夜の基地の外では、モモはコリスと話し合っていた。
モモ「それで、あの遺跡の名前もマヤヤンだっけ?」
コリス「はい。」
モモ「マヤヤン・・・・それは現代も存在している古代種族よ。」
コリス「古代種族!?でも、現代にも存在してるって・・・・?」
モモ「マヤヤン・・・・・一億万年前より哺乳類が頭脳を持ち、人の姿もなれるようになった。
その同族を集めるために大いなる文明を栄え、平和に暮らしてきた・・・・。
しかし、時は原始時代となり原始人と言う最初の人類と出会うが、彼らを喰おうとした。
時は過ぎ戦国時代。人類は恐るべし荒くれ者と見なし、文明を見知らぬ世界に隠した。
彼らは現代に至るまで、人には見えない地底の世界で静かに平和に暮らしていた・・・・。
幼い頃、私がマリンナーサのパパやママから聞いた話よ。」
コリス「そうですか・・・・。しかし、
何故、その像からマリンナーサの王子とかウルトラマンとか語っていたんだけど・・・。
まるで僕を知っているかのように・・・・。」
モモ「その像はマヤヤンが我々の世界に残した物らしいわね。しかし、何のために・・・・。」
コリス「マヤヤンの世界へ行きましょう!」
モモ「何だってぇ!?」
コリス「あの世界へ行けばあの人が何をしようかわかるはずです。
それに、何故、僕の存在を知っているのか聞きたいんです!!」
モモ「でも・・・・・・。」
コリス「お願いします!姉さん・・・!」
モモ「・・・・・わかったわ。じゃあ、別の世界へ移動できる魔法はできるわね?」
コリス「・・・・・はい。」
モモ「ただし、私も一緒に行くわ。あんたが無茶すると困るからね!」
コリス「・・・・・はい。」
科学班の研究所
シュドーとテブリッシュ、エリート科学者の一人、エヴィンは大きなモニターを見ていた。
映っているのは、約3機の輸送機が空を飛んでいた。
エヴィン「見たまえ。我等が同士たちは今、この基地に急行している。
あと、1時間ほど到着するだろう。その間に我々で少しでも研究を努力しなけえばならん。」
テブリッシュ「俺も手伝う。」
エヴィン「いや。無理はしないでいい。君の使命は怪獣と戦うんだろう?」
シュドー「どうかねぇ・・・・。テブリッシュは頭がいいんだぜ。
昔の怪獣事件ではこいつの考えた作戦で解決できたんだ。
だから未知のアイテムの解明も少しはできるかも知れない。だろ?テブリッシュ?」
テブリッシュ「しかい・・・・たまにミスする事もあるがな・・・・・・。と・・・とりあえず、研究に手伝うよ。」
場所はかわって・・・・・コリスは自分とモモの周りに不思議な青の魔方陣を創り出していた。
モモ「へぇ・・・・少しはやるじゃない・・・・・。」
コリス「いきますよ。姉さん・・・・。」
モモ「よし・・・・!」
モモはコリスを抱いた。
コリス「目標、マヤヤンの地底界!ワーピル!!」
ピカアアアァァァァァァァ
魔方陣から出した青い光線はコリスとモモを包み、空へ放った。
コリスとモモはマヤヤンへ着いた。
そこは青い空に、緑の大地。まるで昔の時代のもののような建物や神殿が建てられていた。
そして、そこには数々の哺乳類が擬人化したような人がたくさん、
話し合ったり、歩いたりと楽しく暮らしていた。
コリス「こ・・・・・ここがマヤヤン?」
モモ「ええ・・・・。パパが昔、見せてくれたわ・・・・。」
コリス「まずは情報収集をしてみよう・・・・・・。」
つづく
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