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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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光次郎は心の中で呟きながら、一秒たりともベッドから出なかった。

左手は背中に隠してあるようだ。そして、しばらく立つと、

左手を出し、その手で布団を持ち上げては、それを光次郎の身体に被せた。

光次郎「・・・・さァ。来るなら来いよ!見えざる敵め・・・・・っ!!」

光次郎はまるで、自ら見えない敵を待っているような様子であった。

彼は今、一体、何を企んでいるのだろうか?光次郎は、今からベッドから一度も離れていなかった。


午後3時40分。SSPは各分隊で、見えないジャンボロイドを必死に始末するために、

それぞれ、各都市を偵察していた。そして、第6分隊の野沢と清水も、

東京のある地区の街を探索していた。

野沢「透明ジャンボロイド・・・・。なかなか見つからないなぁ。」

清水「奴は見えないから、当たり前だろう。SSPの科学班も、

敵の透明能力を除去できる新兵器を開発しているのだけど・・・・・。」

野沢「透明能力を除去できる・・・・?って事は、敵が見えるようになるって事ね!?」

清水「機能と性能が良ければな。テストも行える機会もなさそうだし。」


SSP第6分隊支部の司令室では、学園での授業を終えたか桜と青井が、

この司令室で仕事をしていた。桜は電話で、第4分隊の花園隊員と会話していた。

桜「そう・・・・・。理子ちゃんたち4分隊も、見つからないんだ・・・・。

・・・・うん。わかった。じゃあ、また何かあったら連絡するわ。」

こうして、桜は電話を切った。その時、春日が隊員たちの前で声を出した。

春日「皆!ちょっと報告しておくわ。」  そう聞いた隊員たちは一度、春日に向かう。

青井「はい・・・・。それは・・・一体何なのでしょうか・・・・?」

春日「透明ジャンボロイドの対策するために、科学班が新兵器を完成させたの。

それが後1時間で、届けられるのでそれまでなんとか自分たちの手で持ち応えるのよ。」

隊員たち「はいっ!!!」  そして、隊員たちは再びそれぞれ仕事を開始した。

その時、野沢と清水ら数名の隊員たちがこの部屋に戻ってきた。

野沢「報告します。・・・・全然見つかりませんでした・・・・・;」

野沢は指を合わせながら、しょんぼりとしてそう言った。

春日「そう・・・・。でも、後少しすれば、透明ジャンボロイド対策の兵器が届けられるから。」

今度は清水が真面目な態度でこう言った。

清水「もし、それが無事使えるようになったら、後はあの見えない奴を見つけて捕らえれば・・・・!」

春日「我々の戦力次第では、こちらが勝ったかも知れないわね。」

その頃、青井と桜はステルス・ファントミスについて、話していた。

桜「透明ジャンボロイド・・・・。私たちが総力をあげてもあげても見つからないなんて・・・・。」

青井「それ程、透明を持つジャンボロイドは厄介と言うワケですよ。

・・・・にしても、一体どこにいるのでしょうかねぇ。奴は神出鬼没です。」

桜「でも・・・・。っ!そういえば、あの一週間前・・・・。」

青井「どうしたのですか?」

桜「春日隊長たちの話を聞いたのだけれど・・・・。あの見えないジャンボロイドは、

私たちSSPの隊員こそ、自分の活躍の障害なんだって・・・・。」

青井「なんですって・・・!?あいつめ・・・・!では、私たちの中の誰かが、

見えない奴に殺されるとしたら・・・・・・・!!最初の標的は一体は誰なのか・・・・・・!」

桜「っ!!?光次郎君が危ない!!!!」  桜は光次郎が危ないと予感し走ろうとする。

春日「っ!!月野隊員!!!どこへ!!?」

桜「光次郎君が危ないんです!!!彼が奴に殺されるのかも知れないんです!!!!」

桜はそう言いながら部屋から出た。青井が春日にこう言う。

青井「恐らく・・・・。月野先輩は高町隊員があの透明ジャンボロイドに殺されるかも、

知れないと思っているんです!!恐らく、先輩は高町隊員宅へ向かっていると思います。」

春日「なんですって!?まさか・・・・。あのジャンボロイドもそこへ・・・・!?」

青井「恐らく・・・・!そうかも知れません・・・・!!それに、月野先輩は、

あの男が・・・・高町隊員が好きなんです!!だから、今の行為を・・・・・!!」


高町邸の二階。光次郎の部屋では、光次郎がベッドで眠っていた。

そこに、透明状態のステルスファントムスが。今度こそ殺すつもりらしい。

ステルス・ファントムス(ふふふふ・・・・・!あの時は殺し損ねたが・・・今度こそは・・・・!!)

ステルスは両肘には、黄色い刃物が付いてあった。こいつで暗殺する気だ。

そして、ステルスは一気に迫り、右手を眠る光次郎の首を掴む。

光次郎「うっ!!?うぐぁあああぁぁぁぁ・・・・・・!!!!!」

そして、すぐに彼の首を絞め始めた。光次郎は凄く痛がっていた。

ステルス・ファントムス(死ね・・・・・・・っ!!!!!)

そして、ステルスはすぐに左腕の刃物を振るい、光次郎を斬り殺そうとした。

光次郎「・・・・・・かかったな・・・・。」   光次郎は笑みを浮かべていた。何故だ?

ステルス・ファントムス(何を・・・・?)  ステルスも彼の笑顔を理解できなかった。

こんな絶体絶命な時に余裕に笑うなど・・・・。そう。光次郎には策があった。

そして、光次郎は布団から左手に持つボウガンを出した。

ステルス・ファントムス「何・・・・・!!?」  光次郎「くらえ!!!」

そして、光次郎はすぐにボウガンを発射した。ボウガンの矢はステルスの腹にブスリと刺さった。

ボウガンによるゼロ距離攻撃は見事ステスルファントムスにダメージを与えたのだ。

ステルス・ファントムス「ぐ・・・・ううう・・・・・!!お・・・おのれ・・・・・!!」

そして、ステルスは透明能力を解き、光次郎の前についにその姿を完全に見せてしまう。

光次郎「とうとう正体を表したな・・・・!ジャンボロイド!!!」

ステルス・ファントムス「おのれ!!こんな子供ごときにィ・・・・っっ!!!」

ステルスは苦痛に耐えながら再び透明化して、逃げ出した。光次郎はすぐに敵を追う。

光次郎「ふん!矢が刺さっているのが見え見えなんだよっ!!」

そう。ステルスは確かに透明化しているが、腹に刺さっている矢は透明化されていない。

光次郎の放った矢がある限り、見えないジャンボロイドは見えなくても見つかってしまうのだ。


階段から降りた光次郎の前に、あかりが来た。

あかり「光次郎さん!!矢が何故か飛んでいたそうなんですが・・・・。」

光次郎「ああ!あの矢は透明ジャンボロイドの腹に刺したんだ!!」

あかり「では・・・・!奴は既にこの家に・・・・・!」

光次郎「ああ・・・・!僕は襲われそうになったけど、ボウガンでやっつけてこの通りさ・・・・!」

あかり「そうですか・・・・。あっ!!ドアが勝手に開いています!!奴の仕業です!!」

光次郎「そうか・・・・・!じゃあ、行くぞ!!!」

あかり「はいっ!!!」  そして、二人はステルスが勝手に開いた玄関のドアを通った。


外の町では、光次郎とあかりが透明状態のステルスを追っていた。そこに桜が走ってきた。

桜「光次郎君!!!あかりさん!!!」

光次郎「桜ちゃん!!あの浮いている矢を撃つんだ!!!」

桜「え!?・・・・あ!わかった!!撃ってみる!!!」

桜はすかさずサイレントガンで浮いている矢・・・と言うより、

透明状態のステルスの腹に刺さっている矢を撃った。  ズギュン  ドカアァァン

ステルス・ファントムス「ぎゃあああぁぁぁぁっ!!!!」

矢が爆発したと同時に、ステルスの腹も爆発したのでその激痛に耐えられないか、

ステルスは透明状態を解き、扱けてのたうち回ってしまう。

桜「あっ!!ジャンボロイド!!!!」

ステルス・ファントムス「ちくしょう・・・・・!!このままで済むと思うなやアァァ!!!」

ステルスファントムスはジャンプするとすぐに消えてしまう。しかし、またすぐに姿を表した。

その姿は以前とは違い巨大化していた。そして、着陸するとその姿がはっきり見える。

その姿は全身が水色で、胸や下半身には、紫色で透明のようまガラス状の鎧が付けていた。

両肘には黄色い刃物が付けていて、透けている青いマントまでもしていた。目が全く白い。

頭の左右には赤い角のような物がある。これこそが、ステルスファントムスの巨大化した姿である。

ステルス・ファントムス「ギュイイィィィィィギュイイイィィィィィギュイイイイィィィィィィィン」

光次郎、桜、あかり「巨大化した!!?」

ステルスファントムスはまたすぐにジャンプした。どうやら都会へ向かっているようだ。

桜「く・・・・・っ!!」  桜はステルスを追おうと走った。

光次郎「あかりさん!!マリオネットライターになって奴を倒すんだ!!」

あかり「はい!でも・・・・光次郎さんは・・・・・!?」

光次郎「僕も奴を倒しに行く・・・・!!」

あかり「でも・・・・その体では・・・・・。」

その時、光次郎は右肩に巻いてあった包帯をいきなり外した。

光次郎「一週間もしたから痛みはほとんど消えた。少しだけなら戦えるさ。」

あかり「そうですか・・・・。でも、あまり無理なさらないで・・・・。」

光次郎「うん・・・・!」

あかり「・・・・・っ!ライトニング・メタモルフォーゼ!!!!!」

あかりはマリオネットライターに巨大変身した。

マリオネット・ライター「では・・・・!あまり無茶をなさらないでください・・・・!!」

光次郎「わかってるさ!では、行こう!!」

マリオネット・ライター「はいっ!!!」  そして、ライターは空を飛び、光次郎は走った。


街ではステルスファントムスが両肘の刃物であらゆる建物を次々と破壊していた。

そこで、駆けつけたフライングファイターが通常バルカンで、ステルスを攻撃していた。

ステルス・ファントムス「ギュイイイィィィィギュイイイィィィィギュイイイィィィィィン」

清水「こいつが・・・・見えない犯人の正体か・・・・・!!」

野沢「敵は見つかったし、後は徹底的に攻撃して倒すだけね!!」

ちなみに、青井は他の隊員たちと一緒に地上からブラックアタッカー部隊と対決した。

青井「はっ!!てぃあやああぁぁぁぁ!!!!」

青井はナイフによる素早い攻撃で次々とブラックアタッカーを倒したいった。

ブラック・アタッカー「うわっ!!」 「ぎゃああぁぁぁ・・・・!!」

青井「・・・・・っ!こいつが高町隊員を・・・・・!!倒す!!!」

青井はすぐにサイレントガンで、ステルスファントムスを撃った。しかし、敵はあまりひるまない。

ステルス・ファントムス「ギュイイイィィィギュイイイィィィィギュイイイイィィィィィィン」

そこに、マリオネットライターが飛んで来て、すぐにジャンボロイドの前に着陸した。

マリオネット・ライター「あの時は、よくも光次郎さんを・・・・!許せないっ!!!」

つづく

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