたわァ。」 日下部「・・・いえ。仕方がない事ですよね。 今のあなたには、大神隊長と言う息子が必要だそうですから・・・。」 大神「おっ!言ってくれるやないの。日下部。」 大神は日下部の肩を軽く叩いて笑う。 大神の母「本当にすみません。 私のせいで、こんな事になっちまって・・・。 でも、そろそろ勝男に平和な世界へ戻してくだされ。 息子には、この家でゆっくりと静かに暮らして欲しい。 それが私の最後の夢です。」 灰間「・・・・隊長。本当にBARに戻る気はないのですか?」 大神「・・・・ああ。 わしの母さんは寿命で死ぬ事になる。母が死んでも、 わしはここに残る。わしは、お母さんとお父さんが育ててくれた、 この家で平和に暮らし、寿命の時を待つ。」 日下部「そして、家族で天国に行くって事ですか?」 大神「・・・・・・ああ。」 日下部「ですが、死後の世界は実はないと言う事も・・・。」 大神「それでも、わしはここで一生を終えたい。親のようにのォ。」 灰間「隊長・・・・。いや、大神さん。俺たちBARは、 新たな隊長を雇った方が良いのかな?」 大神「うむ。そうしてくれ。 その新隊長さんがお前らを導いてくれるがな。」 日下部「・・・できるなら、大神隊長には、 まだBARにいて欲しいです。だって、あなたのおかげで、 今まで何度も勝って来れたんですよ!?」 灰間「・・・・いや。もう無理だろ。」 日下部「灰間・・・!?」 灰間「もう、大神さんを楽にしてやろうぜ?BARは、 俺たちだけか、 新隊長の指揮の元で何とかする必要があるみてーだ。 大神さん。あんたのおかげで、 俺は立派な戦士に成長できたかと思う。 今まで、ありがとうございました・・・。」 日下部「・・・・・っ。これからは、何の不幸がないように、 どうか静かに暮らしてください。 地球は私たちで守って見せますから・・・。」 大神「二人とも・・・。すまん。そして、ありがとう・・・・!」 大神の目から涙が流れ始める。そして、大神の母も。 大神の母「すみませんねェ・・・。すみませんねェ・・・・! 私のせいで・・・。私のせいで・・・・。どうせ寿命で死ぬなら、 今日でもう死にたい・・・・!!」 大神の母は泣いていた。そして、大神も。 それを見た灰間と日下部も静かに切なく涙を流していた。 そして、大神の実家の外では。遠くの木々の中で、 複数のターナー星人たちが、 一台の機械的な大砲を構えていた。 その砲身が大神の実家に真っ直ぐに向けていた。 ターナー星人A「ボスが指令した。一刻も早く、 この村にいる人間たちを皆殺しにしろと・・・・!!」 ターナー星人B「そのためには、この大砲で、 BAR隊員のいる、この民家を燃やす!!そして、 そのまま突入し、完全に抹殺してくれるわ!!!」 ターナー星人A「砲撃開始!!!」 そして、ターナー星人の大砲から、 1発の火薬弾が発射された。 火薬弾が高速で大神の実家に迫る。 それを灰間のペンダントが知らせるために激しく光る。 灰間「っ!?皆!!ふせ・・・・!」 灰間が言葉を放とうとした、その時。 大神「伏せろおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」 火薬弾が見事に命中。大神の実家が見事に燃え始めた。 部屋が大いに燃えている。だが、全員。無事である。 灰間が日下部を庇い、 大神が大神の母を庇って、伏せたのだ。 大神「大丈夫かぃ!?皆!!!」 日下部「は、はい・・・・!何とか・・・。」 灰間「どうして、砲弾が来るのがわかったんだ・・・!?」 大神「ああ。わしには聞こえたんじゃ。砲弾の聞こえる音が。 訓練でそれを聞き取る事をよくやったけのォ・・・! 大丈夫ですか!?母さん!!」 大神の母「え、ええ・・・。大丈夫ですよ?勝男。」 灰間「それより、早く逃げよう!!ここは危ねェ・・・・! 星人共がこっちに来やがるぜ・・・・!!」 灰間の言う通り、この燃えている部屋に、 複数のターナー星人たちが入って来た。 ターナー星人「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」 日下部「く・・・・っ!!こいつらァ!!」 日下部がバルガトリングを拾って、 無数の銃弾で二人のターナー星人を倒す。 ターナー星人「ぐあああぁぁぁぁ・・・・!!」 だが、星人はまだ複数残っている。 その残ったターナー星人たちが剣で日下部と灰間を襲う。 ターナー星人「おらあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 つづく |
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