不良中二病ゆー1の個人サイトのブログです。小説やネタ話など自分の書きたい事を書きます。 たまに画像も置くかも知れませぬ。
あと、動画も公開する予定です。
モモ「流星が落下した後に暴雨が発生したって事かしら?どんなもんが落ちたかは知らないけど、
調べる必要があるわね!コリス!サキ!調査に向かって!!」 コリス&サキ「了解!!!」 モモの命令を聞いたコリスとサキはモモの前で敬礼した後、ヘルメットを持って司令室から出た。 コリスとサキはロードラッシュでただちにR254地区へと向かった。 R254地区の山では、とてつもない程の暴雨であった。 その大雨に打たれながらも、ロードラッシュが走っていった。なお、サキが運転している。 コリス「ひゃあぁ~!凄い雨ですねっ!」 サキ「うん。たぶん、流星が落下したせいで、自然に影響が起こったんじゃないかしら? 私たちはなんとしても、落下した物体を見つけなきゃ!」 コリス「はい!」 カーブをうまく走ったロードラッシュはそのまま走り続けた。落下した物体を探して。 その頃、プサ星人の子供はまだうまく立てず、ただここで泣き叫ぶばかりであった。 プサ星人・子「アァァァァァァァァン!アアアァァァァァァァァァン!!!!」 プサ星人の子供の泣き声はとにかく大きかった。 サキ「っ!」 ロードラッシュを運転しているサキの耳にも星人の鳴き声がかすかに聞こえた。 コリス「どうしたんですか?サキさん。」 サキ「今、子供の泣き声が・・・・・・。」 コリス「子供が泣いている・・・・?じゃあ、助けてあげなくちゃ!!」 サキ「そうね!泣き声が聞こえる・・・・。そのまま行けば、その声の人がいるわ!!」 ロードラッシュは泣き声をたどるように走っていった。その声の主が巨大な星人である事も知らずに・・・。 サキ&コリス「なっ!!!?」 ロードラッシュはいきなり何かを見て、止まった。 ロードラッシュの前に泣き叫んでいるプサ星人が横たわっていたのだった。 コリス「う、宇宙人!!泣いていたのはこの怪人だったのか・・・・。」 サキ「でも・・・・・なんか本当に泣いているみたい・・・・・・。」 プサ星人・子「アアアァァァァァァァン!!!」 サキの思った通り、星人の子供は泣いていたのだった。 コリス「よしっ!隊長に報告しましょう!!」 サキ「っ!そ・・・・そうだね・・・・・。」 サキはこの星人の子供を可哀想に思っていた。 いくら星人でも、何か寂しい事で泣いてるならば、殺したくはない。 それでも、隊長に連絡しなければならなかったのであった。サキは通信機でモモに連絡した。 サキ「サキより本部へ!サキより本部へ!!」 モモ『こちら、モモ!』 サキ「落下した物体を発見しました。宇宙星人です。」 モモ『宇宙星人ですって!!?』 サキ「でも、あの星人は好きで攻撃してるわけではありません。 お願いします。できれば、私たちに星人の様子を見させてください・・・・・・。」 コリス「サキさん・・・・・。」 モモ『・・・・わかったわ。でも、もし悪い星人であったら、攻撃するわよ。』 サキ「はい・・・・。もし、本当に悪い星人であれば・・・・。」 モモ『うん。念のため、この地区の村に旅館があるから、もしもの事があったら、そこに泊まるといいわ。 では、幸運を祈る!』 こうして、モモとの通信は切れた。 その頃、プサ星の子供は泣きつかれたせいか、眠りについていった。 サキ「・・・・プサ星人・・・・・・。」 それを見たサキは辛い表情であった。 コリス「・・・・・サキさん・・・?」 コリスは彼女の辛い表情を見て、こちらも辛い表情になった。 サキ「っ!ご、ごめんね。・・・・どうやら星人は眠っていたそうだし、いつ起きるかわからない。 こちらも旅館に泊まって、待機しましょ。」 コリス「はい・・・・・・。」 こうして、ロードラッシュは旅館へ向かうべく、後方に回って走った。 その頃、宇宙から子を見ているプサ星人の母は泣き止んだらしい。 プサ星人・母「アァァァァァァァァァァァァ・・・・・・」 しかし、母は不安であった。 いつ、息子が危険な目に合わされるか・・・・。母はただ、そんな息子を見ているしかなかったのだ。 ロードラッシュはとある旅館の駐車場に泊まり、コリスとサキが降りてきた。 コリス「・・・・雨・・・・。やみましたね・・・・・。」 サキ「うん。でも、さっき雨・・・・・なんか変な感じがしたね・・・・。」 コリス「え?」 サキ「ううん。なんでもないよ。さぁ、行きましょうか。」 サキとコリスは旅館に入ろうとしたその時、 青く長い髪で寂しい顔をした女性と緑髪のツインテールの少女が二人のところに来た。 ツインテールの少女「DGCの人たちですね?」 少女は明るい声で言った。 サキ「あなたたちは?」 ツインテールの少女「始めましてっ!ティアラ・コトミヤです! この人は私の母さんの代わりをしているイズミ・カトレアさんです。」 寂しい女性の名前はイズミであった。イズミは静かな声でサキに話しかける。 イズミ「・・・・あなたの隣にいる子は・・・・あなたの子ですか・・・・?」 サキ「・・・・いえ。違います・・・・・?」 コリス「僕は・・・・サキさんの後輩として行動しています。でも、 僕はサキさんの事を優しいお姉さんだと思っています!」 サキ「私も・・・・コリス君の事を弟のように思っています・・・・。」 ティアラ「そうですか・・・・・。じゃあ、私たち、似たもの同士ですよね・・・・。」 サキ「え・・・・・?」 ティアラは少し落ち込んだ表情で、切ない声で言った。サキはそう聞くと、何か切ない感じがした。 イズミ「・・・・・・子供は皆可愛い。あなたは・・・・子供・・・・好きですか・・・・・?」 サキ「・・・・・・好きです。」 イズミに切ない声で聞かれたサキは少し落ち込んだ表情で落ち込んだ。 ティアラ「コリス君・・・・ですよね?」 コリス「う、うん。そうだけど・・・・・?」 ティアラ「私・・・・大人になったらどんな職業になればいいかな・・・・・?」 コリス「っ・・・・・・?」 コリスはティアラの言葉を聞き、少し驚いた。 ティアラ「私、夢がないんです。両親がそれを教える前に、私を捨てちゃったから・・・・・・・。」 コリス「ゆ・・・・夢が・・・・・ない・・・・・・?」 ティアラ「うん・・・・・。やっぱり・・・・・夢がないと・・・・駄目?」 コリスは夢がないと言うティアラになんて言えばいいかわからなかった。 コリス「・・・・・・・じゃあ、僕が君の夢を探すことに手伝うよ!」 ティアラ「本当!?」 ティアラは自分の夢を探す事に手伝うと聞いて感激する。 コリス「うん。もし、君が夢を見つけたら、僕がそれを叶えてあげる。」 ティアラ「わーいっ!ありがと~う!!」 ティアラはあまりの喜びにはしゃいでいた。 イズミ「・・・・・この子、ティアラはどうしようもない泣き虫なため、かつての両親に捨てられたのです。」 サキ「そうですか。たった・・・・泣き虫なだけで捨てられたんですか?」 イズミ「はい・・・・・。ティアラ自身がそう言ったのですから・・・・。」 サキ「なんで・・・・・。なんで・・・・・泣いてるだけで捨てられなきゃならないの・・・・・・・!!?」 サキはティアラを捨てた両親を許せなかった。 イズミ「・・・・・・私は生きる希望を失ったティアラを自分の子供の代わりに育てているのです。」 サキ「自分の子供の代わり?どういう事ですか?」 その時、一人の青年が声をかけて来た。 青年「馬鹿か、あんた?」 青年はサキに言っていた。サキはその声を聞いて青年をにらむ。 その青年は赤い髪をして、サングラスをしていた。名前はジェリルである。 ジェリル「そんなクズ親子の前で突っ立ってねーで、仕事しろよ。うるせぇな・・・・・。」 サキ「・・・・仕事ならもうしています。休憩としてこの旅館に泊まろうとしているだけです。」 ジェリル「そう言って、怪獣退治の仕事を休もうとしてるつもり?」 サキ「・・・・今回の怪獣に・・・・罪はない。私はそう思っている。」 ジェリル「ちっ!DGCはもっとかっこいい奴だと思ったら、まさか、こんなガキ二人とはよぉ・・・・。」 サキ「・・・・・・・でも、そんな子供だって戦う勇気はあるはずです・・・・・!」 ジェリル「戦う勇気?DGCに入れたからって調子に乗るなよ、このクソ女。」 サキ「くっ・・・・!」 サキはジェリルに憎悪を覚える。そこで、イズミがジェリルの前に来る。 イズミ「・・・・子供だって頑張りたい事もあるのです。子供は頑張る事で生きる意味がありますから・・・。」 ジェリル「ふーん。じゃあ、もし頑張らない子供がいたら、殺害するよ。いいね?」 サキ「なんでそんな事いうのですか!あなたは子供の気持ちがわからないのですか!?」 ジェリル「ああ、わかりたくないね^^・・・俺は害児とかガキとか大嫌いなんだよ。」 サキ「じゃあ、あなたは子供の頃、どんな経験をしたんですか!?」 ジェリル「・・・・・・てめぇに教える筋合いはねーよ。残念だけどよ、 俺は今、仕事があるから、いつまでもお前らと話し合っている暇はねぇ。」 ジェリルはそう言うと、サキやイズミから離れていった。 サキ「なんで・・・・。なんでこの人は・・・・・!」 イズミ「この男だけではありません。この村は大変治安が悪いのです。」 サキ「え・・・・・・?」 イズミ「・・・・この村では、大人と子供があまり仲が良くないのです。 仲のいい親子もいますが、その人たちは必ず何かの災害で親か子が死に、 親は子を失い、子は親を失い、悲しんでいます。私のように・・・・・・。」 サキ「っ・・・・・!?」 イズミの言葉を聞いたサキはさらに辛い気持ちのなった。 ティアラ「・・・・・と、いうわけで旅館には不健全な人が多いと思いますので、 私たちの家に泊まるといいですよ!」 コリス「そっか。この村・・・とても悲しいんだね・・・・・・。でも、僕たちは・・・・・・・。」 ティアラ「大丈夫です。料金はいりません。私の家だけが安全ですよ~?」 コリス「・・・・わかった。・・・・サキさん。」 コリスはサキに近づいて、彼女に聞き出した。 サキ「ん?どうしたの、コリス君?」 サキはコリスに笑顔を見せる。 コリス「・・・・ティアラさんが僕たちに自分たちの家に泊まって欲しいと言ってきたのですが・・・・・。」 サキ「・・・・・旅館じゃ駄目だって言ったの?」 コリス「ええ・・・・。ティアラさんからは、旅館には不健全な人が多いって・・・・。」 サキ「うーん。でも、他人の家に泊まりこむのもあまり・・・・・。」 イズミ「私は構いませんよ。」 サキ「イズミさん・・・・・。じゃあ、本当に私たちが泊まっても・・・・・。」 イズミ「あなたたちが始めてですから。私たちの家に泊まってくれる人たちが・・・・・。」 サキ「・・・・はい。では、泊まらせていただきます。」 サキはイズミに礼儀正しい態度を見せながら、イズミさんの家に泊まる決意をした。 ティアラ「わーいっ!初めて泊まってくれる人たちだーっ!」 ティアラも自分たちの家に泊まってくれる人たちが来てくれたと思って喜んだ。 サキ「では、私がロードラッシュで行きますので、案内をお願いします。」 ティアラ「私がやりますぅ。」 こうして、サキが運転するロードラッシュは、 イズミとティアラの住む家へと目指していた。サキはティアラの声に従っていた。 ティアラ「・・・・右です。」 サキはティアラの言うとおりに、ロードラッシュを右の方向へ走らせた。 一方、サキとコリスはついにティアラとイズミの民家に来た。ティアラとイズミはその家に戻った。 彼女たちの家は少しだけ古かった。4人はその家に入った。 キッチンでは、コリス、サキ、イズミがテーブルに座っていて、 ティアラが料理の仕度をしたいた。 サキ「ねぇ・・・・・。イズミさんは料理作らないの?」 ティアラ「・・・・はい。あの過去から何故かその気がないって。だから、私が、 いつもこの家で料理を頑張って、作っているんです。」 イズミ「・・・・ごめんね。いつも苦労かけて・・・・・・。」 ティアラ「いいですよ。たまにはこういうのも好きですから。」 コリス「頑張ってるね、ティアラ。偉いよ。」 コリスはティアラの健気さに微笑んだ。 サキ「・・・・・よし!じゃあ、私も料理手伝ってあげる!」 サキは笑顔で元気良く、立った。 ティアラ「本当ですか!?」 ティアラは自分の料理に手伝ってくれると聞いて喜ぶ。 サキ「うん。私、こう見えても料理得意なの^^」 つづく PR |
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