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不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。 あと、動画も公開する予定です。
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この一つの家こそが、幼きサキの家であった。ここのある部屋で、

幼きサキとサキと同じ水色の髪をしている女性がいた。この女性こそがサキの母である。

母は優しく微笑みながら、編み物をしていた。しかし、サキは何故か少しだけ落ち込んだ感じがした。

サキ「・・・・・ねえ、母さん・・・・・・。」

サキの母「・・・なんですか?サキ。」

サキ「・・・・いつになったら、私にも友達が出来るかなぁ・・・・・。」

サキの母「・・・・・まだ友達を作っていませんか?」

サキ「・・・・・・・・だって。」

サキの母「・・・・・いいのよ。友達を作っても。簡単な事よ。たとえば・・・・・。」

サキ「母さんが許しても父さんは許してくれないから怖いよぉ・・・・・!」

サキはそう言いながら悲しく涙を流しそうになる。まるで寂しさという闇に引きずるように・・・・。

そう、幼き頃のサキは、まだ・・・友達がいなかったのだった。

ちなみに、この頃のサキは7歳であった。

サキの母「そうですね・・・・。確かに、父は許しませんでしたね・・・・・。」


この前のある夜。ここは、アメリカの宇宙観測研究所である。

ここが、サキが幼い頃のコリーム博士の所属している研究所である。その中で、

若い日のコリーム博士である。彼の前にはサキと母がいた。その頃の母娘は、

父の前で、抱き合いながら、悲しみや切なさに満ちた顔を見せていた。

サキの父「何故だ!?何故こうも私の研究を信用できんのだ!!?

私・・・いや、我々には一刻もこの研究を急がねばならないんだ!!それなのにお前たちは・・・!」

父は怯えるように抱き合う母娘を怒鳴った。何故なら、父にとって、

この二人が自分の研究の邪魔をしていたからだ。そんな二人を許すことができなかった。

サキの母「あなた!・・・・あの時はちゃんと約束すると言ったハズです!!」

サキの父「だが、予定が変わった。私はこの研究を進めなければならぬようになったんだ!」

サキ「嘘つき!!だって、父さんは・・・・あの時、一緒に遊園地に行くって約束したもん!!」

サキの父「まだお前には早いとも思っていた!お前はジェットコースターだの、

お化け屋敷だので泣いていたではないか!!あの頃が怖いとは思わんのか!!?」

サキ「今度は泣かないもん!!」

サキの父「嘘をつくんじゃないっ!!!だからお前は臆病なのだ!!」

サキ「っ!!・・・う・・・うううう・・・・・・。うう・・・・っ。ううううう・・・・・!」  サキは父に酷く怒鳴られ、

泣き崩れて母に抱きついた。母は父にキッと睨み始めた。娘を泣かした人を許さないつもりだ。

サキの母「何故です!?サキには・・・・友達もいませんのよ!?

その独りぼっちのサキが・・・・・ずっと寂しい人生を送らなければならないと言うんですか!??」

サキの父「・・・・・・サキは泣き虫でどうしようもなき自己中だ。

その自己中に友達などできるか?否、他人に迷惑をかけ、嫌われるのも時間の問題だ!!」

サキ「っ!・・・・そんなの嫌だ!!!!」 父の声を聞いたか、サキは父に向かって叫んだ。

サキの父「何が嫌だ!噂では、お前は見られるだけで他人に嫌われたそうではないか!!」

サキ「だ・・・だって皆、私の事・・・・非道博士の娘だと呼んで虐めて来るんだもん・・・・・。」

サキの母「・・・その非道博士とは・・・あなたの事なんですよ!!!」

サキの父「非道博士だと・・・知らん!私は普通に研究をしただけだ!何が悪いと言うのだ!??

そもその私が今、何を研究していると思っているのかね!!私は宇宙進出をしたばかりの人類を、

脅かす者を排除するための新兵器の開発に取り掛かっているんだぞ!!」

サキの母「それこそ非道を言うのです!!あなたは自分たちだけのために、

他の宇宙の物を消そうとしているのですか!!?その開発が噂になって・・・・・!!」

サキの父「たとえ、噂が流れても私は新兵器の開発をやめない!!

たとえ、サキが嫌われ者になろうともだあぁっ!!!」


そして、今の幼きサキとサキの母。

サキの母「・・・・・・父が・・・・あんな馬鹿な真似をしなければ・・・・・。」

サキ「・・・・・・友達・・・・欲しいよぉ・・・・・・。」

サキの母「・・・・そうですわ!サキは・・・何かやりたい事、あります?」

サキ「やりたい事・・・・・・?」 サキは母の言葉にきょとんとする。

サキの母「たとえば・・・・自分が本当に挑戦したい事、憧れていた事、

遊んでみたい事とかも言っていいですわね。これらを纏めるなら・・・・【夢】、と言っていいかしら?」

サキ「夢・・・・・・。」 サキはうーんと考え込んだ。夢とは幼きサキにとって、初めて聞いた言葉である。

サキの母「そう・・・・夢ですよ。」 そう聞いたサキはさらに考え込む。そして・・・・・。

サキ「・・・決めた。私、歌手になる!」 そう、それがサキの夢を目指すための始まりの瞬間であった。

サキの母「歌手・・・・・・?」

サキ「うん。私、歌うのが好きなの。幼稚園の頃に皆で歌ったお歌が優しかったの・・・・。

だから、私もその歌よりもーっと優しい歌を作って、それを皆の前で歌いたいの。」

サキの母「・・・・そうですか。その夢・・・・叶えるといいですね・・・・・・。」

サキが笑顔で元気に自分の夢を語ったので、サキの母は嬉し涙を少し流して微笑む。

サキ「・・・・私がいい歌うたったら・・・・。皆、私の友達になれるかな・・・・・?」

サキの母「はい・・・・・。なれますよ。きっと・・・・・・。」

サキ「わーい!じゃあ、アイドル歌手になってもいいよね!?」

サキの母「ええ・・・・・。いいですわよ。」

サキ「わーい!あははははは。」 こうして、サキは笑顔で元気に笑った。

現在のサキ(これが・・・・・私の夢の誕生であった。私は母さんと一緒に、

歌の練習をしていた。それ以来、私は母さんと一緒で幸せだと思っていた。でも・・・・・・。)


ある夜の病院でサキの母がベッドで寝ていた。どうやら母は何か病気のようだった。

現在のサキ(私が10歳の時、母さんは怪獣に襲われたので、それによる怪我で、

病院に運ばれた。その病気はどんな医者でも治せない凄い怪我らしい・・・・・。)

サキはベッドで横になっている母にすがり、泣いていた。母は身体中を包帯に巻かれている。

サキの母「・・・・心配しなくていいのですよ。母の私がお前より先に・・・・・。」

サキ「だって・・・・母さん・・・・・!どんな医者でも治せないって・・・・・。」

サキの母「大丈夫ですよ。娘のあなたがいる限り、私は死ねません・・・・・。

もし、死ぬのでしたら・・・・あなたが立派な歌手になる姿を見た後ですね・・・・・。」

サキ「母さん・・・・。こんな時に・・・・・父さんが来てくれないなんて・・・・・っ!!」

サキの母「父さんなら・・・・・今でも研究に取り掛かっているでしょう・・・・・。」

サキ「なんで!?なんで父さんは研究に取り掛かっているの!!父さんは、

あなたを心配してくれてないの!??あの人は・・・・・母さんなんかより、

研究の方が大切なんだ・・・・・・・!!ひっく・・・・ひく・・・・・・。」

サキの母「でも・・・・・。私は信じています。もし、父さんが全てに研究を終えたなら、

彼は・・・・やっと私とあなたの元に戻り、新たに優しい家族として・・・・・。」

サキ「だったら死なないで・・・・・!死んじゃ嫌だ!母さんがいなきゃ私、独りぼっちだよぉ!!

なんで来てくれないの?!父さんの馬鹿っ!!馬鹿・・・・・・!」

サキの母「サキ・・・・・・・・。母はいつでも、あなたの・・・・そばに・・・・・・。」

サキの母は次第の意識が薄れていくように目を閉じつつあった。サキは必死に叫ぶ。

サキ「っ!?母さん!!死なないで!!母さん!!母さん!!!!」

サキの母「・・・・・・もし、あなたの望んでいる歌を歌えたら、母さんに・・・・・、

聞かせ・・・て・・・ね・・・・・。私・・・の・・・かわ・・・いい・・・・むす・・め・・・・・―――――――。」

そして、サキの母は微笑みの表情で、完全に目を閉じた。そう。サキの母はもう、

死んでしまったのだ。その様子を見たサキは・・・・・涙が止まらなかった。

サキ「母さん・・・・・母さん・・・・・・。ねえ、母さんってば・・・・・・・。

母さああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!!!」

サキは母の死に悲しみ、母の遺体にすがり泣き叫んだ。もう母には逢えないのだから・・・・・。

現在のサキ(・・・・・それから、母の死に悲しんだ私は、二度と父さんのところへは行かず、

どこかへ旅立ち、一人暮らしを始めた。高校になってやっと友達ができた。少しだけ・・・・・。

そして、高校卒業後、私は音楽専門の予備校に入って歌の練習を始めた。でも、

あまり評価が良くなかった。その時、私の前に、国際科学防衛局の、

対怪事件捜査チーム、ドリーム・ガード・クルー。通称、DGCの女性隊長・モモさんが来て、

私をDGCの隊員に入隊させた。そして、私はDGCの仕事にふと思った。

この隊でなら、愛する母を殺した怪獣に復讐できる・・・・!でも、憎しみでは何も解決できない。

モモ隊長にそう教われた私は、これ以上私と母さんのような犠牲者を増やしたくないと、

これからもDGC隊員として皆の夢を守る決意をした・・・・・・。)


そして、現在。サキは暗闇の中で倒れていながらも、涙を流していた。

サキ「・・・・・母さん・・・・・・・。」

一方、街ではワイリー星人がコプターラッシュやロードラッシュの攻撃を受けていた。

ワイリー星人「ボォアアアアアアァァァァァォォォォォォ」  空からコプターラッシュがバルカン連射、

地上からロードラッシュが、ロケットランチャーで星人を攻撃した。

ワイリー星人「パフィイイイイイィィィィィィ」

ワイリーは怒って口からの花火状の火炎でロードラッシュを攻撃する。

イチゴ「っ!!あたるもんか!!!」 ロードラッシュは敵の火炎を間一髪避ける。

星人は次に角や両目からの3つの光線で攻撃するが、ロードラッシュに簡単に避けられる。

ワイリー星人「ボォアアアアアアァァァォォォォォォォォォ」 星人は次々と3つの光線を出すが、

ロードラッシュはこれらを必死に避け続けた。そして、空からコプターラッシュが。

テブリッシュ「これ以上やらせるか・・・・っ!!」 シュドー「いくぞ!星人!!」

コプター・ラッシュはバルカンを連射してワイリー星人を攻撃した。

ワイリー星人「パフィイイイィィィィィボオォアアアアアアアァァァァァォォォォォォォォ」

攻撃を受けて怒った星人は口からの花火状の火炎でコプターラッシュを攻撃。

シュドー「いかん!!敵が反撃するぞ!!」 テブリッシュ「後方へ移動だ!!」

コプターラッシュは後方へバック移動して、なんとか避けきれた。

つづく

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